他の作品と並行して為、こちらの作品の投稿が遅れてしまい申し訳ありません。
早速ですが、今回は暗いです。
それではどうぞ。
「う~ん……やっと終わったー……」
「お疲れ様♪」
生徒会の仕事が一通り終わり、ん~っと背伸びする穂乃果。
それを労うことり。
「とりあえず今日の分は、これで終わりですね」
「うん。2人共、手伝ってくれてありがとう」
作業を手伝ってくれた海未とことりにお礼を言う穂乃果。
あとは明日の分の書類に付箋を付けるだけなのだが……
「えーっと……付箋はどこだっけ?」
「確かこの辺に悠里君が置いてくれた筈ですが……あっ、ありました」
見当たらない付箋を海未が見つけてくれたが、付箋の残り枚数が少なかった。
ストックが切れかかっている……と言えばいいだろうか。
「うーん……これだけじゃ足りないよね。予備の付箋ってないんだっけ?」
「そういえば、ゆーくんが前に生徒会で使いそうな物とか、足りない物は自分の机の脇に置いてあるって言ってたよ?」
ことりが穂乃果にそう言った。
なんでも、もしなくなったりしたら取ってて構わないと悠里は言ってたそうだ。
「ですが、勝手に持って行ってもいいのでしょうか……」
「大丈夫なんじゃないかな? 海未ちゃんが言いたい気持ちも分かるけど……」
海未は少し抵抗があるようだ。
いくら悠里がいいと言っても、本人が居ないのに借りるのは気が引けた……
穂乃果とことりもそうだよねー……と言いながら。
「じゃあ穂乃果が取ってくるよ! 海未ちゃんとことりちゃんは明日の書類を纏めておいて?」
「あ。穂乃果、もし取りに行くのであれば、透明ファイルも数枚くらいお願いしてもいいですか? 悠里君が別の書類を纏めるのに使うと言ってたので」
「うん、分かったー」
じゃあよろしくねーと言いながら、生徒会室を後にする穂乃果だった。
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「えっと……これ、かな?」
教室に着いた穂乃果。
悠里の机の脇に引っかかってる袋を見つける。
袋を開けると、透明ファイルや各サイズのルーズリーフが入ってるプラスチック製の鞄。そして付箋やクリップ等の小物が入ってるケースの2つが入っていた。
探していた付箋と海未から頼まれた透明ファイルを取り出す穂乃果。
それにしてもどれも新品。
……もしかして悠里の自費なのだろうか?
彼が戻ってきたら聞いてみよう。
「(なんか……ゆうちゃんに助けてもらってばかりだな……)」
そう思いながら、2人が待ってる生徒会室に戻る為、階段を降りようとした時だった……
『ゆうちゃんには関係ないでしょ!! 穂乃果達の事なんて!!』
悠里に対して酷い事を言ってしまった時の記憶が走馬灯のように蘇ってきたのだ。
「えっ……?」
突然の事に戸惑う穂乃果。何故こんな事を今? 何故……?
『友達だって思ってたのに……っ! なんで……なんで花怜ちゃんを殺したのっ!?』
今度は自分も知らない記憶……悠里を問い詰めてる自分が居た……
「あ、う……(し、知らない……こ、こんなの……!)」
……知らない。知らない知らない知らない知らない……っ! こんな記憶、自分は知らないっ!!
『────』
『っ! その……名前で……わ、私を二度と呼ぶなァアア!!』
そしてナニカを悠里に振りかざす自分……
「い、痛い……!! 頭が痛いよ……!」
急に激しい頭痛に襲われ倒れてしまう穂乃果。
「「「────!?」」」
視界も定まらない中、誰かが自分を呼んでる気がしながら穂乃果の意識は途切れてしまうのだった……
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「穂乃果ちゃん、遅いね……」
「そうですね……」
穂乃果に頼まれ、明日の分の書類を纏め終えた海未とことり。
しかし肝心の穂乃果が戻って来ないのだ。
「あ! 良かった! 2人共大変なんだにゃ!」
「「凛(ちゃん)?」」
生徒会室の扉が乱暴に開いた音がしたので、海未とことりが視線を向けると凛が入ってきた。
彼女は走って来たのか、肩で息をしており何やら慌てた様子だった……
「ほ、穂乃果ちゃんが……3年生の教室の近くの階段で倒れたにゃ!」
「「えっ……」」
その言葉は海未とことりを思考停止させるには充分なものだった……
読んでいただきありがとうございます。
え?何があった?と思う方が多いかもしれませんが、実は本編に間接的なヒントがあります。
実は他の作品にも妙なヒントがあったり……
次回の投稿は来年になると思います。
頑張りますので、来年もよろしくお願いします。
本日はありがとうございました。