このすばのカズマさんがウィッチャーになって俺TUEEするみたいです   作:蒲鉾と竹輪

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 捏造設定ですけど、狼や蛇以外の流派もこんな感じでほぼ壊滅状態なんじゃないでしょうか。



コミカルなタイトルつけたいけど思いつかない

 旅というものは不思議なもので、旅の相手へのそして世界への理解を深める良い機会である。カズマ達一行は現在エイダーンの首都ヴェンガーバークをスルーしてポンター川の支流沿いを南下している。時たま、領地の兵が呼び止めて通行税(川沿いなので税金がある。船にのっているわけでもないのに)を支払わせようとしてくるが。現在、永遠の炎教団の信徒の格好をしているためか、基本的にまけてもらえたり、スルーされたりしている。どうしても食い下がってくる場合は、グリフが<アクスィ>の印を使い事無きを得ている。ただし、グリフいわく、永遠の炎は魔術を否定しているのでこういうことはやらない方がいいらしい。事実、他にも目があるときは迂回したり、酒を渡したりしている。なぜ、田舎道を通らずに、フードを深くかぶり、身分を隠して、川沿いを歩いているのかといえば単純に荷物が多すぎるからだ。

 グリフもカズマも山賊を倒した後、貧乏性という点で意見が一致し、廃村に有った小型の荷馬車に詰めるだけの物を詰め込んで、ポニーに引かせているのだ。ポニーがヘタれれば人間が荷馬車を引く、というかカズマとグリフの方が馬よりも持久力が優れており、二人並んで荷馬車を引っ張る時間の方が長いくらいだ。ベアリングがない時代の荷馬車は重く、車軸に定期的に油を差す必要があった。ちなみに、食品以外は、使わないし売らないのでほぼ無駄になるのはお約束である。

 

 すでに一週間以上も徒歩で男二人旅を続けていれば、流石にお互いのことがわかってくる。グリフは悪いやつではないし、カズマも怪しいが悪いやつ裏のあるやつとは思われていない。ジェダイみたいで格好いいから俺もウィッチャーになりたい。とグリフに言ったら。『まあ、異世界人なんて、敗残兵や孤児よりも生きる道はないだろうから構わないか。もっともお前の場合は、どうとでもなりそうだが』と皮肉たっぷりに言われた。カズマは、こちらに来て短いがウィッチャーがというより北方人事態こういう性格のヤツが多いと感じ始めている。

 さりとてカズマは、このグリフという相棒に感謝していた。本当なら綺麗なネーチャンの方がいいが誰かとちがって戦闘以外(もちろん戦闘でも)でも役に立つ。火を自由に付けたり消したり、爆薬を川に投げて魚を採ったり。(グリフ曰く、もったいないが火薬シケらせるよりはマシ)ウィッチャーの超人的な感覚により避けられる戦闘は避けたりする。何より、物静かな性格で自分が転ぶ前に注意してくれたりするのでこの世界のガイド役としては申し分ない。

 ただし、彼と一緒だと、いや、そうでなくとも大きな街の城塞の中に入るのは危険を伴うかもしれない。そもそも、街道で合う人間、合う人間、ドワーフはもうちょいましだが。こちら外国人だと言うことがわかると平然と罵ってくるのだ。人が多い町中だと、集団で有ることの優位性から、囲まれて丸裸にされても、やった相手が法で裁かれないだろう。もちろん、そのような事態になればステルスボーイを使って逃げるが…『ウィッチャーになれば外国人であっても少なくとも表立って襲撃される危険はないだろう』とグリフは言う。

 

 いやな世界だロクに観光もできないなんて土人もいいとこである。もっともこの世界において彼らの対応が狭隘とはいえない。

 上級吸血鬼やら魔術師やら悪魔やらドップラーやらが実在するこの世界においては彼らが異物に対してましてや他国の後ろ盾がない個人ならばそういう対応をとって当然と言える。

 ウィッチャーが自由に行き来できるのは、連中もウィッチャーなんかに化けないだろうというある意味信用の側面が大きいのは否定出来ない。

 

 グリフは休んでいるときは、瞑想をしていたり、詩集を読んでいたりする。詩集の作者はダンデリオンという人物でその本には、ブラビケンの殺し屋の英雄談が綴られているらしい。その英雄はウィッチャーらしく、カズマも北方人の真似をして

 

「あんたいつもその本を読んでいるな。その英雄みたいになりたいのか?」

 

と皮肉を言うとグリフは率直に

 

「こんな活躍をしてみたいが俺には無理だな。こんな事をしていたらすぐに死んでしまう。まあ、吟遊詩人の話だし盛ってあるんだろう」

 

と笑顔で言い放ったのでカズマは面を喰らってしまった。そうやってふたりは旅を続ける。

 

 

 ここは、エイダーンとリリアの境目の山岳地帯、熊流派の現在の本拠地はここのどこかある巨大な洞穴だ。(捏造ですあしからず)

 何百年も前は、もっとまともな拠点があったものの、民衆の襲撃により焼け落ち、現在ではまず人間は立ち寄らないであろう山と森林の奥深くに移動してある。もっとも、山や森は、エルフやドワーフの領域なのだが、ここはマハカムではないためそれほどいない。木枝の隙間からふと空を除くと悠々と翼竜が空を舞っている。こちらには興味がないのか、それとも、森林をかき分けて怪我をするリスクを負ってまで襲う価値がないと判断しているのか。遥か遠くに去っていった。グリフが珍しく舌打ちをして、ぼやく。

 

「フォークテイルか…トマーシュのやつ何を…奴には無理だな。ヒルダの婆さんがやってくれるわけないし。トロールや小人連中は気づいてもいないだろう」

 

といい大きくため息をつく。やがて、一見、道とは見えない道は、崖にぶつかり途切れる。グリフが崖に向かってなにかアイテムを掲げると幻術が解けて大穴が姿をあらわす。

 

「トロールがいるがそいつは味方だ。攻撃するな」

 

「トロールって?」

 

「喋る岩だ」

 

しばらく洞窟を歩くと、松明に火が灯った広い空間に出てくると其処には、身長2mを超える岩トロールがいた。

 

「グリフひさしぶり。あいかわらずクマみたい。そいつだれ?トロールそいつしらない」

 

「こいつは、仲間だ。仲良くしろ」

 

「よ、よろしく」

 

「あたらしいなかま。うれしい。トロールなかよくする」

 

「いいやつだな」

 

「ああ、此処に居るのは人間以外は、いいやつだな。いや、お前以外、全員人間じゃないか」

 

 洞窟を更に奥に進むと、光が差し込む。どうやら洞窟の先は切り立った崖になっており、カルデラ、もしくはクレータ状の地形になっている。崖の下に大空洞が存在し、其処に存在するログハウスが彼らの本拠地のようだ。話によると彼らは、この地に住むトロールやドワーフと奇妙な共生関係にあるらしい。

 

 グリフは、大声で叫ぶ。声が洞窟に反響して煩い。

 

「婆さん!トマーシュ!いるのか!!」

 

返事が帰ってくる。年老いた女性の声だ。

 

「クマみたいにうろついている奴がようやく帰ってきたか。中に入りな。それに婆さんとはなんだ。あんたよりは年下だ」

 

 老婆が扉を開けグリフとカズマはログハウスの中に入り、広々とした部屋に案内される。彼女の名はヒルダといい魔術師であるのにもかかわらず若作りをしていない、しかも、こんな辺境でドワーフやトロールの相手をしている変わり種だ。故に、他の女魔術師とは当然面識はない。

 

「二つ名通りうろつくのは構わないが、もう一ヶ月早く帰ってきて冬支度を手伝ってくれないか?此処には、俺とグリフあんたしかいないんだドワーフ共は背が低いしトロールは数勘定も出来ないんだぞ。そして、そいつは誰だ?」

 

 彼はトマーシュ、グリフよりもかなり若いウィッチャーだが、すでに旅をしていない。たまに下に降りてドラウナーやグールを狩っているくらいだ。グリフはそんな彼に苛つきながらも彼の行動を黙認している。自分がいなくなったらもう彼しかいないのだから。そして彼は此処を維持するだけで精一杯なのだ。怪物退治どころではない。

 

 熊流派の世間の評判は悪い。猫流派も悪いがそういう意味で悪いのではなく、数が少なすぎて評判にさえならない。いや、存在している事そのものを知られていないという意味で猫より悪いと言える。

 新たなウィッチャーを作り出すにも倫理的に問題が有る以前にウィッチャーになるための草の試練に使う変異誘発液の材料集めさえままならないのが彼らの現実であった。正直に言おう。彼らに、フォークテイルやマンティコアは手に余るのだ。まともなウィッチャーがグリフしかいないのだから。




俺は、ウィッチャー2をどうやってクリアしたんだ?すでに心が折れ始めている。もう年なのか?ダクソ3もあのざまだしな。
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