台風が続いて大変です。
自分の地元でも風が強かったりです。
今回は、ティア視点になります。
それではどうぞ。
こんにちはになるのかしら?
如月ティアよ。
私は喫茶店に向かってるの。
ちなみに今日は1人じゃないわよ?
「ティア姉様、この辺にあるのですか?」
「お店、全然見当たらないよ…?」
「あるのよ。これがね……」
実はダイヤとルビィも一緒なの。
それにしても冬だからなのか、
他の喫茶店は混んでるわね……
私は2人を連れてゲームセンターの
路地裏に入る。
「着いたわよ」
「確かに気づきませんわね……」
「ルビィも……」
2人共、驚いてるわね。
私もユーリに初めて
連れてこられた時は驚いたわ。
「2人共、中に入ると更に驚くかもしれないわよ?」
「「???」」
「まぁ入りましょうか」
少し意味深な言葉を言いつつ
私はドアを開け中に入る……
ーーカランカランーー
「いらっしゃいませ。あ、ティアお姉様」
「こんにちは、ミユ」
「「えええぇぇぇ!?」」
「あれ?、ダイヤとルビィも一緒でしたか」
「私が連れて来たの」
「なるほど。納得です……」
「2人共、驚いてないで座りましょ?」
「「は、はい……」」
「では、お席にご案内します」
ミユに案内された席は
私やユーリがいつも座るカウンター。
やっぱりこの席は落ち着くわね…
「こちらがメニュー表です」
「ありがとミユ。」
ミユから私達3人分のメニュー表を
受け取るとダイヤが……
「未柚姉様はバイトか何かですの?」
「違いますよ?」
「じゃ、じゃあお手伝い?」
「ルビィも外れです」
「答えを言うとね?、ミユはここの喫茶店の店長なのよ」
「て、店長……?」
「み、みゆお姉ちゃんが……?」
「そういう事です。ご注文が決まりましたら呼んでくださいね?」
そう言い残すとミユは
本を読み始めた。
あら、『ウミネコのナク頃に散。第5章』みたいね。
私は読み終わって『第6章』を読んでる途中なのよね。
確かミユが読んでる『第5章』の推理って柔軟に考えないと
解けないのよね……
「あの、ティア姉様?」
「なあに?」
「この喫茶店ってお客来るんですの?」
「みゆお姉ちゃん1人で大変じゃないの…?」
「これが意外と来るのよ、昨日も結構来たみたいだし」
ダイヤとルビィの疑問に私は答える。
何せミユは効率よく接客する為、
常連さんからも好評なの。
更に中学2年生とは思えない容姿や
大人びた事を淡々と言ったりするから周りの大人達も
実はミユの本当の年齢は20代なんじゃないかと
疑う程なのよね……
「基本、暇ですけどね?」
さっきまでの話を聞いてたのか
ミユが本を読みながら答えた……
ふと私は思い出す……
「そういえばミユ?」
「何でしょう?」
「ユーリから聞いたけど内浦に2号店を出すって本当なの?」
「え、未柚姉様そうなんですの?」
ダイヤも驚くのも無理はない。
私もユーリから聞いた程度だけど、
チカの実家の旅館の近くに2号店を出すって聞いた。
「その事ですか?、本当ですよ」
「……ミユには驚かされるわね、ダイヤ?」
「そうですわね、未柚姉様には勝てません……」
「みゆお姉ちゃん、内浦に引っ越すの?」
落ち込んでいる私とダイヤを
そっちのけでルビィがミユに聞く。
すると予想外の答えが返ってきた……
「引っ越しませんよ。未柚の
「「愛弟子?」」
「ミユの愛弟子っていうと……」
該当するのが
私やユーリにとっては弟のような存在。
だけど、あの子もユーリと同じ悲惨な時代を過ごしてきた。
そういえばリコやチカ、ヨウと同い年なのよね……
元気にしてるかしら?
「ティアお姉様が考えてる通りですよ」
ミユはユーリと同じ冗談とかは
言わない性格だ。
まぁ、とりあえず……
「ミユ、期間限定のクリスマスセットにするわ」
「私もティア姉様と同じで……」
「ルビィも!」
「かしこまいりました。少々お待ちください」
ミユは厨房に向かった。
せっかくだし私も……
「ダイヤ、ルビィ。私、ミユの手伝いをしてくるから待ってて?」
私は2人に言い残し
厨房に向かう事にした。
ーー厨房ーー
厨房に着くと
ミユは果物を切っていた。
ケーキに使うやつかしら?
「手伝うわよ」
「あ。すみません……」
「この果物は切っていいの?」
「はい。輪切りでお願いします」
「分かったわ」
そういえば昔、ミユが疲労で倒れた時に
私とユーリが厨房を担当して、
ルナとカレンが接客だったわね……
あの時もちょうど冬だった。
「どうして2号店を出そうなんて思ったの?」
「……気づきましたか?」
「ミユの言動に違和感があったから」
ミユは余程の理由がない限り
新しい店を出すとは言わない。
だからユーリから聞いた時から違和感があった。
「
「それが理由だったのね……」
「悠里お兄様もこの事は知ってます」
「…それでユーリは何て?」
まぁ予想はつくけど……
「『僕より辛い目に遭ってるんだからやらせてあげようよ』と……」
「正確にはユーリと同じじゃない……」
「似てるんですよ。きっと……」
「あの2人、共通点がありすぎだものね…」
自己犠牲が酷いところがある。
あとは落ち込むところとか……
「ミユ、その話が本当だと保護者は誰になるの?」
「鞠莉ですよ」
「マリーが?」
「昨日、それはまぁ嬉しそうに喋ってましたしね」
「どんな感じだったの?、想像はつくけど……」
するとミユは私の予想していた通り……
「『弟♪、弟デ~スヨ♪、マリーお姉ちゃんデビュー♪』と
体をくねらせながら喜んでましたよ?」
マリー、あなた自覚してるか分からないけど
完全にブラコン状態よ……
「ティアお姉様、冷蔵庫からバターを取ってもらえませんか?」
「分かったわ。えーと……」
私は厨房に備えてある
冷蔵庫を開けバターを探す。
あ、結構分かりやすいところに置いてあるわね……
「じゃあ、
「いえ、形式上は小原家の養子で名字は変えないって話でした」
「……珍しい名字だものね」
「それ、ティアお姉様が言えますか?」
「ミユもでしょ?」
「それを言い出したら花怜お姉様や瑠菜お姉様だけじゃなく
悠里お兄様も同じですよ?」
それもそうね……
私達5人は変わった名字をしている。
まぁ私は気に入ってるけどね?
「マリーは知ってるの?」
「あの子の
「その事を知ってるのは私達5人だけでしょ?」
「……梨子と千歌、曜の3人は気づきかけてます」
「あの3人って、あの子と接点あったかしら?」
「……あの子曰く小さい頃に3人と会ったみたいですよ」
「皮肉なものね。ユーリと同じじゃない……」
ミユの話が本当なら
チカ達3人に忘れられてるのね……
どうして私の知り合いは全員こんな目に
遭わなきゃいけないのよ……
「鞠莉には時が来たら未柚から話す予定です」
「……あの子の
「未柚はこれでも
全く、ミユは……
私も決めなきゃね。
「
「……ありがとうございます。」
「早く作りましょ、私早く食べたいわ」
「そうですね♪、可愛い妹達も待ってる事ですし」
ひょっとしたら……
チカ、リコ、ヨウの3人なら
しれない……
「ミユ、運びましょうか?」
「ティアお姉様、子ども扱いしないでください……」
「はいはい♪」
今年の冬は何か変わりそう……
そう思う私だった。
今回はティアの視点で
執筆してみました。
次回もオリキャラ視点になると
思いますのでよろしくお願いします。