楽しみにしてくださっていた方々、次章で2回する予定なのでご了承ください
【3人称side】
駒王学園で新学期が始まる少し前。ヴァルハラの一室には高くそびえ立つ書類の山いくつもそびえ立ち、部屋の主であるロキはそれを高速で処理していっていた。そんな中、ドアをノックする音が部屋に響いた
ロ「・・・入れ」
フ「失礼します。オーディンより手紙が送られてきました」
部屋に入ってきたのはロキの息子のフェンリルだった。彼は手に持っていた手紙をロキに差し出すとロキは一旦書類から手を止めた
ロ「何だと?予定では一度帰ってくるはずだが」
手紙を受け取ったロキはその内容を確認するが、読み進めるとワナワナと身体を震わせ・・・
ロ「あの駄神がーーー!!!」
怒りの叫びをあげながら手紙を破り捨てた
フ「何が書いてたんですか?父様」
ロ「奴め。面白い者を見つけたからまだしばらく帰らないとぬかし、さらにその滞在費諸々を寄越せと言ってきやがった!帰ってくるというから我が奴の分までしてやってるというのに奴ときたらーーーー!!!!!」
ガーーーーと暴れるロキにフェンリルは書類が散らばらないよう抑えているだけだった
ロ「ハー、ハー。もう、我慢の限界だ。奴には報いを受けてもらわねばならん。あの計画を実行に移すとしよう。ユーガとミドガルズオルムを呼んで来い」
フ「ユーガは分かりますがミドガルズオルムはラグナロクまで起きないと宣言して深海で眠ってますよ?」
ロ「奴に直接仕事をさせようとは思ってない。欲しいのは素材だ。鱗や爪など回収できるだけ回収してきてくれ」
フ「ああ、なるほど。分かりました」
フェンリルは納得したのか了承すると部屋から出ていった。残されたロキはこれからの予定と策を練り始めていた
ロ「まずは生産からだな。それと同時にあれを他の者たちに回さねば」
ロキが見つめる先、棚の中には束ねられた紙が厳重に保管されていた
ロキがフェンリルから手紙を受け取っていた頃、ユーガは郊外の草原でアーサーと身体を動かしていた
ア「久しぶりと言う割にはかなり動けてますね」
ユ「これでも身体はガッチガチだったんだぜ。最近忙しかったからなー」
いつぞやのデュエルの時と同様、ユーガは《ロード・オブ・ザ・レッド》の鎧を身に纏い、《
ア「今まではどうしてたんですか?」
ユ「魔獣・魔物狩りをして生活してたからな。身体を動かすには困らなかったさ」
ユーガの《
ユ「やっぱり勝てねーか。手加減してもらってるとは言え負けるのは悔しいなー」
ア「ユーガはこれが本職じゃないでしょう。とは言え並の騎士よりも動けてるんですから十分と思いますよ」
アーサーはユーガの動きに素直に褒める。事実、手加減してもらっているとはいえ、人間の中でトップクラスの剣の使い手であるアーサーと一対一で打ち合える点でユーガももかなりヤバイが、本人はその自覚が全くなかった
?「2人の演舞。大変素晴らしいものでした。曹操はどう思いましたか」
腰を下ろし休んでいる2人に近づいていく謎の2人。その内の銀色の髪の男が先の手合わせを褒めていた
曹「ああ、英雄にふさわしい素晴らしい力だ」
黒髪の男が微笑みを浮かべながら答えた
ア「曹操にジークフリート!?何故ここに!!?」
ユ「(
曹「それはもちろん、ユーガ・キリュウとアーサー・ペンドラゴン。君たちをスカウトしに来た。その力、ただ持っているだけではもったいないとは思わないか?俺たちと来れば十二分に発揮できるぞ」
ユ「(まあ予想していた通りか)断る。お前たちが何者かも知らないしそもそもメリットがない」
ジ「そう思いましてこちらを用意しました」
ジークフリートが一本の剣を腰から抜いた
ジ「我々と来ていただければこの
曹「アーサーは言わずともユーガの腕でも扱えるだろう。どうだ?俺たちと共に来てるれるか?」
ユ「(誰が負け確定の組織に加担するか!答えは決まっている)断る」
曹「そうか。なら、無理矢理でもついてきてもらおう!」
曹操が
ユ「トラップ発動《裸の王様》!」
ユーガはあらかじめセットしておいたカードを発動させる。そのカードは《裸の王様》。その効果はフィールド上の全ての装備カードの効果は無効するというもの。当然装備扱いの
ジ「何故!?何故
曹「落ち着け。おそらくユ-ガのせいだ。あれを押さえれば元に戻」
ジ「曹操!?」
突如赤白い光が曹操を飲み込み、吹き飛ばした。ジークフリートがその光が発射された方を向くとそこには紫色のカードが浮かんでいた
ユ「曹操には《
《
ユ「続けていくぞ、《強制退出装置》。チェーンして《強烈なはたき落とし》」
ジ「なっ・・・」
ジークフリートのてから
ユ「発射!」
ユーガの合図とともにジークフリートは自身の拠点へ脱出させられてしまった。その場に残ったのは地面に刺さる
ユ「要るか?これ」
ア「要りません。そもそもが偽物ですから」
ユ「だよなぁ」
要らないものの処分に困った2人。そこでユーガはいいことを思いつき一枚のカードを発動させた
ユ「そうだ!作った奴に送れば良いんだ!アーサー、これを作ったのは誰だ?」
ア「詳しくは分からないが教会・天界が作っていたはずです」
ユ「そうか。なら天界の一番偉い人に行ってくれ」
ユーガが
ユ「これで良し。無事届いているはずだ」
ア「やはりそれはすごいですね。警備を無視して確実に届けることができますから」
ユ「相手に利になるものだけだがな」
ユーガがたまに使っている《強欲な贈り物》発送。元の効果のせいか相手が喜ぶものしか受け付けない。だが何の干渉も受けずに安全に相手に送れるため、ユーガは地味に便利だなと思っていたりする
ユ「さて、戻ってこないとは思うが俺たちも帰るか」
ア「そうですね」
乗ってきたDホイールに乗りヴァルハラに戻るユーガ。途中でアーサーを下ろし入口に向かうとそこにはフェンリルがユーガを待っていた
フ「ユーガ。父様がお呼びです」
ユ「ロキが?」
不思議に思うユーガだったが、深くは考えずロキの部屋へと向かった