「無詠唱で戦いの歌を継続。そのまま模擬戦だ。瞬動も取り入れろ。やれ」
「はい、マスター! 行くよ小太郎君!」
「おっしゃぁ! 来いやネギ!」
気合を入れた小太郎君を正面から見て半身に構える。開いた右手を顔の正面に上げて、下げた左肘を引いた中国拳法のスタイル。これはくー老師から習ったものだ。
それに加えてマスターからは、魔法使いとして二つの道が示された。一つ目はオーソドックスで、マスターのような後衛中心の大火力魔法使い。二つ目は父さんの様な近接格闘をコナス、スピードタイプだった。
僕は後者、正確には魔法拳士とも言うべきスタイルを選択している。
「(――魔法の射手 光の3矢!)弓歩沖拳!」
無詠唱魔法で光の矢を生成。右腕に絡ませながら小太郎君の懐に踏み込み、拳にその威力を乗せる。
「狗音爆砕拳!」
小太郎君は狗神と気を纏って僕の拳に打ちつけ、衝撃音を上げながら相殺する。
「まだや! 犬上流・狼牙双掌打!」
これまでの模擬戦の中で何度も見た技。両手に気を集中して気弾を撃ちだす攻撃だ。
それなら僕も魔法の射手で応える。ここで突き進む事も出来るけれど、まだ瞬動術が完璧じゃないから、失敗すればただの的になってしまう。
「魔法の射手! 光の11矢!」
無詠唱で発動出来る現在の最大の本数が11本。それで迎え撃つ。
「そんなん負けへんで!」
お互いの技がぶつかり合った直後、マスターの魔法空間の砂浜で、大きな炸裂音が木霊した。耳を劈く衝撃と、舞い上がる砂の影響で視界がとても悪い。それに、目の前の砂浜は穴だらけになってここで踏ん張るには場所が悪い。それなら。
「瞬動。――そこだ! 外門頂肘!」
足に魔力を集中して、この場を固める。そのまま一気に噴出して、小太郎君の影に向かって突撃。小太郎君の懐まで入り込むのを確認したら、胴に肘撃ちを入れ――えっ! 手応えがおかしい!
「分身や! せっかく瞬動術が成功しても、本体見極めへんかったら意味ないで」
「うーん、足の魔力のバランスが難しいから、そこまで気を使ってられないよ」
僕と小太郎君の修行風景はいつもこんな感じだ。体術においては小太郎君のほうが一日の長がある。それに体格も近いし、良い経験になるってマスターは言っている。
確かに強くはなったとは思う。けれど、自分はドラゴンだと名乗った少女に勝てると思えない。父さんへの道はまだまだ遠いなって思う日々が続いている。
「情けない。それでは虚空瞬動なぞ夢では無いか」
「う……。すみません」
「エヴァちゃんそんなに言わなくたって良いじゃない。ネギだってすっごい強くなってるの?」
「何だ神楽坂明日菜。いつからそんなにぼーやに肩入れするようになった? 惚れたか?」
「そ、そそ、そんなわけ無いじゃないの! 私は高畑先生一筋なのよ!」
「明日菜はいっつも高畑先生やな~」
「第一なんでお前らは私の別荘を勝手に使ってるんだ? 弟子にした覚えは無いぞ」
「まぁ良いじゃないの。ネギが使ってるんだしさ?」
「ちっ……!」
能天気なガキの戯言は放っておくに限るか……。しかしこれでタカミチに勝てるか? まぁ、勝てなくても良いんだが、出来が良いに越した事はない。
魔力集中の練度。瞬動の入り。まだまだお飾り程度だがな。やはり起爆剤は必要か。とりあえずは。
「ぼーや。これをくれてやる」
「え?」
「なんやそれ?」
「ゆ、指輪ー! エヴァちゃんこそネギの事好きなんじゃないでしょうね!?」
「馬鹿かお前は? 魔法発動体だ。いちいち杖を持って殴り合う気か。魔法拳士が聞いて呆れるぞ」
「あ、ありがとうございます! マスター!」
「よっしゃ、これでもっと強うなれるなネギ!」
「う、うん!」
強く……か。仮にも私の弟子を名乗るんだ。なって貰おうじゃないか。ぼーやとタカミチの試合はもう近い……。ここらで焚きつけておく必要があるな。
「ぼーや。この学祭中に格闘大会が開かれる。知っているか?」
「はい。小太郎君とどうしようかって話をしてたんですけど、どれがどうかしたんですか?」
「必ず出ろ。師匠として修行命令だ」
「マジか! ネギ、これで参加確定やな」
「は、はい。分かりました。でもどうしてですか? 魔法の修行は関係ないですよね」
「そうよね。魔法使って試合なんてするわけ無いんだし」
超鈴音のまほら武道会も、MM元老院の企みも教えていないからな。知っていれば茶番が見透けて真剣味が減る。だからこそ全力を出せる環境で出てもらわなければ困る。
「タカミチが出る。ぼーやとはいつか勝負をすると決めていたらしいじゃないか?」
「えっ! で、でもまだ僕はタカミチほど強くないし……」
「何やネギ、自信無いんか! タカミチさん出る言うんは、ネギを男と認めて勝負するちゃうんか? やったれやネギ!」
「う~ん、でも……」
「高畑先生が出るなら私も出る!」
「明日菜!? ちゃんと考えてものゆーとる?」
「しかし明日菜さんは筋も良いので、意外と行けるかもしれませんよ?」
「だそうだぼーや。先生として、恥ずかしく無い行動を示すんじゃなかったのか?」
「――あ!」
弟子入りの時に自分で宣言した言葉だ。生真面目ぼーやの性格からしたら、これで気にならないことは無いだろう。しかし、これであっさり乗るくらいではまだまだ十歳の子供だな。
……ん? そう言えばぼーやと千雨が修行に来たのはほぼ同い年くらいじゃなかったか。まぁ、出ればそれで良い。工夫次第でタカミチに抵抗は出来るだろう。
「僕やりますよ! タカミチに頑張ってきたんだって、恥ずかしく無い様に戦います!」
「よー言ったネギ! ここから猛特訓や!」
「「「おー!」」」
存外に必要悪というものを理解させても良いのかもしれん。千雨とは環境は違うが、ぼーやも随分と暗い淵を歩いて来た人生だ。ただまぁ、今のぼーやでは、ナギという強烈な光の前で霞んで見えるのだろう。せっかく手に入れた手がかりだからな。
学園祭を乗り越えれば魔法世界で山場だ。それまでに何かぼーやが、一歩でも二歩でも踏み越えられる何かがあれば良いのだがな……。
「ネギー! 格闘大会もうそろそろ締め切りらしいで~」
「うん、今いくよ!でもスケジュールがいっぱいなんだよね……」
スケジュール帳には3-Aの皆さんに誘われた各部活の出し物。更にクラスのホラーハウスの参加に格闘大会。どれもこれもギリギリのスケジュールになってる。
「なんやそれ? 女の予定ばっかや無いか」
「しょ、しょうがないじゃない。先生なんだから」
「あら、ネギ先生丁度良いところに」
「あれ? しずな先生どうしたんですか?」
「学園長が貴方たち五人を呼んでるわ。世界樹が見える広場に来て欲しいって」
「五人って、明日菜さんに木乃香さん、それから刹那さんですか?」
「ええ、そうよ」
学園長が僕達を……? 僕一人が呼び出されるのなら学園祭の行事が関係してそうだけど、何で明日菜さん達まで?
でも、とにかく学園長のところへ行かないと!
「あれ、誰も居ない?」
「ホントね。学際前日なのに広場に居ないなんておかしくない?」
「先生。これは人払いの結界です。おそらく学園長の指示でしょう」
「じいちゃんの? 何か魔法の話しがあるん?」
「うむ、その通りじゃよ。待っとったぞい」
え、魔法の話って、知らない人がいっぱい居るよ! もしかしてこの人たちは――。
「うむ、学園の魔法先生および生徒じゃ。紹介も含めるが、とある案件もあっての」
「こ、こんなにたくさん居たんですね。僕知りませんでした!」
「えぇ! わ、私ここに居て良いの?」
「明日菜それ今更ちゃうん?どっちかって言うと、ウチの方が気になるわ~」
「ふぉっふぉっふぉ。これはなるべくこの学園に居る魔法関係者には聞いておいて欲しい話での。木乃香達もしっかり聞いておいてくれんかの?」
「そうなん? 分かったで~」
「それでじゃがな『世界樹伝説』というのを知っておるかの?」
「それって学際最終日に告白すると、恋が叶う言うやつちゃうん? クラスでもえらい話題や」
「ホント!? じゃ、じゃぁ私――」
「明日菜君。それを妨害したいのじゃよ」
「そ、そんなー!?」
あ、明日菜さん!? そんなこの世の終わりみたいな顔しなくて大丈夫ですよ! タカミチだったら絶対振り向いてくれますから!
「いやいや違うのじゃよ。実はの、世界樹の魔力で本当に叶ってしまうのじゃ」
「「「「「え!?」」」」」
「二十二年に一度の発光現象。その威力はまさに呪い級。それが今年は異常気象で一年早まってしまっての。世界樹を中心として1.5kmまで。広場は勿論、学園の敷地内で告白する生徒を阻止して欲しいのじゃ」
「えぇー。でも恋人になっても今良いって言ったじゃないですか。その……」
「普通の恋愛を止めたりせんよ。問題は魔法の力で心を操ってしまう点じゃ。それは魔法の本義に反するからの。明日菜君が嫌いな相手と恋人になってしまったらどうするかの?」
「絶対イヤです!」
「そうじゃろう? だから手伝って欲しいのじゃ。木乃香達は気付いた時に手伝ってくれる程度でかまわんぞい」
「かまへんよ~。せっちゃんもええやろ?」
「ええ。大丈夫です」
「助かるぞい。それでは――」
「学園長。誰かに見られています」
「なぬ?」
え、あれって、プロペラで空を飛ぶ機械? なんだかカメラが付いてるような……って、うわわわ! あれじゃ魔法使いの僕達の姿が映されっちゃってるんじゃ!?
「破壊します」
「無詠唱魔法!?」
魔法先生の一人が指先を弾いたら、切断の風の魔法が発動した。あんな動作だけでアレだけの威力を持ったまま命中させられるなんて、すごい!
「追いますか?」
「フム。程ほどで構わんよ。誰かは限られとる。それではパトロール要員は予定表を配るのでこれを参考にしてもらいたい。ネギ先生もたのんだぞい」
「ハイ!」
修学旅行依頼の久しぶりの魔法使いの任務だ。前は力が及ばない所があったけど、今回はマスターの所で修行したんだ。絶対、学園祭を成功させてみせる!
気付かれたネ。ふふ、ある程度想定内だったがこれはこれで良いヨ。
「葉加瀬。私が囮になる。後は手はず通りネ」
「はい! どうか無茶だけはしないでください」
今衆目に晒されるのは私一人で十分ネ。アレの準備は全て終わらせた。彼にアレを手渡す事で未来選択の糸口になるヨ。それが吉と出るか凶と出るか。正に神のみぞ知るという所カ。
「ム……。来たネ」
背後から追いかけて来るのは、影の精霊を使った黒マントに白い仮面の人型ゴーレム達。おそらく魔法先生か魔法生徒による追跡だネ。さて、ネギ坊主を探してちょうど良いところで助けて貰う事にしようカ。
「それにしても驚いたね~」
「世界樹伝説って本当だったのね~。うぅ、それにしても高畑先生……」
「明日菜、気を落とさんと~。普通に告白したらええゆーてたやん?」
「そ、それはそうなんだけどさ~」
ガシャァン!
ちょうど目の前を狙って飛び上がり……落下。少々テントに派手に突っ込んで、大きな物音を立てたが、これくらいならちょうど良いくらいカ。
「うわ!?」
「きゃ! 何の音!?」
「え、超さん!?」
ウム、完全に注目の的になたネ♪ これでネギ坊主へのアプローチは完了。さて、様子見もかねてその実力、見せてもらおうカ。
「丁度良かたヨ、ネギ先生! 私、悪い魔法使いに追われてるネ!」
「わ、悪い魔法使いって!?」
「ネギ! ちょっとあれヤバイんじゃないの!?」
ちょうど明日菜さんが指差した先、例の黒マントたちネ。ネギ坊主には悪いが、教え子である点とその正義感を利用させてらうヨ。
「オイオイ、何やあれ!?」
「お嬢様、後ろに!」
「超さんもこっちへ!――戦いの歌!」
早速乗てくれたカ。ネギ坊主はもう少し人を疑う事を覚えた方が良いのだろうが、やはり教え子が悪い魔法使いに襲われていると言う状況は見過ごせないだろうネ。
それに、木乃香さんカ。私が知てる流れとは違うのだが、まぁ自覚者が多いに越した事は無いヨ。後で刹那さんがうるさいかもしれないが、それはそれ、これはこれ、と言う事で許してもらおうじゃないカ。
最悪の場合、彼女”も”見逃せなくなるからネ。
「すみません明日菜さん、超さんをお願いします! 契約執行90秒間!『ネギの従者≪ミニストラネギイ≫”神楽坂明日菜”』!」
「もう仕方が無いわね。超さんごめんね!」
「おぉ!? 明日菜さん力持ちさんだたカ! 凄いヨ!」
「ち、違うわよこれは! う、うぅその……」
お姫様抱っこは流石に照れるヨ、明日菜さん。
「――魔法の射手! 光の11矢!」
学園祭の花火の音に合わせて魔法の射手カ。なかなか考えてるみたいだネ。
それにずいぶんと”キレ”が良い。魔力の練り込みも速度も比べ物にならないくらい上がってるヨ。この調子なら、対抗策の一つとして育てくれそうだヨ。
「何やあれ、人ちゃうんか!」
「ひょっとして使い魔? でも誰の……」
「まだ来るわよ! アデアット!」
「くっ! ラ・ステル マ・ステル マギステル 光の精霊17柱! 集い来たりて敵を射て! 魔法の射手! 光の17矢!」
フム。魔法先生たちは甘く見てるネ。このメンバーならまず勝ち目は無いヨ。しかし、魔法先生くらいは圧倒出来る様になて貰わねば困るのだがネ♪
「イヤ~。助かたヨ♪ ありがとネ」
「まだ安心できません。操っていた本体が居るはずです」
「それにしても超さん一体どうして? それに魔法の事は知っているんですか?」
「うむ。知っているネ。それにしても皆強いネ♪ 驚いてしまったヨ。この時代で機械のサポート無しにこれだけの戦闘力はスゴイ事だヨ?」
「え、それってどういう――」
「先生。こちらに近づいて来る者が居ます。おそらく本体かと」
「あや~。マズイネ。今度また捕またら、さすがに記憶消去ネ」
「えっ!? 記憶って」
「囲まれとるで!」
情報の一端を教えて興味を持たせる。そして危機感の演出。再び緊張。と言ったところカ。空からと、道の左右。こちらは建物の裏路地だから一斉包囲だネ。どう凌ぐカ?
「ネギ先生、空から来る使い魔を相手を頼みます! 明日菜さんはお嬢様と超さんの側に!」
「はい!」
「わかったわ!」
「行きます! 魔法の射手 光の9矢!」
ほう、無詠唱でそれだけ撃てる様になたカ。しかしまだまだ、あれではヤツらには対抗できないヨ。最悪あの人たちの力に頼る事になてしまうネ。
私としてはネギ坊主に頑張って欲しいところだが、やはり全てを背負うのは難しいカ。
「正義の魔法使い、高音・D・グッドマンが悪事は許しません! 覚悟なさい! ってあら?」
「え! 貴女はさっきの広場に居た!?」
「ネギ先生!?」
「おーいネギー。こいつら敵やないでー?」
「ど、どういう事ー!?」
「事情を聞きたいのはこっちだよネギ君。どうして要注意生徒の超君と一緒に居るんだい?」
「えっ、超さんが!?」
「超君。君はこちらの警告を無視して三度も魔法に関わろうとした。危険人物として見逃せない行為だ。今回ばかりは記憶を消させてもらう。良いね?」
これはお決まりの言葉ネ。ガンドルフィーニ先生は決して悪い人じゃないが、少々融通性に欠けるヨ。しかし物事と言うのは得てして都合が良いほうに動く。ネギ坊主に印象付ける機会としてはなかなかに良い演出となる。
「ね、ネギ坊主~」
フフフ、高音さん。分かりやすい悪役の様に強めに拘束してくれてかまわないヨ。
「超さん! 待ってください!」
「何? 彼女は犯罪者だよ?」
「そんな! 犯罪者って……。ちょっと魔法を見ただけじゃないですか!」
「大丈夫です明日菜さん。超さんだって僕の生徒なんです。僕が守ります! だから勝手に、犯罪者や要注意人物とか言わないでください! 僕に彼女を任せてください!」
ほう、良い目になったヨ。これは教育された甲斐があったという事なのカ。とは言っても、そこまで責任を持てるようになるにはまだ無理があるヨ。それに素直すぎるのも心配ものだネ。
「……ふむ。分かった」
「よろしいのですか?」
「ああ。今日のところは彼を信じよう」
「ハイ! ありがとうございます!」
「では、後は任せたよ」
行ってくれたか。高音さんたち魔法生徒は少々納得してなかた様だが、そこは縦社会の悲しいところネ。まあ、素直で助かたというところもあるヨ。
さて、それでは仕上げといこうカ。
「イヤー、それにしても助かったヨ。ネギ坊主は私の命の恩人ネ♪」
「い、いえそんな。ところで何をしたんですか?」
「さっきの広場をカメラで覗き見してただけネ。悪用したりしないヨ♪」
「もしかして世界樹伝説!? 超さんって、好きな人居るの!?」
「さて? それは秘密ネ。フフ♪」
「え~~、良いじゃないそれくらい!」
「それはそうとネギ坊主。先ほどのお礼にコレをあげるヨ。学祭中は忙しいだろうからネ。私からのプレゼントだヨ♪」
渡したのは一目見て懐中時計と分かるもの。デザインは時計盤にルーン文字と横道十二宮を描いたなかなかに凝り抜いた一品ネ。もちろん、ただの時計のわけは無いがネ。
「え、なんですかこれ?」
「良くぞ聞いてくれたヨ! コレこそ超鈴音の科学の力! その名も『ネギ先生のスケジュールパーフェクト管理マシン』ネ!」
「そ、そうなんですか?」
「何よその名前。そのまんまじゃない」
「お守り代わりと思って持っておくと良いヨ♪ それでは私はこれで。頑張るネ。再見、ネギ坊主♪」
「え、は、はい。ありがとうございます」
さて、仕込みは出来たヨ。明日からついに本番だが、やはり不確定要素は多いみたいだネ。それに明らかに警戒されている。とは言っても、アレはやり遂げなくてはいけないヨ。