「このような条件を飲めるわけなかろうっ!!」
「まぁ、そうだろうな」
土影の政務室に木ノ葉もとい京之介が纏めた貿易内容が書かれた書を持って現れたうちはマダラ(穢土転生)は体の自由は聞かないが会話だけはできるように一時的に制限を緩められている。
「だが、お前たちはこの条件を飲まなければならない」
「なんだと? こんな……このような条件をか!?」
内容は木ノ葉からの食糧と秘術の受け渡しと四尾または五尾の人柱力を交流という名目で木ノ葉に渡せと書かれていた。
あまりにも理不尽な要求に土影のオオノキは憤慨するばかりだ。
「これを纏めた男は大戦時の二代目土影が行った夜襲に対しての報復だと言っていた」
「今更か! それに貴様らは無様を穢土転生で悪用しておるだろう!!」
「そうだ。だが、それでもまだ足りないとのことだ」
「ふざけるな!! 無様を失って以降大打撃を受け続けているというのに、まして砂の連中を使ってこちら側に損害を与え続けている黒幕は貴様らだろう!!」
「さてな、証拠はない。俺個人としては奴ならやる。とだけしか言えん」
「失せろうちはマダラ。貴様の顔を見るのはウンザリだ!」
「オオノキ。先も言ったがお前たちはこれを飲むしかない」
「断る!!」
「聞け。研磨京之介はこの条件を飲み込まないのであれば、俺の中にある大量の起爆札を発動させるつもりだ」
「そんなもの塵遁で……」
「そう単純な話ではない。発動した瞬間事前にマーキングされた場所に起爆札が移動することになっている。一か所につきおよそ千枚だ」
「な、なんだと!?」
「それも連鎖的に爆発する仕組みになっていてな。里をすべて廃墟に出来るだろう」
「き、貴様らぁ……」
「さらにだ」
「まだあるか!」
「奴は無を別の場所で待機させている。場所はこの国の大名の邸宅だ」
「…………まさか」
「奴は二代目土影に大名を殺害させ、忍が逆らったと仕組むつもりだ。その先は分かるな?」
「………………ぐっ」
オオノキは里全体が脅威に晒されていることに怒りを滲ませるが、マダラを攻撃したところでもう遅いことも理解した。
「分かった…………条件を飲む。人柱力は五尾の方を渡す。まだ子供だ。扱いやすいほうだろう」
「ほう。四尾を残すあたり賢いな。いずれまた大戦が起きることを想定したか」
「いつか、木ノ葉は取り返しのつかない所に行くぞ」
「そうかもしれん。だがなオオノキよ、研磨の小僧はそれすらも想定内に入れているようだ」
「……秘術は爆遁を渡してやる。さっさとこの国から消えろ」
「オオノキよ貴様はまだ生きているのだ。俺のようにただ使われる存在ではない。死んでいなければまだやり直しも効く」
「……さっさと行け」
マダラは政務室から去り、オオノキは側近の者たちに仕事を命じる。戸惑う部下を黙らせたオオノキは、
「ウオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!」
一人で嘆いた。