球技大会とアルバム
【ゼットside】
今日は駒王学園で球技大会が行われていた。現在、部活対抗戦で野球部とドッジボールをしている。
「兵藤を狙え!」
「死ね!兵藤!」
イ「ふざけんなてめらぁぁぁ!!」
案の定イッセーばかり狙われている。外野は俺とアーシアと朱乃さん。で、内野は部長、祐斗、東雲姉妹、そしてイッセーだ。このメンバーでなぜイッセーが集中狙いされるかというと・・・
部長→学園の2大お姉さまの1人。よって当てられない
祐斗→イケメン故に男子の敵。だが当てたら女子に何されるかわからない。よって当てられない
東雲姉妹→学園のアイドル。よって当てられない。・・・というよりこの2人のスペックが半端なく当たらないというのが正しい
イッセー→女の敵。当てても喜ぶ奴しかいない。よって狙われる
と、こんな感じだ。イッセーも鍛えられたから時折受け止め返してはいるが集中砲火はきついだろうなぁ。だがそれよりも祐斗の様子がおかしい。今もどこかボーっとしてる。いつからだったか、確かイッセーの家に行ってからだったか・・・
~~~~~~回想~~~~~~~~~~~
リ「今日は旧校舎の旧校舎が全体清掃があるわ。だから誰かの家で部活を行いたいのだけれども・・・」
へぇ、学校の方で旧校舎の掃除をやるんだ。確かにお前らだけしか使ってないけど、だからって全部を掃除しろってのはきついものがあるしな。
ゼ「俺はイッセーの家を勧める」
ア「私もイッセーさんの家がいいです」
リ「決まりね。じゃあイッセーの家に行くわよ」
イ「ちょっと待ってください!なんで俺の家なんですか!?朱乃先輩や祐斗は!?」
朱「私はイッセー君の家でも構いません」
祐「僕はどこでも構わないよ」
イ「嘘だろ!せめて誰かはゼットの家を推すと思ったのにーーー!!」
イッセーの叫びが空しく響く。ちなみに東雲姉妹はいつも通り不参加だ。彼女たちがいて結果が変わるとも思えないが、正直俺の家にならなくてよかった。・・・俺の家は誰もいないからな
リ「小さいイッセー。小さいイッセー」
ア「小さいイッセーさん。小さいイッセーさん」
というわけでイッセーの家に来たんだが、何故かイッセーのアルバム鑑賞になっていた
「皆、どんどん見てね!これが小学生位の頃のイッセーよ!」
朱「あらあら。かわいらしいですわ」
さらにイッセーの母親がアルバムを持ってきて朱乃さんも一緒に見だした。この状況にイッセーは頭を抱え、祐斗は笑顔のまま固まっている。部活はどうした!と叫びたいが、言っても聞きそうにない危険人物が2人いる。なので・・・
ゼ「イッセー、祐斗。ハリセン持ってないか?」
ハリセンでぶっ叩くことにした。部長だとか学園の癒しだとか関係ない!
イ「持ってない」
今だ頭を抱えるイッセーは持ってないか。なら祐斗は
祐「流石に
断る祐斗。だよな流石に作れないよな
ゼ「なら仕方ない。作るか」
厚紙なんてないから新聞紙で。薄いし即席だがまあいいだろう
ゼ「この馬鹿ども!真面目に部活しろ!」
スパ、スパァンと部長とアーシアの頭にハリセンが振り下ろされた
リ「いったーい。ゼット!何するのよ」
ア「うううぅぅ。酷いです」
ゼ「対して痛くもないのに痛い振りするのはやめろ!それと部活しろ!」
こんなペランペランなハリセンで叩かれていたいはずがないだろう。
リ「わかったわよ。片づけるから少し待って」
そう言ってアルバムを閉じて元の場所に戻していく。途中でアルバムから1枚の写真が俺たちの足元に落ちてきた
祐「・・・イッセー君、この写真」
イ「ああ、こいつは俺の幼馴染の紫藤イリナだ。・・・もう10年か。アイツ、今頃どうしているんだろうな」
写真には幼稚園児のころだろうか?イッセーとイリナっていう男の子が写っていた
祐「いやそうじゃなくて。この写真の写っている2人の後ろにあるものなんだけれども。これが何かわかるかい?」
イッセーは首を横に振る。俺も何かわからないが・・・
祐「これはね、聖剣だよ!」
その時の木場は今までとは明らかに違っていた。何が違うかまでは俺にはわからないが、普段冷静な祐斗が激しい感情を見せるなんてことは今までなかったからだ。
~~~~~回想終了~~~~~~~
写真に写っていた聖剣を見た後からだったか。あの後から祐斗は口数が少なくなっていたっけ。・・・聖剣か。確か彼女も聖剣を持っていたっけな
「恨まれても構わん!!喰らえイケメン!!」
なかなかアウトにならないイッセーにしびれを切らした野球部は動かない祐斗に向けてボールを投げた
イ「祐斗!何ボーっとしてんだ!!」
一誠が祐斗の前に出て庇ったが
イ「はうっ!!?」
一誠の股間にボールが当たった。俺も野球部も当たった瞬間股間を抑えた。女子はわからないと思うがあれはかなり痛い。あ、イッセーが倒れた
リ「イッセー!しっかりして!!」
イ「部長・・・玉が・・・」
リ「ボールはここよ!イッセー!」
・・・コントか何かか?じゃなくて、玉だよ部長。その球じゃない!
白「・・・はぁ何やってるんですか。先輩は早く外野に行ってついでに治してもらってください」
白音ちゃんは冷ややかな眼でイッセーを見ながら部長が持っているボールを奪うと葉月ちゃんに渡した
白「では、行きます!」
葉「どうぞ!」
葉月ちゃんが両手で挟んでいるボールに向かって白音ちゃんが掌底を繰り出す
「ヒッ!?グハッ!!」
掌底で飛んだボールは野球部に向かい、顔面に当たった
白「・・・少し上過ぎましたか」
確かに顔面セーフだが当たった野球部は気絶してるぞ
「くそう。こうなったら弔い合戦じゃあ!」
「野郎・オブ・クラッシャー」
野球部が躍起になって白音ちゃんに向けて投げるも
白「私には通じませんよ」
投げられたボールを1周撫でるように手を回すとボールは勢いを失い手の上に収まった。それはまるで
ゼ「少林○ッカー!?」
白「違います!」
違うといってもそっくりだよな。・・・という間に野球部はあと1人だ
「たとえ1人になっても俺は諦めへぶっ」
白「そういうの要らないんで」
白音ちゃん容赦ないな~。最後の1人を倒して俺たちの勝利となった