波洵VS黄金・水銀・刹那
のシーンから始めます
マリィと覇吐達の覇道ってどっちがいいんだろうな・・・
個人的にはマリィの世界が良かったな・・・
心情的に・・・
抱きしめたい。だからどうか、あなたも幸せになってほしい。
何があろうとも傍にいるという慈愛の証。微笑みながら手を伸ばしてきた女神の愛による抱擁・・・
「滅尽滅相!!」
女神の慈悲を塵と断じ、粉砕した。初めに破壊されたのは覇道神の共存機能。
本来なら一人しか存在できない座に複数の神を存在させるという稀有で破格の能力であり、彼女しか持ちえない力である
その身から流れ出した自己愛、自己愛、自己愛の波。一瞬にして膨れ上がったそれは、女神が居る「座」を漆黒の闇に染め上げた。
驚愕にたじろぐ黄昏の女神が黒の渇望に引き裂かれるその寸前、三柱の守護者が割って入る。いずれも黄昏の女神に座を譲り、その渇望を認め、共存していた覇道神だ。
水銀の蛇
黄金の獣
永遠の刹那
三柱誰もが目の前の、下劣畜生最低な邪神を怒りの目で見つめている。
三対一の構図は、本来なら三が有利のはずである。しかし通常の戦いとは違い、終始一が三を凌駕するという有り得ない結果になっている。単純に力量の差という要因もあるのだろうが、邪神は最も忌避すべき行動を行ったのである。
覇道神の共存機能の破壊。
全世界を塗り潰すという覇道神の性質上、原則二人以上いた場合強制的に魂の奪い合いが発生する。しかし、それを防いでたのが黄昏の女神であり、覇道神の共存機能であったのだ。
これを潰されてしまった以上、彼ら三柱は共に喰い合いしながら、邪神と戦うしかない。
機知と、修羅道と、刹那が足を引き合いながらも共闘する。
満足に全力を出せないが、それでも三柱の特殊にして強力な渇望を邪神に叩き付けている。だが、毛ほども効いてないのは、邪神が持つ圧倒的な桁の違いゆえだった。
邪神には特殊な力があったわけではない。
ただただ単純で、呆れる答えだ。歴代の神を軽く超越するほど、ひたすらに強力で、絶対的な純粋さを有していただけである。
回帰に押し流されることもなく、獣の魔軍に蹂躙されず、時の停止をもたやすく引きちぎる。
力、圧倒的なまでの力、吐き気を催すほどの下劣畜生な念の重さが、想像を絶するほどに凄まじすぎる。
決して三柱が脆弱ではない。彼等はその気になれば
だが、邪神は桁が違う。たった数言呟くだけで幾つもの宇宙が消滅し、姿を視認するだけで覇道神ですら眼球に皹が走る絶対強度。その力、質量、渇望、あらゆる全てが神格の中でもさらに異常極まる存在である。
そのため、仮に全力であったとしても黄昏の守護者は相打てるかすら定かではない力量差である。
互いを励まし、叱責し、黄昏の女神を守るべく足掻く姿は、まさしく奮戦であるし、英雄と呼ぶに相違ない姿であった。
「こいつらは・・・・・・自分以外が壊れると泣き始めるのか」
女神を汚すな、彼女に手を出させない。貴様にそんな資格はない
等と邪神に渾身込めて言い放つ。
だが、邪神は理解しない。自己愛の塊である「波洵」は他我を自覚するしないの以前の問題。まず何より『人間』というモノが判らない。他人の必要性というものを全く理解していない。
今もそう、互いに自分の垂れ流した渇望をで足を引っ張り合い、見せかけに団結をしているだけにしか見えていない。
「それは自己愛。自己愛だろう。俺の願いと何が違う?」
「お前等総て、皆目さっぱり分からんが・・・」
「先に、周りの奴から潰してやるよ」
勝手に泣いて、勝手に動きが雑になって、綺麗に削れて、欠片も残さず掻き毟って潰してやれば、欠片も残さず消えるだろう。
そう、自己愛の塊である波洵は思った。
最速の願いを知らぬと踏破し、当たれば砕くというものを押し潰し、焦がす炎を無視しながら、他にも多種多様な手を打った総てをただの塵だと内心唾さえ吐き捨てながら。
黄金の獣を八つ裂きにした。
八連撃を行って五体粉砕し、腕の一振りで光となり、座の外へと弾き飛ばされた
ようやく一つ消えたことで波洵は少しだけ喜んだ・・・
SIDE 黄金の獣
突然座に乗り込んできた邪神が覇道神の共存機能を粉砕した。せっかくの三柱の覇道神だが、これでは全力が出せん。我々のいかなる攻撃も通さない相手の敵意に本能は避けろ、と警笛を鳴らす。
しかしこのままではどうすることも出来ん。なんとしてもカールによる回帰を成功させねばならん。このまま手をこまねいてはじり貧である。
カールが死ねばやり直しが効かなくなる。
刹那が消えれば有効な時間稼ぎができなくなる。
最後の一人は戦力外だ。
ならば大局を見据えて考えれば波洵に特攻できるのは私のみ。
聖槍を手放す。これまで砕かれる訳にはいかない。
不本意だが初めに退場するのは私だろう。戦略的にはこれが一番なのだ。許せ、私は最も勝率が高い選択をした。カール、私を裏切ってくれるなよ?刹那、しかと時間を稼ぐがよい。女神、卿の治世は私を癒してくれた。ゆえに負けてならぬ・・・
シュライバー、マキナ、ザミエルといった部下を全員呼び出し、特攻を仕掛ける。波洵には手傷を与えれないが少しでも時間稼ぎを狙って・・・
波洵に八つ裂きにされた感覚の後、私の意識は闇に染まった。
SIDE OUT
黄金が消えた後、水銀は激高し我を忘れ特攻した。哀しいかな、波洵は気にも留めずにそのまま潰した。
黄金と水銀は親友同士、互いに気を許しあった唯一の友である。もし、仮に水銀が黄金が受けた仕打ちに対し、耐え忍んでいたなら、波洵の隙をついて回帰することも可能だったのかもしれない。だが、結果はこれである。
何たる皮肉か、かつて座を握っていたときは到底見せなかった情によって水銀は無念の内に消滅したのだ。
残ったのは永遠の刹那、彼は守るということに特化しており、皮肉にも二柱が消滅したことで、彼の渇望も最大限発揮されることになった。
その後の展開については、実際にゲームをしていただいた方がよろしいかと思い、ここまでにしておきます。
もしかしたら、私の作品の獣殿も舞い戻ってくるかもしれませんので、それまではとっておきます(笑)
以上つたない文章でしたが、読んでいただきありがとうございました。
疑問点等があれば感想お願いします。