違和感って、感じたことありませんか?
既視感って、感じたことありませんか?
これは繰り返す運命のお話。
二つだけが変わらない、移ろい行く幻想郷の物語。

……なんかちょっとカッコ良くないすか?←台無し
はい、また投稿しちゃいました。
ちなみに内容はまたもやペラッペラです。
そして何番煎じだよってぐらいありそうな設定。
まあ、短編だし?一話完結だし?
いいよね……うん、ダイジョブ!
うん、ダイジョブ……。

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これだけは断言できます。
「時間を無駄にする」と。
でもまあ暇つぶしにはいいかもしれませんね。
いいよって言ってくれる優しい優しい方はぜひご覧ください。
時間無駄にした!ってなってもクレームは受け付けません。


移ろい変わりゆくモノ

始まりは唐突だった。

小学校生活最後の冬休みを、時には友達と遊んだり、時にはお茶を飲んだりしてダラダラ……もといのんびりと過ごしていた。

そうこうするうち年は明け、家族と一緒に少し遠くの神社に初詣に行った。

神社はまさに田舎としか言いようが無く、人口も少ないこの村にしちゃ随分と大きかった。

村の人達は大抵ここに初詣に来るので学校の友達や先生など、知り合いみんなと顔を合わせる。

小学校に入ってからはお参りをしてお守りなんかを受けて、その後新年の挨拶のついでにみんなで遊ぶのがお馴染みになっていた。

私は二回礼をしてお賽銭を入れる。

十五円、十分にご縁がありますようにとは言うけれど、みんな大抵顔見知りのこの村でそれは意味があるのだろうか。

不真面目にそんなことを思いながらパンッ、パンッと二回手を叩き神様にお願いをする。

取り敢えず悪い事が起きませんように。

そして私はもう一度礼をしてお賽銭箱の前を後にした。

次にお守りを授かりに行く。

いくら人口が少ないと言っても初詣の時期の神社はそれなりに混む。

私は母さんと手を繋いで社務所へ向かった。

 

「ようこそお納め下さいました」

 

そう言われ袋に入った学業成就のお守りを手渡される。

私はお礼を言おうと視線を上にあげて巫女さんを見る。

 

「あれ?」

 

思わず声が出た。

私の言葉を聞いた巫女さんは首を傾げる。

 

「どうかしましたか?」

 

「えっ……あ、いや、なんでもないです」

 

私は慌ててまだ向こうでお守りを見ている母さんの元へ向かう。

巫女さんに少しだけ変な目で見られてしまった。

それにしてもどうして声が出たのだろうか。

私はもう一度、さっきの場面を思い出して見る。

お守りを渡して、お金を渡して、袋に入ったお守りを渡されて、巫女さんの顔を見て……。

そうだ。

巫女さんの顔……正確には服だ。

服を見て私は……なんというか、違う感じ。

 

「違和感でしょう?」

 

そう、それだ。

私は巫女さんを見てその違和感を感じたんだ。

どうしてかはわからないけれど。

……あれ?

今の声は……?

 

「誰?」

 

そう言いながら後ろを振り返る。

だけど私の後ろには他の参拝客がいるばかりで私を見つめている人は誰もいなかった。

 

 

 

 

それから時は流れ、私は先日小学校を卒業した。

いつもの私なら、こういう感動系には弱いはずなのに全く涙が出なかった。

 

「寂しくないの?もう此処には通えないのに」

 

友達にそう言われて返答に詰まる。

正直に言ってしまえば、自分でもよくわからない。

寂しいような気もするし、寂しくないような気もする。

はたまた、どうでもいいような気までする。

 

「だっていつでも来れるもの。それにみんなとは中学校でも一緒でしょ。寂しくなんかないわよ」

 

「そっか。前向きだね」

 

「そうかな」

 

「おーい、帰るよ〜」

 

「あっ、お母さん呼んでる!じゃあ、また、中学校でね!」

 

「うん、バイバイ」

 

どうやらうまく返せたようだ。

私はホッとする。

それにしても、あの時違和感を感じてからなんか変だ。

私が私じゃないみたい。

それに常に少し違和感を感じる。

違う、此処じゃない。

そう私の中のなにかが叫んでいるように感じる。

 

「帰るよ」

 

そう声をかけられ、私は後ろを振り返った。

 

「母さん、父さん!」

 

そこには母さんと父さんが並んでいた。

私は父さんに抱え上げられる。

 

「ちょっと、止めてよ。父さん」

 

「はは、お前はいつまでたってもちっちゃいなー……でも、そんなお前ももう中学生だ。そう思えば大きくなったなー!ハッハッハッ!」

 

そう、私は年齢の割に身長が低かった。

その身長のせいでいまだに父さんに抱え上げられるのだ。

ああ、伸びない身長がうらめしい。

 

「父さん、そのまま家まで持って帰ったらどう?」

 

「おっ、そりゃ良い考えだな。そうすっか!」

 

「ええっ、それはダメ!」

 

両親がとんでもないことをやってくれやがりそうになったので抗議の声を上げる。

中学生目前にもなって抱えられて下校ってどんな罰ゲームだ。

それだけは絶対に避けなければならない。

 

「そうか?じゃあ父さんと手を繋いで帰ろうか」

 

「それはまあ、良いけど……」

 

私と父さんは手を繋いだ。

なにはともあれ抱っこ下校は回避できたようだ。

よかったよかった。

 

「あれ、抱っこは嫌か。じゃあ反対側は母さんと繋ごう!」

 

そう言って母さんは手を繋いでいない方の私の手を繋ぐ。

ううむ、両手繋がれてというのもちょっと恥ずかしいかもしれない。

抱っこよりは断然マシだけども。

結局私は母さんと父さんの間で手を繋がれて帰った。

本当、私よりも子供なんじゃないかってぐらい毎回母さんと父さんは突飛な行動をする。

父さんは私のことを小さいってバカにするし、母さんも大雑把だし面白いこと大好きだから父さんを止めてくれないし……。

娘の私の苦労も考えてもらいたいものだわ。

まあ、私も結構楽しんでいるところがあるし、そんな母さんと父さんのことも大好きなんだけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当に大好きだよね、私?

 

 

 

 

その日の夜、私は夢を見た。

私は眼下に広がる緑の山々を何かを探しているように睨みながら空を飛んでいた。

中々のスピードで飛んでいるようで、耳に風を切る音を感じる。

夢の中の私はなにかしらの使命感に駆られていた。

なにをしなくちゃいけないんだっけ。

 

「ん……」

 

目が覚めた。

周りを見るともうすでに明るい。

時計を見るとそろそろ起きなければならない時間だった。

私は起き上がり、布団をたたんで洗面所へ行く。

歯ブラシをシャコシャコさせながら、今日見た夢についてぼんやり考える。

細部は覚えていないが、なんだかスカッとするような夢だった。

まあいっか、どうせ夢だし。

さて、今日は何をしようかな。

 

 

 

 

「……あ」

 

また目が覚めちゃった。

私はもう一度眠ろうと布団を被りなおす。

春休みに入ってからは毎日、よくわからないけれどもどこか懐かしい、そんな変な夢を見ている。

境内でお茶を飲んでいたり、誰かと言葉を交わしていたりと内容は色々だけど。

それに、場面ばかりで詳細は全くわからないし。

でも、それが私にとってはとても大切な事に思えた。

これまでの私なら夢なんて滅多に見ないし、見てもすぐに忘れてしまっていただろう。

だから私は忘れないように、ふと思い出すたびに丁寧に、そしてしっかりと夢の記憶を心に刻みつけている。

そうやって夢を現実と同じぐらい大切にしているからだろうか。

最近、夢が現実のようで、現実が夢のように感じる時がある。

そんな事人に話したら可哀そうなものを見る目、もしくはイタいものを見る目で見られるから言わないけど。

なんだか、私はどこか変わったみたいだ。

今の方が正しい気がする。

勘だけど。

 

 

 

 

中学校に入ってから、私は良好な友人関係を築く事もどうでもよくなった。

だから仲の良かった友達にも普通に接した。

そうしたら……

 

「ねえねえ、今日一緒に遊べる?」

「ああっ!ズルいよ!私も仲間に入れて!」

「えっ、みんな遊ぶの?じゃあ私も遊ぶ!」

「おっ?お前ら遊ぶの?オレ達も仲間に入れろよー!」

 

なんだコレ。

なんで小学校からクラスメート変わってないのにこんなに人気になってんだ。

あ、もしかして逆に変わってないから?

っていうか私良いって言ってないし。

なんでクラス全員で遊ぶ感じになってんの?

いや、一学年大体十人ぐらい、全校生徒三十人程度の小さい学校だけども。

まあ、こういうの面倒臭くなったから全部断るし、私には関係無いからいいか。

 

「あ、ごめん。ちょっと今日母さんと用事あるから、また今度ね」

 

「そっかあ、残念。じゃあまた明日ね。バイバイ」

 

「うん、じゃあね」

 

うん、素晴らしい断り方だ。

“また今度”という言葉は素晴らしい。

嘘言ってないからトラブルにもならないし。

うん、素晴らしい。

……にしても。

なんで普通の友達関係やめたらこんなに人気が出たんだろう。

小学校の時より人付き合いはかなり悪いのに。

やっぱり元に戻した方が良いかな、面倒だし。

いや、元に戻す方が面倒だ。

このまんまでも良いか。

……なんか最近面倒ってよく言うようになったかも。

 

 

 

 

入学から少し経って、五月。

私は今年の初めから常に感じていた違和感が日に日に大きくなっていくのを感じた。

日常生活をしているだけで感じる物凄い違和感。

思い出せそうで思い出せないようなモヤモヤを感じる。

 

「ーーさん、ーーさん?」

 

「えっ?あ、はい……」

 

「昨日夜更かししたんでしょ。もう、気をつけてね?」

 

「はい」

 

ああ、また。

もはや自分の名前にすら違和感を感じるようになった。

自分のことを呼ばれている気がしないのだ。

そう、まるで他人から名前を借りているみたいに。

なんだかすっごくモヤモヤして、すっごくイライラする。

これは、違う。

これは、私じゃない。

じゃあ、それなら私は、誰?

そんな誰にも答えられない質問を頭の中で繰り返す。

ああ、モヤモヤする。

そして、イライラする。

モヤモヤ、モヤモヤ、モヤモヤ、モヤモヤ。

イライラ、イライラ、イライラ、イライラ。

まだ一時間目も始まっていないのに。

早く、終わらないかな。

 

 

 

 

やっと一時間目が終わって、休み時間。

息をつくことが出来るかと言われればそうじゃない。

ある意味、休み時間が一番イライラする。

ちなみにクラスメート達は寄って来ない。

私が休み時間はいつも本を読んでいるからだ。

うむ、常識のある良い人達だ。

じゃあ、何にイライラしているのかっていうと……。

私はふと顔を上げる。

何かはわからないが、確実に何かがどこかへ消えた。

これである。

ふと視線をずらした時に自分を見ていた人がいたら、なんとなく頭とか視線の動きでわかるでしょ。

あれよ、アレ。

絶対にいるのに、いない。

っていうか授業中もいるんだろうか。

そうだったらストーカーみたいで気持ち悪いな。

そんな風に現実逃避したり。

おかげで本の内容が全く入って来ない。

私は未だ四月から同じ本を読んでいる。

いや、読むっていうより眺めているっていう方が正しいかも。

 

 

 

 

 

「じゃあねー」

「バイバーイ!」

 

「うん、バイバイ」

 

私は友達と別れ、帰路に着く。

危ないことが起こりそうな気がしたから一緒に遊ぶのを了承したけど、どうやらそれは正しかったらしい。

熊が出没したので捕まえたという放送が午後五時のあのメロディーとともに流れた。

まあ熊なんてそこそこよくある話だから別に良いけど、あのまま帰っていたら直接会ってしまっていたかもしれない。

それはちょっとマズイかも。

 

「母さん、ただいまー」

 

私は玄関の扉をカラカラと開く。

途端に食欲を刺激する良いにおいが鼻に届く。

 

「あ、おかえりー」

 

「母さん、今日の夕飯はなに?」

 

「魚の煮付け。もう少しでできるからお茶でも飲んで待ってな」

 

「わかった」

 

私は茶葉を急須に入れて、お湯を注ぎ、蒸らしてお茶を淹れる。

最近、なんだかお茶にこだわるようになった。

前までは味とか蒸らす時間とかあんまり気にしてなかったけど、ちょっとした工夫で大分味が変わるもんだな。

うん、美味しい。

ちなみに私のお茶は両親や近所のおばあちゃん達に結構人気だ。

よくわからないが、なにやら私のお茶の淹れ方は全く無駄が無いらしい。

洗練された動き、だとか。

まるでお茶を淹れ慣れているようだとこの間褒めてもらった。

なんにしても褒められるのはやっぱり嬉しいものね。

その時、私はふと視線を上にズラす。

あ、まただ。

すぐに隠れるくらいなら最初から見なければいいのに。

 

「ただいまー」

 

「おかえり、父さん」

 

「おかえりー……って、まだ夕飯前なのに誰ん家で飲んできたのかなぁ?」

 

「んー……町内会長のトコだ。まあ、ちっせえことは気にすんなよ。もう終わったことだしな!」

 

「わかった。じゃあ夕飯の後、ゆっくりと聞かせてもらうことにしょうか」

 

「うぐ……」

「そしたら、夕飯できたからみんなで食べようか」

 

「「「いただきます」」」

 

私達は手を合わせそれぞれ夕飯に手をつける。

美味しい。

柔らかくて味もよく染みてる。

ご飯との相性も良く、箸が止まらない。

 

「ごちそうさまー!」

 

ああ、あっと言う間に食べ終えちゃった。

 

 

 

 

そして数時間。

今は夜中の十二時である。

私は身長を伸ばすため、同年代の子達に比べいつも早く寝ているのだが、今日は何故だか妙に目が冴えて眠れなかった。

昼寝とかはしてないはずなのに、変なの。

何をするでもなくボンヤリとしていたが、ふと思い立ちカーテンをあけてみる。

そこには、街頭の少ない田舎特有の満天の星空があった。

とは言え、私達田舎者にとってはなんの変哲もない見慣れた星空だ。

なんとなく眺めていたら、月が目に入った。

今夜は少し雲がかかっていて、朧月だった。

薄い雲に光が透けている。

なんだか月と夜空の境界が曖昧だなあ。

 

「……あ……れ?」

 

今、何かに気づいた。

絶対に、とっても、重要なことのはず。

もう一度月を見る。

私は窓を開けた。

飛び降りた。

私の部屋は二階にある。

もちろん、危険な行為だ。

でも、怪我をするかもなんて微塵も思わなかった。

難なく着地をする。

私は裸足のまま、走りだした。

初詣に行った神社とは反対の方向へ向かう。

舗装されていない道を走る。

しばらく走り続け、やがて電灯もなくなる。

月明かりだけが私を照らす。

見えてきた。

立ち止まる。

私の前にはボロボロだけれど、月明かりに照らされ朱色が映える鳥居があった。

ここは、管理人がいるかもわからないボロボロの神社だ。

何故こんな所に来たのか、自分でもわからない。

でも、知っている気がした。

私は鳥居をくぐり、お賽銭箱まで真っ直ぐ歩く。

不意に、後ろを振り返った。

また、あの感覚。

 

「いるんでしょ、(ゆかり)

 

口をついて言葉が出た。

私が声を上げると目の前に不思議な空間が現れる。

中から金髪の女の人が現れる。

夜にも関わらず日傘をしていて、変な服を着ていた。

知っている。

既視感(デジャヴ)なんかじゃない。

私はこの人をよく知っている。

 

「はい、いますわ」

 

そう言い、怪しげに微笑んだ。

いや、なんというか胡散臭いという方が近いかもしれない。

 

「もう既に、覚悟はできてるわ」

 

また私の口が勝手に言葉を紡ぐ。

でも、私の意志はそれと同じだった。

今の日常や、両親の事なんて考えもしなかった。

 

「わかりましたわ」

 

扇子を持っている右手がふわりと動く。

私はさっきの不思議な空間に落ちた。

中にある無数の目が私を見る。

特に何も感じなかった。

見慣れたものだったから。

 

「それじゃあ、今代もよろしくお願いしますわ。博麗の巫女」

 

次第に落ちていく意識の中、最後にそんな声が聞こえた気がした。

 

 

 

 

気がつくと私は境内でお茶を飲んでいた。

始めからそこにあったかのように、ピッタリとはまっていた。

私は空っぽになってしまった湯飲みを覗き込む。

ふと、何かを思い出した気がした。

しかし、すぐに忘れてしまった。

まあ、すぐに忘れてしまったということはそんなに大事なことじゃないのだろう。

どうであれ、私は博麗の巫女なのだから。

そんな風にしていると、参道の方からタッタッタッと規則正しく軽い足音が聞こえてきた。

参拝客だろうか。

 

「ありゃ?こんなボロ神社に人が住んでたのか!?」

 

ムカッ。

 

「ボロ神社とは何よ。ボロ神社とは」

 

「ああ、すまんすまん……ところでお前は誰だ?」

 

「そういうのって自分から名乗るもんじゃないの……。まあいいけど。私は博麗 霊夢よ」

 

「そうか、私は霧雨 魔理沙だぜ!よろしくな、霊夢!」

 

そう言い、魔理沙は太陽のように眩しい笑顔で笑った。

 

 

 

 

場所は変わり、冥界は白玉楼。

そこでは『境界の妖怪』八雲 紫と『亡霊の姫君』西行寺 幽々子が仲良く二人でお茶を飲んでいた。

 

「ねえ、紫」

 

「なにかしら」

 

立派な庭を眺めながら幽々子は紫に話し掛ける。

それはこの時期になれば決まってあるので、紫は適当に返事をした。

 

「毎回のことってわかってはいるんだけど……どうしてこんなことをするのかしら?」

 

「何よ、こんなことって。悪いことみたいに」

 

「あらあら、ごめんね、紫」

 

「別にいいけど……簡単に言えばできることだからよ」

 

「そりゃあ、私とあなたの能力を使えばできるでしょうけど。実際にできてるしね。でも、私が聞いているのは理由よ、紫」

 

「それじゃあ……そうね、やっぱり此処(幻想郷)には変わらないものも必要なのよ」

 

「そうかしら。私は時が流れている限り、時代が移ろい変わっていくのは仕方のないことだと思うけど」

 

「それは私も承知よ。私が言っているのは、幻想郷の根本的なとこよ。そこはやっぱり変わってはいけない。つまり、幻想郷の創始者である私とその調停者である博麗の巫女は不変のモノでなくちゃ」

 

「そんなものかしら」

 

「そんなものよ」

 

会話を終え紫は空になった湯飲みを置く。

そしてスキマを開き、幽々子に別れの言葉を告げすぐさま行ってしまった。

流石は幻想郷の管理者、暇ではないようである。

 

「本当かしらねえ……」

 

幽々子は独り言を呟く。

この会話は、博麗の巫女が代替わりするたびに行われているものだった。

いつも変わらない紫の答えに、幽々子は少し、本当に少しだけ不安を感じた。




幽々子様のフラグ臭ヤバいですけどこれで終わりです。
いや、マジで!!
ううーむ、最後もっと上手く締めれたはずなのに、なんでこんなことに……。
幽々子様と紫様のとこもほぼ台詞だし。
やっぱりお話を書くのは難しい。
連載とかマジで尊敬します。

それでは、ご縁があればまた何処かでお会いしましょう!

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