またまた会ったね、紅 紅樹だよ〜。
さて、今回は…こどもの日が近いから鯉のぼりの話をしようかね。

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空を泳ぐ鯉のぼり

はいはい、どうも〜紅 紅樹だよ〜。

え?出てくんなって?嫌だよ面倒臭い。

さてさて、今日は…そうだな、前回暗い話をしたから今回は、明るい話にしよう。

みんなもその方がいいよね?

では、とある男女の話でもするかね…

 

 

 

 

 

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男「はぁ…もう5月になってるのに、今日は寒いな…」

 

そんな事を独り呟きながら歩く男がいた…誰に話しているわけでもなく、独り言だ。

 

男(まったく、仕事中に倒れたぐらいで、俺を一週間仕事休みなんて酷いじゃないか…まぁ、社長が直々に来たのはビビったが…)

 

男は、とても仕事熱心だった。仕事をしすぎて、他の社員が何もできないくらいに熱心だった。しかも、正確で速い…故に、疲れ仕事中にぶっ倒れてしまったのだ。

 

ふと、空を見上げると鯉のぼりが飾ってある店を見つけた。見た所カフェのようだが、なぜカフェに鯉のぼりを飾ったのだろう。

 

男 (鯉のぼりか…子供の頃、でっかい鯉のぼりを買って欲しくて、道のど真ん中で駄々こねてたっけ…まぁ、小さい鯉のぼりを無くしたお前が悪いんだ。と言われて、買ってもらえなかったけどね…今となっては黒歴史だな…)

 

そのままカフェを通り過ぎようとするが、なんとなく気になってしまう…

 

男 (う〜ん、小腹も空いたし入ってみようかな?)

 

と、カフェの扉を開ける。

中はモダンな感じで、とても落ち着いている雰囲気がする。そして、珈琲のいい匂いがする。

 

女 「いらっしゃいませ!お一人様ですか?」

 

と、店員が訪ねてくる。

 

男「うん、一人だよ」

 

女「では、こちらのお席へどうぞ!」

 

と、席へ案内される。

まぁ、適当な物を頼みそれを食べる…

 

男「おいしいな…このサンドイッチ…」

 

と、声が出てしまった。

 

女「あ、ありがとうございます!」

 

と、声がする。

というより、この店には一人しか店員がいないのか?

 

男「えっと、このサンドイッチ、君が作ったの?」

 

女「あ、はい!そうです」

 

男「すごいおいしいよ…ところで、このカフェには君以外、店員はいないの?」

 

女「あ、自営業ということと…あまり稼げてないので、雇えないんですよ」

 

男「そうなのか…」

 

と、一気にサンドイッチと珈琲を食べ終え…

 

男「ありがとう、ごちそうさま…いくらですか?」

 

女「あ、えっと…580円です。」

 

男「ん、また来るよ」

 

と、カフェを出て行く…

 

それから毎日、そのカフェに行った仕事の時は、昼の休憩時間に…休みの時は、朝から入り浸っている。

そしてヒョンなことから、男と女が結婚したのさ。

 

男「ありがとう、こんな俺と結婚してくれて…」

 

女「こんなだなんて!貴方は、仕事にも一生懸命で、そして優しいじゃないですか!」

 

と、アツアツでした。

結婚しても、女はカフェを営業していた、五月じゃなくても、鯉のぼりは外さなかった。

男は、なぜ鯉のぼりを外さないのか?と、聞いてみたが…

女「鯉のぼりが好きなんだ!」

としか答えなかった。

 

ある日、男が休憩時間にカフェに行こうとしたが、カフェにはcloseの看板が下げてあった。

 

男 (おかしい…朝はちゃんとカフェに行くところを見たのに…)

 

まぁ、仕方なくら〜めん屋で昼食を取った。

 

そして男が帰ってくると…いつも通りの彼女の姿があった。

 

男「ただいま〜、今日カフェが閉まっていたがなんかあったのか?」

 

女「えっとね、病院行ってたの…」

 

男「病院?どこか具合が悪かったのか?今は大丈夫なのか?」

 

女「えっとね、肺癌…なんだって…」

 

男「え…?が…ん?」

 

女「うん、癌…もう腫瘍が大きくなりすぎて、2年間生存率が0だって…」

 

男「え?嘘…だよな?」

 

女「ううん、本当のことなの…」

 

それから、数分の沈黙が続く…切り出したのは、女の方だった…

 

女「私、入院しないわ。どうせ死ぬなら、貴方といる時間を大切にしたい。」

 

男「おいおい、何言ってる?入院したら助かるかもしれないぞ?」

 

女「ううん、助からない。自分のことだもの、自分が一番わかってるわ。」

 

男「……わかった…」

 

納得がいかない顔で男がそう言った。

 

男 (余命はあと1ヶ月だそうだ…それまでが、あいつと居られる時間か…短いな…)

 

それからの毎日は、彼女を喜ばせるために、男は努力した。

 

そして、彼女の最期の日…男は、小さい鯉のぼりをプレゼントした。

本当、何をすればよかったのか分からなかった…

 

男「はい…これプレゼント…」

 

女「……ありがとう…」

 

 

 

男「ごめんな、こんなのしか用意できなくて…」

 

女「ううん、最高のプレゼントだよ」

苦しいはずなのに、彼女は笑顔を絶やさない。

 

男「そう言ってもらえると、助かるよ…」

 

女「うん、今までありがとう…」

 

そう言うと、カフェに飾ってあった鯉のぼりが風で飛ばされていった…まるで、龍の如く、青い空へと飛んで行った…

 

 

 

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は〜い、中途半端なところで終わってごめんよ〜。まぁ、この後奇跡が起きて、助かるもよし。実はドッキリでした〜、で終わらせてもよし!

 

うん?あれは…鯉のぼりが空を泳いでるね。

おや、しかもあの鯉のぼりは、どこかのカフェに飾ってあった奴じゃないか?

よし、後で「二人」に返してこよう。

 

では、さようなら〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いや〜、難しいね。まったく鯉のぼり関係ないかもしれないぞ…(汗)

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