『それじゃあ、気を取り直して話し合いと行こうか』
「良いけれど、何を話すつもりかしら?球磨川禊」
『簡単だよ、秘密暴露大会と行こうじゃないか!』
「「「「「……へ?」」」」」
『だから、全員で秘密を共有するんだよ。だから、言い出しっぺの僕から行くね』
「……秘密?」
『僕の秘密は、転生者って事かな』
「……おい、いきなり転生者って言われてもどう反応したら良いのかわからねーんだけど」
「そうね、その証拠はあるのかしら」
『おいおい、証拠だって?』『それは僕が君の秘密を知ってる事で証明出来てるでしょ?』『失敗ばかりの』『時間遡行者さん?』
「……貴女には、最初に会った時にバレてたわね、そういえば」
「一つ聞きてぇんだけど、球磨川が言ってたやばい魔女とそこの……暁美ほむらだっけ?そいつが時間遡行者とやらだって事と、球磨川が転生者だって事には何か関係があるのか?」
『大有りかな?僕は転生者だからこそ、暁美ちゃんとやばい魔女の事を知ってるし、やばい魔女が居るからこそ、暁美ちゃんは時間遡行をしているんだよ』
「……その、やばい魔女って何かしら?暁美さん」
「……貴女達も聞いた事はあるでしょう?ワルプルギスの夜と言う名前を」
「なっ、アレが見滝原に来るってのか!?」
「ええ、これは確定した未来。私は、ワルプルギスの夜を倒す為に、転校してからワルプルギスの夜が来るまでの一ヶ月を何度も繰り返してる」
「……なら、何故明かさなかったのかしら」
「どうせ時間を遡ってると言っても、信じないでしょうしね」
「時間遡行の理由は何?ほむらちゃん」
「……貴女を守る為よ、まどか」
「えっ?私?」
「そー言えばほむらって転校して来た時、まどか睨んでたけどそーゆー事かー」
「で、何で今明かしたの?」
「……そこの馬鹿がバラしてしまったからよ」
『酷いね』
「事実でしょう」
『もう一つの方は言わなくて良いの?』
「アレを今言うのは得策では無いわ」
『じゃ、バラしちゃえ』『ソウルジェムって実は魔法少女の魂で』『ソウルジェムが濁り切ると魔女になっちゃうんだよ』『ソウルジェムが半径百メートル以内に無いと肉体的には死体になるし』『ソウルジェムが砕かれると死ぬけど』『ソウルジェムが砕かれない限り死なないよ』『やったね!』
「……貴女何をバラしてるのよぉぉぉっ!!」
「え、嘘、そんな……嘘、でしょ?」
「……残念ながら本当よ」
「……ねぇ、キュゥべえ、聞いてるんでしょう?教えて、今の話は本当なの?」
「本当だよ、マミ」
「私を騙してたの?」
「本当の事を教えなかっただけさ」
「何で教えてくれなかったの!?」
「聞かれなかったからね」
パァン
「酷いね、撃たなくったって良いじゃないか。マミ」
「……五月蝿い。出て行ってくれるかしら」
「仕方ないね」
バタンッ
「……もう、みんな死ぬしか無いじゃ無い!」
「くっ、だからバラしたくなかったのよ!」
「落ち着け、マミ!」
「どうせみんな魔女になるのよ!だったら此処で死んでやる!」
『“却本作り”』『巴さんの力を封印した』
「きゃうっ」
「……巴マミの変身が解けたけれど、それが貴女の魔法かしら?」
『もう一つあるけどね。こっちの方が使いやすいんだよ』
「……ごめんなさい、急に暴れちゃって」
「別に良いわ、被害なかったし」
「ところでさーほむらー」
「何かしら佐倉杏子」
「禊が世界を滅せる力を持つ魔女が生まれる可能性があるって言ってたけど?」
「そいつの対処法は簡単よ。まどかを契約させなければ良い」
「……まさか、まどかがその最悪の魔女になるって言うの、ほむら?」
「ええ、ワルプルギスの夜を一撃で倒せるけれど、世界を滅ぼす魔女となる」
「そんな……どうすれば……」
『そういえばさ、暁美ちゃん』
「何かしら、球磨川禊」
『魔法少女って因果を使ってエントロピーを超える事で生まれるんだよね?』
「そうだけれど、それが如何したの?」
『僕のもう一つの魔法でなんとか出来るかも』
「「「「「え?」」」」」
球磨川を知ってる皆さんなら解りますよね?もう一つの魔法。