ハリーポッターと妖精の翼   作:ファルドゥン

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話数的には11話ですが、記念すべき10話ですね
まぁまだ賢者の石すら終わっていないのでキリが悪いと言えば悪いのですが、お祝い事は刻んでいく主義です

今回は予約投稿とかいう機能をお試しで使ってみます。
この文章を打ち込んでる段階では深夜1時35分ですが、投稿は大体朝の8時ちょっと前になっているはずです


そんなことは横に置いておきまして、どうぞ


第十話 ニコラス・フラメルについて

 

「ねぇ、今日の夜にニコラス・フラメルを知っているかもしれない人に聞きに行くんでしょ?早く行きましょうよ」

 

「えぇ、まぁそうなんですけどね。もう少し待っていましょう」

 

あれから一日挟んで今日は月曜日。

只今の時刻、21時…24分くらいかな。今いる場所は談話室、みんなが寝静まるまではまだかかるだろうから時間を潰さないと。

 

「とりあえず、出ていた課題でも終わらせましょうよ。実は出来ていない部分がいくつかありまして」

 

「…別にいいけどね。ちゃんとその人に会えるんでしょう?」

 

「はい。それは安心してください」

 

ちょっと前に出た変身術の課題がちょっとばかし分からない部分があったんだよねぇ。

いい機会だし教えてもらうことにしよう。私にとっても分からない部分が学べるし、ハーマイオニーさんの暇も潰せるし良いこと尽くめですわ。

 

「どれどれ………あぁ、ここか。この部分は特別難しいわけではないけど、妙にややこしかったりする場所よね」

 

「はい…なんと言いますか、やってると頭がこんがらがってくるのですよ」

 

「まぁ分からなくもないわ。順番にやっていきましょう」

 

 

 

…うーん、そろそろいいかな。多分もうみんな寝てるだろうね。

 

「もう大丈夫ですね。静かになってきましたし」

 

「…みんなが寝るのを待っていたの?」

 

「はい。ちょっとだけややこしい会い方をするんですよ。では行きましょう」

 

「行くって…そっちは女子寮よ。そういうジョークは今いらないわ」

 

「ジョークじゃないんですけどね……とにかく。ついてきてください」

 

 

はい、着きましては私たちの部屋ですよっと。

後ろについてきているハーマイオニーさんの顔がそろそろ大変な事になってきたんで、アリスさんをさっさと呼び出すに限るかな。

いつものようにオプションを取り出してっと、ボタンをポチっ。

 

「アリスさんアリスさん。聞こえますか?」

 

『聞こえているわ…今日は少し遅かったわね。なにかあった?』

 

「いえ、ただ課題をやっていただけですよ……あっハーマイオニーさん、こちらの方はアリス・マーガトロイドさんです」

 

ふふふ、ハーマイオニーさん中々驚いていらっしゃいますな。

まさか無線みたいなもので会話することになるとは思ってなかったのだろうね。

 

「ヨーセイ…この球体はどうしたの?持ち込んだのかしら」

 

『…えっ?もしかして大妖精以外にもそっちに人がいるのかしら?』

 

「あーっ、えっと、一つずつ質問に答えますね。まずアリスさんからですが、答えはイエスです。今回は訳あってルームメイトであり、友達のハーマイオニー・グレンジャーさんも一緒にいます」

 

『…何してるのよ。私のことは出来る限り秘密にするって決めていたじゃない』

 

「内容は後で説明します。ハーマイオニーさんの質問に答えますと、この球体はホグワーツに持ち込んだ私物ですね。名はオプションと言いまして、遠隔で会話をしたり、向こう側の景色を見れたりする道具です。動力は魔力ですね」

 

「電話みたいな道具ね。でも、映像も見ることが出来るなんて中々便利だわ。私も欲しいくらい」

 

「これ自体はアリスさんと他数名のかたの自作なんで厳しいと思いますよ」

 

「…これを作ったんですか!?」

 

『…まぁ、そうよ。と言っても私自身が使いやすいようにちょっと改良しただけで、ほとんどは知り合いが作ってしまったのだけれど』

 

「それでもこれは凄い技術ね…。あ、そうだったわ。初めまして、私ハーマイオニー・グレンジャーです。ヨーセイとはルームメイトで友達です」

 

友達…うん。いい響きだね。

 

『ご丁寧にどうも。ほとんど紹介されてたけれど、アリス・マーガトロイドよ。趣味も特技も人形作成。よろしくね』

 

「よろしくお願いします。…実は今調べていることがありまして、ヨーセイに聞いてこの人なら知っているんじゃないかとアリスさんを紹介されたのです」

 

『ふぅーん、そういうことか。…大妖精はこの子を信頼してるんでしょ?』

 

「はい、ハーマイオニーさんなら大丈夫です」

 

『…分かったわ。でも、私はあまり表に出たくない主義なの。私の存在を秘密にしてくれるなら、その調べものに協力するわ』

 

「ありがとうございます!早速ですが、アリスさんはニコラス・フラメルというかたをご存じないですか?」

 

『ニコラス・フラメル?……うーん、つい最近何かの本で読んだわね。少し待ってて』

 

さっすがアリスさん、この手の調べものは頼りになりますなぁ。

私も何度か難しい課題を手伝ってもらったけどどんな問題も教えてくれるし、しかも分かりやすいとか素晴らしいよねぇ。

 

『……あぁこれかな。錬金術の本をなんとなく読んでいたら見かけたのよね。ニコラス・フラメル、相当に有名な錬金術師だけれど彼の偉業の中でも最も有名なのが()()()()の創造かしら』

 

「賢者の石ですって!?」

 

「あの、賢者の石って何ですか?あまり詳しくないのですが」

 

『賢者の石は錬金術という学問の最終目標よ。どんな金属も黄金に変えたりとか、飲んだら不老不死になる命の水の源だったりするわね。賢者の石のことはパチュリーの方がはるかに詳しいけれど、私自身も興味があるから暇な時間で少しだけ勉強していたのよ』

 

「パチュリーさんってあの洋館の図書館の人ですか?」

 

『えぇ、何度か見たことがあるでしょう?』

 

はへーすっごい。見るからに凄そうな人だったけど、やっぱりすごい人だったのね

 

「すみません、ニコラス・フラメルについてもう少し詳しいことを知りませんか?」

 

ハーマイオニーさんも情報が集まりそうだと食い入るように聞いている。

 

『と言ってもねぇ…私も別に錬金術が専門ってわけじゃないからそんなに知らないわよ。あとは…賢者の石の共同研究者がご存じ、アルバス・ダンブルドアってことくらいかしら』

 

「…大妖精。これはほとんど確定ね」

 

「はい、あの奥にある物の正体もほとんど分かりました」

 

『…ねぇ。こっちが話したのだから、そちらさんの事情を私が聞く権利くらいはあるわよね?』

 

「あっはい。えーっとですね」

 

「私が説明します。今年のホグワーツには生徒が入ってはいけないと定められたいわゆる『禁じられた廊下』というものがあるんですよ」

 

『大妖精から聞いたから知っているわ。ケルベロスがいるのよね?』

 

「はい………ねぇ、もしかしてヨーセイは三頭犬のことを知っていたの?」

 

「いえ、先日聞いたのが初めてですよ。その後連絡しただけです」

 

まあ嘘だけどね。もう少し優等生をしていたいなって。

 

「そう、まあいいけれど…それで、いろいろ訳があってその廊下に何がいるかを知ってしまったのですけれど、その廊下の奥に行こうとしている教師がホグワーツにいることが分かってしまいました。ですから、それを止めるために、まずは廊下の奥で何が守られているかを知るために、アリスさんにお話を伺ったということです」

 

『…賢者の石を狙っているとなると、恐らくは不老不死が目当てね。さすがにそれ以外の目的は考えにくいわ。ホグワーツの教師なら給料もそれなりにいいだろうし黄金が目当てっていうのは少し弱い』

 

「…スネイプ先生は死にたくないんですか?」

 

「そうなんじゃない?動機なんて大体そんなもんだわ」

 

うーん、なにか見落としてるような気がしないでもないんだけど…ぶっちゃけよく分かんないね。まあ、多分気のせいだろう。

 

『ダンブルドアがその学校にいる以上はそいつも手出しができないはずよ。教師だって何人もいるしまだ行動を急ぐときじゃない、今はとにかく待つことね。それか、誰か信頼できる教師に相談するとか』

 

「…そーですねぇ、犯人が一人のみともまだ決まっていないですし、あまり動かない方がいいんじゃないかって私は思いますけど」

 

「…そうね。調査は進めるとしても、今のまま教師にばれないように進めましょう」

 

『あっもう一度言っておくけれど、私のことは秘密よ。友達にも言ってはダメ、大妖精とあなただけで止めておきなさい』

 

「分かりました。今日は本当にありがとうございました!」

 

『えぇ、それでは今回はこのくらいにしましょう。おやすみ、大妖精』

 

「はい。おやすみなさい、アリスさん」

 

 

…通信、切れたかな。

聞いてよかったなぁ素晴らしい収穫だったよ。ニコラス・フラメルのことも分かったしおそらく奥の方で守られているものが『賢者の石』であるらしいことまで分かるなんてね。

 

「…ねぇ。さっきの人とヨーセイってどんな関係?」

 

あっそれ考えてなかった…

どーしようか…うーん…

………うん、もうこれでいいか。

 

「…アリスさんは私の親代わりですね。もともと私が住んでいた孤児院から、私を連れだしてくれました。といっても、魔法使いだってことは最近知ったのですがね」

 

「…そういうことか。納得したわ」

 

…私もまだまだ捨てたもんじゃないなぁ。

こういう辻褄合わせがだんだんうまくなっている気がするよ。

 

「ニコラス・フラメルのことは、明日ハリーとロンにも伝えるべきね。勿論アリスさんのことは伏せてだけど」

 

「そうですね。ですがとにかく今は寝ませんか?もうさっきから眠くて眠くて…」

 

「じゃあ続きは明日ね。おやすみヨーセイ」

 

「おやすみなさーい」

 

 

 

次の日の朝食の時に、私とハーマイオニーさんで二人にニコラス・フラメルのことと『賢者の石』のことについてを話したよ。

『賢者の石』についてはハリーさんもロンさんも興味津々だね。

 

「金を作る石、決して死なないようにする石なんて、スネイプが欲しがるわけだ。そんなの誰だって欲しいもの」

 

「あら、ハリーさんは欲しいんですか?賢者の石」

 

「ヨーセイは欲しくないの?」

 

「私は別に…特に興味がありませんので」

 

マフィンを頬張りながら答える。

興味がないというか、お金は別に困っていないし、妖精だから寿命らしい寿命もないしね。

必要ないっていうほうが正しいね。

 

「ほんとにヨーセイって変わってるよな。僕がもし賢者の石を持っていたら自分だけのクディッチチームを買うけど」

 

「とにかく!今はスネイプの動向を探るのよ。スネイプの仲間がどこかにいるかもしれないという可能性まで考えて動かなきゃ」

 

「そうですね。変に探ってばれるようでは本末転倒ですし、今は密かに調査することに専念しましょう」

 

というような感じで今後の展開は決まったね。

まぁ調査するって言っても、スネイプの動きをなるべく追うぐらいしかできることがないけど、やらないよりはマシだろう。

紫さんが言っていた異変の内の一つはこれでほぼ間違いないだろうから、そろそろ私も本腰を入れて警戒していかなきゃね。

 

…まぁ、それより先に昨日の夜やった課題の提出が先だけどね。

色々やらなきゃいけないことはあるけれど、まずは目の前の授業を授業を頑張りますか!

 

 




はい、十話でした

今回は会話文がかなり多かったのですが、そんな話もたまにはいいんじゃないかなってことでこんな感じになりました。

アリスとハーマイオニーがハリーを差し置いて初顔合わせですね。
二人の会話シーンは書いていて楽しかったので、また機会があれば書きたいですねぇ

次回はクリスマスやらですが、どうしましょうか
もしかしたらオリジナルエピソードかもしれませんしそうじゃないかもしれません


感想、ご意見、バシバシ待ってます
ささいなことでも笑いを誘うようなものでも何でもバッチコイです!


ではこのへんで
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