陰の王と閃光   作:アルスDQ

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どうもアルスDQです!危機に陥ったキリトたち、そして現れる《陰》とは!?ではどうぞー!


彼らは陰を見る

----キリトside----

 

4人の前に立っている《陰》みたいなもの。プレイヤーなのか敵なのかもわからない。そこにいるかどうかも怪しいぐらいに認識ができない。と、そこでその《陰》がこっちに近づいてきた。マズイ!だが…

 

?『おい…。』

 

どうやらプレイヤーらしい。しかし、ノイズが入っていて男か女かはわからない。

 

キリト「な、なんだ!」

 

?『お前はその4人を守れ、あとはこっちでやる。』

 

どうやら敵ではないようだ。と、そのとき

 

キリト「消えた!?」

 

なんとさっきまでいたやつが消えた!そしてやつが消えたあとにどんどん敵が何もしてないのに倒されていく!?

 

キリト「なんだこれは…!?」

 

やつが消えた後にモンスターがどんどん倒れていった。まさかあいつがやったのか!?

 

数分後、モンスターが全て倒される。と再びその《陰》の人が現れまた消えた。帰って行ったのだろうか?そのとき…

 

ハチマン「おい!キリト大丈夫か!?」

 

キリト「ハチマン!?」

 

アスナ「大丈夫キリト君!?」

 

ユウキ「キリト大丈夫!?」

 

キリト「それにアスナとユウキ!?ああ、なんとかな…。」

 

ハチマン「そうか…、ひとまず話は街へ帰ってからだ。お前はサチを背負っていけ。あとは俺が運ぶ。」

 

キリト「わ、わかった。」

 

アスナ「ハチマン君私たちも運ぶの手伝うよ?」

 

ユウキ「そうだよハチ兄!」

 

ハチマン「いや、大丈夫だ。アスナとユウキは街へ行くまでの敵を倒してくれ。」

 

アスナ「了解!」

 

ユウキ「わかったよ〜!」

 

こうして俺たちは街へ帰って行った。ちなみにサチ以外の3人はハチマンが縄をくくりつけて運びましたとさ。さすがに扱い雑じゃない?

 

・・・・・・・・・・

 

街へ帰った俺たちはケイタと合流しケイタが買った《月夜の黒猫団》のギルドホームにいた。正座で…。俺たちの話を聞いたハチマンにさせられた。俺と《月夜の黒猫団》が。

 

キリト「え?なんで正座?」

 

ケイタ「あ、ああ。」

 

テツオ「う、うん。」

 

なんで?と、思っていたら

 

ハチマン「…とりあえず全員1発殴る。」

 

6人「「「「「「え…」」」」」」

 

と、ハチマンが言うと順番に腹を殴っていった。俺とサチには軽くだが。すると…

 

ハチマン「お前らなんで殴られたか分かるか?」

 

そう言い俺たちを見回す。

 

ハチマン「最初にサチたち4人はキリトが止めたのにも関わらず上の階級にいった。もし、その《陰》のやつが助けてくれなかったらどうするつもりだ!」

 

4人「「「「そ、それは…。」」」」

 

ハチマン「それにもし仮にお前らが死んだとしよう。それは良くないが良しとする。だが、お前らだけ死んでキリトが生き残ったらどうだ?おそらくキリトならなんとか生き残るだろう…。そうしたらキリトはどうなる?お前たちを助けられなかったことをこの先一生後悔するかもしれない。キリトにそれが耐えられるか?」

 

4人「「「「…………………」」」」

 

ハチマン「次にキリト。お前はこいつらを止められなかった。それで大変な目にあっただろう?そこは反省しろ。」

 

キリト「悪い…。」

 

ハチマン「最後にケイタ。お前はこのギルドのリーダーだ。メンバーのことはしっかり見ておけ。」

 

ケイタ「すみません…。」

 

ハチマン「次はないと思え。これは死んだら現実でも死ぬゲームなんだ。そこをしっかりと自覚しろ。」

 

5人「「「「「はい…。」」」」」

 

ハチマン「話は終わりだ。俺は疲れたから寝る。」

 

そうハチマンがいい、部屋を出て行く。ドアを開け閉める直前にハチマンはこういった。

 

ハチマン「生きててよかったな…。」ボソッ

 

言い終わるとドアを閉めていってしまった。ハチマンが去ってからしばらくして…

 

テツオ「俺生きてる…生きてるよー!」

 

ダッカー「うんうん…。」

 

一斉に叫び出した。

 

ササマル「ごめんなキリト。俺たちがあんなこといったもんでこんなことになっちゃって…。」

 

キリト「いいよ。みんな無事だったんだし。」

 

ササマル「いいんだ。俺たちが悪かったんだ。そしてありがとう…。」

 

そのあと他の人も俺に謝罪とお礼をいった。そして最後にサチか…

 

サチ「ごめんなさいキリト…。」

 

キリト「ああ。」

 

サチ「もしキリトがいなかったら私たち…」

 

キリト「大丈夫だ。今こうして生きてるじゃないか?」

 

サチ「生きてる?私生きてるの…?」

 

キリト「うん、だから大丈夫。」

 

サチ「キリト生きてる…私生きてるよ!うわ〜ん!」

 

そこまで言うと泣き出してしまった。俺は優しくサチをが落ち着くまでサチを抱きしめていた。

 

その1週間後に俺たちは《月夜の黒猫団》のレクチャーを終えた。

 

 

・・・・・・・・・・・

 

---ハチマンside-----

 

あの後俺は部屋に戻った。いつものように3人でユウキが寝静まった後アスナが聞いてきた。

 

アスナ「よかったね、みんな無事で。」

 

ハチマン「ああ、人数が多ければ俺が楽できるからな。」

 

アスナ「もう、素直じゃないな〜。ところで…結局いったの?キリト君に?」

 

ハチマン「いや、言ってない。」

 

アスナ「やっぱりね。言えばいいのに…。ねえ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アスナ「キリト君たちを助けた陰の正体さん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハチマン「いや目立ちたくないし…。それに…」

 

アスナ「それに?」

 

ハチマン「まだまだ謎だしな。このスキル、《幻想流》はな。」

 

アスナ「へぇー、でもハチマン君、キリト君を助けたときカッコよかったよ///」

 

ハチマン「そうか?ありがとうな。」ナデナデ

 

アスナ「えへへ…。」

 

こうして夜は過ぎていった。

 

 

 

 

 

 


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