ソードアートオンライン ater & violaceus(一時休載中) 作:Nyan0726
え、自分ですか?
自分は試験勉強ほったらかしてメモリーデフラグのランク上げを頑張ってました。
コードレジスタの方もやらないとなぁ……
それでは、どうぞ。
12月24日、クリスマスイブ。俺とユウキはクラインと会うために49層【ミュージェン】に来ていた。クラインと会うためだ。
クラインの話によると、クリスマスイブの夜、つまり今夜、このアインクラッドのどこかにあるモミの木の下にイベントボス、“背教者ニコラス”が現れるらしい。
要するに、イベントボス討伐を手伝え、という事だ。
「にしても…遅いね、クライン。」
確かに、もう集合時間から30分も経っている。
「まぁ、しょうがないんじゃないか?仮にもギルドマスターなんだし。」
「仮にもって……中々酷いね、キリト。……あ、来たみたい。」
転移門の前に青い光の塊が複数個現れた。
青い光は次第に薄れてゆき、代わりにギルド『風林火山』のメンバー達が見えてくる。
「悪りぃ!遅れちまった!」
「大丈夫だよ、クライン。」
あぁ、そうだな。30分だもんな。
真面目に狩りをしてレベルがたかが1や2上がるだけだからな。うん。
でも、これは聞いておかないと気が済まない。
「で、遅れた理由は?」
「やっぱり、ギルマスとしての仕事が忙しかったとか?」
「まぁ……そんなところかなー…ハハハ…」
絶対嘘だろ……
「ま、まぁ、そんな事より、さっさと行こうぜー!(い、言えねぇ……アラームの設定忘れてただけなんて…言えねぇ……)」
「聞こえてるぞ、クライン。」
瞬間、クラインの体が ビクッ と震える。
ユウキの方は何も聞こえなかったようで、ちょこんと首を傾げている。
「ところでクライン?場所の見当はついてるの?」
「それが……アルゴの奴から有力な情報を出来る限り買ったんだかな…特に見当はついていないんだ。」
「ついてないのかよ…」
「ほら、ボスが出るのは『モミの木』の下だろ?実際に情報にあった場所に行ってみたんだが、『杉』だったんだよな……」
「うーん…モミの木か………どこかにあったっけ?キリト。」
「モミか……モミ…あ、ある!」
「えっ、どこに?」
「35層、迷いの森。」
「そんな所にあったのかよ……どおりで気付かないはずだぜ……」
「そうか?結構でかいからわかりやすいと思うんだけどなぁ……」
「よし、それじゃあ、気を取り直して……イベントボス討伐、張り切っていくぞ!!」
「「「「「「「オー!」」」」」」」
~35層【迷いの森】〜
「ふぃ〜〜〜、とりあえず、一段落だな。キリト、あと何分くらいだ?」
「う〜ん…10分位かな。」
「今22:48だからそろそろ出ないとまずいな……」
俺とユウキは黙って剣を抜き、クラインに向けて、より正確にはクラインの後方にある茂みに向けてそれを構えた。それと同時に風林火山のメンバーも剣に手をかける。
「何でこっちに剣を向けるんだ?」
ギルドメンバーを手で抑えながらクラインが問う。
「ボク達が付けられてたからだよ。」
「え?」
「おい、もういいだろう!さっさと出てこいよ!」
すると剣を向けていた方向から青い鎧の騎士が40人程現れた。
「げっ!聖竜連合!?」
「奴らレアアイテムの為ならヤバイ事もする連中だぞ……」
風林火山の方からどよめきの声がする。
「クライン!」
クラインの体がビクッと震える。
「ここは俺達が食い止めるからお前らはボスの方に行ってくれ!」
「で、でも…」
「大丈夫!多分、ボク達の方が対人戦に慣れてるから!」
「………ッ!わかった!二人共、死ぬなよ!」
「お前もな!」
クライン達が走り去って行った。すると、前列の幹部らしき男が余裕そうな口振りで言う。
「ワタシ達40人を相手にたったの2人とは………舐められたものですネェ。」
この実に小物感漂う奴に素早く近付き、相手の武器の根本めがけてソードスキルを放つ。
すると、何という事でしょう。
相手の獲物が真っ二つに割れているではありませんか。
とまぁ、冗談はさておき、この技術、巷では、《
「どうだ?ユウキ。真似できそうか?」
「うーん、どうだろう。まぁ、やってみるよ。」
「よし。手段はどうであれ、無力化できればいいよ。」
「わかった。そろそろ来るよ。」
見ると、敵の大将(?)はとてもお怒りの様子だった。
まぁ、さんざん舐められたあげく愛用の武器を破壊されたのだから当然である。
「総員……突撃ーーーーーッ!」
「「「「「うおおおおおぉぉぉぉぉ!!!」」」」」
40人が、俺達めがけて突撃してくる。
流石にこの人数を捌くのは大変だな……
〜約25分後〜
俺達は聖竜連合の撃退に成功した。
最後、予備の武器を装備してユウキに攻撃を仕掛けた奴もいたが。
え?そいつをどうしたかって?
勿論無力化したさ。………武器を粉々にして。
まぁ、幸いそれがきっかけになったのか、聖竜連合の奴らは恐怖を顔に浮かべて逃げ帰っていった。
「あぁ〜、疲れた。」
「お疲れさん。まさかいきなり《
「まだ成功したり失敗したりで不安定だけどね。」
……俺、成功するまで2ヶ月位かかったんだけどな…
「よし!そろそろクライン達の方に急ごうか。」
「そうだな。」
クライン side
「クソッ!アイツ等まだ来ねぇのか!」
まさか死んだんじゃねぇだろうな……
「ぐっ……!」
イベントボス、“背教者ニコラス”は右手に斧、左手には大きな袋を持ち、サンタクロースの格好をした奴だ。
今の所確認できた攻撃パターンは斧での薙ぎ払い、振り下ろし、切り上げ、袋を振り回す等々。
にしても……アイツ等、本当に死んだんじゃ…
でも、アイツ等に限ってそんな事……
「リーダー!危ないっ!!」
「……ッ!」
ニコラスの攻撃によって俺の体は吹き飛ばされる。
残りHP300。
更には、奴の攻撃による
そして奴は今まさに俺に向けて斧を振り下ろそうとしている。
もはやここまでか……
そう思い、目を瞑る。
ガギィィィィィン!!
「よう、クライン。」
「遅くなってごめんね。」
「お前ら…!」
キリト side
さて……ボスのHPバーはあと半分だけ。流石は風林火山だな。
これなら俺とユウキで同時に仕掛ければHPを削り切れるハズだ。
「ユウキ、行くぞ!」
「うん!」
そして、俺達は同時にソードスキルを発動させ、ニコラスの元へと走る。
「「ハアアアアアァァァァァァッッ!!」」
青と紫の光が交差しニコラスを襲う。
しかし、運悪く奴のHPは数ドット残っていた。
「クソッ!」
ソードスキルのクールタイムで動けない俺達にむけて斧が振り下ろされる。
「ユウキちゃん!」
と、クラインが叫びながら刀ソードスキル《旋風》を発動させる。
それは、ニコラスの胴体に見事直撃し、HPをゼロにさせた。
ニコラスの体にヒビが入り四散する。
「「「「「「いよっしゃぁぁぁぁ!!!」」」」」」
風林火山のメンバーから歓声があがる。
「ありがとな、クライン。」
「いやいや、お礼を言うのはこっちの方だぜ。ありがとな、キリト、ユウキちゃん。」
「クライン、カッコ良かったよ。」
「カ、カカ、カッコ良いなんて……!褒めても何も出ねーぞ?」
クラインはユウキに褒められたことで舞い上がっている。
ので、皮肉を言ってみる。
「あぁ、そうだな。ユウキの名前
「わ、悪かったよぉ………」
「「「「「「「アハハハハハハハハ!」」」」」」」
その笑い声はこの、迷いの森にこだました。
お疲れ様でした。
今回は、クリスマスイベントの話でした。
作中の会話の記号なのですが
「」…普通に会話。
「()」…小声、声が漏れてしまっている。
「「」」…同時、同じ言葉。
という感じです。
ちなみに、行間無しの「」は『同時だけども言葉が違う』
です。
次回の投稿はなるべく早くできるといいなーと考えております。
それでは!
To be continued…