ハイスクールD・D・D(更新停止中)   作:ラグナクス

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今回はグレイフィアとフィーリスが1000年ぶりの再会を果たします。そしてフィーリスの過去が明らかに

長くなったので分けることにしました(だって書いていたら1万近いんだもの。感想と評価でテンション上がってましたし)
次回を含め途中からセリフばかりになりますのでご注意ください


姉妹の再会

【3人称side】

 

蒼「なかなかに騒がしかったな」

 

周りから浮くほどの美男美女の東雲一家。授業中に注目を集めたこともあり、授業が終わると同時にお近づきになろうとする者が多く現れた。先生や一部の生徒が治めようとするもなかなか静まらない状態にシビレを切らせた蒼枒がにらみを効かせ、強制的に静かにさせるなど一騒動があった。今は放課後となっているため、家族と合流した葉月たちは廊下を玄関の方へと歩いていた

 

葉・白「「すみません。クラスメイトが迷惑をかけてしまって」」

 

黒「仕方ないわ。私たちは服装から違うし目立つもの」

 

フ「ふふ、そうね。・・・あら?いったい何かしら?」

 

廊下を歩く先には人だかりができており廊下を塞いでいる。先に来ていた保護者達も困った顔をして立ち止まっていた。そして、人だかりの中心からは何故かカシャカシャとカメラの音が聞こえていた

 

蒼「これは・・・通れないな」

 

白「回り道をしては時間がかかりそうですね。その間にこの人だかりはなくなってそうだですし。困りましたね」

 

多くの人が動けずに困っていた。すると

 

匙「おらおらぁ!神聖なる学び舎で!しかも天下の往来で撮影会とは良い身分だな!ほら、解散だ、解散!」

 

生徒会の一団が現れ先頭にいる男子生徒が注意を行った。生徒会の言葉に撮影していた男子は渋々去っていき、立ち止まっていた人も動き出した。東雲家も流れに乗り生徒会の隣を横切ろうとすると

 

匙「待ってくれ。あんたたちには話がある」

 

生徒会に呼び止められた

 

蒼「俺たちは家を空けてきている。悪いが従う必要はない」

 

匙の言葉を拒否し、通り過ぎようとする蒼枒。その中でフィーリスは魔法少女のコスプレをしている少女がある女生徒に抱き着いているのを見て悩んでいた

 

フ「う~ん。何処かで見た気がするのだけれども」

 

?「ソーナちゃ~ん!あれ?なんでグレイフィアちゃんが着物なんか着てるの?」

 

ソ「いい加減離れてください!」

 

生徒会長ソーナ・シトリーに抱き着いているコスプレ魔法少女がフィーリスを見るとグレイフィアと口にした。その名に彼女が何者かを知ったフィーリスは名を聞くことにした

 

フ「貴女は一体、誰ですか?」

 

レ「うん。名前がわからないと不便だよね。私の名前はセラフォルー・レヴィアタン。ソーナちゃんの姉で4大魔「ストップです!お姉さま」ええ~」

 

ポーズを決めながら自己紹介を行うセラフォルー。その後ろでは彼女の妹であり生徒会長でもあるソーナが手を頭に当てていたが、魔王とまで名乗ろうとした姉を押さえた。レヴィアタンという言葉に東雲家は魔王の名ということに警戒を強めた

 

フ「私は東雲・フィーリスと言います。グレイフィアは私の姉ですが」

 

セ「えっ!グレイフィアちゃんの妹!?私聞いてない!!」

 

ソ「貴女が・・・」

 

驚きの余り騒ぎ出すセラフォルー。それに対しソーナは冷静を装いながらきりだした

 

ソ「オカルト研究部にお連れするようサーゼクス様から言われております。ご案内したいのですが・・・」

 

蒼「俺は帰るぞ」

 

黒「蒼枒が帰るなら私も帰るわ」

 

ソ「そう、ですか」

 

コカビエルを倒した張本人と指名手配されている黒歌。この2人には聞きたいことがたくさんあるため是非とも連れていきたかった

 

セ「ふ~ん。君がコカビエルをね~」

 

蒼「何だ?邪魔する気か?(悪魔共がいい加減にしろ!)」

 

セ「っ・・・ううん、ちょっと興味があっただけだから」

 

セラフォルーは興味が沸いた蒼枒たちを引き留めようと前へと立ちふさがったが、龍の眼に睨まれ恐怖を感じたため道を譲った。通り過ぎていく2人を見送った匙は何故見逃したかソーナに質問をぶつけていた

 

匙「何故見逃したんです!」

 

ソ「今日連れてくるように言われていたのはフィーリスさんです。確かにあの2人にも話を聞きたかったですが無理矢理連れていくと周りから不審に思われてしまいます」

 

そう言われて匙はようやく気付くいた。会長が姉の自己紹介を遮ったか理由を。自分たちの周りにはまだ多くの生徒・保護者が残っていることに

 

ソ「それにこれから予定がある方もいるのです。普通に考えてこちらからの一方的な都合を相手に押しつけてはいけません」

 

セ「うんうん。ソーナたんは周りが見えて偉いね」

 

ソ「『たん』付けで呼ばないでください!!」

 

セラフォルーに頭を撫でられるソーナ。顔が赤くなるソーナはゼラフォルーを何とか払いのけた

 

ソ「とにかくオカルト研究部に案内します。こちらへ」

 

 

【絶斗side】

 

授業参観は英語の授業のはずだったが何故か紙粘土を使っての授業になった。そこでイッセーは精巧な部長の紙粘土フィギュアを作り出し、誰かが「5000円出す!」と叫んでからオークションが開催されていた。本来止めるはずの先生すら参加するものだから手に負えない。俺はゼノヴィアとアーシアを連れて教室の隅へと非難していたため巻き込まれることはなかったが・・・みんな授業参観だってこと忘れてるんじゃないのか?保護者の方々が引いてたぞ。

授業が終わり廊下へと出ると保護者と生徒で溢れかえっていた。俺とゼノヴィア、イッセーとアーシアは部長からある人を部室に連れてくるように指示を受けていたが、この中から見つけるのは難しいかもしれない

 

イ「うへぇ。ここから見つけるとか無理だろ」

 

絶「そう言うな。今日来てることは確かなはずだから」

 

俺たちが探しているのは魔王の女王であり、葉月ちゃんたちの母親であるフィーリス・ルキフグスさん。葉月ちゃんが言うには今日来ているはずだが、葉月ちゃんたちの授業ってなんだ?

 

ゼ「玄関で待っていればいいんじゃないか?来ているならば必ずここを通るはずだろう?」

 

絶「確かにそうだな。ゼノヴィアの案に乗るか」

 

ゼノヴィアの案に乗り、俺たちは玄関で待ち伏せをしていた。多くの保護者・生徒が出ていく中ひと際目立つ2人組が現れた

 

イ「あれは」

 

ゼ「蒼枒さんと黒歌さんだな」

 

着物姿をした2人。さらに一本下駄に履き替えるのもだからさらに目立っていた

 

ア「どうします?あの2人も来てもらいますか?」

 

絶「そうだな。来てもらいたいが・・・は?」

 

出入の邪魔にならないように玄関から離れた場所で見張っていた俺達だったが、校門へと歩いていくなか蒼枒さんが急に振り向くと目が合った

 

 

 

黒「どうしたの?」

 

蒼「何でもない。こちらを見ている4人組がいただけだ」

 

 

蒼枒さんは一瞬だけこちらを見たが、何事もなかったのように歩いていった

 

イ「どうしたんだ?」

 

絶「目が合った。完全にこっちに気付いている」

 

ゼ「私もだ。これがコカビエルを軽々と倒した実力者か」

 

イ「嘘だろ!この人混みで距離もあるのに!?」

 

イッセーが驚くのも無理はないが、彼らと俺たちとでは天と地ほども実力に差がある。この距離の気配の感知など出来て当然なのかもしれない

 

ア「あの、お二人が行ってしまいましてけど」

 

絶「しょうがない。今から追いかけても追いつくことはできないし待ってるしかないか」

 

その後、生徒会に連れられたフィーリスさんや葉月ちゃんが出てきた。その中に4大魔王の一人である、セラフォルー・レヴィアタン様がいたが・・・何故魔法少女の格好をしているんだ?疑問に思うも尋ねるわけにもいかず生徒会と魔王と一緒にオカ研の部室に向かった。

 

 

【3人称side】

 

ソ「こちらになります」

 

オカルト研究部の部室に案内された東雲家とセラフォルー。部室に入るとそこには、4大魔王の一人サーゼクス・ルシファーと絶斗達を除いたグレモリーの眷属が彼らを待っていた。そして

 

グ「フィーリス・・・」

 

フ「久し振りね、姉さん」

 

グレイフィアとフィーリス。血のつながった姉妹が1000年の時を超え再会を果たした

 

 

案内された東雲家は自己紹介を終え部室内にあるソファへ掛けるよう勧められた。ソファにはフィーリスと碧守が座り、白音と葉月は両親の後ろに控えた。彼らの目の前には4大魔王のサーゼクス・ルシファーとセラフォルー・レヴィアタンが座り、サーゼクスの隣には女王であるグレイフィアが、魔王の後ろにはリアスとソーナの眷属が並んでいた

 

リ「葉月に白音。いつの間に着替えたの?」

 

白「部室に入る直前ですね。変化させただけですが」

 

白音と葉月はいつもの服装、和服姿へと変えていた

 

ソ「いつの間に・・・」

 

セ「なんで着替えたの?私としてはグレイフィアちゃんの妹の娘のいろんな姿が見れてうれしけどね」

 

葉「何かあったときすぐ動けるようにするためですよ。学校の制服では動きにくくて」

 

サ「その何かあったときというのは?」

 

白「そうですね・・・現状を見る限り、最悪なのは貴方たち悪魔が総出で襲ってくる可能性、ですかね。お義父様達は戦えないので」

 

「「「「「・・・え?」」」」」

 

悪魔たちは皆驚いていた。まさかそれほどにまで警戒されているとは誰も考えていなかったからだ

 

グ「え?戦えないって?フィーリス、貴女はあれほど魔力があったのに?」

 

フ「そうですね。まずはそこから話しましょうか。何があったか。そして今までどう過ごしてきたかを」

 

 

フ「1000年前の悪魔・天使・堕天使間で起きた大戦。その末期に二天竜が暴れているときでした。天使の攻撃を受け負傷していた私は動けないことを良いことに他の悪魔に連れ去られました。あの時私は光力を羽に受け、自力で飛ぶこともできず、魔力も使えませんでした。連れ去られた私は戦死扱いにされ、どこかの屋敷に連れ込まれました。奴隷のように扱われ、時には犯され・・・それが時がわからなくなるほど続きました。いくら悪魔が子ができにくいと言っても何年も犯されては出来てしまいます。誰ともわからない、ましてや望まない子を生むつもりは私にはありませんでした」

 

セ「じゃあお腹にいた子供は・・・」

 

フ「・・・全て流しました」

 

フィーリスから告げられた衝撃の過去に悪魔たちはショックを受けていた。特に姉であるグレイフィアは妹の過去に涙を流していた

 

フ「心も身体も壊れていくなか、屋敷にいる悪魔が極端に少なくなった日がありました。私は隙をついて屋敷から脱出を図りました。逃げる中冥界にいても捕まる可能性が高いと考えた私は、今まで溜め込んでいた魔力を振り絞り冥界から脱出しました。逃げた先がどこかも分からぬまま逃げていた私は魔力のみならず体力も限界が来て倒れた動けなくなりました。あの悪魔たちから逃げれたのにここで私は死ぬのか、と思った矢先、私の前に1人の男性が現れました。彼は私を保護してくださり、身体を治す代わりに家で働かないかと言われました。行くあてのない私はその申し出を受けることにしました」

 

グ「もしかしてその男性って・・・」

 

悪魔たちはフィーリスの隣に座る碧守に視線が集中させた。それをみたフィーリスは首を振り

 

フ「違いますよ。私を保護してくださったのは先代青龍。私のお義父様です。保護された私は東雲家に従者として仕えることになりました。ボロボロの身体と何度も流したことによる内臓へのダメージは長い年月をかけて治療をすることになり、今ではその跡もありません。しかし、悪魔としての力は何も残りませんでした。あるのは人間に比べ多少頑丈な身体と長い寿命だけです」

 

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