俺がこの世界に来てから、もうずいぶん長い。感覚的には早かったが・・・・。
この世界に転移して、気がついたときは、なぜか身体が6歳か7歳に若返っていた。勇者の遺物の効果か副作用なのかもしれない・・・。
相棒を探してもいなかったので一人だった・・・。
不幸中の幸いは幼少期の『ライナ・リュート』になったときのように、死体の山の中ではないことと貰い手(嫁とか婿養子ではなく・・・)が早くみつかったことだったが・・・。
孤児院を通したのではなく、冒険家の夫婦が突然現れた俺に興味を持たれ、うちの子(私たちの
例えるならば、夢の王国や欲しかったおもちゃを見つけたときややっと手にしたときの子供のような純粋な瞳で興味を持たれ、いきなり、「
正直ドン引きだった。
あからさまに怪しすぎた・・・。
が、しかし、この際、贅沢は言ってられないと思った。
だって、今の俺てばっ、入国証どころか身分証明書もないし、
このままだと孤児院送り間違いなしで餓鬼どもに混ざり遊びを強要される毎日のほうが圧倒的に苦痛だったので、
あと、すごく目聡いのか、俺の複写眼にも気づいていたので余計に興味を持たれた。
これは、失敗した・・・。
拾ってくれた夫婦の名は
ということはこの夫婦はあの桃色髪のガスタークのような非道な口封じとかしているのではないかと最初は思った・・・。
純粋な眼をしているが、俺はもう騙されないぞ・・・。
イエットの詐欺組織の女頭目と総帥のエステラとヴォイス・・・
ローランドの幼馴染の暴走少女のミルク・・・、エリス家のフェリスやイリスのような天使の皮を被った悪魔と小悪魔・・・
シルウェルト家の槍バカと自称槍・・・、精神異常者のメイコ・・・、ルーナをもう終わりかもしれないと暗示させる貴族令嬢に公主・・・、熟女好きの変態・・・。
思い出すと頭を抱えたくなるような連中ばかりだ・・・・。まともなのが少ない・・・。人生をやり直したくなるな・・・。
あー、なんかどうでも良くなってきた・・・。野となれ山となれ気分だよ・・・これ・・・。あーどうしてくれんのこれ・・・。こんなマイナス思考に陥ってんのシオンやフェリス、その他の変態たちのせいだよ、これ・・・。
まあ、そんな感じで、いろんな
それらの経験や知識、ジェルメの下での修行時代で養われた洞察力と勘が告げている・・・。こいつらについていけば、ものすごく苦労すると・・・。
しかし、話を聞く限りでは、隠すという感じがしない。むしろ回りに自慢し捲くっている感じだ・・・。
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この世界では、遺物は秘匿はあまりしないらしい。公表しているほうだ。ガスタークのしていることは、氾濫や混乱を防ぐための口封じで必要なことというのは軍事的とかお国のことを考えれば理解はできるが・・・、納得はいかない。
遺物専門のトレジャーハンター・・・、もしかしたら元の世界に帰れるものもあるかもしれない。遺物探しに関しては俺もアマチュアだが、複写眼と魔導知識・技術があればそこらの自称
この考えに至った時点で、ライナのやる気が100%中70%も減少した。残り30%・・・。いつもよりは残っているほうだな・・・。俺も真面目になったものだ・・・・。
それで、真面目って・・・、どこまでやる気がないんだよ・・・。お前・・・(汗)。
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その後、
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一応所持している
この人いくつよ・・・・。
と
睡眠欲>魔法研究>知識欲>越えられない壁>・・・・・・労働意欲>恋愛>・・・・・・・性欲
のニート代表のライナにだけはいわれたくないことを心中思われた。身体は大人・頭脳も大人・精神は子供の如月夫婦だった・・・
あと、なんか見せてきたのは、アイルクローノの鎌のような形状の遺物だった・・・。
その夫婦には、既に息子がいた、気が小さい感じのガキだったが、名は
両親につれられていつも苦労しているのが見てわかる気がした・・・。こんな子供を冒険に連れてくる親ってどうよ?
俺なんか、弟子のアルアが連れて行ってくださいと懇願されても断ったんだぞ・・・。何考えていやがんだ!何の訓練も力も積んでいない餓鬼を連れてきても足手まといだし・・・。
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そんなわけで、
今は、勇者の遺物・・・、いや、ガスタークの連中が言う
ここの世界に来て12年か・・・、早ぇなあ~・・・。実年齢を合わせたら、30代だし・・・、そりゃ、早く感じるか、2周目だし・・・、この世界平和だった(?)だよな~。
この世界では、勇者の遺物・・・
が一般認識されている。使い手を選ぶタイプとか適性とかの特殊能力がほとんどで・・・。あと、ドラゴンとかも実在しているらしい・・・。文明レベルとか、魔法以外は余り変わらない・・・。幽霊とかも遺物の製造過程で実在していることになっていることがすごい。そういえば・・・イリスとか・・・犬のおばけ・・・とか、元の世界にも・・・。
「ああああああ~~~~!思い出したくね~!!!!!」
と悔やんでしまった。
まあ、話はもどるが、文明レベルや戦争とかが余り無いことと魔法は遺物以外は余り確認されていない世界だ・・・・。
まあ、この世界の忘却欠片について説明すれば、呼び名は
という、そのまんま東(古い!)だが・・・、
古い道具などが特殊な能力を持つようになったもののこと。人の意志が篭もること等によって出来上がる。ただし使うには特殊な能力を必要とし、特殊能力には強弱がある。「E~S」のランクがあり、Sランクともなると非常に強力なため、基本的に個人での所持はできない。一部特例がある。俺も遺物はシオンが管理すること前提で集めていたし賛成だ。
遺物の中には遺物が所有者を選ぶ「選択する遺物」(チョイス・プレシャス)というものもある。
人間自体が遺物製造機みたいになっている。
魔法も使わずに・・・。まるで人間(人生・生き様・誇り・死に様)自体が儀式系の魔法の呪詛儀になっている・・・。
いやなもんだ・・・。もしかしたら、強力な遺物を意図的に製造しようといなくなっても困らない人間(孤児やホームレス、死刑囚など)とかを捕まえてきて、薬や暗示で強い思い込みを持たせて死なせているかもしれない・・・。道具を抱かせて・・・。ローランドの禁術開発の人体実験みたいに・・・。
この世界は遺物に対して、異常に強いな執着心があるから可能性が高いな・・・。
製造工程(原因・過程・結果)がわかる遺物《ロスト・プレシャス》は、元の世界の勇者の遺物・・・『
この眼ではエレミーオの櫛とかアイルクローノの鎌とか神が入った道具とか造った道具には反応しないようだ・・・。魔法とは関係ないので魔眼との相性は最悪・・・。あの
リアルオカルトな遺物ばかり解析してからか・・・。複写眼の見える対象が・・・、霊感とか霊視能力が追加されたような気がする・・・。俺は霊能力者とかではないのだけど・・・。
《い、いや、き、気のせい・・・気のせい・・・。》
「あ、あははははは・・・・」
まあ、そういうわけで、ほとんどの遺物が忘却欠片のように
まあ、解析ができたということは量産も魔法(魔導具製作・低位呪詛・禁呪詛)で能力が再現可能だということだ。モノによっては原型を超えるものも造れる。
解析できないのは素材そのものが遺物のドラゴンの身体の一部・・・竜の牙や鱗、爪など・・・。遺物としてはドラゴンというだけでSクラスがつくらしい。中には、忘却欠片のように全く解析できないものもある。
禁呪詛のような遺物は『
それを使える能力者である遺物使い《ブレイカー》と呼ばれる者が持つと・・・、時にその意志を乗っ取って暴れ、他者に被害を与えるが、極稀にそうでないものも存在する。
非常に希少だが強力な呪念物と遺物使いの怨念が混ざり合って一つの遺物となる複合呪念物が存在する。
それは、まるで、あの絶望を呼ぶ拷問の仮面の遺物や複写眼保持者の暴走ように思える・・・。
まさか、複写眼が暴走する原因は確定の目星はエスタブールやガスタークの兄弟を返り討ちにしたときからつけていたが、あの、俺の意識を奪い、俺や皆の頭に降って来る・・・、
《どうでもいい、お前は、その全てがどうでもいい、さあ、始めよう・・・、全てを無に・・・、全てを無に・・・、|α(はじまり)は破壊だ!》
《逆らうなお前の分子は砂となって消えろ・・・》
《神・悪魔・邪神・勇者・化物好きに呼べ。あはははははは、どうせ貴様たちは消える。》
《
《存在を解析・解除・・・。消えろムシケラ・・・・》
《これが魔法!?こんな単純な構成がか?》
《エレミーオごときの力で我を殺すだと・・・、笑わせるな・・・。あははははは》
だとしたら、この眼が遺物と同類といわれても納得がいくな・・・。
あのレポートも元々魔眼制御のために研究していたものなのだし・・・・。
「因みにローランドの赤毛の筋肉馬鹿・・・、えー、名前はバロンソ・ボム・・・・では、なかった、確か、クラウ・クロムの俺を襲ってきたとき見せた黒い色の禁呪詛義手はこの世界の遺物に喩えればSクラスの『
「確か
あの義腕には、世界を呪う、青い炎を放つ呪われた八匹の竜が封じ込められている。呪いを開放するといっせいに腕から飛び出し敵を襲う。
咬みつかれた者は一瞬で全身に呪いが回り命を落とすが、すぐには死ぬことができないまま術者の操り人形として十時間だけ生かされ、十時間後、呪いの効果で体が砕け散って死ぬ。
効果だけは非常に強力な魔法だが・・・、使用中は使用者にショック死してもおかしくないほどの激痛を与える上に、コントロールできる竜はせいぜい三匹・・・。
残りの五匹は使用者を含む周囲の者を無差別に攻撃するため、使いようのない欠陥だらけの魔法なのだ・・・。
「こうして、改めて考えてみると・・・、あの赤毛の筋肉馬鹿、馬鹿を通り越して頭がおかしいんじゃねぇの・・・・?」
世界を呪う遺物級の古代の呪いはイエットにもあった。悪魔を無尽蔵に生み出し続け、一匹一匹が魔法騎士や隠成師より強いし不死身に近いのだ・・・。フェリスや俺は最初殺されかけた。
イエットのフリーの魔導学者の一時大ヒット人気エロ小説家のバブリン先生の研究を解析し、イエットの住人どころか・・・、放置すると悪魔たちが空を覆い尽くし、世界を滅ぼす呪いが発動するものだった。この呪いは何百年から何千年前の国家が滅びたとき道連れにしようとする。割とあったものだ・・・。
とにかく呪い関係で良いことあった試しが、親友含めてないな・・・、不幸の手紙のときのあれは、呪念物になるよな・・・。あの犬の霊・・・人に散々迷惑掛けやがって・・・、成仏しやがったし・・・。
フェリスの暗殺を依頼した悪魔に取り付かれた女の子のメイコ・メイコーン・・・、シオンに取り付けたのに呪い返しの如く奇声のような咆哮を上げながら俺の宿に押しかけ(襲って)てきたし・・・。・・・・首をぐりんぐりんと振り回しながら、狂ったように・・・狂った叫び声を奇声を上げる女・・・。あれはトラウマものだな・・・。
人の名義を借りて借金し捲くり押し付けてきたフェリスに意趣返しで低位呪詛の『20時間擽り地獄』で復活したフェリスに殺されかけたし・・・、シオンも含めて・・・。
貴族令嬢や不良の更生の件では、強制睡眠の禁呪では15日ほどたっぷり睡眠の予定が、フェリスの暴力でぶち破られて全身打撲・血まみれ・さらに徹夜・・・。
「求めるは交差のエイロート・クノム・ペスラ>>>・
これは、ローランドの魔法に近い詠唱だが、魔方陣を描くローランドの魔法とは、異種の禁呪。
夜の闇を切り裂くような、赤い光で幾何学模様を空間に描き、そこから赤い光が放たれる。
髪に当たっただけでも、そこから呪いが侵食し、全身に広がる。
この呪いを受けた者は二日後には体が腐り落ちて死んでしまう。また、後遺症なく目を覚ます為に五時間程の間に解呪しなければならない。
死ねばその死体を媒介に、呪いは感染性に変わり、小さな街なら一瞬で壊滅してしまうほどの感染力を持っている。それを防ぐためには呪いを受けた者が死ぬ前にその体を火で焼き殺す必要がある。
その解呪には数十人単位で十日間くらい不眠不休で対呪詛魔術を開発する必要があるが、それとは別に、呪詛をかけた者の血を媒体にして、簡単な解呪魔方陣を描く事でも解く事が出来る脅迫専用の魔法。
これでフェリスやノア姫は凄惨な死になりかけ、ローランドが滅びかけた・・・。
禁呪と呼ばれるものにはろくなものがしつこいが無い。
・人から人へと感染する呪い。リアル「バイオ・ハザード」のゾンビ(腐食法と同類)
・触れるだけで人が消し炭になる呪い。
・人を凶暴化させ、殺し合わせる呪い。 等があるが、他にも多種多様な禁呪が存在する。
また、シオンが俺とフェリスに対して騙し禁呪を用いた事があるが、まさに『人を呪わば穴二つ』。 禁呪の恐ろしさを身をもって味わう事となった。
封死呪・エイム忌呪・人の液体化・腐食法・秘呪法・全結界・スタッカート計画・・・
隠成師時代に複写眼の実験でたくさん見せられた・・・。禁呪完成(解呪法の確立)も兼ねて(主)だろうけど・・・。
遺物の使い手の『
この適性能力には、
そして、世界の遺物を保護・管理・研究することを目的とする組織を『
本部はアメリカ・ニューヨークにあり、各国に支部を持つ。ガスタークみたいなこともしているのではないかと結構黒いうわさもたまに流れる胡散臭い組織だ・・・。
『
まあ、蒐集家や遺物使いの人間性にもよるが・・・。協会のお偉いさんにもよるので、どっちもどっちだろう・・・。
ちなみに俺は現在、遺物使い《ブレイカー》で、遺物専門のトレジャーハンターをしている。適性は、報告していないが、どうもSランク以上の遺物に反応し問題なく適応しているので、レベル10の番外位ということとなるのだが・・・、それだけではないんだよね・・・、これが・・・。
遺物専門の「再生・贋作・修理・修復・改造・設計・製造・開発」の技術屋ともいわれ、金持ちコレクターや協会から半ば追われている感じだ・・・。指名手配犯ではなく誘拐して新しく創って欲しい魔導具ならぬ遺物や再生して欲しい・量産して欲しい・改造して欲しい異物があるという理由だ・・・・。
俺の魔眼、『
遺物は人災でうまれた呪いや魔法でうまれるので、精霊も関係している。複写眼で遺物の構成と能力・効果範囲・製造条件など全てが見えるのだ。殆ど魔法や呪いなので、製造技術を複写し設計書とか書くことができる。不足部分も補足・補完が出来、構成を弄り改造や解除もできる。
いままで書いた設計書は暗号化しており古代語・メノリス語で書かれているのでこの世界の住人には解読不可能だと思う。専門の学者が調べれば大半は理解できるが、魔法大系自体が遺物以外ほとんど存在しないので、読めても無理だろう・・・。あの設計書はローランドの魔導大系で再現している。複写眼保持者や魔導学者がいれば話が変わるが・・・。
「いたぞーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」
と叫び声が聞こえた・・・、俺を狙う馬鹿どもだ・・・。
「ん!?やべ、ハゲタカども」
ウンザリする。これも、あの馬鹿夫婦のせいだ・・・。俺が遺物を作れることを知れば、創って欲しい遺物と一方通行で要求ばかりしやがって・・・、俺も好奇心でつい作ってしまった・・・、だって複写眼でいままでみえなかった構成が見えたんだもん・・・。贋作に挑みたくなる・・・。ついいろいろ作っちゃたからな・・・。馬鹿夫婦が仲間や知り合いのコレクターたちにいろいろ吹聴しやがって、おかげで昼寝生活を大半返上しなくてならない事態になった・・・。
「俺はー!!!!!!?いつか絶対寝てやるぞおおおおおおおおおおおお!!!?ちくしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
とライナも叫び、
「求めるは雷鳴>>>・稲光」×6
「求めるは閃光>>>・光扇」
「我契約文を捧げ天空を踊る光の魔獣を放つ」
「我契約文を捧げ大地に眠る悪意の精獣を宿す」
と複数の魔法を展開しハゲタカどもを蹴散らして全力で逃げていった
「はあ、ますます大変になった気がするよ。まったく・・・。あー、面倒臭ぇー、寝てぇー・・・」
「どうなるんだろう・・・俺・・・。」