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【絶斗side】
イ「ここにいるんですか?ドラマの警察が封鎖に使うテープが張っているこの部屋に」
プールで遊んだ次の日。俺たちは旧校舎のある部屋の前にいた。その部屋は『KEEP OUT!』や『立入禁止!』と書かれた黄色いテープが幾重にも貼られていた
リ「そうよ。もう一人の僧侶の使用許可と認められたの。ようやく私の眷属が全員そろうわ!」
喜ぶ部長に対し、俺はこれから出てくるものに対し警戒し始めた。転生させた部長にも扱えないため厳重に封印された悪魔。一体どんなものなのだろうか
ゼ「大丈夫だ。襲い掛かってくるならばデュランダルで成敗してくれる」
絶「そうだな。俺も不測の事態に備えて《アミル・ガウル》を出しておくか」
リ「ちょっと2人とも!?そこまで危険じゃないわ!この封印だって深夜には解けて旧校舎内なら探索して良いものだし・・・」
封印されてるのに出てこれるって意味ないだろ!何のために施してるんだ!
リ「所謂引き籠りで、一日中、此処に住んでいるのよ」
イ「そんな状態でどうやって契約してるんだ?」
一応夜には動けるから契約取りを行っていてもおかしくはないな。封印させてる奴を自由にさせるとか普通は考えられないけど
朱「パソコンを介して、特殊な契約を人間と執り行っているのです。直接私たちに会いたくない人間というものもいるのですよ。眷属のなかでも一番の稼ぎ頭だったりしますし」
朱乃先輩が答えてくれた。なるほど、そういう手もあるのか。俺もできるかな?最近修行がきついから早く寝ていたいんだけど
リ「さて、扉を開けるわ」
と、部長さんが扉を開けると
?「イヤァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアッッ!」
とんでもないほどの少女みたいな叫び声が強烈に響き渡った。とっさに耳を塞いだが頭の中でキィィィンと鳴っている
リ「ごきげんよう。元気そうで良かったわ」
?「な、な、何事なんですかぁぁぁぁぁ?」
中に入ると金髪で赤い双眸をした少女が震えていた。彼女が封印されていた眷属か。美少女と言われてもおかしくない容姿をして言るな。となれば当然
イ「うおぉぉぉ!!金髪の女の子!!」
イッセーは反応するよな
リ「この子は紛れもない男の子よ。こんな見た目だけれども」
イ「何言ってるんですか?部長。この見た目で男なんて。服も女物じゃないですか!」
現実を受け入れないイッセーに部長さんが首を横に振る
朱「女装趣味があるのですよ」
絶「なるほど。所謂男の娘ということか」
イ「・・・・・・うわぁぁああああああああああああああああッッ!」
ようやく理解したイッセーがその場に頭を抱えしゃがみ込んだ
イ「う、嘘だろ。こ、こんな残酷な話があっていいものか・・・。完全美少女な姿で・・・男だなんて。しかも似合ってる分、余計に真実を知ったショックもでかいし。それに・・・」
絶「いい加減現実を受け入れようか」
アーシアや部長と一緒に住んでいるくせにこいつはまだ物足りないのか
?「だ、だって、女の子の服の方がかわいいもん」
イ「かわいいもん、とか言うなよ!クソッ!アーシアとお前のダブル金髪美少女『
ゼ「大丈夫なのか?赤龍帝の奴」
絶「いつものことだ。気にしてたらキリがないぞ」
ゼ「そっか。絶斗が言うならそうなのだろうな」
イ「お前らは何いい雰囲気出してんだコラァ!」
?「と、と、ところで。この方達は誰ですか?」
矛先が自分から外れたことで少し余裕が出てきたか?とりあえず煩いイッセーは殴っておいた。変に避けようとしたせいで顎に当たり気絶しちまったがアーシアさんに膝枕されてるし、まあいいか
リ「貴方がここに居る間に出来た眷属よ。気絶しているのが『
おい、その紹介の仕方はないだろう
ギ「自分はぎゃ、ギャスパー・ヴラディですぅぅぅ。お願いですから殴らないでくださいぃぃぃ」
絶「いや。訳もなく殴ったりしないからな!?」
何もしないアピールのために手を上げようとすると
ギ「ひ、ひぃぃぃ!?」
何故か怯えられた。解せぬ
絶「・・・どうしたらいいんでしょうかねぇ部長?」
リ「・・・」
問いかけに反応がなかった。不思議に思い顔を向けるとピクリとも動かないみんなの姿が
絶「これは一体・・・」
ギ「な、何で動けるんですかぁ!?」
ゼノヴィアも部長もみんな止まっている中俺とギャスパーだけが動いている。そして「動けるんですかぁ!?」という言葉から
絶「お前が原因かぁ!」
ギ「ヒィィィィ!!剣を向けないでくださいぃぃぃ!!!」
ギャスパーの周囲の物体が、空間が色を無くしていく。俺は《アミル・ガウル》を構え、ギャスパーに剣先を向けたが、向けられた本人は部屋の隅まで退き、ガタガタと震えだした。・・・なんだこれ
体感でだが皆が止まってから5分ぐらい経ったか?俺は変わらず《アミル・ガウル》を構えギャスパーが震えていた。話しかけても震えるだけで聞いてくれないし、だからと言って《アミル・ガウル》を消すわけにもいかないし。一体どうしたらいいかと考えていたら
白「ここですか!?ここ一帯を止めている原因は!」
ギ「ひぃぃぃぃ!!だ、だだだ誰ですか!!?」
絶「し、白音ちゃん?」
瞬きもしない間に部屋の中に白音ちゃんが現れた。俺とギャスパーを一目見るとガタガタと震えるギャスパーの前へと移動した
白「あなたですね、この現象の原因は。はやく元に戻してください!」
ギ「じ、自分でも制御できなんですぅ」
白「なんてもの使ってるんですか・・・」
怒り半分呆れ半分な溜息を吐くと白音ちゃんはギャスパーを部屋の隅から引きずり出し、首に手刀を放った
ぎ「うっ・・・」
気絶しバタッと倒れるギャスパーを慌てて支えると、無色になっていた空間に色が戻り止まっていたみんなが動き出した
ゼ「何かされたような・・・」
朱「あら、白音ちゃんじゃないですか。いつの間にここにいらしたのですか?」
リ「ちょっと!?ゼットはなんで
部長が慌てるのも無理はない。あの止まった中では意識もないみたいだからな
白「時間を止めるなんて。制御もできないのに使わせないでください。迷惑です(せっかくお義父様とお義母様が帰ってきてるに)」
それだけを言い残し白音ちゃんは消えた。俺も《アミル・ガウル》を消すと部長に詰め寄られた
リ「なんでギャスパーに
絶「いや、ちょっと待ってください。そんな一度に言われても答えれませんって」
朱「そうですよ。まずはギャスパー君を寝かせましょう。いつまでもそのままにしておくわけにはいきませんわ」
床へと降ろし仰向けに倒れているギャスパー。朱乃さんの言う通り、冷たい床に放置しておくのはかわいそうだ。部長の指示に従い、部屋に何故かあった棺桶へとギャスパーを入れた。真っ暗な部屋といい、棺桶といい、口から隠しきれていない犬歯といい、もしかして
リ「ゼット。鋭いあなたならもう分かったかもしれないけれどとりあえず部室に行くわよ」
ゼ「わかりました」