二度目の中学校は”暗殺教室”   作:暁英琉

11 / 75
俺は初めて、そいつの正体を知った

 椚ヶ丘学園本校舎。校門前はほぼ毎日通るが、校内に足を踏み入れたことは一度もなかった。卒業生の多くが有名大学に進学し、多くの著名人に成長する日本有数の進学校。

 その廊下を烏間さんと一緒に歩いている。昨日、鷹岡の件で俺の存在が理事長にばれてしまったからだ。

 さすが私立というべきか、設備は俺の中学や総武高の比ではない。グラウンドいくつあるんですかね。野球場まであるし。

 で、そんなTHE椚ヶ丘な空間に書類上E組の担任と他校の男子。目につかない方が不自然なわけで、四方八方から視線が飛んでくる。やめてくれよ、ぼっちは視線に敏感なんだから。

 それにしても、なんというか……。

 

「失礼します」

 

「っ……失礼します」

 

 思考をしていたらいつの間にか着いたようで、烏間さんに続いて室内に入る。清潔感のある室内で、棚の上にはいくつもの盾やトロフィーが飾られているいかにも“理事長室”といった部屋の最奥の席に、その人は佇んでいた。

 

「いらっしゃい、比企谷君」

 

 理事長は立ちあがると、部屋の脇の応接スペースに俺達を促してきたので、烏間さんに倣って隣の席、理事長の向かいの席に座った。うわぁ、ものすごい重圧。さすがこんなマンモス校のドンやってるだけの事はあるな。

 

「いやぁ、昨日は本当に驚いたよ。書類仕事をしていたらいきなりパソコンが起動して、見覚えのある場所の映像が流れるもんだからね」

 

「その件はすみませんでした」

 

 やったことを見ればハッキング、立派な犯罪だ。当然、非は俺にある。

 しかし、頭を下げる俺に理事長はいやいやと首を横に振って否定の意を示してきた。

 

「事が事だったからね。我が校の教育現場で知らずに暴力を肯定してしまうところだったのだから、むしろ感謝しているよ」

 

 学内格差は推奨しているが、肉体的暴力は禁止しているのか、なるほど。まあ、後者は明らかに問題だもんな。

 

「しかし、まさか私の知らない間に高校生がE組に所属していたなんてね。比企谷八幡君、でよかったかな? 総武高校では厚生労働省の特別教育プログラム試験生という扱いになっているようだね」

 

 え、俺そんなよくわからん扱いになっていたのか。烏間さんに視線を送ると小さく頷き返してきた。

 

「彼は超生物の過失で奴と遭遇してしまいまして、急遽暗殺メンバーに入ってもらったんです。報告が遅れてしまって申し訳ありません」

 

「現場のことですから、今後そういった報告は怠らないよう気をつけてください。今までは特に何もありませんでしたが、『なぜ総武高校の生徒がE組に』なんて生徒が不審に思って、私が対応できなかったら大変ですからね」

 

 そうだよな。ここから総武高自体結構距離があるし、総武高の制服、特に冬服なんかは目立つ。それがE組にいることが分かれば本校舎の人間はプチパニックになるかもしれない。

 恐縮する俺達をよそに、「それにしても」と理事長は続ける。

 

「犬を助けて交通事故とは……ずいぶん思い切ったことをしたみたいだね」

 

 ……なんで一日でそんなことまで調べ上げているんですかね。この人、実は教育者の皮を被った諜報員かなんかじゃないの?

 

「まあ、身体が勝手に動いちゃったんで、思い切ったのかどうかは自分ではわかりませんけどね」

 

「勝手に……? 何も考えていなかったのかい?」

 

 目を見開かれて驚かれてしまった。そんなにおかしなことを言っただろうか。実際、考える暇もなかったし。

 

「強いて言うなら動物好きですし、そのせいですかね。気がついたら自転車蹴飛ばして飛びこんでましたし」

 

 小型の飼い犬だったし、轢かれたらひとたまりもない。飼い主も悲しむだろう。と、今なら考えるが、やっぱりあの時はなにも考えていなかったと思う。

 

「君は……強いんだね」

 

 強い? それは何か違う気がする。俺のあの行動は「無謀」というのが正しいだろう。本当に「強い」のなら怪我なんて負うこともなかっただろうからな。

 

「強くなんてありませんよ。むしろ最弱の方がしっくりきます。学力も落ちこぼれて『弱い』ですからね」

 

「っ……!」

 

 あれ? またおかしなこと言ったか? この学校で一番明確な強さは学力だと思ったのだが……。E組のほとんどの生徒も学力不振で転級になったらしいし。

 首をかしげていると、理事長は顎に手を当てて少し考えた後、一度頷いてにっこりと笑った。

 

「わかりました。比企谷君のE組参加は許可しましょう。生徒に何か聞かれた場合は私立と公立の学生交流の一環として、高等部とは別にE組も体験している、ということにしておきましょう」

 

「わかりました。ありがとうございます」

 

 ホッと胸をなでおろす。中途半端な立場の俺は鷹岡のように理事長の一声次第でE組に残ることができなくなってしまう。とりあえず、山場は越えたと言ったところだろうか。

 本題も終わったところで、さてどう切り上げて退室すればいいのだろうかと思い、烏間さんに任せようと決め込んでいると、理事長が俺の資料を眺めながら再び口を開いた。

 

「入試の成績を見る限り、比企谷君は文系科目が得意なようだね。特に国語。読書が好きなのかい?」

 

 だから、その情報どこから調べ上げてるんですか? ひょっとしてこの人も総武高のデータベースハッキングとかしてない? やだ、ハッキングが日常になりつつある!!

 

「まあ、読書は好きですね」

 

 ライトノベルも好きだが、純文学やミステリー、面白ければどんなジャンルも好きだ。読書は一人でできる娯楽だしな! 別に泣いてないぞ!

 

「そうかそうか、それじゃあ君にはこれを貸し出そう」

 

 そう言って手渡してきたのは一枚のカード。椚ヶ丘のエンブレムがあしらわれたそれには「図書館利用許可証」と書かれていた。

 

「うちの図書館はこの近くで一番大きいから、利用したい時はいつでも利用しなさい。それには私のサインも入っているから、校内の通行証にもなるからね」

 

「はあ……どうも」

 

 なんというか、想像していた人物とはだいぶかけ離れている気がする。エンドのE組なんていう見せしめのクラスを作るような人なのだから、名目上E組所属の俺にも同じような対応をされる覚悟はあったのだが。

 まあ、使っていいというのならありがたく使わせてもらおう。さすがに自腹で本を買うには学生の財布は寒すぎるからな。

 

 

     ***

 

 

 七月ということは、夏真っ盛りである。要は毎日のように気温は三十度を余裕で超える地獄のような月なのだ。

 そんなもの、文明の利器がいくつも開発されているこのご時世、屋内にいればどうということはない。……そう思っていた時期が、俺にもありました。

 

「この平成の世に、エアコンもない教室なんて……」

 

 そう、このE組校舎にはエアコンがないのだ。なんなら扇風機もない。窓を開けての自然風だけが唯一涼を取れる手段だが、その風すら生ぬるいのだ。

 端的に言って地獄。

 

「あっぢー……」

 

 E組全員既にグロッキー。暗殺はおろか、勉強どころですらない。なにせ、当の担任が熱さにぐったりしているのだ。授業もだらだらと進むばかりである。ていうか、放課後に寒帯に逃げんな。日本の教師なんだから日本の暑さを甘んじて受けろ。

 

「でも、今日はプール開きだよね! プール楽しみ!」

 

 倉橋が空元気気味に声を上げる。椚ヶ丘学園では今日からプールが解禁されるようだ。お手軽単純な避暑手段だが、E組にとってはそれすらも地獄らしい。本校舎にあるプールまで炎天下の中片道二十分、しかも帰りはプール疲れの上に上り坂だ。

 人呼んで、E組死のプール行軍。そう聞くと、むしろ行かない方が正解なのではないだろうか。動かない方が暑くないしな。動かなくても暑いのが今なんだよ!

 

「仕方ない、これでは授業になりませんし、全員水着に着替えてついてきなさい。裏山の沢に涼みに行きましょう」

 

 口々に漏れる不満に殺せんせーが折れて、教科書を閉じると立ちあがった。それ、自分が涼みたいだけなんじゃないの? まあ、俺もそろそろ限界だったので、余計なツッコミを入れずについていくことにした。

 

「そういえば、お前は大丈夫なのか?」

 

「ほえ?」

 

 なんだほえって、あざとい。まあ、こいつがあざといのはいつもの事だが、律は精密機械だ。これだけの暑さではだめになってしまうのではないだろうか。

 

「稼働機能を縮小することで、今はなんとか安定を保っています。しかし、ノルウェーのマスターも日本の気候は想定していなかったようで、これ以上気温が高くなることを考えると、冷却ファンの搭載を検討した方がいいかもしれません」

 

 ノルウェーの研究者たちよ、お前らはどれだけ現場が見えていないんだ。律は研究所で動いているんじゃない! 現場で動いているんだ! まあ、理由が理由だから、律の開発者も許可を出すだろう。律が動かなければ損失を食うのはあっちなのだから。

 

「はっちゃん! 早くいこーよー!」

 

 いつの間にか着替えたらしい倉橋がジャージに身を包みながら駆け寄ってくる。いつもはゆるふわほんわか少女なのにこういう時はきびきび動くのな。

 

「そうですよ八幡さん! 早く行きましょう! クールスポットが私たちを待っています!」

 

 さらに、さっきまで隣の大型筺体で話していた律は当然のように俺のスマホに潜り込んでいた。ご丁寧にスク水姿で。ほんとあざといなこいつ。

 

「……着替えてくるから待ってなさい」

 

 今まで小町くらいとしか接してこなかったから気付かなかったが、ひょっとすると俺は年下に弱いのかもしれない。

 

 

 

「裏山に沢なんてあったんだ」

 

 殺せんせーについていきながら、速水がぽそっと呟く。俺も裏山にはほとんど入ったことがなかったから知らなかった。

 

「……一応な。って言っても、足首まであるかないかの深さだけど」

 

「それ、水着で行く必要あるか?」

 

 足つけて涼むくらいしかできなさそうなんだけれど。そんな俺の疑問に千葉がいや、と首を横に振る。

 

「うちのクラスってアクティブな奴多いからさ。案外水かけ合戦とかしだすんだよ」

 

 指差された先を見ると、杉野や前原がそんな話をしていた。一歳しか違わねえのに、あいつら元気だなぁ。いや、俺の反応も普通の十五歳の物のはずだ。決しておっさんじみているわけではない……はず。

 自分がおっさんではないと脳内自己弁護をしていると、先行していた殺せんせーが立ち止まり「さて皆さん!」と良く通る声ヌルヌルボイスを響かせた。

 

「いくら先生がマッハ二十を出せたところで、できないことも存在します。その一つが君たちをプールに連れて行くこと。残念ながらそれには一日かかってしまいます」

 

 …………は?

 

「一日って大げさな。本校舎のプールなんて歩いて二十分程度ですよ」

 

 磯貝の言うとおりだ。というか、本校舎のプールに生徒を送るくらいならマッハ二十で可能では――

 

「おや、誰が本校舎のプールと言いましたか?」

 

「え……?」

 

 本校舎のプールじゃない? 一体どういう……いや待て、なんか音が聞こえないか?

 かすかに聞こえるサアァァという涼しげな音。そして殺せんせーの奥の茂みからかすかに覗く、何かに反射するような光。まさか……まさか……。

 全員が駆けだし、薄い茂みをかき広げると――

 

「「「「うわあっ!!」」」」

 

 見るからに冷たそうに流れる水。その先に開けられたほぼ直方体の空洞には並々と水がたまり、数レーン作るようにコースロープが浮かんでいる。端の岩場には二つの飛び込み台に、ベンチまであって……。

 

「なにせ小さな沢をせき止めたので、水がたまるまで二十時間!」

 

 この担任……プールを自作しやがった!

 

「ばっちり二十五メートルコースの幅も確保。 オフシーズンには水を抜けば元通りですし、水位を調整すれば魚を飼って観察もできます」

 

 っていうかこれ……ダムじゃん!!

 

「製作に一日、移動に一分。後は一秒あれば飛びこめますよ」

 

「「「「い……」」」」

 

 それを聞くや否や各々羽織っていたジャージを脱ぎ去り――

 

「「「「いやっほおう!!」」」」

 

 喜び勇んでプールに飛び込んでいった。

 まったく、こうやって生徒を喜ばせてくるから、うちの先生は時々ターゲットであること忘れちゃうんだよな。

 

「比企谷君も早くー!」

 

「早く来ないと水かけちゃうよー!」

 

 矢田が手を振って呼んできて、速水が手で水を掬ってニヤッと笑う。さすがにジャージが濡れるのは勘弁したいなと苦笑して律がプールを眺められるようにスマホを岩場に立てかけて、ジャージを脱ぐと、皆の待っているプールに飛び込んだ。

 ザブンと頭まで水中に沈みこむと、暑さで火照っていた肌がキュッと締まるような感覚に陥る。目を開けてみると、びっくりするほどクリアだ。魚とかいたらテレビの水中映像より綺麗な光景が見られるかもしれない。

 

「ぷはっ、つめてー!」

 

「ははっ、比企谷君もテンション高ーい!」

 

「そんな顔もするんだね。もっと冷めてるのかと思ってた」

 

 速水の言葉に内心少し同意する。俺自身あまり感情を表に出すタイプではないと思っていたし、今までは事実そうだった。

 

「まあ、お前らと一緒だからじゃないかな?」

 

 今まではいつも一人だった。それが日常だったし、途中からは能動的に一人になるようになっていたから寂しいなんてこともなかった。

 けれど、こうしてこいつらといて、馬鹿みたいにふざけるのが楽しいと思えるのは――

 

「俺の中で、お前らの存在は予想以上に大きくなってるってことなんだろうな」

 

「……そっか」

 

 何気なく漏れた俺の呟きに矢田は笑みを浮かべる。対して速水は――

 

「…………」

 

 ぽかーんと間の抜けたように口を開いたまま、じっと俺を見つめていた。

 

「……どうした速水?」

 

「っ!?」

 

 声をかけるとはっとして唇を引き結ぶ。限界まで開かれた瞳を右へ左へ泳がせて、くっついたように開かない唇をむにむにと動かす。なに? 本当にどうしたのん?

 やがて、ようやくくっつくことをやめた唇が開き――

 

「な、なんでもないわよ……バカ……」

 

 そっぽを向きながら尻すぼみに消えていく言葉を残して倉橋と茅野の方へ泳いでいった。

 

「…………なんで罵倒されたの、俺……」

 

 思わず目尻を湿らせる俺に、残った矢田はただ乾いた笑いを漏らすだけだった。いや、潜ったから既に目尻濡れてんだけどね。

 最近思うのだが、現実のツンデレはツンデレなのか本当に嫌がっているのか分からないから困る。なんか怒らせるようなことしちゃったかなぁ、と答えの出ない問題を考えながら周りを見渡して……驚きのあまり水中で足を滑らしそうになった。

 

「な、渚……」

 

「あ、比企谷君! ……どうしました?」

 

 呼びかけに応じて寄ってきた渚は俺の表情を見てかわいらしく小首をかしげる。小柄な体躯、細い腕、少し撫で気味の小さな肩。どう見ても女子にしか見えなかったそいつは……しかし男子用の水着を装着していた。

 

「お前まさか……」

 

 いかな男装女子とはいえ、上半身裸なんて思春期女子なら恥ずかしくて憤死レベルのはずだ。しかし、当の本人は平然としていて、俺にある仮説を浮上させる。

 

「お前……男、だったのか……?」

 

「今更!?」

 

 ここにきて一ヶ月、クラスの中でも割と絡む方の奴の性別を間違えていたなんて、誰が想像できようか。だってこいつやたら小さいし、ツインテールだし、水中にある上半身を見ても下手な女子より細いし。そりゃあ、鷹岡の時はちょっとかっこよかったけど……。

 

「ずっと茅野と百合コンビなんだと思ってた」

 

「ひどいよ!?」

 

 ポカポカと涙目になって胸板を叩いてくるが、全然痛くない。むしろ余計に可愛いゲージが蓄積されたまである。なにこいつ天使かな? いや、天使は小町一人のはずだ!

 

「はははっ、しょーがないよ渚。あんたやっぱり普段は男に見えないもん」

 

「男装女子、ある意味王道だからね」

 

 近くで遊んでいた中村と不破が声を上げて笑いながらも俺に同意してくる。やっぱそうだよな。俺の感覚が間違っているわけじゃないよな?

 

「身体が小さいのは……仕方ないけど。この髪型は茅野がやってくれたのだし……」

 

 あー、だから茅野と同じ髪型なのか。百合カップル特有のペアルック的サムシングだと思ってましたごめんなさい。

 

「けど、それ気に入ってるんでしょ?」

 

「まあ……そうだけど……」

 

 実際ミニサイズツインテールはお気に入りらしく、俺を怒るに怒れない何とも言えない表情になって三白眼で睨みつけてくるのだが、いかんせん身長差のせいで、ただ上目づかいになっているようにしか見えない。

 

「悪かったって。これからはもう間違えねえよ」

 

 水に濡れて重くなった髪をぐしゃぐしゃと撫でるが、未だに不満たらたらな視線を送ってきた。相当不機嫌ですね渚君。

 

「なーんか、こうして見ると兄弟みたいじゃん」

 

「まあ、渚にはいもう……弟分みたいなもんってこの間言ったばっかりだからなぁ」

 

 なんならこのクラス全員を妹分弟分扱いしたまであるが、面倒くさいので黙っておこう。

 

「今、妹分って言おうとしたよね!?」

 

「……聞き間違いじゃないか?」

 

「なにその間!?」

 

 追いかけてくる渚を潜水で回避して、それを見て皆が笑い声を上げて、最終的には水中鬼ごっこになって。

 うん、やっぱりこのクラスで遊ぶのは、心底楽しい。




理事長回とプール回でした。理事長編がやけにあっさりしているのは、まあ伏線的なやつということで。

渚の性別をここでようやく判明させたのは、中村の「あんた男だったのね」の影響がでかいのは否定できません。修学旅行前から開始していたらワンチャンそこでわかったまであるかもしれないけど、さすがに高校生は中学の修学旅行に連れて行けないよねー。

最近はちょっといろいろ忙しくて、書く時間があまり取れません。書き溜めていた分もだいぶ少なくなってきたので、もうちょっとしたら毎日投稿も終わっちゃうなとか思ったり。

それでは今日はこの辺で。
ではでは。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。