ファルドゥンというものです
以前からWEB小説などは暇つぶしに読んでいまして、そういうものに対しての漠然とした憧れはありました。
暇な時間に小説に使えそうな設定やネタを考えたりはしていましたが、それらを考えては捨てていくような毎日を送っていました、ところが春休みというじみーに長い休みからくる暇の嵐に自分自身が耐えられなくなり、もういっそのことネットの海に放流したほうが精神的に安定するかもしれないという暴挙に出ました
ハリーポッターは映画全部見た程度ですが、原作読みながら頑張ります
東方知識は詳しいのは大体星蓮船まで
それ以降の設定は指摘され次第調べようと思います
温かい目で見守ってくださいね
ではどうぞ
追記
時間を作って書き直しました。
以前より多少文字数も増えて、読みやすくなっているはずです。表現の仕方とかも多少変わっているかも?
前書き、後書きは以前のままです。当時の初々しい私を永久保存です。
第一話 始まりなんて大体こんなもの
朝の陽ざしが瞼にこぼれ、だんだんと目が覚めてくる。
うだるような暑さもまだなりを潜めている時間帯、ゆっくりと起き上がった私は着替えを済ませ、朝食を取るために台所へ向かった。
まぁ妖精だしあまり食べなくても死んだりはしないけど、食べるのは楽しいしね。
たしか、台所に昨日作ったスコーンがまだあったはずだから、それと……まぁ、とりあえず紅茶でも入れようかな。
……うん、今日は上手く出来たみたい。
湖の畔にある洋館にお呼ばれした時になんとなく好きになってからそこのメイド長さんに頼み込んで淹れ方を教わったけど、今まででも割と上位の出来栄えかも。
朝からツイてる!今日はいい日になる予感がいっぱいです!
……いい日になる予感がしてたんだけどなぁ。
スコーンと紅茶をもって食卓に向かうと、部屋の中央に得体のしれない
空間が裂けているような……というかその
ちょっと怖いなぁ……なんて思ってると今度は中から女の人?が這いずり出てきたよ。
あ、これダメな奴だ。関わったら死んじゃう的な感じだね。dieちゃんだわ。
「ほら、私妖精ですから食べたりしても美味しくないですよ……?」
……どうやら聞く耳を持っていないどころか、口元に笑みを浮かべながらにじり寄ってきた。もうダメだ、一回休み直行コースっぽい。
「あの、ほんとにやめて、あっ……」
そんなことを言っている間にその女性は私の目の前まで来ていたのでした。被弾しそう。
「……ふふっ可愛らしいお家ね。ログハウスなんて素敵じゃない」
……意外にも話しかけてくる感じなのね。思ってたよりフレンドリー、というかこの人どこかで見たことがあるような……あっ。
「もしかして、紫さんですか?」
「紫さんよ?ちょっぴりおどかしてみちゃった」
案外お茶目なんだねこの人、というか妖怪だけど。
八雲紫さんだったかな、神社で宴会があったときに一度だけ遠目に見たことがある。あんまり知らないんだけど、なんかすごい妖怪さんって認識でも間違いじゃないはず。
「えっと……私に何か用ですか?こんな朝早くからってことは、もしかして私何かやらかしました?」
うーん、最近は特に悪戯とかもしてないし叱られるようなことはないと思うんだけどなぁ。
あるとすればチルノちゃんとか関連だけど、別に心当たりがない。
「いいえ、そういうわけではないわ。ただ少し話があるだけ」
「でしたら、ついさっき淹れたばかりの紅茶がありますんで、話が長くなりそうならいかがですか?自信があるんです」
「それなら頂こうかしら」
ふふふ、今日の紅茶は会心の淹れ具合だし、ほかの人に出しても恥ずかしくないレベルのはず!
「あら……思っていたよりはるかに美味しいわね。妖精だし、もっと粗末なものかと思っていたのだけれど」
「失礼ですね。これでもそこの洋館のメイド長直伝なんですよ?」
「……紅魔館の、となるとこの味もなっとくかしらね。と言っても妖精ってことを考えるとすごいわね」
とってもいい気分!紅茶をほかの人に飲んでもらうなんてほとんどしたことがないからね。私もスコーン食べよっと。
「うん、やっぱり適任そうね。あなたには外の世界の偵察に行ってもらいます」
……あぁ、話の展開が突然すぎて何一つ思考が追いついていってないんだけど、相当に厄介事っぽいわ。
「理由を説明してもらえませんか?さすがに何もわからずに肯定はできないです」
「説明するわ。そもそも外の世界と言っても、調べてもらいたいのは限定的な世界なの。魔法界と言って、外の世界でも細々と受け継がれている魔法を使うものが中心となっている場所がある」
「世界中に点在してるんだけど、その世界がらみであまりよろしくないことが起こるとレミリアが見通したの」
「レミリアさん、というとあのお屋敷の方ですよね。紅魔館でしたっけ?」
「そうよ。そのレミリアが言うにはその出来事は異変と呼んでもいいレベルの規模らしいわ」
「それは大変ですね……外の世界の出来事なんで、あまり関係ない気がしますが」
「その事件がきっかけで、魔法界の言葉で言うところの魔法生物、つまりは
「……なんだかよく分からないです」
「正直私も半信半疑なんだけど、そう言われて何もしないわけにはいかないからこちらから異変解決者を送り出して手出ししていこうってことになったのよ」
「えっ、それに私が選ばれたんですか?お世辞にも強いとは言えないんですが」
妖精の中では強いほうではあるけど、幻想郷全体で見たら相当に下のほうなのだ!妖精の中でもチルノちゃんのほうがだいぶ強いしね
「もちろんちゃんとした理由があるわ。あなたはその条件に上手く当てはまるの」
「今回の異変は外の世界での出来事。スペルカードルールが通用しないということ、それは直接生命にかかわることが起こりうるということ。絶対に安全だという確証がない以上、その段階でほとんどの候補者が脱落したわ」
「それは確かに強みではありますね、妖精はいくら被弾したところで数日もすれば復活するような種族ですから。でも、それでもまだ候補者はいますよね?竹林の辺りに不老不死の方がいるって話を小耳にはさんだこともありますし、そもそも魔法使いだって幻想郷にはいるじゃないですか」
魔理沙さんとか、紅魔館のパチュリーさんでしたっけ、とかね。あの二人が弾幕ごっこをしてるのを一度だけ見たことがあるけれど、私だったら多分開幕5秒で被弾してそうだったよ。
「確かに彼女たちは条件に合っているし、そもそも魔法使いというアドバンテージも考慮したわ。でも強さの問題じゃないのよ」
「それは、どういうことですか?」
「正確には、彼女たちが強いからこそ動かせないともいうわね。それぞれの候補者たち、不死者の輝夜に妹紅、魔法使いの魔理沙やパチュリーなどは皆それぞれ属している勢力があるわ。輝夜は永遠亭、パチュリーは紅魔館、妹紅と魔理沙は人里に近いから何かあればそちらに着くでしょうね。それらのパワーバランスがうまく取れているうちは異変が起きず、そのバランスが崩れたときに異変が起こるというサイクルを幻想郷は繰り返しているの」
「特に、今回の調査はある程度長期に渡るから、一人でも欠けたその綻びが幻想郷内部でどう影響してくるか全く予測できないわ」
「えー、つまりどの勢力にも属してない完全にフリーの候補者が条件なんですね?」
「そうなるわね、これだけ絞るともうほんとにいないのよ。不死身の生命力を持った妖精の中で、知性が最も高い大妖精と、どこにも属していない魔法使いとしてアリス・マーガトロイドが今回選ばれたわ。あなたには異変解決に直接当たってもらって、アリスはそれをサポートするって構図になるかしら」
「……そこまで言われると、断りづらいですね」
「あぁそうそう、今回の異変はこれでも幻想郷全体を巻き込む可能性があるものだから拒否権はないわ。縛り上げてでも連れていきますから」
「いや、ここまで言われて断るわけにはいかないのはさすがに分かりますんで。それに、私の生活にもかかわってくるんですよね?」
「大量の魔法生物がもし本当に流れ込んできたとしたら、少なくとも幻想郷の生態系には多大な影響が出るでしょうね。そもそも住む場所だって限られているし、パンクしちゃうかも」
パンクしちゃうのは困るかなぁ。今の幻想郷はゆったりしていて過ごしやすいしこの雰囲気はなかなか気に入っている。
よし、たまには私が異変解決者になるっていうのもいいかもね。チルノちゃんとかはいつも元気に異変を楽しんでいるけど、私はあまり動いたことがないからなぁ。
それに異変解決者ってなんかかっこいいよね。
…うん、いい感じ。
「分かりました!私で良ければ異変解決に力を貸します!」
「ありがとうね、とても助かるわ。ではこれからあなたにはホグワーツ魔法学校に生徒として入学してもらいます」
……ん?
「どうやらその学校で異変が起きるそうだから、つまりは潜入捜査ね。年単位で起こる異変に対して内部では大妖精が、外部ではアリスに当たってもらうわ。はい、これが入学証明書ね」
いやいや、展開早すぎません?というかこれがあるってことは入学手続きもう済んでるってことだよね。
本当に断らせるつもりがなかったってことが間接的に分かってしまって、なぜか肝が冷えちゃう私。
というか名前欄にそのまま「大妖精」って書いてあるんだけど偽名とかそういうのはないの?どう考えても人の名前っぽくはないんだけど……
「これからアリスと一緒に教科書とか杖とか、必要なものを買いだしに行ってもらうわ。お金は……はいこれね」
そんなに次々とアイテムを私に送られましても……って、
「幸運を祈っているわ。それでは楽しいスキマ旅行を♪」
……あっ足元が開いてる、と思う間もなく椅子ごと身体が落下していく。
大変な出来事に巻き込まれてしまったことに戸惑う気持ちと、スコーンがほとんど食べられなかったことの悲しさが入り混じりながら、私は暗く不気味なトンネルの出口のことを思うのでしたとさ。
とりあえずこんな感じでいいのでしょうかね…
ある程度
補足説明が必要かはさておき、自分が設定を忘れないために多少書いておきます
うちのレミリアさんの運命関係の能力はあくまで未来予知だけです
操ったりは出来ません、というか操れるならあの人が復活しないように弄るだけなので話が始まりません
うちの大妖精の性格ですが、神主設定の悪戯好きで単純で表情豊か、というものは残っております。ですが元々の性格が優しいことと表面を取り繕うだけの知性を持っているので丁寧な口調で喋ったり気遣いが出来たりするって感じです。その雰囲気が上手く出せてたらいいなぁって
作者の性癖はマゾヒズムですが打たれ強くはないので感想は優しく罵ってくださいね!
とりあえず最初はこの辺で
お目汚し失礼しました