【蒼枒side】
長かった婚儀を終えて俺と黒歌は小部屋で休憩をとっていた。
黒「疲れたにゃー」
蒼「お疲れ様」
これでようやく黒歌と夫婦になれた。歴代の青龍に比べても結婚するのはダントツではやいだろう。子供をできるようになるまであと150年近くかかる。その間あらゆる面で黒歌を護っていかなくてはならない。だが後悔なんて全くない。心から愛する女性と結ばれて、本当に幸せだ
黒「蒼枒もお疲れにゃん」
瞳と同じ金で刺繍された黒引き振袖を来た黒歌はいつもより綺麗に見える。本来ならば和装の中で最も格が高いとされる白無垢を着てもらうはずだったが・・・
黒「きついにゃ~」
蒼「少しの間我慢してくれ」
白「それにしても・・・違和感がすごいですね」
葉「普段の着物は黒ですから・・・」
碧「う~ん。白一色、それに顔しか見えないと誰かわからないな。しょうがないとはいえ黒歌はあんまり敷地内から出てないし。家に来てからこうやって結婚するまでの間も短い。婚儀に来る方とは初めての方も多いだろう。色打ち掛けのほうがいいんじゃないか?」
フ「色打ち掛けよりも黒引き振袖の方が似合うと思います。あれならイメージを崩さずにすみますし」
本人含め家族全員一致で白無垢はやめになった。母さんの勧めで黒引き振袖になったが、今の黒歌を誰にも見せたくないと思えるほどに黒引き振袖を着た黒歌は綺麗だ。
黒「?どうしたにゃ」
蒼「こんな綺麗な黒歌を誰にも見せたくないなと思っただけだ」
黒「にゃ!うれしいにゃ」
抱き着いてくる黒歌は本当にかわいい。セットされた髪を乱すわけにもいかず、撫でたいのをやめて抱きしめ返すと黒歌はそのやわらかい双丘を押し付けながらキスをせがむ。互い顔を近づけ唇が重なろうとした瞬間
葉「お兄さま!お義姉さま!いつまで休んでるんですか。挨拶に行きますよ!」
葉月が勢いよく扉を開け、部屋に入ってきた。
黒「にゃあ・・・もうちょっとだったのに」
葉「キスなんて後でいくらでもすればいいじゃないですか。今は
俺と黒歌は葉月に広場へと追い出された。仙術を使い
蒼「
ス「様なんてつけなくていい、いつもどうり師匠と呼べ師匠と。調子が狂う」
建「うむ。我もそちらで呼んでくれるとありがたい」
天「あなたたちは・・・まぁしかたありませんね。蒼枒、そして黒歌。おめでとうございます」
蒼「ありがとうございます」
黒「あ、ありがとうございます」
俺たちの前にいるのは日本の最高神と2神の武神。そんな方々を前に黒歌も緊張してるようだ
天「まさかこんな早く婚儀を行うとは思いませんでした」
建「貴殿の父、碧守の時はかなり遅かったからな。力を失ったとはいえ悪魔と結ばれるとは思わなかった」
ス「そうか?好きになった者と結ばれるだけだろ。何も不思議ではないだろ」
天「あなたは違和感なかったかもしれませんが他の神は反対の者もいたんですよ。結局青龍を尊重することになりましたし、おかげで歴代最強と言われる蒼枒が生まれましたが」
ス「そう言う姉様だって悪魔と聞いたときは反対だったろ。その後事情を聴いて変わったけれども」
天「それは・・・そうでしたが」
ス「結局のところ本人たちにまかせておけばいいんだよ、こういうのは。じゃあ俺は酒を飲みに行くぜぇ!」
建「やれやれ、仕方がない奴だ。・・・蒼枒」
蒼「はい!」
建「これからお前は苦労することだろう。長い間、妻をあらゆるものから護らなくてはならないからな」
蒼「十分承知しております」
建「ならいい。何かあったときは遠慮なく我々を頼るがいい。忙しい天照はともかく暇にしてることが多いスサノヲは手を貸してくれるだろう」
蒼「はい、ありがとうございます」
天「我々はそろそろ行きましょう。蒼枒達もまだ会わねばならない方がいるようですし・・・」
天照様の視線の先には現青龍に現朱雀。そしてその弟の朱明がいた。
蒼「そうですね。これで失礼させていただきます」
俺と黒歌は天照様達を離れ、朱明たちのところに向かった
天「私たちもちょっとお話したい方がいるみたいです」
建「我はスサノヲを連れてくる」
次に向かったのは本家の4神・・・といっても青龍と朱雀と朱明だけだが
蒼枒「青龍。朱雀に朱明も、本日はお越しくださりありがとうございます」
青龍「2人とも結婚おめでとう。碧守とフィーリスの結婚からかなりはやかったな」
朱雀「おめでとうございます。ふふふやはりこうなりましたか」
朱明「姉上、こうなることを見越して手伝ったのでは。蒼枒、黒歌。おめでとう」
蒼枒「ありがとうございます」
黒歌「ありがとうございます」
3人から祝福の言葉が贈られる。特に朱雀には
朱雀「まさか~あの時は何かおもしろそうだから手伝ったに過ぎませんよ~」
青龍「朱雀。お前もう酔っぱらってるんじゃあ」
朱雀「おめでたい日ですもの~。お酒がおいしいわ~」
青龍から注意を受けるが朱雀はそれを無視して黒歌に抱き着いた
朱雀「黒歌ちゃ~ん」
黒歌「にゃ!」
朱雀「もう夜は済ませたの?」ボソ
黒歌「・・・まだですにゃ」////
朱雀「頑張ってね~。龍は伊達じゃないわよ」ボソ
朱明「姉さん花嫁に何やってるんだ!」
朱雀「や~ん、黒歌ちゃんかわいいのに」
青龍「さっきの凛とした声は何だったんだ」
朱雀「あれは録音したのを再生しただけ~」
青龍「お前ほんと何やってるんだ!」
ぎゃあぎゃあ騒ぎ出す本家たち。本当仲がいいな
黒歌「・・・蒼枒」
蒼枒「なんだ?」
黒歌「私・・・頑張るからね」
蒼枒「何を!?」
次は妖怪の総大将のところに行こう
リクオ「蒼枒さん、黒歌さん。結婚おめでとう」
つらら「おめでとうございます。」
蒼枒「ありがとう。ぬらりひょんは来てないのか?」
青田坊「総大将はどうしても外せない用事があると言って来てないぜ」
黒田坊「これなくてすまないと言っていた。それと今度ぬら組に遊びに来てほしいそうだ」
そうか、来れなかったのか、残念だが仕方ない。
蒼枒「そういえばあれから妖怪状態になったりしてないのか」ボソ
青田坊「ああ。全くないな」ボソ
黒田坊「あの姿はもう見ることができないのか」ボソ
蒼枒「確か妖怪における成人年齢って12歳かそこらだったよな?まだ10歳だしもう少し待ってみればいいんじゃないか?」ボソ
黒田坊「確かに、待ってみてもいいかもしれんな」ボソ
その他にも来てくださった方々に挨拶をして回った
天皇「ご結婚おめでとうございます」
蒼「こちらこそ、お忙しいところありがとうございます」
天皇婦人「2代に渡り婚儀に参加できるとは思いませんでした。私たちは本当に幸運です」
天皇一家や
バ「結婚おめでとう」
朱璃「おめでとう。困ったことがったらおっしゃってくださいね?」
蒼「ありがとうございます」
バ「黒歌のことは私以外は知らないし、朱璃を助けてくれた恩を仇で返すような真似はしないから安心してくれ」
朱璃「もし女ことをしたら離婚ですから」
バ「しゅ、朱璃~」
朱里さんとバラキエルさん
他にもたくさんの方が来てくださった
【黒歌side】
もうすっかり日も落ちて夜。来賓の一部も帰ったけど妖怪や神の方々はこれからが本番だ!と言わんばかりにお酒を飲み出来上がってるものも出てきているころ、私と蒼枒は家に戻って来たにゃ
蒼「はぁーやっと終わった」
黒「疲れたにゃー」
何故か引いてある布団にダイブ。一日中立ちっぱなしの上、格上の方々に挨拶して緊張しっぱなし。とてもじゃないけどつぶれそうになったにゃ
黒「蒼枒?」
蒼「やっぱり綺麗だよなー。一日中見てても飽きない」
黒「にゃー。ありがとにゃ」
やっぱり蒼枒にそういわれるのはすごい嬉しい。隣に座っていた蒼枒が覆いかぶさって、体を上に向けられた」
蒼「ごめん、黒歌。抑えきれない」
そう言ってキスされる。そういえば前に蒼枒のお母さん、フィーリスさんが言ってたにゃ。婚儀を行い、夫婦になったものはその夜に皆の前から姿を消すって
黒「蒼枒」
口が離されると今度は自分から。離れないように蒼枒の首に腕を回しキスをする。
蒼「ん・・・黒歌」
黒「あん、そうやぁ」
着物が脱がされる。私たちはお互いに求め合い溺れて行った・・・
蒼枒・・・あの時助けてくれて、私を選んでくれて、ありがとにゃ。私、本当に幸せだよ。これからもよろしくね。愛しい愛しい私の旦那様
お ま け
【アザゼルside】
俺はアザゼル。
アザゼル「(あれは指名手配されてるSS級悪魔の黒歌じゃねえか!なんでこんなところに)」
この場には悪魔の気配が1人しか感じられないが、黒歌からは全く感じられない。
アザゼル「(一体どうなってやがる。しかもこの場の大半は妖怪だ。人間もいるがなぜ平然といられる!?)」
はっきり言ってここは異常だ。ここは一度
天照「あなたが
・・・日本神話の主神に見つかった。しかも俺の退路を塞ぐように二人の男が立ちふさがった。1人は食ってる最中だが
天照「ここでは何ですから移動しましょう。もちろんついてきてくださいますよね?」
にっこりと笑っているが目が笑っていない。どうやら俺に拒否権はない様だ。
この日