【レイヴェルside】
学園の休日、日曜日ですわ。そして赤龍帝がグレモリーの『
レ「待ち合わせ場所に時間前に到着。殿方として当然ではありますが、辺りをキョロキョロし過ぎですわね」
白「・・・レイヴェルも物好きですね。アレのデートを観るなんて」
葉「いいじゃないですか。終わった後修行をしてくれれば何の問題もないですし」
私はちょっとした興味で来ていますが葉月たちは私の監視で来ています。興味のないものを見るのは退屈でしょうし2人には罪悪感がありますわ
葉「それにしてもデートの日が今日とよくわかりましたね」
レ「学園でそわそわしているところを尋ねたらすぐにバラしてくださりましたわ」
何の苦労もなく知ることができてよかったですわ。そうしているうちグレモリーの『
葉「・・・私もいつかはああなるのでしょうか?」
白「どうですかね?血筋的に恋を飛ばして愛的な家系ですし・・・私は違いますけど」
葉「白音は朱明さんに恋してますものね」
レ「その朱明と言う方はどういった殿方ですの?」
葉「白音の師匠に当たる方ですよ。私たちよりも少し年上で、純粋な朱雀です」
青龍のですもの。残る3神とも知り合いなのは当然ですわ。それに白音の師匠と言うからには素敵な殿方なのでしょう
白「レイヴェル。動き始めましたよ」
そうでした。今は赤龍帝の追跡が先ですわ
レ「私たちも行きますわ」
葉「分かりました。あら?」
レ「どうしました?」
葉「コンビニから駅の方向にビル2つ。その陰に面白いのがいますよ」
葉月の言葉通りに視線を向けるとその先にはサングラスと帽子を被った紅髪の女性に同じくサングラスをかけた金髪の女性。ハンカチを噛みながら引っ張っているローブ姿と紙袋をかぶった怪しい奴
レ「それに変装無しですのね。グレモリーの『騎士《ナイト》』は。あそこまでいったら彼も変装すべきでしょう」
白「そもそもあれで変装出来てると思っているでしょうか?滑稽ですね」
確かに見る人が見ればすぐにばれますし、あとの2人に関しては不審者ですわね。ちなみに青龍の下に修行に来ている2人はいませんわ
レ「あれはあれで時折見る程度にしておいて私たちも行きますわ」
さて赤龍帝の、下品な番組の主役の日常はどういったものなのでしょうか。観させてもらいましょう
【絶斗side】
俺とゼノヴィアは修学旅行に必要な物を買いに来ていた。いつもなら朝から夜まで修行するため時間がないのだが、蒼枒さんたちの都合で平日同様の1時間しか出来ないと言われたため時間に余裕ができた。少し早いが時間があるときにやっておいたほうが良いだろう
ゼ「絶斗。残りはなんだ?」
絶「え~と、後は・・・」
買い物リストを見ながら必要なものを買っていく。前のデートみたいに遠出はしていない。駅の近くで十分にそろえることができるからな
?「ゼノヴィア!それに絶斗!?」
?「あらあら。こんなところで奇遇ですわね」
前からの声に首を上げるとイッセーとワンピースを着た黒髪の女性がいた
ゼ「(見慣れない女性だな?)・・・副部長?」
朱「フフフ。よく気付きましたわね」
髪を下ろしているせいで一見わからなかったが朱乃先輩か
イ「クッソー。おまえらもデートかよ」
絶「デートと言われるほどデートはしてないけどな。楽しむよりも買い物メインだ」
手に持っている袋を上げて見せる。中身は修学旅行に必要な物ばかりだ
イ「はぁ!?おまえらもう準備してるのかよ!?」
絶「近くになって慌てるよりも時間あるときにしといたほうが良いだろ」
イ「まあ、それはな・・・」
イッセーの視線が見せる荷物から外され
イ「痛っ!」
朱「イッセー君?」
絶「人の彼女にいやらしい視線で見つめやがって。目つぶしされないだけありがたく思え」
朱乃先輩がイッセーの背中に電気を流し、俺は額を殴ってやった
イ「しょうがないだろ。ゼノヴィアのおっぱいがこんな近くで見れるチャンスだからな!」
絶「威張るな。デート中なんだから他の女性に目を向けるなよ」
夏本場は過ぎたとはいえまだまだ暑いからな。ゼノヴィアの服装もTシャツにショートパンツとかなり薄い。視線を向けてくる男共もいるがデート中であるイッセーがししたらダメだろう
絶「俺たちはもう行くぞ。じゃあな」
ゼ「邪魔したな。2人で楽しむといい」
ゼノヴィアの手を引いて足早にその場を離れる。ゼノヴィアは美人だしスタイルもいいから視線が集まるのはしょうがないとはいえ俺としては気持ちのいいものじゃない。知り合いならばなおさらだ。
ゼ「さて、続きを始めようか」
絶「ああ。どこまでいったか」
ゼノヴィアは戦闘以外では色々無頓着だからな。俺が守らないと
?「久しいのぅ。グレモリーの眷属が昼間から楽しそうじゃのぅ」
急に話掛けられ声のした方に2人で振り向くと、そこにはラフな格好をして帽子を被ったお爺さん、オーディンさんがいた
絶「(今日はよく知り合いに会うな)お久しぶりですオーディン様。それと確か・・・」
ロ「ロスヴァイセです」
絶「ああ、ロスヴァイセさんか」
オーディンの名は有名だけどロスヴァイセさんは2度会っただけだからな
オ「ところでお主、何故その娘を庇うように立っているんじゃ?」
絶「ディオドラとのレーティングゲームの時オーディン様がやったことを思い出してください」
オ「はてさて、何があったかのぅ」
とぼけるようにひげを梳くオーディン様。ん?オーディン様がブレた?
ゼ「!」
オ「っと、危ないのぅ」
オーディン様がゼノヴィアの蹴りを杖で受け止めていた。オーディン様もビックリした顔している
ゼ「すまない。気配を感じたので咄嗟に蹴ってしまった」
オ「ホッホッホ。よく鍛錬しとる様じゃの」
ロ「すごい・・・じゃなくてオーディン様! またセクハラしようとしましたね!セクハラなんてしたらいけないと、何度も言っているではないですか!」
オ「そう騒ぐでない。お主は本当に堅いのぅ、ロスヴァイセ」
ロ「堅い以前の問題です!」
ロスヴァイセさんがオーディン様を叱っているが、全く悪びれる気配もなく髭を弄っている。・・・オーディン様、イッセーと同タイプか
ゼ「ところで、こんな街中で何故北欧の主神が歩いているんだ?冥界でゲームの観戦に来ているのでは・・・」
オ「ちょっとした寄り道じゃよ。赤龍帝にも会っておきたいしのぅ」
なんかまた厄介ごとが起こりそうな気が・・・
バ「オーディン殿、こちらにいらしたのですか。あまり勝手に動かれては困ります」
絶「あ、バラキエルさん。こんにちは」
蒼枒さんのところで会った朱乃さんの父親、バラキエルさんが現れた
バ「ああ、絶斗君にゼノヴィアさんだったな」
ゼ「見るからに護衛のようですね。副部長が心配でしょうに」
バ「そうだ!今も赤龍帝の魔の手が伸びないか心配で心配で仕方がないんだが・・・これも仕事だ」
もう手遅れかもしれないとは言わないでおこう。だがそれを聞いてオーディン様が目を輝かせた
オ「赤龍帝の魔の手とはどういうことじゃ?」
ゼ「ああ、2人はデート中なんだ」
オ「ほう!面白そうじゃの。早速行くとしよう。ではな、情報感謝するぞ」
ロ・バ「あ、ちょっと!オーディン様(殿)!!」
足早に去っていくオーディン様に1度俺達に頭を下げた後ついていくロスヴァイセさんとバラキエルさん。この後何か起こるだろうが俺は知らない。早いとこ買い物を終わらせてここから離れよう。それと
絶「デートの邪魔はしないようにな。人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んじまえ、と言うし」
ゼ「そうか。次からは気を付けるとしよう」
大丈夫だろうか。ま、俺がフォローすればいいか
【レイヴェルside】
白「逃げますよ」
赤龍帝を観察していた私たちは白音の一声鳴きとビルの手すりから飛び立つのに続き私と葉月もそれを追いかけます。と言っても見ていたビルの反対側に移っただけですが
白「完全にこちらを見ていました。バレたと考えてよろしいと思います」
葉「まさか変化して認識阻害も軽くですがかけていたのにですか!?」
レ「・・・あれは北欧の主神、オーディンですわ」
赤龍帝に接触してきた老人。あれはきっと北欧の主神ですわ。かなりラフな格好をしてましたが杖に長く白いひげの人はそうはいませんもの。それに距離もあり色々施したにもかかわらず見破られたとなると間違いないです
葉「面倒なことは起こしたくありません。このまま帰ったほうがよろしいかと」
レ「そうですわね」
悔しいですがここまでですわね。葉月の作りだした魔法陣を通り