原作に故人として登場したジョニー・ランディス。
これは彼の身に起きたかもしれない出来事……を勝手に捏造してみたものである。

この作品は作者がPixiv様に投稿した作品をハーメルン用に水増sげふん、加筆修正したものです。

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ふと思い付いたから書いてみた


Nothing ventured,nothing gained.But……

 私の名前はジョニー・ランディス、とある国の諜報員(スパイ)だ。

 

Nothing ventured,nothing gained.But……(虎穴に入らずんば虎児を得ず。しかし……)

 

 一夜にしてその姿を変えた都市、米国(アメリカ合衆国)紐育(ニューヨーク)、現魔都ヘルサレムズ・ロット。

 世界と異界(ビヨンド)の交わるこのおかしな街に私が来たのはこの街で世界の均衡のため暗躍するという超人秘密結社、ライブラに潜入しその情報を得るためである。

 首尾よくライブラの一員になることのできた私はライブラの構成員との合流場所へと向かっていた。

 当初の合流場所から変更を告げられた新たな合流場所には顔に大きな傷をもったスーツ姿の一人の伊達男が待っていた。

 

「すまないね、急に予定を変更して。スティーブンだ、よろしく頼むよジョニー」

 

 薄く笑みを浮かべ、そう挨拶してくる伊達男──スティーブン氏に私も怪しまれないよう、笑みを浮かべ返答する。

 

「いえ、問題ないですよ。ジョニー・ランディスです。よろしくお願いします、スティーブンさん」

「そうか、それじゃいこうか」

 

 そう言って歩き出した彼の後ろ付いていく。

 と、天気の話でもするかのように彼は言った。

 

「しかし、君も大変だね。仕事とは言えこんな街に来なきゃいけないなんて」

「え?」

 

 おかしな言葉だ、私は『ライブラに所属するためにこの街に来た』、『仕事などではない』はずだ……

 

「あ、そうそう、長官は元気かい?」

 

ッ!!明確な敵意、『私は何処かに所属していたわけではない、つまり長官等と呼ばれるような知り合いは居ない』はず、コイツ気づいてッ……

 

「エスメラルダ式血凍道、絶対零度の小針(アクハデルセロアブソルート)

 

 そう思った瞬間、私が行動(アクション)を起こすよりも速く、私の体は一瞬で凍りついた。

 比喩などではなく言葉通りの意味で。

 

「あと少しって所だったけど残念だったね」

 

 凍りついた私に近づく気配。

 

「あぁ、処理を頼む。すぐ見つかるように……けれど何故かわからないように」

 

 この言葉が私の耳に入る最後の言葉となった。

 

 

 

 私の名前はジョニー・ランディス、元某国の諜報員で今は、ただの物言わぬ骸だ。

 

Nothing ventured,nothing gained(虎穴に入らずんば虎子を得ず)But, it does not necessarily obtained(しかし、得られるとは限らない)And not even the life of the guarantee(それに命の保証もできない)


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