グリムガルの冒険者   作:龍神王聖人

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お久しぶりです。
合間合間に書いたのでおかしな部分があるかもしれませんが、追々修正していく予定です。
 それと、戦役編は前後で収められる気がしないので数話に分けることにしました。

 では、拙いですが、どうぞ。


第八話 とある森の戦役 Ⅰ

 突然の襲撃にエルフの町は混乱を極めていた。

 

 

 けたたましい鐘の音が影森全体に鳴り響くと同時に、影森の外壁の抜け穴を突破したと思われるオーク達が町の東西南北にある出入り口の一つを挟み撃ちで襲われ、呆気なくその門は陥落したーーー夕方に近いとは言えまだ、義勇兵達が帰還していない現状況は手薄と言っても過言ではなく、また仮にも帰還を果たしていたとしても、狩りによる疲れの影響で万全な状態にならないため、義勇兵が一体倒せて一人前と言われる程、グリムガルで強い部類のオーク、しかも、数十体を相手には、例外を除いてできないだろうーーーこれといった抵抗も出来ずに出入り口周辺はオーク達によって占拠されてしまった。

 

 勿論、オーク達の侵攻がこのままで終わるわけもなく、オーク達に占拠された出入り口から、次々とオークが雪崩れ込んで来る。

 

 入ってくるオーク達それぞれがそれなりの武装を身に纏って、エルフ達の町である影森に侵入を仕掛けてきたのである。

 

 

 突然のオーク達による奇襲で、現在、建物の倒壊や民間人、辺境軍(義勇兵を含む)、エルフの同盟軍にそれなりの被害を被りながら、大きく戦線を後退させられ、少なからずの損害と被害をもたらされた。

 

 

 雪崩れ込んでくるオークはゆうに百は超え、中には知能がないとされている魔物を従える個体もいた。

 オークの群れは未だに途絶えることもなく、出入り口から、侵入している。

 

 これにより、本格的な同盟拠点の防衛戦が強制的に始まることとなった。

 

 そんな状況下で、休日中のヴェルス達とフィルヴィスはオーク達との交戦を余儀なくされていた。

 幸い、盗難防止というよりは護身用として持っていた武器を操り、襲撃してきたオーク達を次々、迎え撃っていた。

 

「オッシュ!」

 

振り下ろされる片刃の剣で攻撃してくるオークにヴェルスは全長二メートルくらいの至って平凡な短槍の石突きで片刃の剣を持つ手首を的確に突いた。

 石突きの鋭く的確な突きで、オークは片手で持っていた片刃の剣を落としてしまい、それによって僅かに動揺し硬直した。

 そして、その隙を見逃す程、ヴェルスは甘くない。ヴェルスは短槍で袈裟斬りの容量で切りはらいオークを一撃で沈めた。

 それらのやり取りを僅か数秒程で終わらせ、次のオークと闘い始める。

  

 

 次々と攻撃を仕掛けては、オーク達を屠り続けながら、民間人を守りつつ、ゆっくり後退しながらヴェルス達は闘っていた。

 しかし、運悪く、侵入場所に割と近かったためか、初っ端からの遭遇戦である。

 オーク達の攻撃を躱しつつ、約一~三秒程の瞬殺劇を短槍を片手に繰り広げるヴェルス。

 

「光よ、ルミアリスの加護の元に癒し手(キュア)

 

その背後で、光魔法を駆使しながら、歩けない重傷者を中心に怪我を直しながらも、手に負えず帰らぬ人になってしまった人を見る度にその端整な顔立ちを険しい表情に歪めるメリイ。

 

「一掃せよ、破邪の聖杖(いかずち)

 

詠唱過程を慣れた様子で一瞬で終わらせ、短剣で切られたオークの傷口に短杖(ワンド)を突き刺す。

 

「ディオ・テュルソス!!」

 

短杖から放出された雷がオークの体内へ叩き込まれた。

 この世界でエレメント関係以外では珍しい部類に入る魔法によって、不自然に何度も痙攣するオーク。電流はそのオークの体内を駆け巡り、留まりきれずに、辺りに放出され、周辺のオーク達を巻き込み、葬るフィルヴィスは大技を放ったにも関わらず、未だに余裕そうに見える。

 

 しかし、それぞれが役割をこなして行く中であっても、オーク達はその数を徐々に増していき、やがて、戦局が厳しくなり始めていた。

 

「っ!、フィルヴィス!・・・あとどのくらいその魔法を打てる!?」

 

目の前の敵を瞬殺し、後退しながらもヴェルスは、同じく魔法でオーク達を翻弄したフィルヴィスにタメ口で尋ねる。

 

「あと、9発が限界だ。それ以上は倦怠感がひどくてできそうもない!」

 

フィルヴィスはそれなりの音量で、答えると、ある疑問に気づいた。

 本来なら、初対面の相手である自分に対して癪に触りそうなタメ口もヴェルスからのタメ口だと、聞いても不思議と何故か癪に触らない。

 その事に少しだけ疑問を感じつつもわざと接近を許したオークに対して、短剣を持ち替えて項を切り裂いた。

 

「くっ、わかった!ーーーなら、あそこにある一番高いツリーハウスまで、民間人を避難させつつ、ゆっくり退避するぞ!」

 

「ーーーわかった!・・・っ!?」

 

三人だけで、無茶とも言えそうなヴェルスの提案にフィルヴィスは咄嗟に了承し、すぐにヴェルスに対する心情に疑問が生まれた。

 

 

 

ーーー何故、会って間もないはずのヴェルスをここまで信頼しているのだろうか?

 

今日はフィルヴィスにとって奇妙な日であった。いや、もしかしたら、ヴェルスもそうかもしれない。

 初対面にも関わらず、お互いの名前を言い当てたり、普段は異性には肌も触れさせない程の取り柄とも言える身持ちの堅い筈にも関わらず、気づけば気を許せるどころか、下手すれば心を許せる程に信頼し、雑談をていた。

 疑問は深まるばかりで、袋小路に陥ってしまう。フィルヴィスはそこまで考えて、考えるのをやめた。

 今、戦闘の中にある自身が考えるべきことではないからだ。戦闘への注意を疎かにすると、手痛いしっぺ返しをくらう。

 そのため、今は(・・)戦闘に集中することに務める。

 

 

 

 フィルヴィスが戦闘に集中し始めた頃、メリイも目の前で行われたやり取りを見て、同じ事を考えていた。

 今日、出会って初めてにも関わらず、フィルヴィスとヴェルスの間に何かあるのは間違いないと第三者のメリイが確信できてしまう程にあまりにも親密的に見えた。

 その光景を見る度に段々と心の底から黒く燃えるような感情が徐々に溢れてきていることに、今更気づいた。ヴェルスが親密的にその女性と雑談をしていて、メリイも雑談に加わっているにも関わらず、自分より楽しそうにフィルヴィスと会話を交わしているヴェルスにどこか、面白くなさを感じていた。

 この感情はなんなのか、気づくのに時間は掛からなかった。

 しかし、そんなことはあってはならない、思える訳がないとメリイは思ってしまう。

 なぜなら、

 

ーーー私は仲間を死なせた神官だから。

 

その思いが、メリイの心を蝕んでいた。

 昔に比べればマシになった方ではある。しかし、

 

ーーー私がそんなことを思う資格なんて・・・

 

その感情は未だに心の奥底に居座り、メリイのヴェルスに対する思いを縛り上げていた。

 

「ーーー!!ーーーメーー!!ーーーメリイ!!」

 

思考の海に沈みかけていたメリイを何とかオーク達を退かせたヴェルスの声が引き上げられた。

 

「・・・何?」

 

何となく、ヴェルスから目線を逸らし、どこか暗さを印象づけるメリイの表情にヴェルスは一瞬、動揺するが、今はそれどころではないので、そのことは後回しにして、本題を告げた。  

 

「・・・メリイ、民間人の避難はどうだ?」

 

その質問に表情をなんとか、取り繕えたメリイは頷いて、答える。

 

「大丈夫よ。避難はヴェルスとフィルヴィスがオーク達を足止めしてくれたおかげで、何とか終わったわ。」

 

その言葉を聞いて一瞬だけ安堵の表情をヴェルスは見せた。

 

「そうか!ありがとな!。じゃあ、一先ずはさっき言ったツリーハウスに撤退するぞ!!」

 

ヴェルスはメリイの肩を軽く叩いて労うと一瞬にして表情を引き締めると、メリイに対して、次の指示をだした。

 

「・・・了解。」

 

メリイは少し間を置いて気まずく応えた。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 オークが街に侵攻して、1時間が経過している。

 ヴェルス達は退避場所として入った際、ツリーハウスを一時的にここを拠点として、使うことにした。

 ツリーハウスの内装はとても綺麗で清潔な空間が広がっていて、人が座るだろう席が木製のテーブルを挟んで何席かがセットになっていたり、カウンターに席が複数あることから、カフェか酒場などの飲食店かなにかと思われるが、食料の充実、立地条件などから、逃げ遅れた様子の店主とその家族、店内にいた客の許可が揃ったため、ヴェルス達は店主とその家族を守るかわりに拠点として、使わしてもらえることになった。

 

 

 拠点を獲得したヴェルス達はとりあえず、周辺の状況の確認をする事にした。

 確認といっても、ヴェルフ達全員が動く訳では無い。

 まず、ヴェルスとフィルヴィスが交代で、一人づつ偵察に出向き、町の侵入者(オーク)達の様子を観察しつつ、バレないように敵を各個撃破しながら、拠点に帰還する。メリイは残って、ヴェルスとフィルヴィスのどちらかとコンビを組んで、拠点を守る。

 そうした行動で現状を把握しつつ、敵の数を減らしていく。

 各個撃破に関しては、ヴェルスが物陰からの奇襲し、オークに気づかれたら皆殺しにしているのに対して、フィルヴィスは一カ所に集まるように仕向け、オーク達が集まったところを素早く詠唱を終えた魔法で撃破するものであり、また、失敗しても魔法によって、気付いた敵を片手剣と下位魔法で情け容赦なくーーー町を襲った時点でフィルヴィスにとっては情けをかける必要はないと思っているがーーー、一騎当千するといった、各個撃破とはとてもではないが言えないことになっている。

 二人が各集団を撃破しているため、最早、各個撃破ではなく、各集撃破になっている。と比較的高所に設置されているツリーハウスからその状況?いや、戦況を眺めて思っていたのは、決してメリイだけではないだろう。あと、各個撃破の意味が違うとも思っている。

 

 意味を履き違えたことに気づかないまま各集撃破を終え、疲労を全く感じない動きで戻って来たフィルヴィスは一つ息を付いた。

 

 今、ヴェルス達の戦況はかなり良くなっていて、オーク達が迂闊に侵攻できておらず、最初に陥落した西門から、南門への侵攻が他と比べて大きく遅れていた。

 一方、全体的な戦況は西門に続き、北門、東門が陥落し、その周辺はオーク達で溢れかえっていた。また、侵攻が未だにされていない場所は、ヴェルス達がいる、西門にほど近い拠点を中心とした場所と、東門の南から南門の周辺、それから、町の中枢が集中した中心部などが、残っている。

 中心部はチームアキラが用事で居合わせたのだろう。チームアキラを中心に迫り来るオーク達を撃破し中枢への侵攻を阻止していた。南門周辺は一番近い西門周辺の南門側はヴェルス達が食い止めてるその恩恵によって、一番後回しになったことと、避難する際、ヴェルス達がオーク達と闘う姿を見たエルフの住民や兵士達が、逃げもせず、赤の他人である自分達の為に戦っているヴェルス達に当てられて、陥落した東門の周辺の中で、南側をオーク達の侵攻を食い止めていた。

 

 

 

 

 それらの光景を町で一番高い所にあるツリーハウスから、うっすらと確認したヴェルスは、険しい表情を浮かべる。それをまた何時無茶をしでかすかをメリイがハラハラした面持ちで監視するように見張る。ヴェルス達と共に登ってきたフィルヴィスは遠くに見える惨状にその端整な顔立ちを歪めていたが、周囲の警戒を動揺した様子も無く気丈に徹していた。 

 

 今の不利に近い現状に流石のヴェルスでもその表情を歪め、どうにか打破できないか頭を悩ませていた。

 今回、ヴェルスがいくら集団が得意と言っても、この防衛戦では、まず、無事ですむ保障は皆無で、下手したら死ぬかもしれないのだ。それらのリスクを無視してまで挑むメリットも自身に取っては皆無なため、どうすべきか、短い時間の間、悩んでいた。

 メリイは監視である。ヴェルスがノリで無茶を何回かやらかしたため、今回はその無謀(無茶ではない)を何としてでも止めるつもりである。

 いくら強いといっても、動く度に僅かとはいえ蓄積する肉体的疲労や使う度に起きる武器の劣化など、不安要素が溜まりに溜まって一気にくる、それも、この延長戦に成りかねないーーーメリイは、ヴェルスとチームアキラの存在があるため、孤高無援の状況にあるにもかかわらず、延長戦になると確信しているーーー今の状況には、絶対に避けなければならない為である。

 フィルヴィスはオーク達の町に対する進行状況とそれによる、被害の規模を確認していた。

 

 そんな状況の中、確認を終えたフィルヴィスがヴェルス達の元へ戻ってきた。

 

「ヴェルス、メリイ。」

 

戻ってきたフィルヴィスはどこか、暗めで端正な顔立ちをやや青ざめさせていて、その声音も何となく暗く感じられた。

 

「フィルヴィスさん、大丈夫?・・・顔色が良くないようだけど・・・。」

 

町の偵察の時に恐らく同胞の悲惨な状況をみてしまったのだろう。気丈に振る舞いながらも、メリイには見抜ける程に顔色が悪く、辛いのは確かな筈にも関わらず、その瞳にはまだ、光を宿した状態で、絶望しているわけでは無いことは窺え、片手で大丈夫なことを伝えた。

 

「・・・辛いでしょうけど、・・・その、町の状況は?」

 

メリイは辛い事を聞くかもしれないことに少しの躊躇いを覚えていたが、表情を少し歪めながらも、偵察から戻ってきたフィルヴィスにまず、知りたい事を聞くことにした。

 

「・・・ああ、フィルヴィスは状況の確認をしてたのか、悪いな。それで状況は?」

 

ヴェルスは遅れながらも、フィルヴィスに気付き、その表情を見て何か察したが、それに関しては触れず、メリイと同じ問いをなげかけた。

 一方、問いかけられたフィルヴィスはその表情を曇らせながらも、先ほどの状況に加え、現在の進行状況を話す。

 

「まず、門周辺はオーク達に占拠されていたのが、更に拡大して、占拠された東門から北上して、北門周辺も陥落した。

 それから、その二つの門を中心に侵攻され、先程、商店街の半分と、北門周辺に近い辺境軍駐留所がやられた。

 これによって、現在、町の約三分の一がオーク達に占拠された状況だ。

 このままいけば、もうすぐ、ここにもオーク達が押し寄せるだろう。」

 

その報告を聞いたメリイが僅かに目を見開き、驚愕する。

 

ーーーいくら何でも早過ぎる。

 

敵勢力をこの影森の町に侵入を許して、まだ、三人の体感的に三十分も経過していないだろう。 

 本来なら、町を守るエルフの部族で構成された自警団か、影森に支部を置く義勇兵たちが、動くはずで、いくら、狩りで疲労した義勇兵でも、ある程度余力を残している筈だし、守りが手薄であっても、エルフの自警団は、人類種との同盟前まではその自警団だけで、この町を守ってきた筈なのである。

 故にこの二勢力の防衛軍が簡単に此処までの侵攻を許すはずがないのだ。

 しかし、現実は非情で、遠方に見える煙や、聞こえてくる騒音が現実を物語っていた。

 

「・・・しかし、この今回のオーク共の侵攻はあまりにも早過ぎる。

 考えられる原因は、一つ目は、敵が強者揃いで、侵攻がエルフの精鋭や義勇兵を歯牙にもかけない程の勢力であること、二つ目は、新手の攻撃手段をオーク共が所持し、防衛軍が対処しきれていないこと、三つ目は、・・・あまり信じたくはないし、ないと思ってはいるが、内通者の存在だ。」

 

 フィルヴィスも、この早過ぎる敵勢力の侵攻を疑問に思っていたようで、目を細めながら、自身の見解を口にする。

 

「流石に内通者はいないだろ。・・・万に一つはあるかもしれんがな。」

 

 そこへ、聞き耳を立てていたヴェルスが苦笑しながら、口を開いた。

 内通者が居たならば、オーク達となんらかの繋がりがあるのだが、数百年前からの因縁深い仇敵である、オーク達と手を組んでどんなメリットがあるのか、それ以前に下手したら、両勢力に敵対される恐れがある奴にオーク達が手を組んでくれるのかさえ疑問であるのだが、それでも、『ゴブロウタという例外』が存在感を放っていて、ヴェルスでも完全に否定はできなかった。

 もっとも、今回は、人間、或いはエルフに内通者がいて、敵対勢力であるオークに寝返る構図で、人間や同盟種族には、特に容赦が無いーーー、一部を除くー一ー種族であるオークに寝返ってもメリットよりデメリットの方が圧倒的で、三つ目の可能性は天文学的確率でほぼ無いと言って良いと思われる。

 

「次に一つ目の可能性だが、・・・あり得なくはないが、今回は無いと思う。はっきり言って、どいつもこいつも闘った相手は雑魚ばかりだった。少なくとも、俺が戦った相手はな。

 フィルヴィスはどうだ?ナナンカに行ったってことは、オーク達と闘ったことがあるんだろ?」

 

問いかけた問いにフィルヴィスは頷き

 

「ああ、確かに私もナナンカのそれよりは遙かに弱いとそう思った。しかし、小手調べでわざわざ弱い敵を送ってきたとも考えられるが。」

 

と、一つの可能性を口にしてみるが、それにはメリイが

答えた。

 

「あり得るけど、偶然過ぎるわよ。私達にその弱い敵が来るのは。それに、現状的にその可能性は少なくとも無いと思うわ。」

 

メリイの答えにヴェルスが同意するように頷いた。

 

「だろうな。じゃなきゃ、こんなに早く侵攻が進むはずが無い。それ以前にそんな弱い戦力で侵攻を許すほど、防衛軍は弱くない筈だ。」

 

そのヴェルスの答えに

 

「そうね。それに、貴方(ヴェルス)が雑魚呼ばわりする個体は普通の義勇兵にとっては強敵だったなんてザラでしょうし、貴方にとってあの程度の強敵は秒殺できる程度の雑魚なんでしょうね。」

 

さらっと、毒を吐くメリイに睨まれながら、ヴェルスは苦笑いを浮かべていた。

 

「ヴォンホン!じゃあ最後に二つ目の可能性だが、」

 

なんとも言えない空気ー一ーヴェルスにとってだがーーーを大袈裟に咳払いして整えると、二つ目の可能性に言及し始めた、その時だった。

 

「その可能性なら、あり得るかもしれんぞ?」

 

そこに新たな声が響いた。

 




次回は、遅れると思います。
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