IS ~一刀斎黙示録~ リメイク版   作:リバポから世界へ

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お久しぶりです。三ヶ月も投稿が遅れて本当にすいません(汗)

仕事したり、W杯見たり、ゲームしたりなんかしてたら、いつの間にか8月になってしまいました。本当に申し訳ない・・・。

そして今回は前回に比べたら、かなり短いです。エタらないために妥協してしまいました汗

御託は後にしましょうね。

とりあえず、どうぞ!!



第9話 「実態」

-IS学園 1年1組 11:16 a.m.-

 

IS学園は入学日から授業がある。

しかし、さすがに初っ端から「教科書開け」とは言われない。

1、2時間目は、IS学園に関する説明や規則などが千冬の口から話された。二時間も使って話しただけの内容の濃さではあったと思う。

そして授業中はともかく……休み時間になると、たった二人の男子を一目見ようとして廊下にまで人が溢れかえっていた。

……落ち着かない。今日は人目ばかり気になっている。武偵高で過ごした時のように、いつも通り過ごせば良い。そうやって自分を納得させているのだが、限界はあった。

そして今は3時間目。

この時間からは、文字通り教科書通りの授業となっている。現在、教壇に立っているのは真耶なのだが……少しばかりトラブルがあった。

後になって思えば、斎藤朔哉と織斑一夏の軋轢はここから生じたのかもしれない。

 

「―――――であるからしてISの基本的な運用は現時点で国際IS委員会と国家の認証が不可欠となっており、枠内を逸脱したIS運用は『IS運用法』第4条によって罰せられ―――――」

 

教壇に立っている真耶の説明を聞きながら、空中投影ディスプレイに書かれた内容を板書、教科書の重要部分をラインマーカーで引いてゆく。

授業に付いていけない……なんてことはなかった。実を言うと、少々不安だったのだ。だが、今説明されている部分は渡された参考書にも書いてあったし、何よりも真耶の教え方が上手い。HRの時は自信無さげであったが、授業になると彼女は一変した。複雑な部分は噛み砕いて説明してくれるので、内容が刷り込まれるように頭に入っていく。本当に頭の良い人は教えるのも上手いと言うが、どうやら本当らしい。

結論を言うと、今現在は全く問題無かった。

 

「織斑君、斎藤君。何か分からない所はありますか?」

 

ある程度の所まで行くと真耶が授業を中断させた。

 

「もしも、あったら聞いてくださいね? 遠慮はいりません。何せ私は先生ですからっ!」

 

自信に満ちた笑顔。彼女からは教師という仕事に対する誇りが感じられた。気にかけてくれるのは有り難い。”今の所は大丈夫です”。

朔哉がそう言おうとした時だった。

 

「山田先生!」

 

一夏が手を挙げた。どうやら彼には質問があるようだ。大事な部分かもしれないので自分も耳を傾ける。

 

「はい、織斑君!」

 

待ってました! と言わんばかりに一夏を指す真耶。だが、彼から告げられたのは衝撃の事実だった。

 

「ほとんど全部分かりません!」

「……え!?」

 

想定外の出来事に固まる真耶。だが、驚いているのは彼女だけではない。周囲の生徒も「こんな初歩の初歩が何で分からないの?」という顔をしている。

 

「え……ぜ、全部ですか……!?」

 

今までの明るい表情から一転、みるみるうちに真っ青になっていく真耶は絶句して他の生徒を見渡した。まさか自分の教え方は、そこまでお粗末だというのか?

 

「えっと……織斑君以外で今の段階で分からない人はどれ位いますか? 斎藤君は大丈夫ですか!?」

「俺は大丈夫ですけど……」

 

心配そうに聞いてくれた真耶にそう返すと、彼女は安堵した表情を見せた。しかし今度は一夏が朔哉の方を向く。信じられないといった表情で。

 

「え、朔哉は分かるのか!?」

「ああ、一応予習はしたから。先生の教え方も上手だし。今の所はな」

 

朔哉がそう言うと、山田先生が照れたような顔をする。だが一夏はそれを聞くと呑気そうに笑った。

 

「なあ、俺たちは好きで此処に来てるわけじゃないんだぜ? まだ入学したばかりだし……そんな必死になること無いんじゃないか?」

「……は?」

 

彼にとっては何てことない発言だったのかもしれない。しかし、それは朔哉の神経を逆撫でするのには十分だった。だから―――――

 

「……それは違うだろ」

 

つい反論してしまった。そもそも置いてあったISを勝手に弄って、動かしたのに……この男は何を言ってるんだ? あまりにも楽観的で身勝手すぎる。こんな事を言いたくないが、自分の人生が狂ってしまったのは彼がISを動かしてしまったからと言っても過言ではない。それでも何とか受け入れようと思っているのに……必死に予習してきた自分が馬鹿みたいではないか。

急に反論したことに対し、真耶も一夏も周囲の生徒も驚いた表情をする。千冬だけが黙って腕組みをし、ジッとこちらを見ていた。

しかし周囲がどう思おうが関係無い。そして開いた口は止まらなかった。

 

「確かに俺たちは自ら望んで此処に来てるわけじゃない。でも、そんなこと通用するわけないだろ。このままだと俺もお前も……」

 

”研究所でモルモットにされちまうかもしれないんだぞ”

そう言おうとしたが、流石にこの場で言うのはマズイと思いとどまる。他の生徒もいるのだ。口に出したら、厄介なことになる気がした。だから少しばかり柔らかい言い方で

 

「俺もお前も、この先やっていけないぞ。少なくとも3年間はここで学ぶんだ。せめて参考書ぐらいは読んどいた方が―――――」

「さ、参考書……」

 

一夏は何故か気まずそうに呟くが、朔哉はその理由が分からなかった。

まさか……貰ってないのだろうか? いや、朔哉よりも早くISを動かした彼が受け取っていないなんて幾ら何でもあり得ない。

 

「織斑、その参考書はどうした?」

 

今まで黙って様子を窺っていた千冬が一夏の前に立った。手にはもちろん出席簿。次に何が起きるのか大方の予想が付いた朔哉は目を細めた。

 

「……古い電話帳と間違って捨てました」

 

バスンッ!!

 

「必読と書いてあっただろうが、馬鹿者め。……再発行してやるから、放課後取りに来い」

「はい……」

 

しぶしぶ、頷く一夏に彼の姉は追い討ちをかけた。

 

「今週中に覚えろ。いいな?」

「っ!? い、いや一週間であの厚さはちょっと……」

「……私はやれと言っている」

「はい、やります……」

 

そうは言っても、一夏はまだ納得できないようだ。だが千冬の言っていた通り『必読』とデカデカ書いてあった物を読まずに捨てるのは……流石にどうなのだろう?

やがて授業が終わると、朔哉は教科書を閉じた。胸にモヤモヤとした何かを残しながら……。

 




いかがでしたか? 

うーん・・・三月もかけて書いた内容じゃないんだよなあ・・・。色々とテンプレ通りだし。如何せん文才がありませんのよ汗

参考書のシーンでは朔哉にもう少しまともな事を言わせたかったのですが、コレだ! というのが見つからず、こういう書き方になってしまいました。ご容赦を・・・。

さて話は変わりますが、前回の投稿後にUAが30000を超えて、お気に入りに登録してくださった方も300名を突破しました! 読んでくださった方、感想を書いてくださった方、評価を付けてくださった方もありがとうございます!
しかも何かランキングにも載ってしまいました。総合30位近くまで上がってて、マジでビビった覚えがあります。

以前にも書きましたが、皆さんからの評価や感想はめっちゃ励みになります。出来るだけ早く投稿しますので、今後も読んでくださると嬉しいです!

それでは今回も読んでくださってありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
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