ハイスクールD・D・D(更新停止中)   作:ラグナクス

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今回はこの章でのユーガたちの行動(本編の裏側)のためデュエルはありません
楽しみにしてくださっていた方々、次章で2回する予定なのでご了承ください


決闘者編 その7 前編

【3人称side】

 

駒王学園で新学期が始まる少し前。ヴァルハラの一室には高くそびえ立つ書類の山いくつもそびえ立ち、部屋の主であるロキはそれを高速で処理していっていた。そんな中、ドアをノックする音が部屋に響いた

 

ロ「・・・入れ」

 

フ「失礼します。オーディンより手紙が送られてきました」

 

部屋に入ってきたのはロキの息子のフェンリルだった。彼は手に持っていた手紙をロキに差し出すとロキは一旦書類から手を止めた

 

ロ「何だと?予定では一度帰ってくるはずだが」

 

手紙を受け取ったロキはその内容を確認するが、読み進めるとワナワナと身体を震わせ・・・

 

ロ「あの駄神がーーー!!!」

 

怒りの叫びをあげながら手紙を破り捨てた

 

フ「何が書いてたんですか?父様」

 

ロ「奴め。面白い者を見つけたからまだしばらく帰らないとぬかし、さらにその滞在費諸々を寄越せと言ってきやがった!帰ってくるというから我が奴の分までしてやってるというのに奴ときたらーーーー!!!!!」

 

ガーーーーと暴れるロキにフェンリルは書類が散らばらないよう抑えているだけだった

 

ロ「ハー、ハー。もう、我慢の限界だ。奴には報いを受けてもらわねばならん。あの計画を実行に移すとしよう。ユーガとミドガルズオルムを呼んで来い」

 

フ「ユーガは分かりますがミドガルズオルムはラグナロクまで起きないと宣言して深海で眠ってますよ?」

 

ロ「奴に直接仕事をさせようとは思ってない。欲しいのは素材だ。鱗や爪など回収できるだけ回収してきてくれ」

 

フ「ああ、なるほど。分かりました」

 

フェンリルは納得したのか了承すると部屋から出ていった。残されたロキはこれからの予定と策を練り始めていた

 

ロ「まずは生産からだな。それと同時にあれを他の者たちに回さねば」

 

ロキが見つめる先、棚の中には束ねられた紙が厳重に保管されていた

 

 

 

 

ロキがフェンリルから手紙を受け取っていた頃、ユーガは郊外の草原でアーサーと身体を動かしていた

 

ア「久しぶりと言う割にはかなり動けてますね」

 

ユ「これでも身体はガッチガチだったんだぜ。最近忙しかったからなー」

 

いつぞやのデュエルの時と同様、ユーガは《ロード・オブ・ザ・レッド》の鎧を身に纏い、《真紅眼の黒竜剣(レッドアイズ・ブラックドラゴン・ソード)》を装備してアーサーと軽く手合わせをしてもらっていた。剣の使い方など全く分からないはずのユーガだが、モンスターである《ロード・オブ・ザ・レッド》と一体になることにより武器の扱い方や体の動かし方が自然と分かっていた

 

ア「今まではどうしてたんですか?」

 

ユ「魔獣・魔物狩りをして生活してたからな。身体を動かすには困らなかったさ」

 

ユーガの《真紅眼の黒竜剣(レッドアイズ・ブラックドラゴン・ソード)》が弾かれ地面に突き刺さる。それを合図に《ロード・オブ・ザ・レッド》の鎧も消えていき、《真紅眼の黒竜剣(レッドアイズ・ブラックドラゴン・ソード)》も消えていった

 

ユ「やっぱり勝てねーか。手加減してもらってるとは言え負けるのは悔しいなー」

 

ア「ユーガはこれが本職じゃないでしょう。とは言え並の騎士よりも動けてるんですから十分と思いますよ」

 

アーサーはユーガの動きに素直に褒める。事実、手加減してもらっているとはいえ、人間の中でトップクラスの剣の使い手であるアーサーと一対一で打ち合える点でユーガももかなりヤバイが、本人はその自覚が全くなかった

 

?「2人の演舞。大変素晴らしいものでした。曹操はどう思いましたか」

 

腰を下ろし休んでいる2人に近づいていく謎の2人。その内の銀色の髪の男が先の手合わせを褒めていた

 

曹「ああ、英雄にふさわしい素晴らしい力だ」

 

黒髪の男が微笑みを浮かべながら答えた

 

ア「曹操にジークフリート!?何故ここに!!?」

 

ユ「(()()()()原作キャラか。大方スカウトしに来たってところか)」

 

曹「それはもちろん、ユーガ・キリュウとアーサー・ペンドラゴン。君たちをスカウトしに来た。その力、ただ持っているだけではもったいないとは思わないか?俺たちと来れば十二分に発揮できるぞ」

 

ユ「(まあ予想していた通りか)断る。お前たちが何者かも知らないしそもそもメリットがない」

 

ジ「そう思いましてこちらを用意しました」

 

ジークフリートが一本の剣を腰から抜いた

 

ジ「我々と来ていただければこの支配の聖剣(エクスカリバー・ルーラー)をお渡ししましょう。伝説の魔物や上位神滅具の攻撃・魔法・物理法則といった様々な存在を意のままに操ることができるとされる。エクスカリバーの中で最強の剣です」

 

曹「アーサーは言わずともユーガの腕でも扱えるだろう。どうだ?俺たちと共に来てるれるか?」

 

ユ「(誰が負け確定の組織に加担するか!答えは決まっている)断る」

 

曹「そうか。なら、無理矢理でもついてきてもらおう!」

 

曹操が黄昏の聖槍(トゥルー・ロンギヌス)を展開し、ジークフリートも持っていた支配の聖剣(エクスカリバー・ルーラー)をそのまま構える。そして、その能力を使おうとするが

 

ユ「トラップ発動《裸の王様》!」

 

ユーガはあらかじめセットしておいたカードを発動させる。そのカードは《裸の王様》。その効果はフィールド上の全ての装備カードの効果は無効するというもの。当然装備扱いの支配の聖剣(エクスカリバー・ルーラー)は使うことができず、何も知らないジークフリートは力が使えず悲鳴を上げた

 

ジ「何故!?何故支配の聖剣(エクスカリバー・ルーラー)が使えない!!」

 

曹「落ち着け。おそらくユ-ガのせいだ。あれを押さえれば元に戻」

 

ジ「曹操!?」

 

突如赤白い光が曹操を飲み込み、吹き飛ばした。ジークフリートがその光が発射された方を向くとそこには紫色のカードが浮かんでいた

 

ユ「曹操には《魔神火炎砲(エグゾード・フレイム)》で退場させてもらった」

 

魔神火炎砲(エグゾード・フレイム)》の効果はコストとして手札・デッキから「封印されし」モンスター1体または「エクゾディア」カード1枚を墓地へ送ることでモンスター1体を対象のカードを持ち主の手札に戻す。というもの。そのため曹操は持ち主(英雄派の拠点)へと戻されてしまった

 

ユ「続けていくぞ、《強制退出装置》。チェーンして《強烈なはたき落とし》」

 

ジ「なっ・・・」

 

ジークフリートのてから支配の聖剣(エクスカリバー・ルーラー)がはたき落とされる。ジークフリートが手を離した瞬間、足元に人一人分の穴が空きジークフリートはそこに落とされた。そして・・・

 

ユ「発射!」

 

ユーガの合図とともにジークフリートは自身の拠点へ脱出させられてしまった。その場に残ったのは地面に刺さる支配の聖剣(エクスカリバー・ルーラー)ただ一本のみ。ユーガそれを引き抜くとアーサーに尋ねた

 

ユ「要るか?これ」

 

ア「要りません。そもそもが偽物ですから」

 

ユ「だよなぁ」

 

要らないものの処分に困った2人。そこでユーガはいいことを思いつき一枚のカードを発動させた

 

ユ「そうだ!作った奴に送れば良いんだ!アーサー、これを作ったのは誰だ?」

 

ア「詳しくは分からないが教会・天界が作っていたはずです」

 

ユ「そうか。なら天界の一番偉い人に行ってくれ」

 

ユーガが支配の聖剣(エクスカリバー・ルーラー)を発動したカード、《強欲な贈り物》の壺の中に入れ、木の箱の中に戻すと壺は箱ごと消えてしまった

 

ユ「これで良し。無事届いているはずだ」

 

ア「やはりそれはすごいですね。警備を無視して確実に届けることができますから」

 

ユ「相手に利になるものだけだがな」

 

ユーガがたまに使っている《強欲な贈り物》発送。元の効果のせいか相手が喜ぶものしか受け付けない。だが何の干渉も受けずに安全に相手に送れるため、ユーガは地味に便利だなと思っていたりする

 

ユ「さて、戻ってこないとは思うが俺たちも帰るか」

 

ア「そうですね」

 

乗ってきたDホイールに乗りヴァルハラに戻るユーガ。途中でアーサーを下ろし入口に向かうとそこにはフェンリルがユーガを待っていた

 

フ「ユーガ。父様がお呼びです」

 

ユ「ロキが?」

 

不思議に思うユーガだったが、深くは考えずロキの部屋へと向かった

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