ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
今回はタイトル通りです……多分。
楽しんでいただけると嬉しいです。

それではどうぞ。


第147話 プール掃除

「あ、暑い……」

「暑いにゃ~……」

「2人共、口じゃなく手を動かしてください! 終わらないですよ」

 

ほのちゃんと凛ちゃんが呟く。

手を止めては、みーちゃんが叱る…… この繰り返しである。

僕達は現在プール掃除をやっています。

しかも放課後にである……

どうしてこうなったかの経緯を説明すると……

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

花怜ちゃんとの殺伐した朝練を終え、

いつも通りに学校に着いて教室に入ると……

 

「あら、悠里くん♪ ちょうどよかった♪」

 

理事長である南先生がいらっしゃった。

 

「ちょっとお話があるから一緒に理事長室に来てくれないかしら?」

「は、はい……」

 

今じゃなきゃダメなんですか?と訊こうとしたができなかった。

何故なら南先生が怒っていたからだ……

これは経験則で分かる。僕の勘が従えと警告したからだ。

 

(えっ? 僕……何かした!?)

 

怒られるような事をした理由を必死に探しながら、

南先生に連れられ理事長室に連れて行かれた……

 

 

 

 

理事長室に入ると何故か

ほのちゃん、みーちゃん、ことちゃんもいた。

しかも3人……特に、みーちゃんが凄い眼で僕を睨んでるんだけど……

 

「さて。悠里くん? あなたが呼ばれた理由は分かるかしら?」

「…正直に言うと全くもって分かりません」

 

これは正直に答えた。

全くもって心当たりがないんだもの……

 

「あら♪ じゃあ…()()()()()()()って言えば分かるかしら?」

 

南先生が"キャットフード"という言葉を強調した瞬間、

ある考えがよぎった……

いやいやそんな筈はない!?

 

「その表情からすると図星のようね? 昨日ことりから聞かされた時は驚いたわよ? まさか最近の食生活がキャットフードだったなんて」

 

やっぱりことちゃんかぁ……

あれ? でも南先生にはバイトしてるの内緒だった筈だけど……

チクったと思われる張本人を横目で見るとそっぽを向かれた。

 

「最初は半信半疑だったけど、その後に知り合いから電話がきたのよ。そしたら昨日、()の友人はお元気ですか?って。その時にちょっと聞かされて確信に変わったのよ」

 

南先生の知り合いで尚且つ娘の友人?

少なくとも、ことちゃんではないのは確かである。

 

「まぁ…ぶっちゃけ言っちゃうと白鷺さんからだけどね♪」

 

少しドヤ顔気味に言う南先生。

っていうか、ちーちゃんの両親からかい!?

それよりなんで……

 

「私の友人の人脈を甘く見ちゃダメよ?」

「…絶対にバレないと思ったのに……」

 

アハハ……そうですよねー……僕、南先生の人脈とか甘く見てましたよ……

 

「それから本題だけどね? 今日の放課後にプール掃除をやってもらいたいの」

「…ちなみに理由を訊いても?」

「食生活をキチンとしなかった悠里くんにペナルティよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

────とまぁ…これがプール掃除をやる事になった理由である。

話が終わった後、ほのちゃん達に凄く怒られた……

それから凛ちゃん達2年生が手伝ってくれてる理由だが、率先して手伝ってくれたのだ。その後に生徒会の仕事を終えた、ほのちゃん達も手伝ってくれてるという状況です……

 

(…早く終わらせて、みんなにアイスでも買ってあげよう)

 

 

そう思いながら僕は、

デッキブラシを持ち再び掃除を再開した……

 

 

 

side海未

 

 

 

 

園田海未です。

私達は今プール掃除をやっています。

厳密には理事長が悠里君に出したペナルティのお手伝いという表現が正しいのですが……

 

「…やっぱり蛙とかヤゴがいるわね」

「それも何匹も……」

 

真姫と悠里君がプール床にいた蛙とヤゴを見て呟く。

それより真姫…さっきから思ったんですが悠里君にくっつき過ぎじゃないですか?

なにさり気に悠里君の体操着の裾を握って『私怖ーい』みたいなアピールしてんですか……?

 

「かよちん、用具室とかに水槽とかなかったかにゃ?」

「多分あった筈だと思うけど……」

「…じゃあ水槽に入れとこ? 後で僕が美味しく頂くから……」

「「食べちゃダメ!!」」

 

蛙とヤゴを食べると言い始めた悠里君を止める穂乃果とことり。

冗談で言ってるのかと思いましたが、最近までキャットフードを食べてた程らしいですし割と本気なんじゃないかと思いました……

 

「お兄ちゃ…じゃなかった……悠里さん、食生活はちゃんとしないと体壊しますよ?」

「…うん、まぁ…気を付けるよ……」

 

今また真姫の口から何か聞き捨てならないとても重要な事を聞いた気が……

穂乃果とことりも私と同じ事を思ってるみたいですね。

私達3人がそんな事を思ってると……

 

「なんか真姫ちゃん楽しそうだにゃー♪」

「うん。悠里さんと話してる時の真姫ちゃんってなんか楽しそうだよね♪」

「「「ふーん……」」」

 

凛と花陽の話を聞いてた私達は少し面白くないなと思いました。

 

「ねぇ…ことりちょっと気になる事があるんだけど……」

「なんですか? 急に……」

 

ことり曰く、

今から凛と花陽を含めた私達5人で用具室の道具を取りに行くという口実をつけて悠里君と真姫の様子をモニタリングすると言うのです……

 

「で、ですが…覗きなんて……」

「昼休みの時に、ゆーくんの事をストーキングしてる海未ちゃんが言っても説得力ないよ」

 

この淫乱トサカ頭を今この場で××して■■■でもしましょうかね?

それにストーキングなんて人聞きが悪いですね?

悠里君を見守っていたって言って欲しいですよ!! 全く……

 

「ゆーくん、ちょっと用具室に行って水槽とか取ってくるね?」

「あ…じゃあもし行くならバケツとかも持って来てもらってもいいかな?」

「うん♪ 分かった♪ みんな早く行こー?」

 

 

 

 

 

用具室に行き、

バケツと水槽を取った私達5人は

悠里君と真姫の様子をモニタリングしています。

 

「ゆうちゃんと真姫ちゃん、あんまり喋らないね?」

「黙々と作業をやってるにゃ……」

 

そりゃさっきまでデッキブラシでチャンバラごっこしてた貴女達とは違うに決まってるじゃないですか……

それにしても悠里君と真姫という組み合わせってなんか珍しいですね。

普段どんな事を話したりするんでしょうか?

 

「あ、あんまり長居すると真姫ちゃん達に怪しまれるんじゃ……」

 

花陽の言う通り、

あんまり長居すると2人が不審がってしまいます。

流石にもう2人のところに戻ろうとした時……

 

 

 

 

 

()()()()()……」

 

 

 

 

真姫が口にした言葉に私達(主に私と穂乃果とことり)は度肝を抜きました……

 

 

 




読んでいただきありがとうございます。
察しがいい方?もいるかもしれませんが、
まぁ…つまりはそういう事です。
次回は、この話の続きになります。
本日はありがとうございました。
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