2000UA行ってますね。
みなさんありがとうございます!
ギリギリ(?)一週間投稿に間に合わなくて悔しいけど、私めげない!
…そんな感じでどうぞ
第十六話 お泊りに向かう
夏休みは矢のように過ぎていった。そこまで時間は経っていないはずなのにチルノちゃんや他の妖精たちと遊ぶのが楽しくて楽しくて…
久しぶりの幻想郷はやっぱりのびのびできるね。羽だって隠さなくていいし、髪の毛も元の色に戻せる。何より空を飛ぶのがすっごく気持ちいい!
箒で飛ぶのもあれはあれでいいんだけど、やっぱり体全体で飛んだ方がスッキリ感がいい感じ。
チルノちゃんとはお互いに時間を忘れておしゃべりしたよ。外の世界の話とか、すぐ食いついてきて目を輝かせてたなぁ。
勉強してきた魔法も見せたよ。最初は学校から使うなって言われていたから自重していたんだけど、そんな話を遊びに来ていた紅魔館の図書館でぽろっとこぼすと
「それって未成年者が魔法を使った時に感知する魔法よね?あなたにそれがかかっているわけないじゃないの、妖精だし」
ってパチュリーさんに言われた。ある意味当たり前だったけど、兎も角これで魔法を披露できるようになったってわけだ。
久々に弾幕ごっこもやったけど、チルノちゃんは相変わらず強いし、私自身、弾を避ける感覚とかも忘れていたからあんまり勝てなかった。いくら友達だからって、悔しいものは悔しいわけで、ホグワーツに戻っても隙を見て練習しようかな。
来年までに強くなって、チルノちゃんと互角になってやろうと密かに覚悟を決めてみたりする。
そんなこんなで、ある夏の暑い日。
私は川に足を付けて涼んでいた。横にはチルノちゃんがいるから周囲の温度もいい感じ。
時間がゆっくりと流れていく。魔法の勉強は確かに楽しいけど、こうして何もかも忘れて待ったりするのも素敵だね………ん?
何もかもと言うか…何か忘れているような…
………あっ
「うわぁしまった!」
「ふぇ?ほーひたの?」
横で氷を咥えながらチルノちゃんが聞いてくる。
「学校の友達の家に遊びに行く約束を忘れてた…」
「んー、それは…大変かもねー」
「やばいやばい、手紙送るって言ってたけど
「とりあえずさ。外に出て、手紙でも送れば?大ちゃんが連れ帰ってきたおっきい鳥を使えば手紙が届けられるって言ってたじゃない」
「あっそうか、そうだよね!とりあえず外に出してもらって……あれ?紫さんって普段どこにいるんだっけ?」
「それは……あれ、分かんないや」
何かあった時は大体紫さんの方から来てくれてたからなぁ。
こっちから会いに行く機会なんてほとんど無かったし、そもそもそんなに話したこともないや。
どうしたもんかなぁ。
「ほら…紅白の方の巫女なら知ってるんじゃない?話してるの見たことあるし」
「そうだねー…確かに博麗神社がまだ可能性ありそうだよね。チルノちゃん、私ちょっと行ってくる」
「ついてくよーやることないし」
そこそこ長く飛んでやっと遠くの方に見えてきたね、博麗神社。
幻想郷でもほんとに端っこにあるから私程度の飛ぶスピードだとそれなりに時間がかかっちゃう。
鳥居が外側向いてたり、妖怪が一杯いたり、はっきり言って変な場所だけど不思議と居心地はいいんだよなぁ、あんまり来たことないけど。
「ふぅ、やっと着いた…すみませーん、霊夢さーん居ますかー?」
とりあえず呼んでみる。
「ちょっと待ってなさーい」
奥の方から声がする。
まあ言われた通りにしとこう、座っててもいいかな。
「あら、珍しい顔…とチルノじゃない。用事があるのはどっちかしら」
「私じゃなくて大ちゃんよ」
「…そりゃそうか。チルノだもんね」
「なにそれどーいう意味よ!」
「まぁまぁチルノちゃん落ち着いて…えーっと、私が霊夢さんに直接用事があるわけではないんですが…」
「…じゃあなんで私は呼ばれたわけよ」
「紫さんの住んでいる場所、ご存じないですか?会いたくても居場所が分からなくて…今ほんとに困ってるんです!」
「紫の居場所?そんなの私も知らないわ」
えっそんなの話が違う
「大体向こうが用事あるときは一方的にここに来るのよ。たまに、来てごろごろしてるだけってときもあるけど、どっちにしろ私から連絡取ったことは無いわ」
「困りました…紫さんじゃないと出来ないことだと思うんですが…」
「ふーん…まぁ、どーせどっかからこのやり取りも見てるわよ。そうよね?」
霊夢さんが虚空を見つめてる。
……本当に見ていたりするのかなぁ
「よく分かったわね。流石巫女ってところかしら」
あ、本当に見てたのね…早く出てきて欲しかったんですがねぇ。
「あら、大妖精じゃない、久しぶりね」
「白々しいですよ。というか、いつから見てたんですか?」
「大妖精が来たときにはもう居たわよ、お茶飲みに来たら偶然ね。私に用事ってなにかしら?」
「あっはい、実は夏休み中に学校の友達の家に遊びに行く約束をしていたんですよ」
「つまり、外に出たいってことかしら?」
「はい、アリスさんが今年使っていた家があると思うのでそこに飛ばしていただけますか?」
「それくらいなら別にいいわよ。私に負担は無いし」
よーし、これでとりあえず外に出ることは出来そうだね。
「でもわざわざ博麗神社に来なくてもあなたに渡してあるオプション使えばよかったのに」
………あ、ほんとだ、なんで忘れてたんだろう。あのオプションって
あれ繋がってるの紫さんなのね…。
「まあ私に届くわけじゃないけどね。うちの式神の所に届くから結局一緒ってわけ」
「まあ、はい。次からそっちで連絡します」
「とりあえずなんとかなりそうじゃん。よかったね大ちゃん!」
「うん!でも…またしばらくは会えないから…」
「?どーせまた帰ってくるんでしょ?帰ってくるなら、別にいいよ。勿論寂しいけど…大ちゃん楽しそうだし、好きなことをしてこそ妖精だよ!」
「うん…そうだよね。学校の友達と遊ぶのも楽しみだったし、行ってくる!」
「あー、もう私戻ってもいい?」
あっ霊夢さんのこと忘れてた。
「はい、わざわざ聞いていただいてありがとうございました」
「…妖怪もみんなあなたみたいに素直だったらいいのに」
「あら、私は自分に素直よ?」
「はいはい…じゃあ、私戻るから」
そう言って霊夢さんは奥に戻っていった。
忙しいのかな…?悪いことしちゃったかも。
「別に忙しいわけじゃないのにね。どうせ寝てるんでしょ」
あ、そういうやつなのね、はい。
「とりあえず今日は家に帰って荷物を整理しますね。明日の朝でも大丈夫ですか?」
「私が朝早くに起きてないといけないこと以外は問題ないわ」
「それは…なんかすみません」
「まあ、無理矢理異変解決させてる部分もあるし、それぐらいのフォローはするわ」
「あ、自覚あったんですね。意外です」
「…私は寝ている霊夢を叩き起こしてお茶を淹れさせることに忙しいから、また明日会いましょう」
そう言って神社の中に入っていく紫さん。中がかなり騒がしくなっているけど…巻き込まれたくないし帰ろうっと。
「じゃあ私、家に帰って準備しなきゃ」
「じゃあ私は、やることもないしこの辺に妖精が三人くらい住んでたはずだからちょっかいかけてくる!」
「ほどほどにね…」
「うん!じゃーねー!」
外に出るわけだけど、あくまでお泊りだからそんなに多くの荷物はいらないよね。
服を何着かと身だしなみ用品に、杖でしょ?お金も多少は持っとかないとね…あとはナチュルちゃんと…あっ薬も持ってかなきゃ。
それと…そうだ。ロンさんの家族とハリーさん、ハーマイオニーさんになんかお返ししなきゃだね。
うーん…人里に行って何か買ってもいいけど……さすがに変だよね、イギリスに純和風な感じの贈り物は。
私が今から作れるものとなると…お菓子かな、クッキーとかスコーンとか。
よし、焼き菓子をいくつか作って持っていこう!ハーマイオニーさんからのプレゼントはお菓子の詰め合わせだったしちょうどいい。ちゃんと包装できるような紙とか布とかを用意しなきゃね…
あれからいくつかお菓子を焼いて準備万端当日です。
薬も飲んだし身だしなみも完璧、荷物の量はほどほど、ナチュルちゃんの鳥かごは大きいけどまあ大丈夫かな
「じゃあ送るわ。アリスの家でいいのね?」
「はい、着いてから手紙を送るのでそっちで何とかします」
「分かったわ。それじゃ繋げるわね」
目の前にスキマが開く。
「これを抜ければアリスの家よ。旅の無事くらいは祈ってあげるわ」
「ありがとうございます!では、行ってきます」
ゆったりと歩いていくとどこかの部屋に着いた。これがアリスさんの部屋かな?
兎に角、ロンさんに手紙を送らないと…
もし連絡してもらっていたら返事が出来ずにすみません、大妖精です。
私が住まわせてもらっている家はフクロウなどが寄り付かないような魔法がかけられているらしくて、今まで気づきませんでした。
届くようにしてもらったので、もう大丈夫です。
ロンさんのお家に泊まりに行きたいのですが、どうやって行けばいいですか?
お返事お待ちしてます。
…ん、こんなんでいいか。
「ナチュルちゃん、この手紙をロンさんに届けてくださいね」
鳥かごを開けてナチュルちゃんに手紙を渡す。
いっつも思うんだけど、よく迷わずに届けられるよねぇ…もう飛んで行っちゃった。
取りあえず返事を待つしかないか…本でも読んどこう。
ガラスをつつく音、ナチュルちゃんが帰ってきたみたいだ。
「いつもありがとねー」
ロンさんからの手紙を持ってたね。読んでみよう。
返事がないから心配してたんだけど、とにかく無事でよかったよ!
こっちはいつでもオーケーさ。
楽しみに待ってるよ! ロンより
…
たしかアリスさんの家って徒歩だとちょっとだけ時間はかかるけど飛んでいけばすぐ魔法使いの村に行けるらしいし、そこに行けば粉も使えるかな?
……いやいやちょっと待て私。アリスさんのことだから
…確認しとこう
「もしもし、アリスさん?」
『…なんでわざわざオプションで連絡してるの?直接家に来ればいいのに』
「あーいえ、今アリスさんの外の方の家に来てるんですよ」
『………え?なんで?』
「紫さんに頼んで外に出してもらったんですよ。それで質問なんですけど、この家
『それは暖炉の隣に置いてあるはずだけど…待ちなさいなんで外に出てるわけ?』
「友達の家に遊びに行く約束があったもので。とりあえず間借りしてます」
『あーそういうこと。それくらいなら勝手に使ってくれて構わないわ』
「ありがとうございます、では」
ふむ、暖炉に粉を振りかけて、場所を高らかに宣言するわけね。
せーの
「隠れ穴!」
…うわっぷ、何この感じちょっと気持ち悪い。
スキマの方がまだ快適だわ…
途端にすごい音と同時に地面に不時着した。
「いったぁ…なにこれ使い心地は微妙ね…あれ?」
ふと気づくと目の前に多くの男女が食事中にもかかわらずこっちを向いている。
私はこの人たちを知っている…というか双子さんとロンさんがいる時点で目的地にたどり着けたというのが分かるね。
「あーえーっと、今日から何日かお世話になる大妖精です…よろしくお願いします」
魔法使いの生活って楽しみだなーなんて考えながら、ドタバタしているロンさんファミリーを眺めている私でした。
今回から秘密の部屋編な感じで16話でした。
話的にはほぼ何も進んでいないので特に私から話すことはないですね
ですが、こういう内容的には何も詰まってない話の方が書く分には難しいんですよねー
この辺が私の課題だと思います。ぼちぼち改善したらいいなー
感想、ご意見、評価、その他もろもろ待っていますとテンプレを打ち込んでおきます
ではこの辺で