ハイスクールD・D・D(更新停止中)   作:ラグナクス

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ディオドラが交渉するまで行くと思ったらサイラオーグとの話が意外と長くなった。という訳でディオドラの腕が治るのも次回に持ち越しです


冥界のテレビ収録

【絶斗side】

 

リ「そうだった。絶斗たちに言い忘れてたことがあったわ。明日は冥界に行くからそのつもりでいてちょうだい」

 

絶「冥界?もうレーティングゲームをやるんですか?」

 

リ「フフ、それはないわ。ゲームの開催日は対戦相手とともに通知がくるもの。今回行くのは若手悪魔特集で冥界のテレビ番組に出ることになっているからなの」

 

絶「・・・テレビ番組?」

 

と言うやり取りがあったのが昨日。もっと早く言ってほしいものだが・・・部長だし聞かないだろうなぁ。次の日の深夜。部室に集まったオカ研のみんなと共に転移用魔方陣で冥界へ向かった

 

「お待ちしておりました。リアス・グレモリー様。そして、眷属の皆様。さぁ、こちらへどうぞ」

 

転移した場所は窓1つない部屋だった。床には転移用魔法陣が設けられており、着くなり、待機していたスタッフの皆さんがお出迎えてしていた。スタッフに連れられエレベーターに乗り上層の階へ。転移した場所はどうやら地下だったようだ。

 

イ「ゼット!部長のポスターが貼ってあるぞ!」

 

廊下にでるとそこにはポーズを決めている部長のポスターがあった。こうして見るとまるでアイドルみたいだ。イッセーがはしゃぐのも分からないでもない。考えてみれば部長は上流貴族みたいなものだし家としては魔王も出している。それを踏まえれば部長はアイドルとして扱われてもおかしくはないか

 

リ「サイラオーグ。あなたも来ていたのね」

 

先に進むと廊下の先からサイラオーグさんが十人ぐらいを引き連れて歩いて来た。先のレーティングゲームでは全員映る前にリタイアされていたからな

 

サ「リアスか。そっちもインタビューの収録か?」

 

リ「ええ。サイラオーグはもう終わったの?」

 

サ「これからだ。リアスたちもこれからということは別のスタジオだろう。それよりも試合、見たぞ」

 

リ「そう。貴方から見てどうだったかしら?」

 

サ「良い眷属たちだな。だがまだ成長途中といったところか・・・2人を除いて」

 

そういうサイラオーグさんは俺とゼノヴィアに視線を向けた。何か感づかれたか?

 

絶「・・・何か?」

 

サ「いや、何でもない」

 

視線を部長に戻すサイラオーグさん。俺たちは色々秘密を持ってるから率先して表に出たくはないんだが

 

サ「如何に力が強くても、カタにハマれば負けし、相手は一瞬の隙を狙って全力でくるわけだからな。それを初めてのゲームで身をもって学んだよ」

 

リ「そうね。あんな展開はあまり褒められたものではないけれど」

 

そうなのか?奇襲や罠とか、戦いは正面からぶつかるわけじゃないからありだろう

 

サ「そう言うな。後から聞いた話だがあの時のゼファードル達は体力もほとんどなく、魔力も底をつきかけていたらしい。彼の師のティアマットからの命令でな。ゼファードル達からしたらあれが最善の選択だったのだろう」

 

最善の選択を選び全力を尽くす。何もおかしく所はないな。・・・相手に最善を選ばされてなければな

 

「サイラオーグ・バアル様と眷属の様方。そろそろスタジオの方に入ってください」

 

サ「じゃあな、リアス。スタッフに呼ばれているからそろそろ行くとするよ」

 

サイラオーグさんはスレ違いざまにイッセーの肩をたたき

 

サ「おまえとは大勢の前で理屈なしのパワー勝負をしてみたかった」

 

リ「どういう事?ゲームの相手はこれから決まるのだからまだわからないんじゃあ・・・」

 

サ「俺も詳しくは知らないがゼファードルがこの若手のゲームに参加できるのが後2回までらしい。次も勝つのは分かっているから他の最多勝利者が最後に戦うと噂で聞いた。となれば残るはリアスとディオドラになるわけだが・・・ゲームを見る限りリアスたちが負けるとは思えなくてな」

 

リ「ということは」

 

サ「まだリアスはまだ知らなかったか。リアスの次の相手はディオドラだ」

 

「サイラオーグ・バアル様ー」

 

サ「おっと流石にこれ以上待たせるのは悪い。またな」

 

それを言ってサイラオーグさんは去っていった。それよりも次はあのディオドラさんとか。片腕落とされてたけど戦えるのか?

 

 

 

 

その後、俺たちは楽屋で待機することに。

 

「リアス・グレモリー様」

 

「兵藤一誠様はどちらに」

 

「次は木場祐斗様と姫島朱乃様のお二方、スタジオまでお願いします」

 

一人二人とスタッフに呼ばれバラバラに楽屋から連れていかれた。どうやら個別に呼んでいるようだ。・・・未だにダンボールに隠れているギャスパーへの配慮か?

 

「えーと、朧月絶斗様とゼノヴィア・クァルタ様はいらっしゃいますか?」

 

絶「お!ゼノヴィア、ようやく来たみたいだぞ」

 

ゼ「ん、分かった」

 

ゼノヴィアの頼みで蒼枒さんと黒歌さんの真似をしてゼノヴィアを後ろから抱きしめ、頭を撫でながら待っていたが、4cmしか身長が変わらない俺じゃあ蒼枒さんみたいに包むことはできなかった。もう少し身長が欲しいなぁ

 

「これから収録の打ち合わせを始めます」

 

連れられた先にプロデューサーと思われる悪魔から打ち合わせ、というよりはどんな質問をするか説明を受けた

 

「お2人には質問がそこそこいくと思います。先のゲームでの活躍がすごかったですから」

 

何でも前回のシトリー戦は冥界全土に放送されていたらしい

 

ゼ「絶斗・・・」

 

絶「マジか・・・」

 

ゼノヴィアが困った表情を向けてくるが、俺も困っている。本音を言えばあまり目立ちたくない。だからと言って折角修行をつけてもらているのに、手を抜いたせいで悪魔相手に負けたと伝えるもの何だかなぁ

 

「ちなみに兵藤さんはこの後、別スタジオでこれとは別の収録もあります。何せ、『乳龍帝』としてヒーローになりますから」

 

絶「え?乳龍帝???」

 

なんだそれ?

 

「魔王サーゼクス・ルシファー様と堕天使総督アザゼル様が中心となり冥界の子供が夢を持てるものをと、赤龍帝である兵藤さんが主役を務めるヒーロー番組を作るのが決定しました」

 

俺もゼノヴィアも唖然とした。それでいいのか魔王に総督。それでいいのか冥界。まともな精神をしてないぞ

 

「収録まで僅かではありますが時間がありますので、それまでお待ちください」

 

そういうとプロデューサーの悪魔は離れていった。周りには誰もいないことを確認し

 

絶「ゼノヴィア・・・」

 

ゼ「絶斗。君も」

 

絶「ああ」

 

絶・ゼ「「悪魔でいることを選ばなくてよかった」」

 

静かにつぶやいた

 

絶「イッセーの奴もいくら好きだからと言ってそれはないだろう」

 

ゼ「同感だ。もし悪魔でいることを選んでいれば、あれに付き合わされ続けることになっていただろう。私はゴメンだ」

 

絶「全くだ。んん?」

 

どうやら悪魔が通路を歩いて来ているようだ。収録か?と思ったが何かバラバラと紙が揺れ動く音がする。その悪魔が通り過ぎる際持っていたポスターが見えたが、そのポスターには

 

『乳龍帝おっぱいドラゴン』

 

と大きく書いてあった。まだ文字だけで写真は載せていなかったが先ほどの話は本当だったようだ

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