ハイスクールD・D・D(更新停止中)   作:ラグナクス

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減ると覚悟していた後日談系3話。まさか堕天使巫女編で登録してくださる方がいるとは・・・ありがとうございます
今回は決闘者編です。近頃忙しくて前後編に分けてしまいました。すみませんが本格的なデュエルは次回に持ち越しです


決闘者編 その5 前編

【ユーガside】

 

ギュオオオン!ギュオオオン!

 

ユ「あれだけの衝撃を与えたにもかかわらず出力も安定しているな」

 

家の一階にある倉庫。そこで俺はある物の最終調整を行っていた。パソコンにケーブルが繋がれているそれはアクセルを踏み込むと唸るような音を上げ、画面には様々なメーターが増減していた

 

ユ「各メーターも異常なし。テスト走行も問題なかったし耐久も問題はなかった」

 

これの耐久力を調べるため、高ステータスでありながら手頃に召喚出来る《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)》を召還し《滅びのバーストストリーム》を放ってもらった。いきなりこれに攻撃してくれと言われた《ブルーアイズ》はちょっと困惑していたけど、攻撃を受けたこれは装甲が破損しただけで内部にはダメージがあまりなかった

 

ユ「後はフレームをはめ込んで・・・・・・ヨッシャーーー!!ついにできたぞ!!!」

 

遂に完成!俺は歓喜の声をあげた。なんてったってすべてを一から作ったからな。かなりの時間が掛かってしまった

 

ゼ「ほう、何ができたんだ?」

 

ユ「ああそれは・・・って、ん?」

 

ここには俺以外には誰もいないはず。時折手伝ってくれたモンスターも今は召還していないのに一体誰だ?

 

ゼ「それはなんだ?タイヤが一つしかないみたいだが」

 

ユ「ゼファードルか!いつから来ていたんだ!?」

 

ゼ「だいたい30分ほど前からだ。何やら集中しすぎて周りの音が聞こえなくなっていたようだな」

 

入口にもたれかかりながらコーヒーをすするゼファードル。あのコーヒーが入っている紙コップって確か・・・

 

ユ「その手に持っているそれって・・・」

 

ゼ「ああ、このコーヒーのことか。試作のようだがいい味をしていてうまいぞ」

 

ユ「それは良かった。《カイバーマン》監修のもと、ロキと俺で作ったブルーアイズマウンテンなんだぜ」

 

ゼ「ほう。・・・また何か始めているのだな」

 

ユ「まあな」

 

俺はただ提案しただけでまさかロキも乗るとは思わなかったがな。手伝ってくれるモンスターたちもノリノリでやってるし

 

ゼ「それで話は戻るがこれは一体なんだ?座席やハンドルの位置的にバイクだとは思うが」

 

ユ「当たらずも遠からずってやつだな」

 

色は白銀を中心に水色で染められ、どこかスターダストを思わせるデザインにした。自分でもなかなかの出来だと思うぜ

 

ユ「これはな、ロセ専用のD・ホイールだ!」

 

ゼ「何だと!?」

 

驚くのも無理はない。今まで俺しか持っていないし俺のも転生特典で神様がくれたものだ。流石の俺もモーメントは作れなかったからな。後々作れるようになればいいんだが今はまだ俺のD・ホイールと連動させるので精いっぱいだ。ちなみに以前に渡したロセのデュエルディスクは電動で作った

 

ユ「前輪部分は重力制御装置によって浮き上がる仕組みだ。翼は大きくはできなかったが《スターダスト・ドラゴン》をイメージして作ったんだ。ロセのエースモンスターは《スターダスト》だからな」

 

ゼ「そうか。つまりお前たちはライディングデュエルができるようになったってわけだな?」

 

ユ「流石にデッキはまだできてないけどな」

 

今までスタンディングがメインだったし、D・ホイールも俺だけだったからな。パソコンを使えばCPU相手にできないこともないけど、実際に乗るわけじゃないしつまらなかった

 

ユ「で、今日は何の用事だ?ただ暇潰しに来たわけではないだろ?」

 

ゼ「そうだったな。先日、仲間がすべて揃った」

 

ユ「仲間?」

 

ゼ「ああ。悪魔の駒(イーヴィル・ピース)を全て使い切った、というべきだったか」

 

ユ「ティアマットの話では確か・・・女王(クィーン)兵士(ポーン)が2個残っている。って言ってたか」

 

ゼ「そうだ。そして今日は女王(クィーン)を連れてきたんだが・・・」

 

ん?なぜ言い淀んだんだ?

 

ゼ「今まで家から出たこともない箱入り娘だったせいもあってか一人で買い物をしたいそうだ。迷子になってなければいいが」

 

ユ「そんな心配しなくても大丈夫じゃないのか?」

 

ゼ「そんなわけないだろ!大事な妹だぞ!」

 

・・・はぁ!?ゼファードルに妹!!?速攻で退場したせいもあって家族構成はあまり知らないけど妹って

 

ユ「ゼファードルって妹っていたのか!?」

 

ゼ「血はつながっていない。所謂、拾い子だ。まあ、事情は複雑で話も長くなるから今は話すのをやめるがな」

 

気になるが、まあまた今度でもいいか

 

ゼ「まあ、地図も渡しているし迷うことはないはずだと思うが」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【シェリアグネスside】

 

シ「ううう、見つからないのです」

 

お兄様に連れられて相棒のフォルクスと共にアースガルズに来ました。冥界の外は初めてで、お兄様と別れた後買い物も一人で好きなように楽しむことができまいた。・・・フォルクスは一緒でしたが。買い物を楽しんだ後はお昼になる前にお兄様と合流する予定でした

 

シ「ここは・・・どこですか?」

 

私は迷子になってしまいました。買い物は楽しかったですよ!初めて一人でお店に入って色々買うことができましたし。ですがお兄様の友人であるユーガという方の家に向かおうとしたのですがどこにあるかわかりません。カルティナからもらった地図を見ても自分が今どこにいるかがわからないのでどうしようもないです。目印になるようなものを探しても同じような外見です

 

フ「ブルゥゥン」

 

シ「フォルクス・・・そうですね!あきらめたはダメですよね」

 

フォルクスはお兄様のペットの馬にして騎士(ナイト)です。そして私の一番の相棒でもあります。普段はとても大きい姿ですが、今は二回りほど小さくなった姿で私の荷物をもってっくれてました。フォルクスに励まされた私はとりあえず大きな道に出ようと考えました。そこまでいけば何か目印になるものがあると思いますし人もいるはずです

 

シ「フォルクス。とりあえず大通りに出ましょう。疲れているかもしれませんが頑張ってください」

 

フ「ブオォォォン」

 

?「あの、すみません。大丈夫ですか?」

 

いきなり声をかけられてしまいました!一体誰が、と思い声のするほうを向くと銀色の髪の綺麗な女性が心配そうにこちらを見ていました

 

?「何か地図のようなものを見て唸っていたので心配になって声をかけたんですが」

 

シ「実は迷子でして。えっと・・・貴女は?」

 

ロ「私はロスヴァイセと言います。ヴァルキリーで今はオーディン様のお供を務めています」

 

ロスヴァイセさんですか!確かお兄様の友人の恋人と同じ名前だったはずです!この人に案内してもらえばお兄様のもとに行けますね!

 

ロ「それでどこに行こうとしているのですか?」

 

シ「はい!ユーガという方の家に行きたいのです!そこにお兄様がいるはずです」

 

ロ「ユーガの家に・・・貴女は一体」

 

少し警戒されてしまいました。確かに荷物を背負った馬を連れてる女なんて怪しいと思うのも当然ですね

 

シ「申し遅れました。私はシェリアグネス・グシャラボラス。ゼファードルお兄様の妹であると同時に女王(クィーン)でもあります!」

 

 

 

 

 

【ユーガside】

 

ユ「できたぞ!これが試作のカップ麺!ピリ辛レッドデーモンズヌードルだ!」

 

ゼ「おお!これがそうか!!」

 

ユ「さっき飲んでいたブルーアイズマウンテンを始めとして他にもいろいろ考えてるぞ。ロキにも手伝ってもらっているがな」

 

そろそろ昼過ぎ。ロセが家に来るのもそろそろなはずだが来ないな。昼はどこかで一緒に食べようと考えていたんだけど・・・腹が減った。遊星同様、作業に夢中になっているときは空腹も感じることがないが、今は特にしてないからな。何かないかキッチンのあたりを探していたところ小さなカップ容器を発見した

 

ゼ「うまいぞ!少し辛いがそれもまたうまさを引き出している。気に入ったぞ」

 

ユ「それはよかった」

 

それは《ダーク・リゾネーター》監修の下、作成し試食として家に持ってきておいたカップ麺、レッドデーモンズヌードル。幸いいくつかあったためゼファードルにも一つやったが、余程気に入ったのか勢いよくすするゼファードル。キングと同じか?と思っているうちにゼファードルは食べ終わってしまった。少ししか入ってないからなぁ

 

ゼ「ユーガ!おかわりはないのか?」

 

ユ「試食用だといったろ!もう少し味わって食えよ!後はロセとかにあげる用だ」

 

あっという間に食べやがって!もうあげる気はないぞ。試作なので食べてくれる人は多いほうがいい。外でやってもいいがアンケートに全員が答えてくれるわけじゃないからな。身内ならばちゃんと感想を答えてくれるし

 

ロ「ここがユーガの家ですよ」

 

シ「ありがとうございます。お陰で無事にたどり着くことができました」

 

お!外からロセの声が聞こえたな。ようやく来たみたいだ。だけどあと一人は誰だ?

 

ロ「お邪魔します、ユーガ」

 

シ「お邪魔するのですよ」

 

ユ「いらっしゃいロセ。予定の時間より少し遅れたみたいだがどうした?ロセにしては珍しいから少し心配したぞ」

 

ロ「すみません。引継ぎに少し時間がかかってしまいまして・・・」

 

ユ「ああ、オーディンのせいか。なら仕方ない」

 

また何か起こしたのか無茶な要求をしたんだろう。全く少しはおとなしくしろよ。ロキから俺に仕事が巡ってくるんだからな

 

ゼ「妹が世話になったようだな。礼を言う」

 

シ「重ね重ねありがとうございます」

 

ロ「どういたしまして」

 

ロセにお礼を言う彼女がゼファードルの妹。原作には登場しなかったがこれも俺がいる影響か?確かに髪の色も目の色もゼファードルと全く違うな

 

ロ「それでユーガ。私に渡したいものって・・・」

 

ユ「フッフッフ、それはな。これだ!」

 

そういって被せてあった布を勢いよくはぎ取る。中から出てきたのはもちろん

 

ユ「ロセ専用のD・ホイール!」

 

ロ「え、嘘・・・」

 

ロセの視線が釘付けになる。それはそうだろう、いつも俺の後ろに座っていて、いつか自身も運転したいと言っていたからな。まさかそのD・ホイールをもらえるとは考えていなかっただろう。ましてその形が自身のエースモンスターに似た形をしているのだからなおさらか

 

ロ「ほんとによろしいんですか?これほどのものをいただいても?」

 

ユ「気にするなって。ロセのために作ったんだ。ほかの人は俺以外には乗れないように作ってある」

 

盗難防止のためロセ以外が乗れないようにしたかったが、問題が起きたときは俺が点検とかテスト走行とかしなければならないからな。その時にロセしか乗れないとなると色々都合が悪いから例外で俺も乗れるように設定しておいた

 

ロ「これで私もユーガと一緒に走れるんですね!」

 

ユ「それだけじゃない。もちろんだがライディングデュエルもできるぞ。・・・まあ運転が慣れるまで時間はかかるだろうが」

 

安全のためにオートパイロットはもちろん組み込んである。だがそれでも、普通のバイクとは勝手が違うし何よりロセは初心者だ。転ぶことはないと思うが運転慣れなくてはならない

 

ロ「そうですね・・・。運転になれるところからですよね」

 

ユ「そうだな。だがまあまずは飯にしようぜ!流石にミニカップ一個じゃあ足りるわけないしロセと食べに行く予定だったからな」

 

少し遠出してD・ホイールに慣れるのも兼ねるはずだったが、うまくいかないものだな

 

ロ「すみません」

 

ユ「いいってロセが悪いわけじゃないし。それよりも早く飯にしようぜ!」

 

ゼ「俺たちもついていくぞ。そのD・ホイールが走る姿に興味があるからな」

 

ユ「・・・まあいいか」

 

折角のデートだったのに。だがゼファードルたちの気持ちもわかるから攻めるに攻められない。結局俺達4人で食べに行くことになってしまった。・・・デートのつもりだったんだけどな

 

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