陰の王と閃光   作:アルスDQ

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どうもアルスDQです!
今回はサチが登場します!
ここからどうなるのか!?ではどうぞー!


彼らは1つのギルドを助ける

----アスナside----

 

このゲームが始まり数ヶ月がたった。

私たちは素材集めで下の階層に来ていた。

 

アスナ「ハチマン君揃った?」

 

ハチマン「ああ。アスナやキリト、ユウキはどうだ?」

 

キリト「俺はそろったぞ。」

 

ユウキ「僕はまだー!」

 

アスナ「私もあと1つかな。」

 

ハチマン「ふーん、アスナとユウキの足りない素材はなんだ?」

 

そうハチマン君が聞いてきて私とユウキがその素材について話すと…

 

ハチマン「あ、これ持ってる奴じゃん。使わんからお前らにやるよ。」

 

2人「「本当!?」」

 

ハチマン「ああ、使えないもんあっても邪魔だし。」

 

アスナ「ありがとうハチマン君!」ダキッ

 

ユウキ「ハチ兄!」ダキッ

 

ハチマン「いやいらないもんあげるだけだし…」ナデナデ

 

2人「「えへへ〜。」」

 

と、そこでキリト君が不意に足を止めた。

 

ハチマン「どうした?」

 

キリト「ああ、あれ…。」

 

キリト君が指した先には、モンスター《ゴブリン》4体と戦う。五人のプレイヤーたちが見えた。

 

キリト「ハチマンどうするんだ?」

 

キリト君が聞くが答えは分かっている。

 

ハチマン「えー、だるい。働きたくない、休みたい。」

 

といいつつハチマン君は武器を構えもう助けに行く準備を終えていた。

 

ハチマン「…しかし俺たちの進行方向にいて邪魔だな。とりあえず倒すか。さっさと行って終わらせるぞ。」

 

3人「「「おう!(うん!)」」」

 

これだ。これがハチマン君だ。めんどくさいと言いつつもしっかりと困っている人がいたら真っ先に助けようとする。分かりにくいこともあるけど他人のためにここまでやる。これも私がハチマン君が好きな理由の1つだけどね。

 

男四人女一人の、五人組の横まで素早く移動し、それぞれ一体ずつソードスキル一撃でモンスターをポリゴンに変えた。そこでその中の1人がやってきた。

 

?「ありがとうございます!助かりました!」

 

ハチマン「いや、俺たちが通る道にいたから邪魔だっただけで助けてない。」

 

?「それでも僕たちは助かったんです!ありがとうございました!…で、助けてもらってなんなんですが出口まで護衛していただけませんか?」

 

ハチマン「だるい、やだ。俺は街に帰る。」

 

そう言うとハチマン君は言ってしまった。全くもう…素直じゃないな〜。

 

?「ええと…。」

 

アスナ「大丈夫ですよ。出口まで送ります。」

 

?「でも彼がやだって言ってましたけど…。」

 

アスナ「いいんですよ。それに1人で先に行ったのは先に街に行くまでに出るモンスターを倒しにいったからです。だからめったなことが無い限り安全ですよ。」

 

?「そ、そうなんですか!?で、ではお願いします!」

 

アスナ「はい!」

 

ユウキ「任せて!」

 

キリト「おう!」

 

こうして私たちはそのパーティーを街まで護衛していった。ちなみに街に行くまでモンスターは一体もでなかった。さすがハチマン君!

 

もう、ハチマン君がかっこよすぎてつらい…。

 

・・・・・・・・・・・・

 

----ハチマンside----

 

11層主街区 ─タフト─

 

ケイタ「我らが月夜の黒猫団に,でもって命の恩人ハチマンさんとアスナさん、キリトさん、ユウキさんに乾杯‼︎」

 

4人「「「「乾杯‼︎」」」」

 

ユウキ「乾杯!」

 

キリト「…乾杯。」

 

アスナ「か、乾杯。」

 

ハチマン「……………。」

 

なんかお礼がしたいということであまり乗り気ではなかったが連れて来られた。帰りたい。

 

ケイタ「いや~、本当に助かりました。ありがとうございます」

 

テツオ「ありがとう…」

 

2人「「ありがとう」」

 

サチ「ありがとう。本当に怖かったから、ありがとう…」

 

笑顔を浮かべ感謝するやつに、ギルドメンバーもそれに習う。 いや、助けてないし邪魔なモンスターがいたから倒しただけだし。

 

ケイタ「本当にありがとうございました。あの失礼ですが…、レベルはいかほどで?」

 

キリト「…48。」

 

アスナ「47です。」

 

ユウキ「僕は45だよ〜!」

 

ハチマン「47だ。」

 

ケイタ「やっぱり攻略組の方々でしたか。」

 

ハチマン「というか敬語はやめてくれ。俺は敬語を使われるほどできたやつじゃない。」

 

ケイタ「え?そ,そうは思わないが。ま、ならいっか!敬語はやめるよ。で、実は俺たち攻略組を目指してるんだけど、攻略組のこと聞かせてもらっていいかな?」

 

ハチマン「アスナよろしく。」

 

アスナ「わかったわ。」

 

その後皆で攻略の話や、上の迷宮の話をしたあとは、皆で会話をしながら食事を楽しんだ。 あ、俺はアスナたちとしかしゃべってないぞ。特に俺が話してもあれだし。というかめんどい。と、そこで…

 

ケイタ「ところで相談なんだけど俺たちにレクチャーしてくれないか!俺たちも強くなりたいんだ!」

 

ハチマン「めんどい。」

 

ケイタ「そこをなんとか…!」

 

ハチマン「えー。」

 

俺が渋っていると服がクイクイっと引っ張られた。見るとアスナとユウキがやっていた。マジ可愛い…。

 

ハチマン「なんだ?」

 

アスナ「ハチマン君やってあげようよ。」

 

ユウキ「そうだよー。」

 

ハチマン「いや、でも…。」

 

2人「「ダメ…かな…?」」ウルウル

 

ハチマン「よし、やろう!とっととやろう!今から!」

 

やはりアスナとユウキの涙には勝てませんでした。しかも上目遣い…。勝てる要素ないよ?

 

6人「「「「「「うわ…アスナ(さん)とユウキ(さん)に甘いな…。」」」」」」

 

こうして俺たちは月夜の黒猫団にレクチャーすることとなった。

 

その日は解散し近くの宿に泊まった。あの日ユウキが話してくれたときから俺とアスナとユウキで寝ることになった。ハチマンワカンナイ。

 


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