陰の王と閃光   作:アルスDQ

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どうもアルスDQです!
今回は戸塚sideだー!どうなるどうなる?
ではどうぞー?


現実side 彼らにとって比企谷八幡とは…

---戸塚side---

 

おかしい…。八幡が学校に来なくなってから2週間がたつ。それなのにみんなまるで最初から八幡のことがいなかったようにしている。なんかムカムカする。八幡のことよく知らないくせに!

 

由比ヶ浜さんはあきらかに調子悪そうにしているし平塚先生も八幡の点呼を取るとき歯を食いしばっている。まさか八幡に何かあったの!?

 

そう思った僕は平塚先生に聞き行こうと思ったそのときに…

 

材木座「ぬ?戸塚氏ではないか!?」

 

戸塚「あ、材木座君!?」

 

あ、そうだ!

 

戸塚「ねえ材木座君、最近八幡見ていないんだけど何か知らない?」

 

材木座「たしかに最近見ていないの。我も気になっていたんだが…。」

 

やっぱり材木座君も八幡のこと心配してくれているんだ…。

 

戸塚「そっか…。僕今から平塚先生のところへ八幡のこと聞きに行くつもりなんだけど材木座君もどう?」

 

材木座「むろん我も行くぞー!」

 

そういうことで僕と材木座君は平塚先生の元に向かった。

 

戸塚「平塚先生。」

 

平塚「戸塚と…材木座か。何か用か?」

 

戸塚「実は八幡のことで…。」

 

そう僕が言うと平塚先生は顔色を変えた。

 

平塚「ここではなんだ、生徒指導室に行くぞ…。」

 

そういい僕たちは生徒指導室に移動した。

 

平塚「で、比企谷のことだったな…。」

 

戸塚「はい、ここ2週間ぐらい八幡が学校に来ていないので心配で…。八幡に何かあったんですか!?」

 

材木座「我も八幡に何かあったのではと思ったのだが…。」

 

平塚「そうか…、これから話すことは他言無用で頼むぞ。実は…」

 

そして僕たちは知った。八幡があのSAOに囚われたこと。そしてクリアできない限りゲームから帰ってこれないことを…。

 

戸塚「そんな…」

 

材木座「嘘であろう…」

 

平塚「すまない…私も力になれなくて…。」

 

平塚先生もつらいのだろう…。僕は平塚先生が八幡のことをよく見ていることを知っている。前に八幡がぽろっと言っていたけど平塚先生はいい先生だ。

 

戸塚「いえ…なら病院はわかりますか?八幡のいる。」

 

平塚「私も詳しくは知らないんだ…。すまない。」

 

そういい平塚先生は帰っていった。

 

残された僕たちはというと

 

戸塚「まさか八幡がそんなことになっていたなんて…。」

 

材木座「我もだ…。」

 

戸塚「病院にいこうにも場所が…あ、そうだ!」

 

材木座「何か思いついたのであるか!?」

 

戸塚「八幡の妹の小町ちゃんなら知っているはずだよ!放課後、八幡の家に行ってみよう!」

 

材木座「なるほどの、了解した!」

 

そういうことで放課後に八幡の家を訪れることになった。

 

・・・・・・・

 

さっそく放課後に僕たちは八幡の家へと向かった。

 

ピンポーン

 

『はーい』

 

戸塚「比企谷さんのお宅ですか?あの戸塚彩加ですけど。」

 

と、言うと玄関が開き小町ちゃんが出てきた。ちなみに材木座君はこういうのは苦手なそうで僕がピンポンを押した。

 

小町「ほよ?戸塚さんと…中2さん?どうしたんですか?」

 

戸塚「実は八幡のことで…」

 

そういうと小町ちゃんの顔が少し曇った気がした。

 

小町「…そうですか。お話は中で。さあどうぞどうぞ!」

 

その後、僕たちを家の中へ入ると小町ちゃんが話し始めた。

 

小町「どこまで知ってますか…?」

 

材木座「八幡がSAOに囚われたことまでだ。」

 

小町「そうですか…、で、今日はどうしてここへ?」

 

戸塚「うん、八幡のことを知ったら少しでも早く病院に行きたいと思ったけど場所がわからなくて…それで小町ちゃんなら知っていると思ったんだけど教えてくれるかな?」

 

小町「…いいですよ。その前に戸塚さんと中2…いや材木座さんに聞きたいことがあります。」

 

2人「「?」」

 

小町「お2人はお兄ちゃんと…比企谷八幡のことをどう思ってますか?」

 

なぜそんな質問をしたのかはよく分からなかった。でも答えは決まっている。

 

戸塚「僕の」

 

材木座「我の」

 

 

戸塚「憧れの人で…」

 

材木座「相棒であり…」

 

 

2人「「そして…」」

 

 

2人「「友達だよ(だ)!」」

 

 

そうはっきりと言った。小町ちゃんはそうするとニコッと笑顔を向けて言ってきた。

 

小町「お2人なら大丈夫です。ここがお兄ちゃんの病院です。どうぞ行ってあげてください。」

 

戸塚「ありがとう小町ちゃん!」

 

材木座「感謝する!」

 

こうして病院の場所がわかった僕たちは急いで八幡のところへと急いだ。あと雪ノ下さんと由比ヶ浜さんに言わないで言われたけどなんでだろう?まあ、約束は守らないとね!

 

・・・・・・

 

病院に着くとすぐさま八幡の病室へと向かった。

 

2人「「八幡!」」

 

するとそこには機械を頭に被ったまま眠る八幡の姿があった。本当に寝ているだけに見えるけど…意識はゲームの中なんて…。

 

材木座「は、八幡お主にはまだ我の原稿たまっているのを見てもらわないといけないのだ!死ぬな…死ぬなよ…」

 

材木座は必死に涙を堪えながら八幡に向かって呟いている。

 

戸塚「八幡…帰ってきてよ…。」

 

僕も八幡に呼びかける。

 

その後面会時間が終わり帰るときになった。

 

材木座「また来るからの…。」

 

戸塚「また来るね。僕たちはいつまでも待ってるから…。」

 

そういい病室をあとにした。

 

・・・・・・・・・・

 

でも僕は確信している

 

きっと八幡が帰ってくるって。

 

それにね?

 

よくわからないんだけど僕は思うんだ

 

 

 

八幡がこのゲームをクリアしてくれるってね!

 

そして多くの人を救うんだ!

 

 

 

変かな?

 

ねえ八幡?

 

 


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