悪魔だけど平和に生きたい   作:ブレイカー

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何だろう。ネタが浮かばなくてやってしまった感が凄まじい。
色々な意味で酷すぎる。

と、とりあえず読んでみてください。
それではどうぞ。





番外編その一『せいはい戦争』

真に願うものがあるのならば立ち上がれ。

 

真に欲しいものがあるなら手を伸ばせ。

 

汝達は欲望の化身。我は願望の結晶。

 

汝達の為に我は存在する。

 

我が欲しければ、他の参加者を蹴散らし奪い取れ!

 

さすれば我は汝の物となろう!

 

第一次『せいはい戦争』開戦!

 

汝が真の勝者になれるよう期待している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんぞこれ?

 

おかしいなぁ。変なプロローグみたいなのが聞こえてきて疑問に思いながら家に入ると何で家の中が火の海になってんだ?

幸い結界のお陰で火は外まで出ていないが中は大変な事になっているんだけど?

 

折角職員会議で、球技大会の話し合いが一段落ついて気分よく家で寝れると思ってたのに、これじゃあ寝れねぇよ。

 

廊下の端を見ると首に『バーサーカー』と書かれたプラカードを着けたラークが気絶していた。

 

まぁあいつはどうでもいいけど、その向かい側に『アーチャー』と書かれたプラカードを着けたレイヴェルちゃんが気絶しているのが気になる。

 

フェニックスだから怪我はあまり心配はしてないけど、流石に女の子をこんな場所で寝かし続けるのは駄目だな。

俺はレイヴェルちゃんを抱えると一先ず安全な外に運び出した。

服が汚れてしまうかもしれないが、炎に焼かれ完全焼失してしまうよりはましだろう。

 

……でもフェニックスの服って燃えるんだろうか?

ライザーの服は怪我と同時に修復されていた気もするけど。

 

そんなことよりも、とりあえず中の様子を知ることが先決だ。

一体何がどうしたんだか。

 

その時、服を引っ張られた感覚がしたので後ろを振り向くと、そこには首に『アサシン』と書かれたプラカードを着け金色の『せいはい』と書かれたカップを持っているミストちゃんの姿が。

……何やってんの?

 

 

 

 

事の始まりはミストちゃん達魔術師が日本のとあるアニメを見たことだ。

 

そのアニメの名前は『運命』。

魔術師として才能のない少年が現代で再現した聖杯戦争に巻き込まれ金髪の女性の英霊(サーヴァント)と共に戦い、聖杯を勝ち取る物語だ。別ヒロインとしてうっかり少女が最終的に主人公とくっつく話もあるらしい。

 

うん。前世で見たことがある気がする。っていうかステイでナイトな作品ですね、分かります。

よし、早速ネットで購入しなきゃ!

 

と、まぁ俺の事は置いといて彼女達、魔術師は今魔術師の中でブームになっているこのアニメを見て聖杯を作ってみたいと思ったらしい。

 

因みにブームになっている理由はとある魔王少女の特撮と比べて遥かに魔術師らしさを再現できている事だ。

あれのせいで魔術師としてのイメージが大変な事になってしまっているので、魔術師の評判を戻すのに最高な作品だそうだ。教団の上層部が泣いて喜ぶ出来だそうだ。

 

……ごめん。俺、その魔術師の評判を落とす作品に出ちゃっているんだ。魔術師のイメージを壊しちゃってごめんね。

 

うん?魔術師の女性陣には俺は好評なの?

皆例のシャワーシーン付き限定DVD買ってた?

……まぁ不評じゃないならいいか。家の資金源でもあるし。

 

話を戻すが、その作品に出てくる聖杯は魔術で作られているらしい。

 

ならば、私達も作れるのではないか?と魔術師達が考えた結果、産まれたのが今目の前にある金色のカップ『せいはい1号(試作品)』である。

 

この『せいはい』は試作品と言うこともあり、あらゆる願いを叶える機能どころか英霊を召喚する機能もない。

しかし、この『せいはい』は勝者にささやかな願いを叶える程度の機能はある。

例えば恋愛成就やら金運向上とか。

所謂、かなりよく効くお守り程度の効力である。

 

今回、俺にこの『せいはい』の出来具合に意見を求めにやって来たミストちゃんが輝姫(馬鹿)に『せいはい』を見られ興味を持たれて内容を説明してしまったことで今回の事件が勃発。

家の中が火の海になってしまったということだ。

 

 

……とりあえず一言言うとしたら馬鹿かと。

 

何故、ささやかな願いしか叶えない『せいはい』を巡って争うんだ。

訳がわからないよ。

 

っていうか幸運になりたいのなら最近俺が作った魔法薬『フェリックス・フェリシス』をあげるけど?

 

これ結構凄い効き目の薬だから大丈夫。具体的には金運なら歩けば金が何処からか飛んできたり、恋愛運なら周りの異性が次々と告白してくる様になる。

 

う~ん、これだけ聞いてると詐欺の幸運の壺と大して変わらない気がする。まぁあっちとは違ってこれは本物だけど。

 

まぁそんなことより家の中の抗争を止めることが先だろう。

 

輝姫とジャンヌが本気で争って無事に終わる訳がない。今でさえ結界があるとはいえ、家が崩壊していないのが不思議なぐらいだ。

 

ただでさえ規格外の輝姫がガチバトルを行えば、家どころか空間すらも切り裂いてしまう。

ジャンヌも本気を出せば大抵の聖剣と比べて遜色ない……否、それすらも上回る聖剣を造り出せる。

 

……本当、何であいつら俺の眷属になったんだろう。

疑問が尽きねぇわ。

 

 

 

 

さて、今回の『せいはい戦争(仮)』がアニメの設定通りなら七つのクラスに分けられて戦っているはず。

 

現在『アーチャー』『アサシン』『バーサーカー』は判明しているので、残るクラスは四つ。『セイバー』『ランサー』『ライダー』『キャスター』のクラスだ。

 

……う~ん、セイバーは輝姫で間違いないだろうし、ジャンヌはそこまで魔術や槍には詳しくない筈だし、バランスブレイクをすれば巨大なドラゴンに乗れるからライダーで間違いないだろう。

となれば残りの家にいる人物はミッテルトちゃんのみなのだが……そうなるとクラスが一つ余る。

 

既にせいはい戦争が始まっているようなので、七つのクラスは出揃っているはずなのだが……あと一人は誰だ?

 

 

……まぁ考えているだけでも問題は解決しない。一先ず止めにいくか。

戦っている場所はリビングでは狭すぎるから、きっと地下のトレーニングルームだろう。

 

俺は家のドアを開けて、火の海となっている廊下を走って地下へと続く階段へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地下のトレーニングルームは上より酷い惨状だった。壁であったところは大きく抉れ、床であった場所は一種の岩場となっている。

 

壁であった場所の角には『ランサー』と書かれたプラカードを着けているミッテルトちゃんが気絶している。

 

そして、岩場となっている岩の中でも大きな岩の上で睨み合う三つの人影。

 

一人目は『セイバー』のプラカードを着けた輝姫。

その手にはいつも通り、愛刀『姫鶴一文字・改』が握られている。

 

二人目は『ライダー』のプラカードを着けたジャンヌ。

手には聖属性の剣があり、そのすぐ側にはバランスブレイク『断罪の聖龍(ステイク・ビクティム・ドラグーン)』で産み出した聖剣のドラゴンが威嚇するかの如く対戦者を睨んでいる。

 

そして、最後の一人は……おい、何でお前がいやがる。

 

その人物は『キャスター』のプラカードを着け、魔法少女めいた杖を持ち、いつものツインテールの魔王少女、セラフォルー・レヴィアタン、通称『セラ』その人である。

 

頭が痛くなった。

おい何してやがる魔王(レヴィアタン)

仕事はどうした、仕事は。

俺は知ってんだぞ。お前が仕事をさぼるせいでお前の『女王』が涙を流しながら、徹夜で仕事をしているのを。

前に珈琲を差し入れしたら泣いて喜ばれたんだぞ。

もう少し眷属を労れよ、お前。

 

 

とりあえず、この戦いは結界を張り直した俺が3人を纏めてディバインバスターで吹っ飛ばしたことで終結を迎えた。

さて、こいつら一体どうしてやろうか?

 

 

 

 

 

 

 

結局、馬鹿達の処分は説教+家の建て直しに決まった。勿論、自腹でだ。お小遣い制の輝姫達にとってこれはかなりきついだろう。

 

ただし、魔王であるセラにとっては大したことのない金額なのでセラには、俺、ソーナちゃん、レヴィアタン眷属の『女王』で説教して、魔力を使えなくするリストバンドを着けた上で鉄格子の中に大量の書類と共に押し込んでおいた。

これで少しは仕事も進むだろう。

 

レヴィアタン眷属に号泣で感謝された。特に『女王』。

……どこまで仕事をサボっているんだセラ。

 

 

 

う~ん、なんか疲れた。

 

何で俺はこんな馬鹿共の面倒を見なければならないんだ。全く。

 

とりあえず、風呂に入るか。家が燃えてたせいで体は煤だらけだし、仕事を終えた後なので精神的な疲れもある。

幸い風呂の機能は生きていたので、さっさと風呂入って寝よう。

 

俺は風呂場に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はロリコンではない。

 

そもそも、ロリコンとは元々ロシアの小説家『ウラジーミル・ナバコフ』が執筆した小説『ロリータ』で十二歳の少女『ロリータ』に主人公が恋をしたことで世の中に出回る際に生まれた派生語だ。

つまり、元々は少女(幼女)に特別な感情を抱くという意味ではなく少し幼かった少女を好きになった主人公の恋愛の様子を表した言葉だったのだ。

 

断じて、少女(幼女)に欲情することではない。断じて!

 

だから、俺はロリコンではない!!

 

例え、風呂に入っている最中に少女(幼女)がスクール水着で突撃してきた事で俺の息子が元気になりかけたとしてもそれは生理的な現象であって、断じて俺はロリコンではない!!

 

ついでとばかりに俺の体の隅から隅まで洗われてしまい、完全に元気になった息子にミストちゃんが触れて顔を真っ赤にしながらも洗われた事に興奮しているわけがないじゃないか!!

 

……ごめんなさい。実は凄くムラムラしてしまいました。

俺の息子がとても元気なのはきっと俺の意思と連動してしまっているんです。はい。

 

うぅ……辛い、辛いよ……。

 

風呂ってこんなに疲れるものだっけ?

肉体的にも精神的にも癒してくれるのが風呂の役目だろ?

ちっとも癒してくれないんだけど?体の方は一部凄く活性化していますけどね!しかし、発散先がないのでやはり、肉体的にも辛い。

ちくしょう。

 

そもそも何でミストちゃん、風呂に突撃してきたんだよ。表に『男、入浴中』って立て札かけといたろ。

 

……え?せいはい戦争の報酬?そう言えば唯一ミストちゃんだけ気絶(脱落)してなかったな。

あれの報酬って『せいはい1号(試作品)』じゃないの?

 

……あんな紛い物魔術師の誇りに賭けて渡すわけにはいかない?

じゃあ、何のためにお前ら争っていたんだよ。

 

……報酬は俺のお世話?何その意味深に聞こえる報酬。

それに、それって俺に得があってお前らには一切得無いよね?

 

いや、待て。落ち着け。そんな手をワキワキさせながら近寄ってくんな。

ちょっ!?おまっ!?そんなとこ触んな!!や、やめっ!?

 

あっ──────

 

 

とりあえず、俺の純潔は死守した事だけ言っておく。

 

その後も、俺の布団に下着で潜り込んだり、ご飯の際にもアーンをスプーンとか箸を使わず、直接口移しをしようとしてきたが期限の三日間鉄の意思(時々打ち破られそうになる)で乗りきった。

 

もう二度とせいはい戦争なんか起こさせるもんか!

 

俺は心からそう誓った。




因みにミストちゃんが報酬のご奉仕をしている間ラーク君は例の魔法を使われミストちゃんに三日間縛られた上に猿ぐつわされ、奥の方に放置されていました。
ロリコンパワーで縄を千切り脱出しようとしてましたがよくよく考えるとロリに両手両足を縛られる機会など無いことに気づきそのままロリにSMプレイをされている光景を思い浮かべ興奮していました。

本当に救い様のないやつになっちゃいましたね。どうしてこうなった(困惑)

因みにそれぞれが実際に聖杯があったら願うのはこんな感じ
主人公:平和な争いのない日常
輝姫:結婚
ジャンヌ:彼氏彼女の関係でお付き合い
セラフォルー:結婚
ミッテルト:沢山のお菓子
レイヴェル:彼氏彼女の関係でお付き合い
ミスト:私だけの玩具(旦那様)
ラーク:大量の幼女

半分以上があれな結果に。
特に後半二人がエグい。

次回も番外編やろうかと考えているんですけどあんまり長くやると本編が全く進まないので一つだけ上げようと思うんですけど、どれがいいですかね?

①使い魔の森編
②ミルたん登場編
③主人公の師匠的存在登場編

ではではご意見ご感想お願いします。
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