この世界で生き残る   作:鴉星

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 忍界大戦までに書いておきたいことを書いてからやろうと思います。たぶん10話から忍界大戦だと思います。





 ……イースⅧが早くやりたい。


第8話 アカデミー卒業~任務

 研磨京之介がアカデミーに入学してから数年が経ち、ついに卒業の日がやってきた。

 

 主席と次席を日向兄弟が飾り、ちょっとした話題になった。京之介は実技がよくとも座学に関しては良いと言えるものではなかったため、全体の真ん中より少し上といったところだ。

 

 

 下忍となった京之介の世代は、いずれやってくるであろう戦争に向けて戦力と見られるようになる。二代目火影である千手扉間は有力な者たちに任務を与えるようになった。

 とはいえ、下忍ばかりで組ませるわけにもいかないため、上忍または中忍とチームを組ませ、安全面も底上げした形をとりつつである。

 

 

 

「ここからはいつ死んでもおかしくないな」

 

「ああ……」

 

 京之介は里の外へと出る門の前で、ヒアシと会話していた。

 

「なんだ怖いのか?」

 

「そんなわけないだろう。お前こそ怖いんじゃないか?」

 

「そりゃ、怖いさ」

 

 頭をポリポリとかきながら、苦笑いを浮かべる京之介をヒアシは笑わなかった。思うのは、この男でも恐怖を感じるのか。ということであった。

 

 日向ヒアシにとって研磨京之介は疫病神みたいな男という認識がある。

 京之介と出会わなければ、弟のヒザシと気兼ねなく会話することが出来なくなっていた為、そういう点では感謝しているが、ヒアシはそれ以上に面倒なことを抱えている。

 

 京之介は新術を派手に使う。周囲のことを考えず、チャクラを大量に使い、派手に爆発を起こす。巻き込まれることが多い兄弟にとってはいい迷惑である。

 そのせいで、日向家の回天などを早期に習得したヒアシは、ヒザシにも回天を教えたのだ。せめて京之介のせいで怪我をしないようにと。

 

 ヒザシは最初断った。自分が習得すれば、宗家と分家の問題が起きてしまうと。

 そこでヒアシは癪だったが、京之介に言われたことを思い出した。

 

「なぁ、ヒアシ」

 

「なんだ」

 

「なんで日向家の技って宗家が独占してんの?」

 

「……どういう意味だ?」

 

「いや、お前の技を見てるとさ、分家の人も覚えておけばいいんじゃない? って思うような物があるからさ」

 

「これは宗家の者が継ぐ技だ」

 

「お前、自分の代で発展させようとか思わないの? なんかいつまでも昔の技だけとかあんまり見栄えしないし、弱点あるし」

 

「ほう、そこまで言うなら試してみるか?」

 

「お、組み手でもするか?」

 

「日向が最強であることを証明してやる」

 

 結果、ヒアシは負けた。泥によって足場を軟弱にされ、雷遁で動きを止められたのであった。

 屈辱だった。だがそれ以上に、日向はこのままではいけないという気持ちにさせられたのだった。だが、まだ自分は幼い。まだまだ力をつけなければ、日向家内での発言もうまく通らないだろう。

 

 ヒザシにいやいやながら教えると、ヒザシは納得してくれたようで、回天を数日で習得した。これで、京之介のはた迷惑な行動も防げるだろうと安堵して。

 

 

 

 

「ところで、ヒアシ。ほかの人たち来るのが遅くないか?」

 

「忙しいのだろう。私たちと違って書類作業に追われているのかもしれん」

 

「やだな、書類作業……」

 

 しばらく門の前で待っていると。

 

「すまない。遅くなった!」

 

「すまんな。火影様に報告があったもんでな」

 

「いえ、お気になさらずに、待つのも仕事でしょうし」

 

「そういってくれると助かるよ。俺は加藤ダン。よろしく」

 

「この班の隊長を務める猿飛ヒルゼンだ。今回は火影様の要請でこのような特殊な構成になっている何度もこのメンバーで組むことはないと思うがよろしく頼むぞ」

 

「日向ヒアシです。よろしくお願いします」

 

「研磨京之介です。今回はよろしくお願いします」

 

「うむ、では行こうか。任務の内容は移動中に話すとしよう」

 

 四人は門を抜け、里の外に出る。すばやく移動を始めたヒルゼンの後を追う三人。道中、任務の内容が説明された。

 

 

「研磨家の武器が盗まれた!?」

 

 その内容を聞いた瞬間、京之介は大声を出してしまった。

 

「け、けど、みんな今朝もいつもどおりでしたよ? お弟子さんたちも」

 

「これはついさっき報告されたんだ。家の人たちがあわて始めたのは、君が家を出てからじゃないかな」

 

「怪我人とかは出たんですか!?」

 

「いや、どうやら敵はお前の父上と出くわしたようでな。8人のうち2人は撃退したそうだ」

 

 ヒルゼンは苦笑いをしている。忍ではない京之介の父を舐めていたわけではない。

 しかし、護身用に持っていた小太刀で二人をすばやく倒したと知った時は、職人にしておくには惜しいと思うほどだ。

 

「え、父上が?」

 

「ああ、敵は騒ぎが大きくなる前に撤退したそうだ」

 

「本来ならもっと簡単な任務で経験させるつもりだったんだが、そうも言っていられなくなった。研磨家の武器が他の里に流れるのは避けたいからね」

 

 ダンがさらに補足する。

 

「では、お二人が遅くなったのは、この急を有するこの任務の内容を受けたためですか?」

 

 ヒアシが質問をする。すでに白眼を使い、周囲を警戒している。

 

「そうだ。日向の白眼を頼りにさせてもらうのもあるが、なにより、この任務を聞いてやる気を出すやつがいる。と火影様から直々に頂いた任務だ」

 

「もちろんです! 父上や兄上、それにお弟子さんたちが作った武器を盗むやつは許せません!!」

 

「落ち着け京之介。しかし、隊長、我々四人で対処できるでしょうか? 敵はまだ6人居るはずですが……それに、どこの里の者なのです?」

 

「敵の額宛から雨の里だと判断した。それに敵の数に関してだが、安心しろ、いざとなったら切り札を使う。そうだなダン」

 

「ええ、任せて下さい」

 

「「???」」

 

 ヒアシと京之介は疑問符を浮かべるが、ふと、京之介は気がついた。

 

(もしかして、霊化の術か?)

 

「ま、今は敵に追いつくことを優先させる。しっかりついてこい!!」

 

 ヒルゼンはさらに速度を上げる。

 

 3人も置いて行かれぬように速度を上げる。

 

 

 こうして、研磨京之介の初任務は、巻き込まれた実家を救うために奔走することとなった。

 

 

「待ってろよ……ギタギタにしてやるからな!!」

 

「もっと冷静になれ……」

 

 ヒアシの面倒も増えそうである。

 

 

 

 




 今回は三人称に挑戦してみました。読みにくかったすみません。
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