ハイスクールD・D・D(更新停止中)   作:ラグナクス

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本編進んだのにコメントくださる方がいなかったな(´・ω・`)


コカビエル戦 後編

【蒼枒side】

 

葉・白「お(義)兄様!お(義)姉様」

オカ研「「「「「蒼枒さん」」」」」

 

コ「青龍・・・なぜここにいる!なぜ転移してこれた!!」

 

蒼「俺たちが管理する土地で転移が使えなくなるわけないだろ?」

 

何驚いたような顔をしているんだ。地脈を管理するものとして当然のことだろう。

 

葉「すみませんお兄様。わざわざ手を借りるようなことになってしまって」

 

蒼「気にするな。それにしても葉月が攻めきれないなんて相当な腕なのか?」

 

俺たちの元に降り立った葉月はすまなそうな顔をしながら謝った。特に傷が見当たらないところを見ると無事なようだが

 

葉「いえ、私も被害が出ないようにしていたので」

 

なるほど。葉月の得意とする術は広範囲を巻き込む物が多い。黒歌のように結界を得意としているわけでもないし自身の張ったものだけでは不確定だったのだろう

 

蒼「ならここからは俺に任せてもらってもいいか?」

 

葉「はい、お願いします」

 

蒼「なら黒歌。頼んだ」

 

黒「任せるにゃん」

 

黒歌が指を数度振ると学園を覆うように結界が張られた

 

リ「まさかここまでなんて」

 

張られた結界を見て悪魔は驚いていた。元々張っていた結界の内側にも外側にも幾重にも重なり結界が張られ、校舎にも同じように張られていたからだ

 

蒼「さて、なぜこんなことをするかは知らないが、この日本で好き勝手するのは見過ごすことはできないな。この町に敷いている術式を解除してくれるのならばこちらも手を出さないが」

 

コ「ふん。術式を解除したかったら俺を気絶でもさせるか殺すことだな(まずい。解除の仕方なんて考えてなかったぞ。しかも結界まで張られている。逃げられない)

 

蒼「そうか。なら覚悟を決めるんだな」

 

コカビエル「・・・(しかも結界を張っているのは青龍の伴侶だ。もし傷つけでもしたら俺はヴァーリの二の舞に・・・/(^o^)\)」

 

過重符を張り、空間にしまっていた刀を両手に持ち、俺は無言になったコカビエルに斬りかかる。今の俺は鉄下駄こそ履いてないが過重符は20倍。さぁ、お前の力はどれほどなのか見せてもらおう

 

コ「貴様ぁ!そんな錆びだらけの刀で俺に挑むのか!?(舐めているのか!?だがこれはチャンスだ)」

 

蒼「生憎これしかなくてな。なに、心配するな。錆びる前より元からこの刀は鍛冶屋に入ったばかりの素人が作ったなまくらだ」

 

コカビエルが受け止めたこの刀は反りが無く刀身は波打って刃も厚い。さらに海水に浸っていたせいで錆びだらけ。こんなもので斬れるわけがない

 

蒼「そら、まだ片手が残っているぞ」

 

コ「貴っ様ぁ!俺は聖書にも記された堕天使!!コカビエルなんだぞぉぉ!!!(出し惜しみはなしだ!俺の全力で倒しきる)」

 

ほう、これが本気か。殺気だけなら十分だが果たして・・・

 

イ「なんだよ・・・これ?」

 

祐「体が・・・動かない」

 

リ「格が・・・違う」

 

朱「もう・・・持ちませんわ」

 

悪魔たちはコカビエルの殺気にやられた様だ。まあ、当然だな

 

黒「もう、しょうがないにゃあ」

 

黒歌がつぶやくと悪魔たちを守るように結界が張られた

 

リ「やっぱり・・・あなたはSS級はぐれ悪魔の黒歌。なんでここに?」

 

黒「悪魔じゃないにゃ!」

 

フシャー!と猫の威嚇の真似ごとをする黒歌。いつの間にか隠していた耳と尻尾も出してるしかわいいなぁ

 

葉「ああもう!すぐに着崩して。ここにはあれがいるんですよ!」

 

黒「にゃ?」

 

葉月が指さす先は変態に向けられていた

 

イ「やっぱり!あの時見た巨乳の和服美女!?」

 

リ「そうなの!?なら、蒼枒さんは黒歌を匿っていたってことになるわね」

 

朱「お母様もお父様もこのことを知っているはず。はぐれ悪魔の存在は知っているはずですのに何故・・・」

 

イ「やはり、着物の上から見ても分かる大きなおっぱい!しかも!今はその和服を着崩しているせいで見えガッ」

 

リ「イッセー!?」

 

蒼・葉「そんな目で黒歌(お義姉様)を見るな(見ないでください)!!」

 

変態が黒歌を見ていたから結界内の空気を使って剣を作って突き刺しておいた。葉月も同じことをしていたらしい

 

コ「貴様ぁ!俺を相手に余所見とはいい度胸だ(だが、おかげで準備は整った)」

 

蒼「お前の全力を見てみたいからな。はやくしたらどうだ?」

 

コ「その言葉。後悔するなよ!」

 

言い切ると同時に身体に重力がのしかかった。足場にしていた障壁が割れ、再び障壁を出すも全く支えにならない。なすすべもなく地面に墜落。グラウンドに人型の穴を空けた

 

コ「これで止めだ!」

 

コカビエルは光の剣を作り出し投げると、俺の目の前にいくつもの光の剣が迫った

 

 

 

 

 

【3人称side】

 

圧倒的な余裕を見せていた蒼枒が一瞬で落とされ地面に穴を空けた。動けない状況のなか光の槍が穴に突き刺さる。その光景を見ていたオカ研のメンバーは

 

リ「嘘・・・負けた」

 

祐「蒼枒さんが・・・」

 

リアスたちが絶望に染まる中、黒歌と葉月は蒼枒にかけられている術の解析を行っていた

 

黒「対象にかかる重力を5倍にする術ねー。これはぜひ使いたいにゃ」

 

葉「ですね。効果範囲も広げられそうですし、過重符と併用すれば隕石が当てられやすくなります」

 

全く蒼枒の心配をしていない2人、それを見たリアスは思わず叫んだ

 

リ「ちょっとあなたたち!蒼枒さんが殺されたのよ!なんでそうも平気なの!?」

 

リアスには分からなかった。あの身動きが取れない状況で光の剣が投げ入れられたのだ。普通に考えて死んだと思うだろう。だが2人は

 

黒・葉「蒼枒(お兄様)があの程度で死ぬわけないにゃ(です)」

 

その信頼はどこから来るのだろうか、と思ったリアスだったが穴から人影が飛び出した。

 

蒼「中々のものだったぞ。何せ過重符を剥がすことになったからな」

 

何食わぬ顔で出てきた蒼枒。彼の身体は木で覆われ、木からは食虫植物が生えており、その口には光剣が(くわ)えられていた

 

コ「貴様!なぜそうも平気で動ける!?貴様には普段の5倍の重力が掛かっているのだぞ!」

 

蒼「たかが5倍だろ?過重符を剥がすはめになったがその程度で俺の動きを止められるとでも思っていたのか?それとも何か?動きを止めて俺を貫けばそれで終わりとでも思っていたのか?生憎と剣で貫かれたぐらいでは・・・」

 

食虫植物が剣を粉々にかみ砕いた

 

蒼「死ぬわけないけどな」

 

コカビエルはもう手の打ちようがなかった。切り札の重力操作も相手は意に返さず、光の剣も易々と止められ、傷ひとつない

 

蒼「刀は折れてしまったがな。だが代わりなど、いくらでも作り出せ・・・ん?」

 

蒼枒の目の前の空間が歪み中から1本の剣が現れた

 

コ「貴様。その剣は何だ?」

 

蒼「これか?長年探していた天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)だが?」

 

「「「「!!?」」」」

 

日本神話に登場する有名な神器がこの場にあ現れたことに、その場にいた者たちが驚きを見せた

 

葉「ようやく見つかったのですね」

 

黒「にゃ。来年からは暇になるにゃ」

 

ただ、東雲家以外を除いて

 

 

 

【白音side】

 

ケ「長い間紛失していたって聞いていたけどついに本物が見つかったのかい。今あるのは人が作ったものだからね」

 

白「そのようですね」

 

マザーケルベロスとの戦闘は長く続いてます。私は身体を再生しながら戦ってますが傷を治さないマザーケルベロスは残る2つの頭を使いながら、巧みに攻撃を避け、反撃してきます。これが長く生きているものの経験の差ですか

 

ケ「さて、あちらも終わりそうだし・・・最後にあんたの本気!見せて見な!!!」

 

マザーケルベロスは残った力をすべて使い切るようです。なら私も手加減なんてしていられません。過重符を剥がし、気も妖力もすべて解放します。そして

 

白「我が内に秘めしは朱雀の神炎。我が呼び出すは地獄の業火。炎よ、我に纏え!神獄炎纏!!!」

 

神力も開放し羽織を投げ捨てます。炎が私を包み込み、弾けると私の背には炎の羽が煌々と広がり、尻尾の付け根からは尾が生え、手と足には炎が白く輝く纏わさりました

 

ケ「それが全力かい?こちらも全力はわずかな時間しか存在できないからね・・・行くよ!」

 

マザーケルベロスはこれまでとは比べ物にならないほど早く向かってきました。しかしまだ目で見える速度です

 

ケ「ぐ、が、ご、ぎ、がぁぁぁぁぁぁ」

 

マザーケルベロスよりもさらに速く正拳を鼻先に喰らわせ、さらに全方位から連撃を与えます。反撃の隙など与えません。足を上げようとも地面に縫い付け、背に追撃を与えます

 

白「これで止めです」

 

ケ「くっ。まだだ!」

 

ケルベロスを打ち上げ地面に円陣を広げます。陣から噴き上がったのは大焦熱地獄からお借りした極々小さな炎。炎を纏う私も長時間この炎に当たっていることはできません。火山の噴火のごとく噴き上がる炎と共に跳躍した私は口から炎を出し抵抗するケルベロスを拳で貫きました。

 

ケ「・・・・・・」

 

悲鳴もなく焼き尽くされるマザーケルベロスを見届けたあと、陣を消すと同時に炎を消すと何かが駆けてくる気配を感じました

 

白「この感じ・・・マザーケルベロス」

 

ケ「正解だよ」

 

振り向くと子犬程度になったマザーケルベロス?がいました

 

白「・・・えっとマザーケルベロス・・・ですよね?」

 

ケ「そうだよ。あとこれ、投げ捨てた羽織」

 

白「あ、ありがとうございます」

 

背には私の羽織がありました。受け取り、袖を通しますが

 

白「なぜこんな姿になっているんですか?」

 

ケ「ああこの姿かい?戦闘前に作っておいた分身体さ。せっかく日本に来たんだ。日本地獄に行きたいからね」

 

白「そ、そうですか」

 

地獄・・・ですか。手続きとか必要なんですぐには行けませんよ

 

ケ「コカビエルは逃げ回っているようだし、少し待ってようか」

 

白「そうですね。では結界の上にでもいますか」

 

ケルベロスを抱きかかえ結界の上に移動しました。結界の中ではゼット先輩が転生してみたいでした。ですが不思議と悪魔の気配が感じられません。他の先輩たちは色々と驚いているようでしたが、私たちはここでお義兄様たちを待ってましょうか

 

 

 

 

時は少し戻り・・・

 

【蒼枒side】

 

蒼「なんで出てきたんだ?」

 

蒼枒が天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)を握ると蒼枒に衝撃が走った。倒れそうになるも何とか耐えた蒼枒は頭を押さえた

 

蒼「い、一体何が」

 

『これは・・・なんだ・・・?』

『ん?現世とつながったか?』

『マジか!?ついに見つかったのか!?』

『ヒャッハー!久し振りの現世だ!』

 

天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)の中から直接声が発っせられ、蒼枒を襲っていた

 

蒼「まさか・・・叫喚地獄にいる八岐大蛇(やまたのおろち)様!?」

 

『おお!貴様は青龍か!』

『なるほど。それなら納得だ』

『しかもあの須佐之男命(すさのを)の弟子だろう?この剣を使うのにふさわしいのではないか?』

『確かに。力も伸びしろも十分すぎるほどあるな』

 

蒼「一体何の話だ・・・」

 

外からは蒼枒が天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)を握ってから止まっているだけにしか見えないだろう。だが頭を押さえ、微動だにしていない蒼枒を見たコカビエルが動かないはずがなかった

 

コ「何が起きているかは知らないがチャンスには変わりない」

 

コカビエルは両手に剣を作り出すと蒼枒目がけて突進した。しかし、蒼枒の前に黒歌が現れると結界を張ると、コカビエルの剣は結界に弾かれた

 

黒「蒼枒!何やってるにゃ!?」

 

黒歌が呼びかけるも蒼枒に反応はなかった

 

『・・・貴様はこれで天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)の担い手になったぞ』

『ヨッシャー!!有給取ろうぜ!これで現世の漫画が読める!』

『アニメも忘れるな!』

『おまえたち仕事しろぉ!!!』

 

蒼「(何か勝手に決められたが・・・天照大神様や須佐之男命(すさのを)様にどうやって説明しようか・・・)」

 

困惑している蒼枒をよそに八岐大蛇(やまたのおろち)の声が小さくなっていく

 

蒼「ちょっと待ってください。俺の得物は刀何ですけど!?」

 

『それならば形を変えればよかろう。それぐらい容易いことだ』

 

それを最後に八岐大蛇(やまたのおろち)の声が消えた。蒼枒の手元に残っているのは両刃の直剣から刀へと姿を変えた天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)だけだった

 

蒼「・・・はぁ。大変なことになった」

 

黒「蒼枒!どうしたにゃ!?」

 

意識が戻った蒼枒は振り向いた黒歌の頭に手をき、安心させるように撫でた

 

蒼「八岐大蛇(やまたのおろち)様に天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)の担い手にされてしまった。それよりもありがとな黒歌。守ってくれて」

 

黒「私は蒼枒の妻にゃ。夫を守るのは当然のことにゃ」

 

気持ちよさそうに目を細める黒歌をよそに、結界を破れずにいたコカビエルは黒歌の分身が放っている100を超える炎の塊や風の剣に追われていた

 

黒「ほらほら。しっかり逃げないと追いつかれるにゃ」

黒「後ろばかりじゃなく前にも気をつけるにゃ」

 

コ「くっ!しつこいぞ!」

 

槍や剣で相殺しても前から上からと次から次へと迫りくる物量にコカビエルは悲鳴を上げていた。グラウンドを高速で飛び回り追尾してくる術の数々に意識を向けていたコカビエルは校庭に巨大な華が現れ、その花冠を自分に向けているに気付くのが遅れた

 

コ「何だこれは!?」

 

蒼「これはお前がくれた光の剣を喰らい、その力を増幅させたものだ。もっとも、撃つまでに時間がかかるのだが・・・お前が逃げ回っている間にすでに準備はできた」

 

コ「こんなもの射線から逃れてしまえば・・・何故だ!?体が動かん!?」

 

黒「私が結界で押さえているもの、逃げられるわけないにゃん」

 

コカビエルの腕や翼、脚を結界に閉じ込め空間に固定させた黒歌は蒼枒に抱きしめられご満悦のようだ

 

蒼「発射」

 

コ「くっそぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

華から光線が照射されコカビエルを飲み込んだ。その光は暗かった学園を煌々と照らし

 

ゼツ「・・・何だ?眩しい・・・」

 

ゼノ「絶斗!!!」

 

ゼットの意識を呼び起こした

 

蒼「気絶したか。術式も解除されているし・・・これで仕上げだな」

 

光が収まり宙から落ちてきたコカビエルは完全に意識を失い、身体は光に焼かれた。蒼枒は地面を足で小突くとコカビエルの周りに植物が生え、身動きが取れないように縛り上げた

 

蒼「これでよし。あとは一応連れて帰るか」

 

白「あ、そっちも終わりましたか」

 

鞘を作り出し、天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)を収めると悪魔たちを覆っている結界の上に座る白音がいた。白い羽織の袖がなかったり、焦げたりしているが無事なようだ。隣には小さな3つ首の犬がいるが、こちらに気付くと一緒に降りてきた

 

黒「そのケルベロスはどうしたにゃ?」

 

ケ「挨拶はまだでした。初めまして次期青龍とその伴侶、そして青龍の娘。ギリシャで地獄の番犬をしているすべてのケルベロスの母、マザーケルベロスです」

 

蒼「こちらこそ、お会いするのは初めてですね。日本の龍脈を管理している東雲家、次期青龍の蒼枒です」

 

黒「蒼枒の妻、黒歌です」

 

葉「妹の葉月です。随分と小さくなりましたね?」

 

葉月も見ていたが白音と戦っていた時は高さが4mから5mはあったはず。それが今は白音に抱き上げられるほどに小さくなっていた

 

ケ「仕事はしたしね。後は日本地獄に挨拶して消えるさ。この体は分身体だしね」

 

蒼「そうですか。私も地獄に用がありますし、後日ともに参りましょう」

 

黒「蒼枒。準備で来たにゃん」

 

黒歌が結界を解き、転移陣を用意してくれる。蔦を伸ばしてコカビエルを回収し、陣の中に入ろうとするが

 

リ「ちょっと待って!」

 

悪魔に呼び止められた

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