優雅は運命を知ってしまったそうです   作:風剣

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Q.アサシンちょっとはっちゃけ過ぎじゃない? 前話にちょっとだけ出たロリコンハサンなんか悪ノリが過ぎる。
A.アサシンを最大限出したかった。ただそれだけだったんだ。変態? 黒歴史を参照せよ。


布告

 

 ―――怖いんだ。

 

 絞り出すかのような声だった。

 

 震える肩、揺れる瞳。色をなくした顔を覆う両の手から漏れる荒い息遣いと共に吐き出された言葉に、アイリスフィールは小さく息を呑む。

 

 魔術師殺し(メイガスマーダー)、衛宮切嗣。往年は世界各地の紛争地帯を渡り歩き、(ことわり)の埒外に立つ魔術師すら幾度も屠ってきた歴戦の狩人は、今この瞬間、かつてない程に追い詰められていた。

 

「奴が……言峰綺礼が、僕を狙っている。それも未来予知同然に僕の動きを読んで、僕しか知らなかった筈のことまで完全に把握している。……馬鹿げた規模のルーンを操るオーウェン・トワイライトすら、よりにもよって固有時制御で撃破したんだ」

 

 衛宮切嗣は暗殺者だ。英雄でも、武人でもない。五分の生死を懸けて競い合う、そんな勇気や誇りとは無縁の臆病者だ。故に慎重に、的確に、最低限のリスクで勝利と生存を勝ち取ることだけを狙う。狩人にとって最大の悪夢とは、狩られる側に立たされることなのだ。

 

 まるで自分がどう動くかを完全に予知していたかのような行動をしてのけた代行者。彼は切嗣の立てる策を容易く見抜き、それどころか切嗣しか知らなかった筈の、初めて切嗣が殺した魔術師(父親)にすら言及した―――。実際の戦闘においても、白兵戦において片腕を潰された彼はただただあの神父に翻弄されるしかなかった。

 

 どこまでも弱々しく、傍らの妻に向けて彼は呟いた。

 

「アイリ、僕は―――、あの男が、怖い」

 

「……っ」

 

 その縋るような声を聞いて、彼女は悟る。悟ってしまう。

 

 今の彼は、衛宮切嗣は―――九年前、魔術師殺し(メイガスマーダー)と呼ばれた頃の彼と、大きく変わってしまっている。傷つき、怯え切った子供のように、今にも泣き出しそうな程追い詰められた顔。そこにいるのは凄腕の魔術師殺しなどとは程遠い、ただの非力で臆病な男でしかなかった。

 

 そうまで彼を変えてしまったのが何なのか、アイリスフィールは理解できていた。

 

 妻と娘。衛宮切嗣の人生に紛れ込む筈のなかった不純物。

 

 本来の彼ならば、今のそれと同等以上の苦境に見舞われたとしても一切怯むことはなかっただろう。弄する策の悉くを看破され妨げられたとしても、肉親の遺産を奪われ自分にしか扱える筈のなかった秘術を模倣されたとしても、衛宮切嗣という名の殺人機械は眉一つ動かすことなく更なる奇策を組み上げ、いかなる戦況であったとしてもその苛烈な理想を遂げる為に戦場に臨んだ筈だ。

 

 喪うものなど何もない。痛みを感じる心すらない。そんな男であったからこそ切嗣は強くいられたのだろう。この世界を救済しようという遠すぎる理想を追い求め、その為の犠牲を躊躇なく切り捨てられる、そんな苛烈な戦士でいられたのだろう。

 

 それは『愛する者を喪う』という恐怖とは無縁でいられたが故の強さであった。その欠落は、今再び戦いに臨まんとする衛宮切嗣にとって、致命的な弱点となりうるものだ。

 

「―――貴方一人を戦わせはしない」

 

 楽観のできようもない非情な現実を見据えながらも、白き美女が折れることはなかった。夫の震える背中に手を廻しながら、アイリスフィールは優しく言い聞かせる。

 

「私が守る。セイバーが守る。それに……舞弥さんも、いる」

 

 休息を挟むことなく一人冬木市へ発ち、今も勝利の為に尽力しているであろう女性の名も引き合いに出す彼女は、夫を抱擁しながら祈る。

 

 役に立てなくてもいい。彼女が、こうやってほんのささやかでも切嗣を癒してやれる瞬間が、どうか一分一秒でも長引いてくれないものか。

 

 ―――そんな祈りも、懐いたと同時に虚しく消えた。

 

 どん、という遠く重い破裂音が耳朶を打った。いや正確には音ではない。聴覚に感じた刺激かと錯覚しかかったものの、今のはアイリスフィールの有する霊感に響く波動だった。―――つまりは、魔力のパルスだ。

 

「……」

 

 するりと、目の色を変えてアイリスフィールの腕の中から脱け出した切嗣。窓を開けてはその場から破裂音の正体をつかめないと判断した彼は、冬木にいる舞弥と速やかに連絡を取った。

 

「舞弥、君の方も教会からの狼煙(のろし)を確認したな……? それで……成程、分かった。君の方で使い魔を飛ばしておいてくれ」

 

 戦いを見守ることとなっている聖堂教会の監督役が何かしらの決定事項をマスター達に知らしめる際には、呪香を混ぜ込んだ狼煙で合図を送る取り決めとなっていた筈だ。常人の耳では爆竹程度にしか聞こえなかったであろうそれは成程、各々の所在も知れないマスター達に合図を送るには最適な手段だったろう。

 

「―――教会からの、招集だそうだ。……さて、どうなることやらね」

 

 そうぼやきながらも、まるで監督役からの伝達が何かを理解しているかのような切嗣の険しい表情に、アイリスフィールは静かに固唾を呑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―――思いのほか、集まりが良いものだな。

 

 信徒席に蟠る深い闇。

 

 ただの暗がりにしてはあまりにも濃すぎる妖気の密度が、言峰璃正の背筋を冷やかにくすぐる。老神父は皮肉な心持ちで、闇の奥からこちらを見つめてくる視線の数々に苦笑した。

 

 マスター招集の信号から一時間。堂々と冬木教会に姿を現すような無防備なマスターは一人もいなかったが、代わりに差し向けられた使い魔はきっちり五体。尤もある程度は『本来の』第四次の聖杯戦争の推移を教えられていた璃正にとっては然したる感慨もなかったが、少なくとも目当ての魔術師(マスター)がこの場に使い魔を飛ばしてきているという状況には満足のいくものがあった。

 

 時臣もまたぬかりなく使い魔を参列させている。よって残る四体の使い魔はアインツベルン、そして外来のマスター三人……全員が全員とも、教会への表敬など眼中になく、ただ話だけは聞いておこうという魂胆である。

 

「礼に適った挨拶を交わそうという御仁は、どうやら一人もおらぬ様子ゆえ、ここは単刀直入に要件に入らせていただく」

 

 皮肉な前置きとは裏腹に淡々とした口調で、老神父は無人の信徒席―――少なくとも、〝人〟はいない―――へ向けて語り始めた。

 

「諸君らの悲願に至る道であるところの聖杯戦争は、いま重大な危機に見舞われている。此度招集を行ったのは、この儀式を執り行うに当たって多くの民草を脅かさんとする悪辣な輩についての処遇を発表する為である」

 

 つい璃正はいつもの説法の習慣で、聴衆の反応を見るべく語りに間を空けたが当然、信徒席の闇に潜む魔性達は重い沈黙を守っている。咳払いした老神父は、使い魔越しにこの場を見守る魔術師達に見せつけるかのように手に取った白地の袋を軽く掲げた。

 

「諸君も百も承知のように、本来聖杯戦争というのは魔術師とその従えるサーヴァントによる殺し合いである。無論その最中で撒き散らされる神秘の量と質は平時とは桁違いであり、神秘の漏洩、暴走などが起これば第一次、第二次の如き惨状が広がるのは確実……。だからこそ闘争は徹底的な隠匿、人払いをした上で行われるのが常であり、そこに例外はない」

 

「……しかし、嘆かわしいことに。昨夜、この戦いにおける鉄則を犯し儀式を危機に陥れる異分子が現れた」

 

 ごとごと、と。大きく口を開いた袋を逆さまにすると、中から幾つものの金属塊が転がり出る。

 

 ―――それこそ当事者である魔術使いや、ある程度科学技術に通じた魔術師ならばすぐに気付いただろう。無造作に老神父の足元に転がされた金属塊の数々が、俗にプラスチック爆弾と呼ばれる紛れもない爆物であることに。

 

「―――一部を除いたマスターの方々には、中々馴染みのないものでしょうな。C4プラスチック爆弾……まあ、状況次第で高位の宝石魔術すらも上回る破壊力を叩き出し得る近代兵器、とでも言っておきましょうか。まあこの場に転がっているものは全て信管を抜き取られているので爆発する心配はないが」

 

 特に近代兵器に疎い魔術師(ロード・エルメロイ)に対しても解りやすいよう解説を付け加えた璃正は、使い魔達に見えやすいよう爆物の一つを放っては先を続ける。

 

「セイバーのマスター、衛宮切嗣。九年前アインツベルンに婿として迎え入れられたこの男は、近代兵器を主に扱い魔術師の隙を突くことに秀でた魔術使いである。昨夜倉庫街で繰り広げられた戦いを見届けた彼は、参戦した魔術師の滞在し拠点として利用している宿泊施設にこれらの爆物を仕掛けた。直前に駆けつけた優秀なスタッフ達(・・・・・・・・)の対処によってことなきを得たが、もし何の妨げもなく彼等の策が実行されていれば、標的とされた魔術師以外にも一〇〇人余りの一般人が瓦礫の中に身を埋めることとなっただろう」

 

 使い魔達は何の反応も示さないが、その視覚と聴覚を借りて璃正の言葉を盗み聞きしているマスター達はさぞや動揺しただろう。魔術を修めながらも科学技術に傾倒し、挙句の果てには一〇〇人単位の一般人を巻き込もうとするような男がいるとなればそれが魔術師としても人間としても真っ当な反応である。

 

「彼とそのサーヴァントは諸君ら一人一人の敵であるばかりではなく、時と場合によっては聖杯の招来そのものを脅かすだろう危険因子である。よって私は、非常時における監督権限をここに発動し、聖杯戦争に暫定的ルール変更を設定する」

 

 厳かにそう宣言してから、カソックの袖を捲り上げた璃正は右腕の肌を露わにする。筋張った下腕の肘から手首にかけてびっしりと覆っていたのは、刺青にも似た文様の聖痕―――令呪。

 

 それを見た魔術師達の多くが、間を置くことなく理解しただろう。腕に刻まれた令呪の数々こそが、老神父の監督役としての権威を裏打ちするものであり―――過去のマスターが未使用のまま持ち越してきたそれを彼が見せつけたことの、その意味を。

 

「全てのマスターは直ちに互いの戦闘行動を中断し、各々セイバー殲滅に尽力せよ。見事セイバーとそのマスターを討ち取った者には、特例措置として追加の令呪を寄贈する。単独であれば達成者に一つ。また他者と共闘しての成果であれば事に当たった全員に一つずつ、我が腕の令呪が贈られる。そしてセイバーの―――いや、衛宮切嗣の敗退が確認された時点で、改めて従来の聖杯戦争を再開するものとする」

 

 カソックの袖を戻してから、璃正は、ここではじめて皮肉な笑みを浮かべて付け加えた。

 

 

 

「さて、質問があるものはここで申し出るが良い。―――尤も、人語を発音できる者のみに限らせて貰うがね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……さて」

 

 使い魔との感覚共有を断ち、時臣は閉じていた目を開く。書斎で立ち上がった彼は、傍らに実体化するアーチャーに視線を向けると口元を緩めた。

 

「予定通り、璃正神父によるセイバーの討伐命令が出された。……今夜も、君に働いてもらうことになるな」

 

「……首尾は順調、といったところか。だが、良いのかね? 奔放且つ強大な英雄達も居る以上、必勝の策を幾つ立てようとも強引にでもゴリ押される可能性は相当高い。乱戦となれば、昨夜以上に荒れるだろうな」

 

「的を射た指摘だ。投影宝具による爆撃で漁夫の利を取ろうにも、キャスター、ライダーの宝具などを使われてしまえば地形ごと戦場を塗り潰されてしまう―――だが。その程度の障害、君ならば何ら問題はあるまいさ」

 

「無論のことだ。君が召喚したサーヴァントが、最強でないはずがないだろう?」

 

 

 

 

 

 

「―――あぁ、分かった。すぐに戻ってきてくれ、舞弥。……総出で、迎撃の準備を行う」

 

 使い魔を飛ばし教会の伝達を聞き取った舞弥からの報告―――全ての陣営から狙われる立場となったとの言葉を受けても、切嗣が顔色を変えることはなかった。

 

「……切、嗣」

 

 緊張に掠れた声を漏らしたアイリスフィールに、小さく苦笑を浮かべた彼は一切の動揺を見せることなく告げる。

 

「案ずることはないよ、アイリ。教会からの通達は確かに脅威だが、六対一の包囲戦が起こることはまずないと言って良い。何しろ、例え僕等を共闘して撃破したとしても、他の陣営まで追加の令呪を獲得してしまってはアドバンテージを失ってしまうからね……」

 

 追加の令呪は喉から手が出るほど欲しよう。だがそれと同時、後に敵対することになる他のマスターが報酬を獲得するのもまた厭う筈―――であれば、他者を出し抜いて自分だけが令呪を独占しようと奔走するだろうことは想像に難くない。

 

 この森―――アインツベルンの拠点で敵対者達が足を引っ張り合うような状況に陥るのであれば尚良い。妨害工作に動きを鈍らせた魔術師を切嗣が死角から狙い、確実に仕留めることができるだろう。

 

 問題は―――自分の攻撃が策略が一切通用しない、死徒と代行者。ヒトの形を取った極大の悪鬼。

 

(奴らは―――どう、動く)

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうする、奏者よ」

 

「……」

 

 己の顔を覗き込むキャスターの瞳に、考え込んでいたオーウェンは顔を上げる。聖堂教会の神父が布告した聖杯戦争のルール変更……それを使い魔との感覚共有で把握した彼は、どこか疎まし気な表情で天井を見上げた。

 

「……何か、胡散臭いんだよなぁ」

 

 何しろ、たった今セイバー陣営の撃滅を命じた監督役は、アサシンのマスターである言峰綺礼を素知らぬ顔で迎え入れる身である。代行者が自身の令呪を秘匿している可能性もないことはないが、親子であるという情報も踏まえるとやはり彼と監督役が繋がっていると考えるのが妥当……であれば、彼等が今回のルール変更を行ったのも、セイバーを中心とする乱戦の中何かしらの手段で漁夫の利を獲る為だろう。

 

(だけど、リスクに見合うだけのものがあるのも事実―――)

 

 バーサーカーを正気に戻すのに一画、キャスターを転移させるのに一画。計二画の令呪を一晩で使い潰したのは、決して無視できる損失ではない。両の手に二画ずつ刻まれた聖痕も、今後の趨勢(すうせい)次第ではあっという間になくなってしまうかも知れないのだから。

 

 あの代行者(バケモノ)の存在さえなければ、是が非でも食いつきたい話ではあったが―――、

 

「……どうしたものかなぁ」

 

 ぼそりと呟いた言葉に反応したのは、僅かに離れた所で佇んでいたバーサーカーだった。

 

「―――それほどの男なのですか? その、言峰綺礼という者は」

 

「少なくとも本来の僕が対処できるような人間ではないね。正直キャスターが作ってくれた礼装がなければ瞬殺されていた……。もしかしたら、純粋な速度なら君やキャスターすらも上回るのかも知れない」

 

「…………………………………………………………ソレは、本当に人間ですか?」

 

「その筈だ。……多分」

 

「うぅむ、それが(まこと)ならば、どうにか配下に加えたい人材なのだがな……」

 

 征服王みたいなことをいうのはやめてくれ、と苦笑したオーウェンは―――嘆息し、告げる。

 

「アインツベルンを潰しにいくのは良い。バーサーカーのおかげで例の聖剣が封じられていることも分かっているしね。けれど―――一つ、懸念がある」

 

 円卓最強と呼ばれた騎士の、憂いを秘めた眼差しを(しか)と見据え。

 

 彼の根幹を為すものに、その言葉を叩き付けた。

 

「サー・ランスロット。君は―――己の王を、殺せるか?」

 

 

 

 

 

 

 

「……」

 

 そして、また日が沈む。

 

 夜の帳が落ち、暗く染まった空―――雲に隠された月を窓から見上げていた綺礼は、音もなく参じた黒い影に視線を向ける。闇に溶けるようなローブを身に纏う女性は恭しく跪き、淡々と報告を行った。

 

「ランサー陣営、キャスター陣営が拠点を発ちました。向かう方向はセイバー陣営の拠点とする森―――、ランサーの魔力供給者及び、バーサーカーの姿は確認できず。後者に関しては、何らかの術で身を隠しているものかと」

 

「―――そうか」

 

 アサシンの言葉に顎に手をやった綺礼は、今しがた手に入れた情報について黙考する。

 

 ロード・エルメロイの動きに関しては半ば予想通り……。十中八九、教会の公表した情報―――衛宮切嗣の卑劣な計略に激昂し、速やかに悪辣な輩を屠るべく動き出したのだろう。

 

 次いで、オーウェン・トワイライト……。彼は恐らく倉庫街の戦いを経て令呪を消費している。マキリの分の令呪を奪っていたとしても、五画や四画程度では二柱もの大英雄を御するのには不足極まるだろう。であれば追加の令呪を確保するべくアインツベルンに向かったと考えるのが妥当か。

 

 ライダーに振り回されるウェイバー・ベルベットの動きは不明。イスカンダルの宝具を駆使すれば遠距離からでも短時間で戦場に突撃することが可能、距離が離れているからといって油断をしてしまえば取り返しがつかなくなるのはまず間違いない。一人はアサシンをつけて十二分の警戒をする必要がある。

 

 脳裏で思考を纏め、ゆらりと立ち上がった彼は―――次には、底冷えのするような笑みを浮かべる。

 

「……さて。どう動いたものかな―――」

 

 そんなことを呟いた、数分後。

 

 彼は教会から姿を消し、戦場へと発った。

 

 




8/4、編集しました。キャスター陣営について描くのは次話のつもりでしたが、次話にやるのはちょっと都合が悪くなってきたので。

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