『あの時さ、どうせなら裸エプロンとか』『全開パーカーとか』『手ブラジーンズとか』『裸Tシャツもしくはワイシャツとか』『そんな格好もして貰いたかったんだ』『流石に公共施設でそんな事は出来ないから』『この後巴さんの家で着替えさせてみても良いかな?』
作)良いよ。
「アタシが良くない!」
上条恭介。美樹さやかの想い人。ヴァイオリンが得意で、天才と言われる程の腕前を持つ。しかし、事故によりその左手は動かなくなってしまった。美樹ちゃんはそんな上条ちゃんのお見舞いに足繁く通ってるらしい。
「そう言えば」
『どうしたの』
「今日が一番、お菓子の魔女の出現率が高い日だった」
暁美ちゃんは言う。曰く、ループによって細かな違いがあり、暁美ちゃんはこれまでのループの統計で動いているらしい。
『場所は?』
「病院。どのループでもそれだけは変わらない。お菓子の魔女に、巴マミが挑むのもね」
『どうするんだい?』
「巴マミに忠告しないとね。まどかや美樹さやかが魔法少女の事を知っていて、巴マミが魔法少女体験ツアーを開いたループでは、毎回頭から齧られて死んでいるの」
『ソウルジェムが無事なら平気なんじゃ?』
「ソウルジェムが一噛み目で壊れてしまうのよ。……貴女の魔法、“大嘘憑き”は、
『そうだよ。それが?』
「それなら、ソウルジェムが砕かれても無かった事に出来るの?」
『出来る。“死んだと言う事実”を無かった事にするからね。でも、無かった事になった後、魔法少女のままか、女の子に戻ってるかは解らないよ』
「それで良いわ。もう、知り合いを死なせたくない」
『解ってるよ。じゃ、病院に行こうぜ。そろそろ時間でしょ?』
「ええ。病院に着く頃に、結界が展開される筈よ」
☆
「あら、暁美さんに球磨川さん。貴女達も美樹さんから連絡が?」
「いいえ。この魔女に関して一つ、ね。私達も一緒に行くけれど、この魔女は貴女には相性が悪い。慢心はしない様にしなさい、巴マミ」
「善処するわ。攻略法は?」
「お菓子の魔女。人形みたいな姿だけど、とても耐久力がある。本体かはよく解らないけれど、口の中から恵方巻きっぽい物を出して、それで獲物に噛み付くわ。後、そこら辺のお菓子は毒が入ってるから食べない様に」
「結界内の物なんか食べないわよ。説明ありがとう。さ、行くわよ!」
『とつげーき!』
「慢心はダメって……はぁ」
☆
「ティロ・フィナーレ!」
色々すっ飛ばして最奥部。巴さんがマスケットで、魔女を景気良く吹っ飛ばし、殴りつけ、砲撃する。最後に大技の
『どう?暁美ちゃん』
「まだ、ダメ。あの魔女は生きてる」
『助けてくるよ』
「好きにしなさい」
煙が晴れ、ほぼ無傷の魔女が出てくる。巴さんにはそれが見えていない様だ。あ、何か出て来た。あれか、恵方巻き。口を大きく開け、巴さんの目の前まで迫り、何故か一時停止する恵方巻き。恵方巻きを見て放心状態の巴さん。このままでは恵方巻きが巴さんを丸齧りするだろうね。
させるかよ。
“却本作り”を発動し、マイナス螺子を恵方巻きの横っ腹に螺子込む。恵方巻きは衝撃で巴さんから狙いが逸れ、攻撃を空振りさせた。
『甘ぇよ』『そんなんじゃ倒せないって暁美ちゃんが言ってたでしょ?』『けど』『その甘さ』『嫌いじゃないぜ』
「……ふふっ。ありがとう。でも格好つけすぎじゃない?」
『僕のアイデンティティーだから変えられないですよ?』
「敬語が苦手ならタメ口でもいいわ」
『良いの?じゃ、遠慮無く。行くよ、巴さん』
「ええ!」
次回投稿日の23時59分にアンケートの回答の受付を締め切ります。投票者が少ないので、投票願いします。活動報告にてお待ちしております。
さらっとマミさんがマミるのを回避。