ハリーポッターと妖精の翼   作:ファルドゥン

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もう題名なんてどうとでもな~れ

…実は親族に不幸がありまして、そちらでドタバタしていたら執筆の時間が取れませんでした。

楽しみにしていた方がいましたら、待たせてしまったこと、申し訳ありません。


何日か前に一万UA行ってました。またお気に入り件数も200を超えています
皆さん、本当にありがとうございます!

ではどうぞ


第十二話 クリスマスからドラゴンまであれこれ

 

 

授業が終わり、休みに入ったよ。

 

クリスマス休暇中、ハーマイオニーさんは実家に帰っていたからハリーさん、ロンさん、私の三人で行動していた。まぁ行動していたと言ってもいつも一緒だったわけじゃなかったけどね。図書室の本を読んだりしていた時は一人だったし。

 

クリスマスと言ったらやっぱりプレゼントだけど、アリスさんとハーマイオニーさんから貰ったよ。アリスさんからは人形を貰ったんだけど、すっごく精巧に作られてるのはともかくなぜか私にそっくりなんだよねぇこの人形。

その辺はハリーさんとロンさんのお墨付きだ…なんでわざわざこんな人形送ってきたんだろうね…

ハーマイオニーさんからはカエルチョコレートの大きな箱を貰った。カードには興味がないけど普通にこのチョコ美味しいから、とっても嬉しいな!

…二人になにかプレゼント返ししないといけないね、覚えておこう。

ロンさんはお母さんから手編みのセーターとかを貰っていたんだけど、すごいのがハリーさんのプレゼントにあった『透明マント』!

その名のとおり透明になれるマントなんだけど、魔法界の道具って改めて、トンデモ能力だなって再認識したよ。

そのプレゼントを貰ってから数日ハリーさんの様子がおかしかったけど、きっとプレゼントが嬉しすぎて放心状態だったんだろうね。だってこれがあれば夜中だって誰にもバレずにやりたい放題だもん…変な事してないと良いけど。

 

そんなこんながあったけどクリスマス休暇なんて本当にあっと言う間に過ぎていくもんで、気付けばハーマイオニーさんも帰ってきてまたいつもの日常が戻ってきたよ。

『賢者の石』関連の話も特に進展なく、しばらくは穏やかな学校生活を送っていた。

 

 

そんなある日、クディッチの練習をしているハリーさんを除いた三人は談話室でチェスをやっていた。

私は観戦中なんだけど、ロンさんはホントにチェスが強いね。私はもちろんだけど、ハーマイオニーさんもチェスだけはロンさんに敵わない。

 

「ロンって本当にチェスが強いわね…困ったわ…」

 

試合はハーマイオニーさんの劣勢が続いていた。

チェスはあまり詳しくはないけれど、駒の取られ方を見ているとロンさんの方が上手だってことくらいは分かるよ。

 

「ここまではいいんだよ…ここからキングを追い詰めるのが難しいのさ」

 

まぁそうだろうね、キングはいろんな方向に動けるし。

 

誰かが談話室に入ってきたので、反射的に振り向くとハリーさんだった。

 

「お疲れ様です。今日の練習はどうでした?」

 

「練習はよかったけど…あまりよくない知らせがある」

 

「よくない知らせって…今は出来れば話しかけてほしくないんだけど。集中したいんだ」

 

「ごめん。でも、聞いてほしい」

 

ふぅむ、そんなに大事なニュースなのかね?

 

「スネイプが突然クディッチの審判をしたいって言いだしたんだ。このままいけば次の試合の審判はスネイプになる」

 

「結構な大事でしたね。どうするんですか?」

 

私たちは暫定的にもスネイプ先生を疑っている以上、この状況は確かにまずいね。

 

「試合に出ちゃだめよ」

 

「いや、それは出来ない。シーカーの補欠がいないから僕が出ないと」

 

「じゃあどうするっていうんだよ。何の対策もしないで試合に出るのか?」

 

「…最悪、私が直接スネイプ先生を攻撃しますよ」

 

「攻撃するって…あぁ、()()ね」

 

「でもほんとに最終手段ですからね。私、目立つのは嫌なんで」

 

「きれいだし、なんならカッコいいし、もっと自慢してもいいと思うんだけどなぁ僕は」

 

ホントに使いたくないんだよね、弾幕。なんか見る人が見たら正体がバレそうなのがなぁ。

 

「…対戦相手はスリザリンだ。またマルフォイに突っかかれるのも嫌だし、僕は試合に出るよ」

 

「分かりました、試合頑張ってくださいね。フォローはこちらに任せてください」

 

 

試合当日。

私、ロンさん、ハーマイオニーさんは如何にしてスネイプを止めるかの策を練ってきていた。

三人とも杖を持ち込んでいて、もしスネイプにあやしい動きがあればクリスマス休暇中に本で読んだ「足縛りの呪文」を唱える手筈になっていた。弾幕はホントのホントに最終手段だね。

 

試合開始前の時間で観客席にあやしい人がいないかチェックする。今のところはスネイプ先生がかなーり黒だけど、可能性を捨てるのは危険だからね。

いやぁ今日のクディッチは人が多く入ってますなぁ。教員もほとんど入ってて…あ、ダンブルドア先生もいる。

かなり珍しいことだよねぇ…ん?ダンブルドア先生、めっちゃこっち見てきてる。なんだろう…とりあえず手を振っとこうかな。

 

「ヨーセイ、どうしたんだ?まだハリーは出てきてないよ」

 

「いえ、少しばかり挨拶を」

 

「?…あ、ハリーが出てきたわ!試合が始まるわよ!」

 

 

 

まぁ試合はすぐに勝負がついたんだけどね。

どうやらスネイプ先生のひいきが始まる前に試合を早く終わらせる作戦だったようで、ハリーさんもその作戦に応えて素早くスニッチを捕まえてゲーム終了、終わってみれば試合開始から五分も立たないスピード決着だった。

ハリーさん本当に見事な飛行技術だなぁ。スニッチを見つけてからの加速なんか最高だね!

見てたらこっちまで飛びたくなっちゃう!

…中々帰ってこないなぁハリーさん。早くこの興奮を伝えたいのに。

 

あ、やっと帰ってきたね。

 

「ハリーったらいったいどこにいたのよ?」

 

「まぁまぁいいじゃないですか。それよりも、見事な飛行術でした!ハリーさんは本当に箒の扱いが上手ですね!」

 

「あぁ、みんな談話室で君を待ってるんだ。勝利記念にパーティーさ!主役の君も早くいかないと」

 

「それどころじゃないんだ。僕らは正しかったんだよ。『賢者の石』を手に入れるのを手伝えってスネイプがクィレルを脅していた。フラッフィーを出し抜く方法を聞いたりもしていた。もしかしたら石を守るためにクィレルがかけた魔法とかもあって、それを解くために脅してたのかもしれない…」

 

「…それが本当だと、クィレル先生が頑張っている間しか、安全な期間が無くなりますね」

 

「それじゃ、三日も持たないなぁ」

 

まずいことになりかけてるけど、実際私たちがやれることって少ないんだよね…

スネイプ先生が本気で石を盗もうとしていたとして、私たちが全員でかかっても勝てる見込みはなさそうなのが何ともなぁ。

なるべくスネイプ先生を張り込んで、そういう事態になったときにすぐにほかの先生に伝えられるようにするくらいしか出来ることがないんだよね…

 

 

あれから何週間もたったけど、どうやらまだ賢者の石は取られていないらしい。

クィレル先生が予想外に頑張っているのか、フラッフィーが頑張っているのかはさておき、少なくともクィレル先生がすごくやつれてるのは事実だね。

大変そうだけど、ぜひ頑張ってもらいたいなって思いますです。

 

今私たちはハグリッドの小屋にお呼ばれしてるんだけど、なぜかとんでもなく暑い。

こんなに日差しの良い日なのに、窓は閉めてカーテンまでかかっていてそのくせ暖炉には炎が燃えているなんて…

 

「どうだ?ヨーセイが紅茶にうるさいからな。俺もちーっとばかし勉強したんだが」

 

「いえ、紅茶は美味しくなったのですが、なぜこんなに暑くしてるのですか?普通じゃないでしょうこれは」

 

「あー、少し必要でな」

 

ちらりと暖炉を見ている。

 

「ハグリッド、あれは何?」

 

…あ。

よく見ると、炎のやかんの下に大きな黒い卵があるじゃないの。

 

「えーと、あれは……その……」

 

「あまり見たことのない卵ですね」

 

「…これってもしかしてドラゴンの卵?」

 

「…あぁ、よく分かったな」

 

「すごいですねロンさん。見ただけで何の卵か分かる特技があるなんて」

 

「いや、写真で見たことがあるだけだよ。チャーリーがルーマニアでドラゴンの研究してるって前に言っただろう?」

 

あーそういえばそんな話もあったね。

 

「でもどうやって手に入れたの?」

 

「賭けに勝ったんだ。先日村まで行って、酒を飲んで、トランプをした」

 

その時、卵に亀裂が入る音がした。

もう生まれるのか…すごいタイミングで来たなぁ私たち。

 

「おお!いよいよ孵るぞ!ちょっとどいてくれ」

 

ハグリッドが暖炉から卵を取り出し、テーブルの上に置く。

卵の中からコツコツと殻を叩く音がする。皆が固唾を飲んで見守っているとキーッとなひっかく音がした。

卵がぱっくり割れて中から小さくてとげとげしたトカゲみたいなのが出てきたよ。

 

「かわいいですね」

 

「本当?僕にはしわくちゃのこうもり傘にしか見えないんだけど」

 

「素晴らしく美しいだろう?ノルウェー・リッジバックという種だ」

 

ちょっとくらいなら頭撫でてもいいよね…?

そーっと……うわあぶない、噛みつこうとしてきたんだけど。

 

「ノルウェー・リッジバック種はどれくらいの早さで大きくなるんですか?」

 

「かなり早いぞ。大体一か月もすれば、この小屋くらいにはなる」

 

えぇ…それを飼うのはまずいんじゃない?

 

それからの一週間、私たち四人はハグリッドにドラゴンを手放すように説得し続けた。

ハグリッドも飼い続けることが不可能だということは分かってるっぽいんだけど、赤ちゃんのまま野生に返すのは抵抗があるみたいだった。そこでハリーさんの思い付きでロンさんのお兄さんのチャーリーさんにノーバートという名前になったドラゴンを引き取ってもらう、ということになった。これならドラゴンは安全で、お互いに傷つかない。

気がかりなのは、どうやらマルフォイさんにドラゴンの受け渡しについての話を聞かれてしまったかもしれないということだね。お昼ご飯を食べながらそんな話をしてしまった私たちにも非はあるけどね。

また変なちょっかいをかけてこなければいいけど…

 

受け渡しは透明マントを使い、ハリーさんとロンさんが実行することに決まっていた。

透明マントに入れる人数が箱の大きさを考えると二人だということと、ドラゴンを入れた箱が意外と重いっていうのが決め手だった。

けどロンさんがノーバートに噛まれてしまってい、箱を持つことが出来なくなってしまっては状況は変わる。

私とハーマイオニーさんのどちらかが持たないといけなくなったのだけど、ハーマイオニーさんに決まった。…というか、ノーバートと素早くお別れできる自信がなかったから、ここは譲っておいた。仕方ないね。

 

そして当日

 

「長旅だから、ネズミやブランデーを入れてやろうとおもっちょるんだが…」

 

ハグリッドさんの声がくぐもってる。お別れだもんね、寂しいに決まってるよ。

 

「喜ぶと思いますよ。ノーバート……元気でいてくださいね…」

 

「…本当にヨーセイが行かなくて大丈夫?まだ変われるわよ」

 

「…決心が揺らぐので、今お別れを済まします」

 

あぁ…短い間だったけど、やっぱりお別れは悲しいなぁ。

懐いてくれたりはしなかったけど、愛着がわいちゃうね…

 

「……もう大丈夫です。私は先に帰っていますね」

 

「あぁ。僕らも最終的な確認をしたら、いったん寮に戻るよ」

 

でもこれでノーバートにとってもいい環境で暮らせるようになるんだし、いいことだよね。

願わくば、今晩の作戦が上手くいきますように。

 

 




第十二話でした

本編なんですが結構な駆け足ですね
まぁ仕方ないのですが、いくつか出番を削ってしまっているドラコちゃんやネビルちゃんに活躍の場が与えられるのかどうなのか…
出来ればどこかで埋め合わせしたいのですが、ちょっと私にはまだ分かりませんね


お気づきでしょうが、大ちゃんは禁じられた森に行きません
というか、別に行っても行かなくてもあまり展開が変わりそうになかったので、コイントスで決めることにしました。結果、裏だったので行きません
実はこんな感じでテキトーに決めることが多かったりしますが、展開上問題はない程度に留めていますので多分大丈夫


今回かなり急いで書いていますので、もしかしたら見落としている誤字脱字があるかもしれません
違和感のある改行などでも指摘していただけましたら編集いたしますので、よろしくお願いします


感想、ご意見、評価、なんでも待っています!
どんな内容でも楽しく真摯に受け止めます!


ではこの辺で

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