ソードアートオンライン ater & violaceus(一時休載中) 作:Nyan0726
えー、まず…
2ヶ月更新できなくてすみませんでした!!!
実は3月中旬に帯状疱疹にかかりました。更にそれに追い打ちをかけるようにインフルエンザ。そして、帯状疱疹後神経痛の神経ブロック注射等、とても、筆を進められる状態ではありませんでした。
帯状疱疹は、過度の疲労・ストレス等からくるそうです。
メチャクチャ痛いのでみなさんも疲労・ストレスを溜め込み過ぎない様にお気をつけください!
ではでは、第12話どうぞご覧下さい。
「キリト〜今日はどうするの?」
圏内事件から一夜が開けた。
「今日はこのゲームに詳しい奴と話をしようかと思ってな。」
「詳しい奴って誰?」
と、アスナに聞かれたので、昨日、奴に送った文章を表示し可視状態にして見せてやった。
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To " Heathcliff "
聞きたいことがある。
明日の昼に話せないか?
場所は第50層【アルゲード】の
NPCレストラン。
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「ええええぇぇぇぇっっ!!」
…周りの視線が痛かった。
第50層【アルゲード】
「遅かったじゃないか、キリトくん。」
目の前に座っている、赤をベースとし、要所要所に白いラインが入った服を着ている男。こいつがヒースクリフだ。何を隠そうこの男、あのアインクラッド最高峰ギルド
「悪かったな、ヒースクリフ。」
「すみません!団長!このバカがご無礼を!」
「あ、すみません。『アルゲードそば』を4つ。」
「そこっ!何勝手に注文してんの!」
「いーじゃんいーじゃん、代金は俺が持つからさ。にしても迷いやすい街だよな〜、何人ものプレイヤーが彷徨ってるって聞くぜ?」
「フフッ、NPCに頼めば10コルで転移門広場まで案内してくれるのだよ。」
と、ヒースクリフが笑みを浮かべつつ言う。
「何っ!そうだったのか…街の道を完全に記憶した俺達の苦労は一体……」
と、俺。
「何やってんの、アナタ達……」
と、呆れ顔のアスナ。
「アハハ…」
と、困り顔のユウキ。
自分で言うのも何だが、こんなのが攻略組なのか…
「ほら、飯も来たしゆっくり食いながら話そうぜ。」
頭に白いタオルを巻いた店主が俺達の前に大きなどんぶりを4つ置く。
どんぶりの中身は油で光るスープとそこに沈められた麺。そして、叉焼、海苔、メンマetc...
「……ラーメン?」
アスナが声をこぼす
「『のような何か』な。」
〜15分後〜
「…という訳なんだが、どう思う?ヒースクリフ。」
俺は今回の事件を話し、奴の話を聞こうとした。
「これはラーメンではない。断じて違う。」
「……俺もそう思うよ。」
確かに、このアルゲードそば、侘しいというかなんと言うか……って、そういう話じゃなくて。
「これ、醤油が足りないんだわ。いつか作ってみようかしら……」
その言葉にヒースクリフの眉がピクリと動いた。
「じゃあ、ボクは塩を作ってみようかな…」
なんか、女性陣からとんでもない言葉が聞こえる。
この世界で、現実の調味料なんて作れるのか?……って、だから、そういう話じゃなく。
「君はどう思っているのかね。キリトくん。」
「そうだな…今のところおおまかに3つの可能性を考えている。」
目の前から ほう…… と言う感嘆詞が聞こえてきた。
「1つ目、正当な圏内デュエルによるもの。
2つ目、既知の手段の組み合わせによるシステム上の抜け道。
3つ目、《
「3つ目の可能性は除外して良いだろう。」
「……即答だな。」
「考えてもみたまえよ。キリトくん。君がこのゲームの開発者だったとして、そんなスキルやアイテムを実装するかね?」
「まぁ……しないかな。」
「なんで?」
とアルゲードそばを頬張りながらユウキが言う。
「そりゃ…フェアじゃないから。認めるのも癪だけど、このゲームは基本的に
「そうかな?公平じゃないのもあるよね。例えば…団長の【神聖剣】とか。」
【神聖剣】とはヒースクリフのみが持つ
「そう。そこだけが公平じゃないんだ。」
とヒースクリフに対して意地の悪い笑みを浮べる。
すると、ヒースクリフも同種の笑みを浮かべ、フッ… と笑ってきた。
それに対し、俺とユウキはギクリとする。いくら血盟騎士団の団長サマと言えども、最近俺達のスキルスロットに追加された
「…にしても、なんで茅場は【神聖剣】なんて言う
「…流石にそれは、私にもわからない。が、もしかしたら私の【神聖剣】の様な特別なスキルを持った者達を中心に、
「ふーん……」
特別なスキルを持った者
「ところで、本来の話題から大きく逸れているが良いのかね?」
「あ……」
「まぁ、良い。その " ヨルコ " という人物に事件に関して何か聞いたのかね?」
「いいや、昨日少し聞いたけど、細かい事情聴取はこれからだ。」
「そうか、では、この偽ラーメン分のアドバイスをしてあげよう。」
コトンという割り箸を置く音がする。
「このSAOはあらゆる事象を現実世界での我々の脳に直接送っている。」
3人の首が一斉に傾く。
「……つまり、このSAO内で確実に信用出来る情報は己で見聞きした『1次情報』に限られる。という事だ。」
「なるほど…」
つまり、ヨルコさんが嘘をつく可能性もあるから油断はするな、という事か。
「ありがとな、ヒースクリフ。」
「いや、こちらも君達と話が出来て楽しかったよ。」
店を出るとヒースクリフは
「なぜ、このような店がこんな所に……」
等と言いながらさっさと立ち去ってしまった。
「団長は一体何者なのかしら……」
アスナが呟く。
「いろいろ知ってるしな。」
「いろいろ知り過ぎてて怖いよね。」
あいつは茅場だったりするのか?
ユニークスキルを持つものが何人も居る事を知っている様な言い方をしていたし。
「そうだな。」
まぁ、今はそんなことを考えてても仕方ないか。
「ヨルコさんと話す前に少し寄りたいところがあるんだが、良いか?」
「「どこ行くの?」」
「SAO一の商売上手のところだ。」
第50層【アルゲード】 ─雑貨屋
「よお!エギル。相変わらず阿漕な商売してるのか?肩落として帰ってくやつを見たぜ。」
「安く仕入れて安く提供するのがうちのモットーなんでね。」
「ハッ、良く言うぜ。」
「で?今日はどうした?」
「鑑定をしてほしい。」
昨日、カインズを殺したショートスピアと彼を吊るしていた縄を取り出し、エギルに渡す。
「ロープの方は……残念ながらNPCショップで売ってる市販品だな。」
「そうか……」
「スピアは……お、PCメイドだ。製作者は……【グリムロック】」
「誰だ?」
「俺が知らねぇって事は少なくとも一級の刀匠じゃあねぇな。」
「他に特殊な効果とかはないか?」
「刃に返しがついていて抜けいくい。そして、貫通属性ダメージが7.5%UP、だな。」
「それだけか?」
「それだけだ。」
「そうか。」
一応、ダメージが入らないのを確認しておくか。
そう思い、ショートスピアの柄を掴み、自分の手に突き刺す!
……直前でユウキに手を掴まれた。
「ちょっと、なにしてんの!キリト。」
「なにって、ダメージが入らない事の確認を……」
「その武器で実際に死んだ人がいるんだよ!?」
ユウキは今にも泣きそうな顔である。
「わかった、わかった。一応 " グリムロック " の事とヨルコさんに聞いておくか。」
「……さっきから、死ぬとかなんとか言ってるが何があったんだ?」
「実は……」
「そんな事があったのか!」
「あ、この話は誰にも言わないでくれよ。」
「分かってるさ。」
やっぱエギルはいい奴だな。
「じゃあ、頑張れよ。キリト。」
「あぁ、ありがとな。エギル。」