本当にありがとうございます! これからもがんばらせていただきます。
前話で矢鶴の術を書き忘れていたので、興味ないでしょうが、こちらに書いておきます。
風遁・同風色(どうふうしょく)
京之介が提案した術。風を纏い、周囲の色と自身を一緒にする。隠密や暗殺向けではあるが、未完成。というのも感知タイプや白眼にはすぐにばれる。
最終的に目指すのはチャクラすら消すこと。
木ノ葉本隊を襲撃してきた霧隠れの忍たちを無事撃破したが、少なからず被害は出ているため、防衛重視の意見が多く出た。
だが、京之介はここが攻め時と主張。少数で昼夜攻撃を仕掛け、相手の勢いをさらにそぎ落とすべきといったが、所詮は十代前半の子供のいうこと、聞いてはもらえなかった。
「はぁ、まだ11歳ってのが嫌になる……」
「無理もないよ、だって僕たちは下忍だし」
「今は傷を負った仲間の手当が優先でしょうね」
京之介、矢鶴、ヒザシは大きな怪我もなかったため、周囲の警戒を担当している。
「敵が本国から増援を派遣させる前に叩いたほうがいいと思うんだけどなぁ」
「うむ、俺も同じ考えだ」
「そうそう……って、由良隊長、どうしたんですか?」
「お前の意見が採用された。少人数ではあるが、奇襲部隊を編成することになった」
「本当ですか!?」
「ああ、もちろんお前にも加わってもらうぞ」
「もちろんです!!」
両手を力強く握り締める京之介に由良は笑顔を見せる。
「で、なんで俺が副隊長なんですかね?」
やる気を見せた京之介だったが、自分が副隊長になっていることに、不満をあらわにする。
「お前が立てた案だからな。本当は隊長にする予定だったが、子供を隊長にするのは周りから反対されてな」
「んなことでいちいち不満を漏らすならいい作戦を提示してほしいですね」
不機嫌な京之介を由良が数分間なだめ、ようやく落ち着き、そのまま部隊編成を開始した。
「隊長が由良隊長でよかったですよ。見知った人だから」
「まあ、お前ばかりにいいところを取られてるからな。俺も活躍しとかないとな」
「そうですか。……部隊にはヒザシと矢鶴も連れて行けますかね?」
「問題ない。お前が連れて行くことは計算に入れていたからな」
「見知ったやつがいればそれだけいい策が思いつきますからね。それに矢鶴のような遠距離攻撃ができるやつは貴重ですし」
「確かに、今回の奇襲の要かもな」
「近接戦闘にヒザシを入れておけば防御面も安定しますしね」
由良と京之介の班編成は数分で終わり、選ばれたものは2人を入れて8人。小隊2つ分の人数である。
「よし、いくぞ」
由良の声を合図に、木ノ葉陣営から離れ、霧隠れ本隊を目指す。
すでに白眼の感知で敵がどこにいるのかはつかんであるため、素早く行動。敵陣から2キロ離れた場所で、改めて作戦会議を実施。
班員は京之介たちを除けば全員が年上であるため、矢鶴は恐縮していたが、人柄を考慮したうえでの人選であるため、全員が人格的に優れている。
有名どころは秋道カレイ、犬塚キョウ、油女シタンといったところ。全員京之介の案に賛成しており、由良に実施するなら参加させてほしいと申し出ていた。
由良から、案を出したのだから。と、作戦を考えるよういわれた京之介。隊長なのに何もしない気ですか。と文句を言う京之介だったが、由良の言動には理由がある。
由良ゲンジは二代目火影千手扉間から個別の指示を受けていた。
「研磨京之介が策などを立案した場合、賛同および実施させてほしい」と。
本当の戦いの中で、やつはさらに成長するはずだ。という扉間の言葉にうなずいた由良は京之介の動きに注目していた。
今回の奇襲を受けた後にすぐに攻撃を仕掛けるべきと案を提示したさいは驚いたが、悪くないと思える自分がいた為、周囲を説得。こうして奇襲部隊が成り立った。
「んじゃ、作戦はまずシタンさんの蟲を使って敵のチャクラを奪ってください。可能であれば、大量の蟲を使って誘導もしてほしいんです」
「わかった。今すぐにか?」
「できればお願いします。蟲で敵を動揺させておきたいので、それに感知を遮る術をお持ちでは?」
「ああ、蟲邪民具の術だな。すでにこの周囲に放ってあるぞ」
「助かります。矢鶴は姿を消した後に、この周囲を回りながらチャクラの矢で攻撃してくれ。敵が来る可能性もあるが……」
「そのときは自分で対処するよ」
「悪いが頼む。矢鶴に負担をかけないためにも、俺たちが速攻で敵陣を荒らす必要があります」
「殲滅させるんじゃないのか?」
荒らすという言葉に犬塚キョウが反応した。
「この人数で、連中を殲滅はできません。一度ではね」
「……なるほど、それで昼夜攻撃といったのか」
由良は理解したような表情を作る。
「ええ、今回の攻撃は五分程度とします。その数時間後にまた攻撃。その後また攻撃……というのを繰り返し、夜は朝方まで攻撃しません」
「気が緩みそうなときに攻撃というわけか……」
秋道カレイが納得したように頷いた。
「はい。矢鶴以外は俺が土遁で、地下道を作りますので、それに入って地面から攻撃します」
「しゃあ! 暴れるぜ」
「オン!!」
キョウと愛犬の青丸がほえる。
「さあ、行きましょうか」
霧隠れの陣営は突然やってきた蟲の軍勢に動揺を隠せずにいた。蟲たちはチャクラを吸おうと容赦なく狙ってくる。
忍術で防ごうにも、四方から現れる蟲に対処が遅れるうえ、一匹が引っ付けばそこから蟲が次々と取り付いてくる。
どこからかは敵の攻撃が飛来してくるため、蟲か敵の攻撃か、どちらかを対処しなければならない状況下ではひとりになった者から命を散らす。
加えて、地面から木ノ葉の人間が強襲。さらに動揺が広がる。
「まだ未完成だけど、ちょうどいい練習だ」
『嵐遁・
水遁と雷遁のチャクラを手に集め、印を素早く結ぶ。
放たれたのは、黒と青の模様をした虎。それが、敵に命中。吹き飛ばされた敵がほかの忍に当たると、その敵も嵐遁の餌食となった。
「まだまだいくぜ!」
起爆札のついた土を空に放り投げる京之介。空中の土は泥となり、味方がいない周囲に散らばる。
『泥遁・泥硬刺死』
使い慣れた術でさらに被害を拡大させる。さらには。
「おまけだ。爆!」
固まった泥には起爆札が貼られており、容赦なく起爆。敵は形なく散る。
「……五分か、撤収!!」
京之介の合図で部隊はすぐさま撤退。矢鶴と合流後に本隊へと帰還した。
怪我を負った者が少なからず出てしまったが、成功と呼べるため、由良を含めた大人たちに京之介は大いに感謝され褒められることになる。
数時間後。再び敵陣を強襲。五分で攻撃をやめ、十分後に強襲。夕方に一度攻撃を加え、夜襲もありえると考えさせ、朝方まで攻撃を行わず、その後攻撃。これを二日ほど行い、霧隠れの気力を奪い取り、最後は正面から攻撃を加える。ボロボロになった霧隠れにはすでに木ノ葉に対応するほどの力は無く。無残に撤退していった。
これにより、波の国から霧隠れの忍は完全撤退を余儀なくされた。
しかし戦争は未だ続いているため、一部の部隊を残し、その他の部隊はほかの国へと派遣されることとなった。
だが、数日後、再び波の国に戦火が起きる。
残っていた木ノ葉の忍たちが壊滅状態に陥ったとの報告が木ノ葉の里に伝えられた。
敵は霧隠れの忍。雷を帯びている歪な形をした刀を二本持った少女だったという。
書いておきたい話をざっくり計算したら、原作第一部まで40話近くかかるかも……。
京之介の結婚とかもやりたいですしね。ヒロイン決まってませんけど。
今回起爆札を使っていましたが、卑劣様に師事しているのならこれくらいはやらないとな。と思ったしだいです。今後もこんな感じのが出ると思います。
嵐遁・虎黒
虎の姿をした術。敵に着弾後吹き飛ばされ、ほかの敵に当たった場合、その敵にも嵐遁のダメージが伝わる。ちなみに未完成。最終的には最初から広範囲にダメージがいきわたるようにしたいと考えている。