これからもがんばって生きたいと思いますのでよろしくお願いします。
初代火影千手柱間様が亡くなられた。
死因はチャクラを酷使したことにあるという。
その原因には火の国の周辺に存在する小国たちが木ノ葉への不満と豊かな土地を得ようと連携して襲撃してきたことにある。
説得を試みた柱間様だったが、最終的に断念。木ノ葉の忍たちに出撃を禁じ、己一人で数万の敵を相手取った。
柱間様は、自分の不甲斐なさ故にそのような行動をとったのか? 俺にはわからなかったが、少なくとも感情を殺して、事後処理をしていた扉間様が印象的だった。
結果は木ノ葉もとい柱間様の勝利だ。相手方の被害が相当なことになっているが。
それでも二代目を襲名した扉間様は容赦しなかった。火影の命を奪ったとして、襲ってきた国に賠償金を支払わせ、なおかつその里に伝わる秘術などが書かれた物を回収していった。
気になったのが雨の国が戦いには参戦していなかったことだ。山椒魚の半蔵はどうやら静観を決め込んだみたいだけど、この後絶対におきるであろう第二次忍界大戦にはやっかいな存在になると思う。
扉間様は火影になってから里の地盤をさらに固めようと政策を次々と打ち立てた。
後に大蛇丸が非難したうちはに対する方針も作られた。まぁ、扉間様なりの優遇だと思うけどなぁ。その中でうまくやりくりできなかったうちはに問題があると思うんだよね。俺としては。
柱間様が亡くなってから、多くの人たちが、また戦争が起きるのではないかと考えていた。アカデミーでも、より実戦的な授業が進められており、生傷が後を絶たなくなっている。
ま、修行をしている俺たちはけっこう成績が良いんだけどね。
新しく修行に参加している3人が結構秀でていることが違ったから、より学べることが多かった。というのもある。
最終的には千手家に協力して現在に至るとのことだ。
性質は風と水。うまく組み合わせれば隠密とか暗殺が得意なやつになりそうだ。
驚くことに、声が幻術のキーになっているとのこと、それだけだと声が出せない状況になった時に困るということで、何かヒントになることがないかと思い、修行に参加したとのこと。
小波家はどちらかというとサポートタイプが多く、医療系に多くの人物がいるみたいで、藍歌自身も医療忍術を学んでいるとか。
性質は水。音そのものも幻術のキーにできたら頼もしい存在だ。
遠慮がちな雰囲気からは想像できないことだ。
木ノ葉流体術も学んでいるらしいが、それだけでは自分は強くなれないと感じているようで、もっと多くのことを学ぶために、俺たちに接触したらしい。
後、驚くことに素で馬鹿力があるみたいで、倒れていた丸々一本の木を持ち上げて運んでいた。本人はもっと筋肉をつけたいらしいが……。
性質は火と雷。……雷で極められたら不味いんじゃないの? と俺は一人で思っていたけど、どうするかは彼女次第だ。……地獄突きだけは覚えませんように……。
そんな俺たちのことをどこから聞きつけたのか、担任の神楽先生がたまにやって来るんだけど、ついでといわんばかりに他のクラス連中などを連れて来ることがある。
アカデミーでの時間でやりゃいいのにと思ったけど、先生がこっそり理由を教えてくれた。
なんでも二代目様が、俺と他者を関わらせることで互いに成長するかを見て欲しいと依頼されたらしい。……それ、俺に教えて良かったんすかね?
「他言無用といわれていないし、構わんだろ」
「……そうですか」
しかし、それだったらアカデミーでよくね? と思ったんだけど、アカデミーだとやる気のある奴とない奴がいるため、俺専用となりつつあるこの演習場では、やる気のある連中しかいないためと先生が教えてくれた。
加えて、戦意が高くない者を戦場に連れて行かないと扉間様が言っていたとのこと。
あの人はそういうところでは優しいよね。
ま、俺としては色んな人からさまざまな意見をもらえるし、願ったり叶ったりだったりするから問題ない。この前も赤絵から泥遁は体術とあわせてみたらと言われた。
(イタリアのスタンド使いみたいな感じか)
というわけで、いろいろ試行錯誤している。
新術である沸遁は未だできない。ヒアシからは「血継限界が1つできただけでも上出来だ」とあいつらしくもなく褒めてきたことは記憶に新しい。
「そういえば京」
「なんです先生?」
神楽先生は俺のことを京と呼ぶ、ちょっと前に日ごろのお礼に忍具とかプレゼントしたら、やけに喜ばれた。どうも忍具使いらしい。
後は術の意見を求められたから何度か受け答えした仲だ。
「俺はお前を今すぐにでも卒業させるべきだと火影様に言ったことがあってな」
「え、そうなんですか?」
なにそれ初耳なんだけど。
「しかし、火影様は、多くの人間と接触させることを選んだ。それがお前を含めた回りを強くすると考えてな」
「……」
「お前は期待されている。だが、無理はするなよ?」
「わかってますよ先生。まずは生き残らないとね」
「ああ。そうだな」
「おーい、京く――――ん!! ちょっと来てよ!!」
「おー、今行く! じゃ、先生、俺はこれで」
「ん、怪我はするなよ」
先生に一礼してから、呼ばれた藍歌のもとへと向かう。さて、今日も気合をいれますかね!
男は考えた。なぜ、自分の国は小さいのか。なぜ、自分たちは大国になれないのか。
だが、答えは出なかった。
考えて考え抜いた男は、ひとつの考えに至る。自分たちの強さを証明し、大陸を纏め上げれば良いのではないか? 自分たちの国土は小さいが、実力はそうではないことを証明すれば良い。
火、水、風、土、雷。どれも大国で、多くの実力者がいることだろう。だが、我が里の者たちは劣っているのか? なぜそう決め付けられた?
それはこれから証明しよう。
千手柱間が死んだ。彼が唱えた言葉は少しずつ価値のない物になるだろう。その時まで刃を磨こう。
「その時こそ、この雨の里が大国になる時だ」
山椒魚の半蔵は待ち続ける。
すべてが整うその時まで。
そろそろ本格的なバトルとかを書けたらいいなと思っています。