昨日は原作を読んだり、ぼーっと紅魔郷をプレイして被弾したりしていました
小説を書くという慣れないことをやっているので時たま休憩を挟みつつ、のんびりやっていきたいと思います
ではどうぞ
朝の陽ざしを瞼の裏に受けて目を覚ます。
ん~ん……ふう、おはよーございます。
どうやら、部屋の中では私が一番早く起きたみたい。朝も早いし、時間には余裕があるけれど、特にやることもないなぁ。
…まあ身支度はしとこうかな。
…あ、部屋のみんなが起きだしたね。
「おはようございます。よく眠れましたか?」
「おはよう…あなた、とっても朝が早いのね。もう着替えているなんて」
「ほんとね。その様子だとさっき着替えたばかりってわけでもないんでしょ?」
暇だったし、空き時間用に持ち込んでいた本を読んでいたので、その辺はバレバレだったか。
この本、読み物としてかなり面白いんだけど、まさかの自伝だった。魔法界ってすごい人いるなぁなんて思う。
「えぇ、まあ早起きは癖みたいなものですよ。え~っと…お名前をまだ聞いていませんでしたね。私は大妖精と言います。好きなように読んでくださってかまいませんよ。
「それじゃあ、うーんそうね。ヨーセイって呼ばせてもらうわ。私はラベンダー・ブラウン」
「パーバティ・パチルよ、パーバティって呼んでね。妹と一緒でややこしいし。あなたのこと私も呼び捨てでヨーセイって呼んでいいかしら?」
あ、言われてみれば組み分けで双子だった子たちの片方だわ。双子でも寮は違うのかぁって思ったからなーんとなく覚えている。
「ええ、大丈夫です。それではパーバティさんと…えっと」
「私もラベンダーでいいわよ」
「では、ラベンダーさん、長い付き合いとなるでしょうし、これからよろしくお願いします」
「よろしくね」
「よろしく」
そんなことをしている間に、グレンジャーさんも起きてきた。
ラベンダーさんとパーバティさんのことに気付いたのか二人と自己紹介をしている。
よーし、私はグレンジャーさんともう挨拶してるし、いい感じに時間も潰せたよね。
ごはん食べようそうしよう。
「私は着替えも済んでいますし、先に朝ごはんを食べにいってきますね」
「ええ、お先にどうぞ」
とはラベンダーさん。
食事のシステムがどうなっているかがいまいち分かんないんだけど、昨日食べた場所も大広間だったし多分そこかな。
談話室を通って、寮を出る。ここから大広間ってやたら道のりが複雑だった気がするけど、すでに生徒がちらほらいるし、彼らについていけば何とかなるはず。
…うん、迷った。
目星をつけていた人ともはぐれてしまったし、一体ここってどこなんだ…。
大体あの階段どう考えても動く必要なくない?今来た道を戻ろうにも、もうその道がないとかホントどうしたらいいのさ…。
誰か人いないかなぁって…あっ人いた、よかったぁ。
「トイレを吹き飛ばすったって、やっぱタイミングが大事だよな」
「そうだなフレッド。まずはみんなが見ている場でやるかどうかから決めようぜ」
トイレを吹き飛ばすなんてとっても面白そうだけどさ、具体的に考えてるってことは本気でやる気なの?…
……あ、そういえばあの双子さん見たことがある。グリフィンドールの寮生の中でもダントツで目立ってた人たちだよね。しかもロンさんのご兄弟ときたらいやでも覚えちゃう。
とにかく彼らは上級生、道を尋ねるには今しかない!
「あの~、すいません…大広間に行きたいんですけど、道に迷っちゃって…」
ウィーズリー家の人に道を尋ねることが昨日と今日で連続するなんて、なんとも微妙な運命を感じるね。そういう星のもとに生まれているのは果たして、彼らなのか私なのか。
「あぁ新入生か。僕らもこれから向かうところだったし、ついてきなよ」
ほんっと上級生にあえてよかったぁ。もし会えなかったら少なくとも朝ごはん抜きだった。
いやまあ妖精的には問題ないけどさ。
「君ってアレだよね?うちのロニー坊やと一緒にいた子だ」
「ついでにあのハリーポッターともな」
「えぇ、コンパートメントが一緒だったので」
「仲良くしてやってくれよ?ロニー坊やは寂しがり屋だからな」
そんな話をしながら、彼らが前に立っての案内が始まった。
どうやらホグワーツには穏やかじゃない数の抜け道や隠し通路があるようで、大広間に行く際に知っていれば何とかなるような道をいくつか教えてもらった。
他にも教室に言くときなんかの道とか、かなりの数があるとのことなのでまた後日教えてもらおう。ホグワーツの調査にも役立つし、なにより便利。
でも私が後ろにいるのにトイレ爆破の話をしないでほしいなって。
丸聞こえなんだけど、これほっといてもいいのかな。
「よし、無事でたな。この道を左に行ってまっすぐ。右手に大広間が見えるはずさ」
「僕らは用事を思い出したから、ここでおさらばするよ。じゃあね」
なんて言ってから彼らは隠し通路に戻っていった。
用事?大広間に行くって……あっ。…トイレ爆破のことは私の胸の奥底にしまっておこうね、きっと彼らのためだし、私のためだ。
…あ、大広間だ。いやぁ半信半疑だったけどギリギリ朝ごはんの時間にも間に合ったかな。
「あれ?あなた私より先に部屋を出ていたわよね。なんで大広間に着くのが一緒の時間なの?前からやってくるのもおかしくない?寮はこっちなのに」
そう言って向こうからやってくるグレンジャーさんに見つかっちゃった。
なんだこれ、恥ずかしいんだけど。思いっきり迷っちゃったのバレバレなんですけど。
「いえ、その、少し道に迷ってしまいまして。グレンジャーさんも今から食事ですか?」
「ええ今からよ。今日からの授業本当に楽しみ!私変身術に興味があるんだけど…」
グレンジャーさんと一緒に大広間に入ると、すでに中は生徒いっぱいだった。隣で二つ席空いてるかな。
…
「…あぁほんと、早く教室に行きましょう!私たちには勉強することがいっぱいあるのよ!最初の授業は…確か薬草学ね。薬草学もとても面白そうね。図鑑とかはよく読んでいたけど、それにも載っていない植物とかもありそう…なんといっても魔法界だし!」
あーごはん美味しかったなぁ。ホグワーツは食のレベルも高くていいとこだなー。
…グレンジャーさん、思っていたよりもはるかにすごい人だった。ごはんを食べる前から、食事中、食後の今に至るまでずっっっと授業が楽しみだってことについて話してる。いやこれ素直にすごいと思うよ、うん。尊敬しちゃう。
しかも話しながらも迷いなく歩いているあたり、授業の教室の場所とかも全部覚えてるんだろうか…覚えてるんだろうなぁ昨日の今日で。はへー。
しばらくグレンジャーさんと一緒に行動しとこう。これなら間違いなく教室にたどり着けるし。
「私も授業、とても楽しみですよ。教室の場所がまだ把握できていないので、連れて行ってもらえませんか?」
「今まさに向かっているわ。薬草学の授業は城の外を出て裏にある温室で行うの」
今日からまさに授業が始まる。どんなことを学ぶのか楽しみにしている自分と、ついていけるのか不安な自分がいるけれど、その結果はすぐに分かること。今は期待に胸を踊らせておこう。
それから私たち一年生は薬草学、そして魔法史と順番に授業を受けた。
どちらも私にとっては中々面白そうな授業だったよ。薬草学は文字通り植物やキノコの育て方や効能を学ぶ授業なんだけど、普段からどこかで目にするようなありふれた雑草に不思議な効能があったり、見るからに変な見た目をした植物があったり、私としては植物なんかは身近なものだからとても楽しかったよ。
魔法史は内容は面白かったし、事実それなりに楽しめたんだけど先生の話し方だけ何とかならないかなぁ。平坦で抑揚のない話し方だからその気もないのに眠くなっちゃう。かといって眠るわけにもいけないし、内容を覚えなきゃだからノートをとるわけだけど、これがまた眠気を誘うんだよね~。もう後半は睡魔との闘いでかなり大変だったよ。ハリーさんもだいぶ頑張ってはいたけど、ロンさんはありゃ寝ちゃってたと思う…あれ?面白かったはずなんだけどなー…内容あんまり頭に入ってない…あれ~?…
…まあ、それはそれとして置いておく。とりあえずお昼ご飯食べて、午後の授業に向かわなきゃ。
「あぁやっと変身術の授業よ!確かに薬草学は興味深かったわ。魔法史だって知っていたことは多かったけれど…悪い授業じゃない。でも私が一番待ち望んでいたのはこの授業なの!初めの授業はマッチ棒を針に変えるようなことから始めるって監督生のパーシーが言っていたけど、私にできるかしら?いえ、やって見せるわ。教科書もしっかり読み込んだし大丈夫なはずよ。あなたはどう?自信はある?」
「…え?あっと、はい。まあ…一応、教科書は読みましたよ?でも変身術は難しいと聞いてますので自信はあまり…」
危ない危ない。お昼ご飯に集中しすぎて、話を聞きそびれるところだったわ。
自分からはあまり話さないとはいえ、相槌くらいは打ってあげたいしね。
「そうよね…難しいという話は山ほど聞くし書いていたわ。でも魔法だって勉強ですもの。手順を踏めば、やれないことはないはずよ!」
グレンジャーさん授業に対して燃えるのはいいけれど、早く食べないと遅刻しちゃうよ?
「あの、時間大丈夫ですか?」
「あっほんとだ、急がなきゃ!あなたは先に行っていていいわよ。私もこれを食べてから後を追うわ」
「分かりました。それではまた後で」
席を立つと、ちょっと行った先にハリーさんとロンさんが。どうやら待っていてくれたみたい。
「あの子とずーっと一緒にいたけどさ、疲れない?大丈夫?」
「いえ、別に悪い子じゃないので。話すのが好きなだけですよきっと」
「とは言うけどさ、ヨーセイはずっとつき合わされてたじゃん?」
「私も楽しかったですからいいんですよ。ハリーさんは授業どうでした?」
「薬草学は普通だったけれど、魔法史はしんどかったかな。授業がほんとに眠くて眠くて」
「あーあれは確かに。話し方が悪いんですよね。内容は普通ですし」
「僕なんか一瞬寝ちゃってたよ」
…一瞬?結構わかりやすく寝てたけど…まあいいや。
三人で教室に向かう。特に何事もなくついて一安心だ。あの階段急に動き出すから毎回ちょっと怖い。
教室で先生が来るまで楽しくおしゃべり。あっグレンジャーさん間に合ったんだ~って思ってたら先生が入ってきた。
あの人って逆らうとダメそうな雰囲気ムンムンだった組み分けの時の先生だよね、もちろん逆らうつもりもないけどさ。
「変身術はホグワーツで学ぶ魔法の中で、最も複雑で危険な物の一つです。いいかげんな態度の生徒はこのクラスから出て行ってもらいますので、初めから警告しておきます」
というなり、先生は机を豚に変えて見せた。これは確かにとても魔法的だし、魅力的だ。
そして先生は、とっても複雑な内容の授業をこれでもかというほどノートに写させた後に、マッチ棒を配って、これを針に変えるということをやるように言われた。
む~ん、ほっ!…え~い、ほっ!…だめだ、うんともすんとも言わないね。15分くらい頑張ったけどピクリともしないわ。あたりまえだけど、ただ杖を振るだけじゃ意味はないっぽいなぁ。誰かちゃんと針に出来た人いないかなって、教えてもらいたい。
って辺りを見まわしているとすぐ横で、グレンジャーさんちゃんと針になってるじゃないの。自信があるとは言っていたけど、まさか本当に出来てしまうなんて思わなかったよ。
「グレンジャーさん、出来たんですね、おめでとうございます。なにかコツとかありました?私ピクリともしないんですけど」
「ええ、確かに大変だったけれど、授業のノートをひたすら読んで、後は…そうね。イメージすることよ。マッチ棒がだんだん針になっていく様を鮮明に意識する。これがコツかもしれないわ」
イメージですか…マッチ棒が針になっていくイメージ…うーん
だんだん固くなっていって…鋭くなる……つららかな?
そうだ、つららは針みたいだ。あれもだんだん固くなっていってるし見た目も近い。
…うん、なんだかできそう。
えいっ
「…あら?あなたのマッチ棒、少しだけ変身しているわよ。ほら、木のままだけど、ちゃんと尖ってる」
あらほんと、尖りましたわ。
「…えー…微妙ですね。なんとなくできた気がしたのに…」
「まあ、変身してはいるんだし、あとちょっとだと思うわよ。それに、ほら。周りの人はまだ出来ていないじゃない」
まあそうなんだけど、なんかパッとしないなぁ。
結局、授業の間に少しでも変身できたのはグレンジャーさんと私だけだった。特にグレンジャーさんはかなり完成度の高い針だったので、相当先生に褒められていた。どことなく嬉しそうなグレンジャーさん。あーもうなんで私のマッチ棒尖っただけなんだろう。
それでも、とにかく無事に初日の授業は終わった。個人的にはまあまあな滑り出し
こんな感じに毎日が進むなら私でもやっていけそうだ。
これから夕食までどうしようか、まだ初日だからレポートも出ていないし、やることがない。そうだ、隠し通路を探そう、それか図書室があるそうだからそこに行くのもいいな。
四階の右側の廊下のことも調べなきゃだけど、それはまた後でもいいじゃない。
子供みたいにホグワーツを探検しようかな、そんなことを考えながら、とりあえず寮へと向かう。
ホグワーツでの初授業の日、時間は楽しく過ぎていった。
と、そんな感じに第五話でした
まさかの初授業で魔法薬学までたどり着きませんでした
慎重に書きすぎで展開が遅いような気がしないでもないですが、加速出来そうな場所はしていきたいですねぇ
大ちゃんが意外と変身術が出来た理由というのは、同学年の人よりも日常的に魔力を使ってきているので、自分の魔力を外に出す経験値が高いからです
そりゃ弾幕ごっこをしていればそうなりますね
つららイメージはチルノちゃんの影響です。尖っただけだったのは単純にイメージ不足
次回投稿は普通に明日にしたいと考えていますが、今から書くのでどうなるかは分かりません
投稿がなかったら『あっあいつ展開悩んでやがるな』とでも考えといてください
感想やご意見、お気軽にどうぞ どんな些細なことでも構いません
全てが私の糧になります。新感覚の投稿者育成ゲームですよ!
ではこの辺で