最近はお気に入りやUA、評価や感想を頂くことも少しづつ増えてきており、とてもうれしく思っています
期待に応えることは大変ですが、私の出来る範囲で全力投球していきます!
ではどうぞ
あぁ昨日は本当によく眠ったなぁ。
朝食を食べに大広間に向かおう。ラベンダーさんとパーバティさんは二人で先に行ってしまったようだ。
グレンジャーさんはまだ寮にいたので一緒に行こうかな。
…あっハリーさんとロンさんだ。
「ハリーさぁーん、ロンさぁーん、おはよぉーございまぁーす」
駆け寄りながら近づく。
「あぁ、ヨーセイか。おはよう」
「はい、おはようございます!昨日はよく眠れましたか?私はとってもよく眠れて最高の目覚めですよ!」
「よく眠れたかだって?そんなものじゃないさ…僕たちは昨晩、大冒険をしてきたんだ!」
えっなにそれ気になる。教えてハリーさん。
「何をしていたんですか?気になります」
「えぇどうしようかな…言ったら言ったで問題になるかもしれないし…」
もったいぶってないで教えてほしいんですが…。
こんな時に限ってロンさんはそういうことを言う。
「グレンジャーさんも聞きたいで……あれ?いない」
あれ~さっきまで横にいたのに…あ、もうだいぶ先の方に行っちゃってる。
「どうしたんでしょう…なんかかなり早足なんですけど」
「あいつのことはほっとこうぜ。偉そうに指図されないで清々するよ」
ハリーさんもまたそんなこと言って…。
彼らの間に何かあったのかなぁ。あったとしたら、多分だけど昨日の夜だ。
冒険ねぇ……どこに行ったんだろうか。
彼らがまったく口を利かなくなってから、もう二週間くらいたってしまった。
私としては共通の友達が喧嘩しているというのはあまり気持ちいいものじゃないので早く仲直りしてほしいんだけど…。
「あんな偉そうなやつ、放っておけよ」
「校則を破って得意げになっているような人たちなんて、私知らないわ!」
こんなんだからなぁ。私にどうしろっていうのよ。
あれからさらに数日が立った。今日はやけにかぼちゃの匂いがするよ。
…あっそうか、ハロウィーンか。幻想郷では全くと言っていいほど目立たないイベントだけど、こっちでは盛大に祝うのかな。
最近私は教室の場所を覚えられたのもあって、一人で行動することが多い。
いやぁ、ハリーさんとロンさん、グレンジャーさん、どちらと居てもなんとなく気まずくなってきてしまったけど、今日くらいは仲良くできないかなって思ってた…んですがねぇ。
それはフリットウィック先生の授業で起きた。
ついに物を飛ばす魔法の練習をするということになり、おっついに本格的ですなぁなんて考えてるまでは平和だったんだけど…。
先生が二人組に分けると言い出して、なんとロンさんとハーマイオニーさんが組まされてしまった。
えぇ…なんでわざわざそこ組ませちゃうん…?
ほら、なんとなく空気を読むようなさ、心配りが欲しいじゃん?もう手遅れだけどね。
ハリーさんはシェーマス・フィネガンって人と、私はネビルさんと組んだよ。
「ネビルさん、杖の振り方もう少し跳ねさせた方がいいかもですよ」
「え、そうなの…?うーん難しいなぁ…」
ネビルに指導をしながらも、私はもうロンさんとグレンジャーさんの行方を見守ることに夢中。
いつ火がついてもおかしくないよねぇ。そもそも組まされた段階から二人ともかなり機嫌が悪いし。
「ウィンガディアム レビオーサ」
「言い方が間違っているわ。『ガ』じゃなくて『ガー』と長く言わなくちゃ。それに『ビ』じゃなくて『ヴィ』よ」
「そんなによくご存じなら、君がやってみろよ!」
あぁもうロンさんもそんなライターみたいにすぐ燃え上がらないで…。
グレンジャーさんもやる気になっちゃって…腕まくりしてるよ。
「ウィンガーディアム レヴィオーサ」
…あら羽がちゃんと浮かび上がりましたね。さっすがグレンジャーさんだ。先生も褒めている。
私も頑張らないとなぁ…ロンさんがすっごい表情してるけど、私も頑張らないとなぁ。
授業が終わってから気になってたロンさんを見に行くと、ほんとに最悪の機嫌だったよ。
ちょっと近寄りづらいまであるな、これ。しばらく様子を見ておこう。
「だから、誰だってあいつには我慢できないっていうんだ。全く…悪夢みたいなやつさ」
…え?ロンさんそれは酷くない?
あーグレンジャーさん今の聞こえてたみたい…すごい表情しながら彼らを追い越していった。
「今の聞こえたみたいだよ」
とハリーさん。
「それがどうした?誰も友達がいないってこと、あいつだって気付いてるだろ」
………ちょっとそれは聞き捨てならないわ。
「ロンさん、それは酷い発言ですよ。撤回を求めます」
近寄りながら発言する。
「なんだよ、ヨーセイはあいつの肩を持つのか?」
「グレンジャーさんは私の友達ですよ。何を言っているか分かっていますか?」
「あぁ、分かってるさ。清々してる」
「…見損ないましたよ」
なによそれ…ほんと、どうしようもない。
ハリーさんが複雑な表情をしてるけど、今はロンさんとは話したくはない。
そのあとの授業にグレンジャーさんは来なかった。
パーバティさんとラベンダーさんの話によると、トイレで一人で泣いているらしい。
行きたかったけど、それはラベンダーさんに止められた。なんでも
『今は誰とも会いたくないわ』
だそうで。
今こそグレンジャーさんと話したいんだけど、ラベンダーさんはトイレの場所を教えてくれなかった。
私一人だといっぱい動くと迷いかねないから、私が探しに行くこともできない。
あぁもうもどかしい。
今日はハロウィーン。
すごくきれいな飾りつけだけど、なんとなく料理はおいしくないかな。
隣にいるのは今パーバティさんとラベンダーさんだ。グレンジャーさんはまだ来ていない。
晴れない気持ちで食事をしていると突如大広間の扉が開いて、クィレル先生が走りこんできた。顔が恐怖で歪んでてすごい形相。
「トロールが……地下室に……お知らせしなければと思って……」
それだけを告げて気絶してしまった。
…トロールって?
突如広がる大混乱。どこもかしこも、いろんな叫び声が混ざって大変なことになった。
ダンブルドア先生がそれを爆竹なんかを使って静かにさせてから一言。
「監督生たちよ。今すぐ寮の生徒を引率して寮に帰るように」
途端に動き出す監督生たち。
パーシーさんが大声で呼びかける。
「僕についてきて!一年生はみんな一緒に固まるんだ。僕の言うとおりにさえしていれば、トロールなんて怖くない!さあ、寮に向かうよ。僕は監督生だ!」
これは別にいいんだけど、グレンジャーさんだ。
彼女は今この場にいない。指示を聞きようがないんだ。
「ラベンダーさん。グレンジャーさんの場所を教えてください」
「なに?今から迎えに行くっていうの?無茶だわ!」
「何言ってるんですか!私は友達を見捨てるような真似できません!」
「…この階の女子トイレよ。見つけたらすぐ戻ってきなさい」
聞いたとたんに人ごみに紛れて離脱する。
ラベンダーさん、ありがとう。
とにかく今は急いでグレンジャーさんを迎えに行かないと。
女子トイレの中からすすり泣きが聞こえてくる。
良かった。ここにはトロール、来てないみたいだ。
「グレンジャーさんですか?私です、大妖精です」
「…何しに来たのよ。あなた、私を非難しに来たわけ?」
「そんなわけないじゃないですか」
「なんでよ!みんなどこかで私をバカにしてるんだわ!あなただってそうよ、私のこと、一度だって名前で呼んでくれたことないじゃない!」
…え?名前で呼んだことがない?
「…グレンジャーさん。言ってることがよく分からないんですが」
「ほら!みんなどこかで一歩引いて私と話してくる。誰一人友達がいないってことも、分かっていたわ!」
え、もしかして私もちょっと傷つけてた?
うーん、悪いことしたかなぁ。
「えっと、その、私がグレンジャーさんのことを名前で呼ばないのは、まだあなたに名前で呼んでいい、と許可を貰っていないからですよ」
「…え?」
「私はいつもグレンジャーさんのこと友達だと思っていましたし、一度だって不快に思ったことはないですよ。確かに話は長いですが、聞いてて面白いんで」
「…本当に?」
「はい、本当です。傷つけたことは謝りますが、ちょっと時間がありません。今少々めんどくさいことが起きていまして、寮に避難しなければいけないんですよ。」
「ですからその扉、開けてくれませんか?」
……ゆっくりと開く扉の中から、涙のあとがあるグレンジャーさんが出てきた。
なんかちょっとふるえてるし、本当に辛そうだ。
…思わず抱きしめる。
「…ごめんなさい。私がもう少し、あなたの気持ちに早く気付いておけば…」
…胸の中で泣き出すグレンジャーさん。
おーよしよし、怖くないからねー。
……!?
なんか、足音がする。しかもだんだん近づいてくるし…。
「グレンジャーさん。少しの間私の後ろにいてくれませんか?」
「…なに?どうしたの?」
「いえ、思い違いならいいのですが…なにかがこっちに来ているようです」
足音がさらに近くに来る。においまでしてきた。
あーこりゃ間違いないかな。
「…トロールですね。私が注意を引き付けますので、頃合いを見て脱出してください」
「無茶よ!あなた私より成績悪いじゃない!一人でトロールを相手にするなんて、死ぬ気なの!?」
あっそれ傷つくわ~。
「『妖精の魔法』なら私の方が成績良いですよ?」
「とにかく無理よ!一緒に逃げましょう!」
「私は大丈夫です……来ましたね」
4メートル近くある巨体がそこにいた。
唸るような声、鈍い灰色の肌、匂いはとてもキツく、棍棒を地面に引きずっている。
久しぶりだけど、やるしかない。
いつもの相手より
感覚を研ぎ澄まして、クナイのような形をした弾を作る。
トロールはこっちに気付いたようで、洗面台をなぎ倒しながらゆっくりと向かってくる。
油断している間に、さっさと弾を当ててしまおう。今日の弾は頑張って作ったから、ダメージも多いはず。
使い慣れた弾幕を展開する。
後ろでグレンジャーさんがなにか驚いているけど、今はそんなことどうでもいいよね。
とにかく弾を当て続けるんだ!あわよくばこのまま脱出できる!
大量の弾を当て続けて、煙が上がり始めた。トロールの姿が見えなくなったので、一度打つのを止める。
煙が引いたそこには、少しつらそうなトロールが座っていた。どうやら、耐えられてしまったらしい。すっごい怒ってますやん。ピンチ。
「どうしましょうか…とにかく弾幕を展開しますんで、もうしばらく…」
あっ、トロールの棍棒が振りかぶられている。
ヤバい。私はともかく、グレンジャーさんはこんなのくらったら死んでしまう!
その時だった。
「こっちに引きつけろ!」
「やーい、ウスノロ!」
そんな言葉と共に、ハリーさんとロンさんが入ってきた。どうやら助けに来てくれたみたい。
ロンさんが鉄パイプを投げつけてトロールの注意をひく。ハリーさんはこちらに走ってきた。
「早く、走って逃げるんだ!」
「それは厳しいです。一撃でもくらえば命にかかわりますので、この場で対処しなければ背後をやられますよ!」
「じゃあどうするって言うんだ!」
「私がトロールにダメージを与えて動きを止めます。ハリーさんとロンさんでトロールを行動不能にしてください!」
「トロールにダメージって…どうやって与えるつもりさ!」
「こうやって、です!」
再度弾幕を展開する。今度はいわゆる
手加減はしないけど…突破できるイメージも沸かないかな。
……いったいどうすれば…
「……!そうだわ!棍棒を魔法で操って、頭に打ち込めばいいのよ!」
とグレンジャーさん。
「どうやって当てますか?とりあえず
「……ヨーセイが
「分かったよ。僕だってやってやる」
「分かりました。では止めますよ」
弾幕を止める。トロールは緩慢になってきているが、それでもまだ動いている。
当然のようにかなり怒っているね…あっハリーさんがトロールに飛びついて、杖を鼻にぶち込んだ。
うわぁえげつな…トロールが振りほどこうと滅茶苦茶に動いてるところにロンさんが一発。
「ウィンガーディアム レヴィオーサ!」
棍棒がトロールの手を離れて、頭に向かって一直線。
鈍い音。
棍棒が頭に当たった。フラフラしたかと思うと、そのままドサッと倒れた。
衝撃で部屋中が揺れる。よかったぁ…なんとかなった…。
「これ…死んだの?」
「いえ、多分のびちゃってるだけですよ」
ハリーさんがトロールの鼻から杖を回収してる。
うわーすごい鼻くそ、きもちわるー。
一段落したとたん、入ってくるマクゴナガル先生。それに続いてスネイプ先生とクィレル先生がついてくる。
「いったい全体あなた方はどういうつもりですか」
あー…これはすっごい怒ってるねぇ。
「殺されなかったのは本当に運がいいことなんですよ。しかも一年生だけなんて…」
「あの…全部私が悪いんです。私がトロールを探しに来て……一人でやっつけられると思っていました」
あら珍しい、グレンジャーさんが嘘なんて。
「もし三人が探しに来てくれなきゃ、私死んでいました。ヨーセイはほかの二人が来るまで足止めを、ハリーはトロールの鼻に杖を差し込んでくれ、ロンはトロールの棍棒でノックアウトしてくれました。三人ともほかの人を呼びに行く時間はありませんでした。みんなが来たとき、わたしはもう殺される寸前で…」
グレンジャーさんがそういうことにしたいなら、私は止めないよ。
そうですって肯定するような顔をしとく。
「ミス・グレンジャー、なんて愚かなことを…グリフィンドールから五点減点です。あなたには失望しました」
そこで向き直って私たちに
「あなたたちは本当に運がよかった。その幸運にたいして一人五点ずつあげましょう。ダンブルドア先生に報告しておきます。帰ってよろしい。寮ではハロウィーンパーティーの続きをやっていますよ」
急いで部屋を出る。さすがにあの場に長くいるのは気まずいよ。
寮に向かおう。これからハロウィーンパーティーの続きってのもなんか調子が狂うけどね。
寮に着いたよ。えーっと『豚の鼻』が合言葉だっけ。
三人は仲直りできたようだ。さっき去り際にお互いありがとうって言ってたし。
結局はめでたしめでたしってわけだ。
終わってみれば何事もなく、むしろ楽しかったかな。
久々に弾幕も出せたし。
「あの…あなたも、その…ありがとう」
パンプキンパイを取ってる私に話しかけてくるグレンジャーさん。
「いえ、無事帰ってこれて安心しましたよ」
「それでね?えっと…あなたのこと。ちゃんとヨーセイって名前で呼んでもいい?」
「はい。大丈夫ですよ。わたしもハーマイオニーさんって呼んでもいいですか?」
「ええ、問題ないわ。…その、これからも…友達として、よろしく」
恥ずかしそうにしながらそんなことを言ってくるハーマイオニーさん。
…かわいいなぁ。
「えぇ!これからもよろしくお願いします!」
今日、ハロウィーンの日はホグワーツに来てから一番ステキな日になったとさ。
と、こんな感じに第七話でした
ついに大ちゃんが少しだけ東方的なことをやりましたね
今はまだトロールを倒した興奮でハリーポッター側のキャラがそのことについて聞くのを忘れていますが、そのうち聞いてくるんでしょうねぇ
さて、未来の私はどうするんでしょうか
私、気になります
今回は5900文字近く、多分ですが過去最長です。だんだん分量が伸びてる気がしないでもないですが、気にしない方向でいきたいなぁ
感想、ご意見、ガンガン待っています
数字が伸びたり、感想が来たりするだけでテンションがかなり上がる簡単な体ですんでとっても嬉しくなります!
ではこの辺で