すまん、前回の予告は嘘だ。
ピンポーン
[だれですか?]
「暁美ほむらよ、巴マミ。球磨川禊に呼ばれて来たの」
[あら、今開けるわね]
ガチャッ
「入っていいわよ。けど、球磨川さんは未だ来てないわね」
「そう。この後、まどかと美樹さやかが来ることになってるわ」
「わかったわ」
☆
ピンポーン
[誰ですか?]
「美樹さやかですよー」
ガチャッ
「いらっしゃい、美樹さん、鹿目さん」
「お邪魔しまーす」
「お邪魔します」
☆
ピンポーン
『球磨川ですよー。開けてもらえますか?』
ガチャッ
「いらっしゃい、球磨川さん」
『あ、ちょっと遅れて入っても?お客さんが居るので』
「わかったわ」
☆
「みんな、球磨川さんが来たわ」
「よーやくかー。遅かったじゃん」
ガチャッ
扉を開けて入って来る球磨川さん。
「まったく、あなたが呼んだのに一番最後とはどういうことかしら、球磨川みそ……ッ!?」
「あら、暁美さんどうしたのって……ええっ!?」
球磨川さんの背後に立っていたのは赤髪の、見覚えのある少女。佐倉杏子である。しかし、彼女は普段と違っていた。私の知る限りでは、彼女は別れるその日までボーイッシュな格好しかして無かった筈だ。ポニーテールに纏められていた髪は下ろされ、腰より少し下までのストレートとなっている。ジーンズやハーフパンツ、パーカーなどのお洒落を考えていない服は、彼女に似合う赤色のワンピースに変わっていた。さらに、靴下を履いていない。スリッパも履いていない。つまり、素足である。それのなんと扇情的なことか。顔を赤くし、此方を睨むのも、より、今の彼女を引き立てていた。結論を言おう。
「佐倉さんマジ天使!」
「マミさん急にどうした!?」
おっと鼻血が。フキフキ。
「佐倉杏子。まどかには及ばないまでも、十分可愛いじゃない……!」
「見るなよ、マミ。見ないでくれ……」
おそらく、横でドヤ顔をしている球磨川さんが佐倉さんにこの格好をさせたのだろう。だからこそ、彼女に一つ、言いたいことがある。
「球磨川さん、ありがとうございました!」
『どうも』
「確かに可愛いけど、マミさんなんでそこまで喜んでるの?」
「あなた達は普段の佐倉さんを知らないから、そう言えるのね。少し待ってなさい」
本棚を漁る。取り出したのは一つのアルバムだ。
「これを見なさい。普段の佐倉さんの格好が載ってるわ」
「どれどれ……ふむふむ……」ブシャッ(鼻血の噴出する音)
「さやかちゃん大丈夫!?」
「我が生涯に、一片の悔い無し……!」
「さやかちゃん、上条君はどうするの!?さやかちゃーーん!?」
「もうお嫁にいけない……///」
『この後撮影会だね』
次回、本当の魔法少女の秘密暴露回。初めて球磨川以外のセリフが題名になりました。
アンケートは第十二敗を投稿した日の23時59分までとします。活動報告に載って居るのでお願いします。