この世界で生き残る   作:鴉星

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 16/04/06に一話から三話までを微妙に修正しました。

 理由としましては、まだ千手柱間が生きていてもおかしくはない。と思ったからです。そのため、柱間が登場していたりと若干変化があり、それを踏まえての四話となります。
 仮に柱間が死んでいたいたとしてもこの作品内では生きている扱いとさせていただきます。

 なにとぞよろしくお願いします。


第4話 修行~失敗

 楽しい修行ではないとは思っていたけど、辛い、辛すぎる……。

 扉間様が容赦なさ過ぎるんだけど……。

 

 しかもだ。なぜか途中から柱間様まで来る始末だ。しかも本体。分身体に政務をやらせて自分は暇つぶしに来たみたいだ。ここにいる扉間様だって分身なのに、本体来ちゃうんだ……。

 

 で、新しくわかったのが、俺のチャクラは多い方だと言われた。

 

「ま、オレよりは少ないがな!」

 

 などと柱間様は言っていたが、そりゃ敵うかよ。

 

 

 そんなこともあってか、午前中はチャクラコントロールを集中的にやっている。

 池を一周十秒で走れとか、巨木を一分以内に二十回上り下りしろとかむちゃくちゃなことばかりやらされた。三歳児にはきついよ……。

 

 五大性質、チャクラの量と天賦の才はあっても使えなければゴミ。と扉間様は厳しく言った。あ、陰陽遁も使えるよ。まだからっきしだけど。

 

 

 

 午後からは術を教えてもらった。柱間様は木遁を使うからか、水遁と土遁を教えたがる。扉間様も、水遁が得意だからか、率先して水遁を教えてくる。

 

 いや、たしかに水のないところで~みたいことをヒアシあたりに言わせたいんだけどさ、どちらか一人にしてもらえないですかね。贅沢だとわかっているけどさ。

 

 

 柱間様は基本的な水遁を教えてくれるけど、扉間様は基本を数段飛ばして、いきなり効率よく敵を倒す術を教えようとしてくるんだけど。

 

 生き残ることを考えると、扉間様の術が良いということはわかるんだけど、今の俺には高等技術に思えてしまうので、まずは基本から教わろうと思う。

 

 そのことを伝えると柱間様が大喜びだ。子供かよ……。

 

 印を教えてもらいながら五大性質の術を少しずつ使っていく。やっぱり一族の関係もあるのかもしれないけど火遁と土遁が使いやすかったかも。

 

 休憩の合間は扉間様の術を見せてもらい、色んな意見を交わした。

 

「やっぱり、水のマーキングとかあると便利じゃないですか?」

 

「ふむ、だがこの場合……」

 

「じゃあ、起爆札をマーキングした敵に転送するとかはどうです?」

 

「しかし、一度マーキングせねばなるまい。それはどうする?」

 

「遠距離からの術で何とかできませんか? 飛ばした水に触れるとマーキングされるとか」

 

「なるほど」

 

 などなど、充実した休憩時間だった。その間の柱間様は俺たちを見て、若干飽きれ気味だった。なんでだろ?

 

 

 夕方

 

 

「はぁ……疲れた」

 

「まぁ、今日はこのくらいでいいだろう」

 

「はい! ありがとうございました!!」

 

「うむ、オレも良い暇つぶしになったぞ」

 

「兄者は早く戻れ」

 

「わかっておるわ、じゃあな京。また会おうぞ」

 

「はい! またの機会を楽しみにしています。火影様!」

 

 柱間様はニカッと笑って姿を消した。

 

「京」

 

「はい!」

 

「明日は特に予定は入れん。自分で磨くことも必要であろう。好きにせい」

 

「はい!!」

 

「うむ、ではな」

 

 ボン!

 

 音を立てて扉間様の分身は姿を消した。今頃本体に情報が届いている頃だろう。

 

「さて、帰ろ……」

 

 重い体を動かしながら、家へと帰った。

 

 

 

 

 翌日

 

 

 

 さて、今日は自由にしていいと言われたが、特訓しないとすぐに忘れそうだ。

 とはいえ、一人でやるのも味気ない。なので、一昨日俺を見捨てたヒアシの家へと向かった。

 

「ヒアシィィィィ!! よくも一昨日は見捨てたな!!!」

 

「お前が火影様の部屋に入るからだ。それに余計な面倒はごめんだ」

 

「ち、かわいくねぇ反応。ま、いいや、それより、今暇か?」

 

「稽古があるが……どうかしたのか?」

 

「いやなに、一昨日印が結べなくてかわいそうな目で見てきたお前らを見返そうかなと思ってさ」

 

「あれはお前が馬鹿なだけだろう」

 

「仕方ないだろ! うちから忍が輩出されるのは稀なんだよ!」

 

「父から聞いた。研磨家は独特らしいと」

 

「あ、聞いたんだ」

 

 なんかそういうのに興味ないかと思ったわ。

 

「…………ん~」

 

「どうかしたか?」

 

「いや、ヒザシは?」

 

「…………」

 

 え、嘘、もうなの?

 

「ヒザシは、分家へ行った」

 

 ええっ、早ッ。もう分家にいったんかい。

 

「私たちは双子だ。私が兄ゆえに宗家に残り、ヒザシは宗家を守るための分家に行ったのだ」

 

「……良いのか、それで?」

 

「こんな私に何ができる? まだ未熟な子供だぞ?」

 

 の割には大人びている気がするんですけどねぇ。

 

「ま、お前がそう思っているならそれで良いけどさ。よし、行こう」

 

「な、どこへ行くんだ」

 

「ヒザシのところへ行って、三人で修行しようぜ」

 

「お前、私の話を聞いていたのか? これから稽古が「サボれ」は?」

 

「後で謝っとくからさ、今は気にせず修行しようぜ」

 

「そうはいうが……」

 

「それじゃ行ってみよ――!」

 

「お、おい!」

 

 その後ヒザシをつれて、昨日一昨日とやってきていた演習場にやってきた。

 

「さて、とりあえずどうしようか?」

 

「考えていなかったのか……」

 

「あはは……」

 

 連れて来ることぐらいしか考えていなかったな~。

 ぶっちゃけ日向家の問題は今のところ放置だ。三歳児の分際でできることは少ない。むしろ疑われる可能性が高い。

 

 てか、日向家の人たちがヒアシとヒザシを連れて行ったことに一度も気に掛けなかったのが気になるな。わざと見逃したのか? いや、万が一もあるのにそれはないのか?

 

「う~ん……」

 

「とりあえず、京之介君が覚えた術を見せてくれないかな?」

 

「お、そうだな。よーしいくぞ!」

 

 ヒザシのリクエストに俺は気合を入れて印を結ぶ。

 

『火遁・炎弾』

 

 口から火の球を放り出したつもりだったんだけど、チャクラを練りこませすぎたせいなのか、特大の火の球になってしまった。具体的には超倍化の術ででかくなったチョウジくらいにデカくなっちまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まぁ、そんなデカい物が着弾したら大爆発ぐらいするよね。

 

 

 

 

 

 ドゴオオオオオオオン!!!!!

 

 

 

 

 結果、父上、息子を危険にさらされた日向家、近くの民家に住んでいる人たち、そして敵襲かと疑い臨戦態勢の扉間様に説教された。

 

 

 こんなはずじゃなかったんだけどな…………。はぁ……。

 

 

 




 こんな話がもう少し続くと思います。
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