とある雷神の聖杯戦争   作:弥宵

3 / 8
思わぬ高評価に驚いております。評価、お気に入り、感想等本当にありがとうございます。
他の作品も伸びるといいなあ(願望)


episode.2 必然の邂逅

 アインツベルン城には森がある。森とは多くの木が立ち並んでいる場所のことだ。当然この森もその例に漏れず、数えようとも思わないほどの数の木が生い茂っていた。

 

 

 そう、生い茂っていた(・・)

 

 

「あーあー、ひでえなこりゃ」

 

 そんなことを呟く一人の少年がいた。その少年の視線の先には、辺り一面に広がる無数の切り株と、足下に転がる丸太の山があった。地面はところどころが抉れ、まるで畑のように耕されていた。

 

 

 要するに。

 

 森がなくなっていた。木が一本残らず刈り尽くされ、更地と化して。

 

 

「………………………………………、」

 

 呆然としている少女が一人。少年は少女の側に寄り、一言告げる。

 

 

 

「悪い。ちっとやり過ぎた」

 

 

 

 さて、一体ここで何があったのか。その答えはおよそ一時間前に遡る。

 

 

 

 

 

 

 

「よお」

 

 雷神トールは短く挨拶の言葉を発した。挨拶をするからには、その相手がいるということだ。雷神トールに壁や植物に話しかける趣味はない。

 その相手と思われる青年は、口元に笑みを浮かべながら言葉を返す。

 

「テメエがアインツベルン(ここ)のサーヴァントって訳か。見たところ三騎士クラスじゃなさそうだが……キャスターは確認済みだしな、さしずめライダーってトコか?」

 

「残念、ハズレだ。俺はバーサーカーのサーヴァントだよ、ランサー」

 

「テメエが狂戦士(バーサーカー)だと?別段狂ってるようには見えねえがな」

 

「狂化ランク?とやらが低いんだと。別に困りゃしねえから何でもいいんだが」

 

 二人は和やかに話しているように見えるが、その間には濃密な殺気が漂っている。一触即発、というかここまで戦闘が始まっていないのが奇跡といえる。

 そして、案の定その時間はすぐに終わりを迎えた。

 

「なあ、そろそろ始めようぜ。こちとら三週間も待ってんだ、いい加減我慢の限界なんだよ」

 

「それもそうだな。別に話し合いに来た訳じゃねえんだ、とっとと始めるとするか」

 

 ニヤリ、と二人は口元を歪める。彼らは薄々感じていた一つの事実を確信する。

 

 

 ―――目の前のこいつは、俺の同類だ(・・・・・)。戦いに生き、戦いに死んでいく人種だと。

 

 

「さあ、始めようぜ」

 

「おうとも。ちったぁ楽しませろよ?」

 

 

 直後、二つの影が動いた。

 

「そら、行くぜ!」

 

 ランサーが距離を詰める。その速さは音速にも迫っている。

 

「『投擲の槌(ミョルニル)』‼︎ 接続の最終確認、終了次第供給開始‼︎」

 

 雷神トールが十指に溶断ブレードを展開する。その全長は二十メートルを超える。

 

「ミョルニルだと……⁉︎」

 

「安心しろよ。流石に神霊なんてデタラメな存在じゃねえさ」

 

 トールは右手をすくい上げるように振るう。それに合わせて五本の溶断ブレードがランサーへ襲いかかる。

 

「チッ、厄介な」

 

 それらを紙一重で躱したランサーは毒吐くも、すぐに切り替えて接近を試みる。彼我のリーチが違いすぎる以上、まずは接近しなければ話にならない。

 

(投擲技(飛び道具)もあるにはあるが…アレには溜めが要るしな)

 

 二度、三度と振るわれる溶断ブレードを躱しつつ、ランサーは思案する。

 

 溶断ブレードは絶え間なく振るわれているうえ、その数は十本にも及ぶ。その出力は彼の対魔力スキルでは防ぎきれないものであるし、実体がないため槍での防御も叶わない。ランサーにとって、雷神トールとの相性はかなり悪いといえるだろう。

 

「――だがまあ、そんなことで敗けを認めるなんざありえねえよなあ‼︎」

 

 だが、それがどうした、と。ランサーはその事実を一蹴する。

 たかが相性ごとき、己の実力でどうとでもしてみせよう。この程度で躓いていて、何が英雄か―――!

 

「ハハッ、いいねえ!もっとだ、もっと()があるだろう⁉︎アンタはまだまだこんなもんじゃないだろう‼︎さあ来いよ大英雄、アンタの力をもっと俺に見せてみろ‼︎」

 

「言ったな小僧、死んで後悔するんじゃねえぞ‼︎」

 

 ランサーは一気に距離を詰める。左腕に溶断ブレードが掠ったが気にしない。今はとにかく距離を詰めろ、接近戦ならば遅れを取りはしない‼︎

 

「そら、躱してみせろ!」

 

 残り十二メートル。

 トールが振るった左腕の五本を躱し、ランサーはひたすら前に進む。続けざまに右腕が振るわれ、紙一重で躱し、左腕が戻され、またも躱して前へ。

 

「どうした、ちっとも当たってねえぞ!」

 

「流石だな、こっちももう少し全力を出さねえとなあ!」

 

 残り七メートル。

 トールが右手の中指を折り畳む(・・・・・・・)。不意に襲いかかってきた一本に少々反応が遅れるも、何とかやり過ごして足を進める。

 

「間合いに入るぜ、覚悟しな‼︎」

 

 残り三メートル。

 ここまで来ればもう一息だ。全長二十メートルにも及ぶ溶断ブレードは小回りが効かない。リーチを調整できるとしても、あと一歩でこちらの間合いだ。何か行動を起こす前に心臓を貫ける。

 

「その心臓、貰い受ける――――――‼︎」

 

 ランサーは最後の一歩を踏み出し、真紅の槍を獲物(トール)の心臓めがけて突き出し―――

 

 

 

 トールが右腕を前に伸ばし(・・・・・・・・・・・・)その手を(・・・・)軽く握った(・・・・・)

 

 

「な―――――」

 

 ランサーが瞠目する。トールの右手には全長二十メートルの溶断ブレードが展開されたままだ。当然、その手を握れば―――

 

 

 ゴッ‼︎ と、五本の溶断ブレードがランサーを囲い込むように収束する。

 

 

「ォ、ォォオオオおおおあああああ!!!!!!」

 

 ランサーは全力で跳躍し、死の包囲網から脱出する。流石に無傷とはいかず、右足に大きな傷痕が刻まれた。

 

「…テメエ、やりやがったな」

 

「このくらいどうってことはねえさ。楽しけりゃ何でもいいよ」

 

 ランサーの視線は、雷神トールの右手に向けられていた。

 溶断ブレードを握り込むような真似をしたのだ。トールの右手は、当然ながらボロボロになっていた。

 

 互いに軽くない傷を負い、状況は振り出しに戻った。だが戦闘を止める理由は無いと、トールが再び動き出そうとしたところで、ランサーから声がかかった。

 

「なあ、今回はここらで分けにしねえか?まだ続行したいのは山々だが、ちょいと面倒な令呪を使われててな」

 

 ランサーはマスターから、『全てのサーヴァントと戦い、なおかつ一度目は殺さずに帰還しろ』という命令を令呪で下されている。そのため彼は一度目の相手には全力を出すことができない、とのことだった。

 

「そりゃまた大変だな。俺としてもアンタとは万全の状態でやりたいが…生憎、マスターのお達しは『やっちゃえ』とのことなんでな。このまま逃がす訳にもいかねえ」

 

 それに、ようやく身体が温まってきたところなのだ。いよいよこれから本番という時にお預けなど冗談ではない。

 

「そうかよ。追ってくるのは構わねえが、その時は決死の覚悟を決めてこい」

 

「そんなもんはとっくに決めてるさ。俺はアンタを追って仕留めるが―――何とか生き延びてくれよ。それで次は全力で来い。その時は俺ももっと上(・・・・)を見せてやる」

 

「ハッ、上等だ!」

 

 こうして二人の鬼ごっこ(第二ラウンド)が幕を開けた。ランサーが逃げ回り、トールが追いかけ、道中の邪魔な木々を薙ぎ払い―――――

 

 

 

 

 

 

 

「そして今に至る、って訳だ」

 

「…ふうん、よくわかったわ」

 

 イリヤは雷神トールにジト目を向ける。セラはイリヤが放つ黒いオーラに若干怯えており、基本的に無表情のリーゼリットですらやや驚いた様子だ。当のトールは全く気にしていないが。

 しばらくトールを見つめた後、イリヤは口を開いた。

 

「……まあ、森のことはいいわ」

 

 イリヤはそろそろ悟り始めていた。このサーヴァントには常識はあっても、それを守る気などさらさらないのだと。

 いちいち反応していては身が保たない。イリヤは大抵のことはスルーしようと決めた。

 

「それで、ランサーはどうだったの?」

 

「最高だな。あんな奴らがあと五人もいると思うと笑いが止まらねえ」

 

 実に嬉しそうに言うトールに、イリヤは呆れ顔を向ける。

 

「それもいいけど。能力とか真名とか、何かわかったことは無いの?」

 

 途中まではイリヤも水晶玉で戦場の様子を見ていたのだが、二人の戦闘によって木は倒されるわ土煙は舞うわで後半はほとんど見て取れなかった。トールの魔力消費が落ち着いたところで、一段落したと判断して城の外に出てみたところ、更地と化した森を発見したのだ。

 

 そんな訳でイリヤは戦闘の全容を把握してはいない。なのでまずは戦闘を行っていた張本人に訊いてみようという訳だ。

 

「そうだな。とりあえず真名はクー・フーリンで間違いねえだろうな」

 

 実にあっさりと。雷神トールは、その名を口にした。

 唖然としているイリヤを気にせず、彼は言葉を続ける。

 

「逃げる途中でルーン魔術を使ってた。あの腕はかなりのモンだったな。槍兵でルーン魔術師、しかもあれだけの強さとなるとクー・フーリンしかねえだろ」

 

 イリヤは少なからず驚いていた。理性は十全にあるもののやはりバーサーカーということか、戦闘中の暴れっぷりはその名に恥じぬものだった。そんな中でしっかり相手を観察していたとは。

 

「真名がクー・フーリンってことは、あの槍は……」

 

「ああ。ゲイボルクだろうな」

 

 ゲイボルク、或いはゲイボルグ。クー・フーリンが影の国の女王スカサハから授かった、必中必殺の槍。

 

「効果は『必ず当たる』、『回復阻害』、『致死の呪い』ってトコか。厄介ではあるが対処はできる。相性も悪くない」

 

 絶対的な力を持つ槍、世界屈指の大英雄を相手に、十分に勝機があると。トールはそう言い切った。

 

「安心しろよ、マスター。俺たちに敗けはねえ、この俺が保証してやる」

 

「今更そんなことに不安は無いわ。あなたはわたしのサーヴァントだもの」

 

 イリヤも既にトールの力を疑ってなどいない。自身のサーヴァントの勝利を確信している。

 

 

 

「だって、森を丸ごと一つ更地に変えるだけの力があるんだものね。あんな青タイツなんかに負ける訳ないわよね?」

 

「もしかして怒ってる?」

 

「怒ってないわよ?」

 

 再び黒いオーラを纏うイリヤ。笑顔だが目が全く笑っていない。尤も、言葉の通り彼女は実はそれほど(・・・・)怒っていないのだが。この言動はからかいの意味合いが強いし、トールへの信頼も本物だ。

 

 

 だがストレスは溜まるのである。

 

 

「お、お嬢様、お気を確かに…」

 

「わたしは正気よ?」

 

「イリヤ、落ち着いて」

 

「わたしは落ち着いてるわよ?どうしたの二人とも。何か怖いものでも見たの?」

 

 メイド二人組が宥めようとするも、イリヤの謎の気迫の前に口をつぐむ。セラが元凶たる雷神トールを睨みつけるが、トールは相変わらず平然としている。

 

「ふふ、ふふふふ、ふふふふふふふ……」

 

 どす黒いオーラを放つイリヤを前に、セラは冷や汗を流すしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

「帰ったぜ」

 

 言峰教会。聖杯戦争の監督役が在住するその場所を、青装束の男、ランサーが訪れていた。

 いや、訪れたという表現は適切ではない。本人の言の通り、帰ってきた(・・・・・)というのが正しいだろう。何故なら、彼のマスターが在住しているのはこの教会なのだから。

 

「そうか。アインツベルンのサーヴァントとの戦闘は満足だったか?」

 

 明らかなルール違反を犯しているであろうそのマスターに対して、監督役からの罰則は無い。というかその監督役こそがランサーのマスターであった。

 

「相手としちゃあ申し分ねえな。テメエがあんな命令に令呪使ってなけりゃ存分に楽しめただろうによ」

 

「それは残念だ。次の機会を楽しみにしているといい」

 

「ケッ、勝手に言ってろ」

 

 ランサーのマスター、言峰綺礼は顔に愉悦を浮かべつつ自らのサーヴァントに問いかける。

 

「それで、君のお眼鏡に適ったアインツベルンのサーヴァントは、一体どのような英霊だったのかね?」

 

「さあな。よく分からねえ」

 

「ほう?」

 

 言峰は意外そうな表情を浮かべてランサーを見る。ランサーの観察眼は紛れもなく一流だ。その彼が理解できない相手とはどのような存在なのか。

 

「クラスはバーサーカーらしいが狂化している様子は見られねえし、ミョルニルがどうとか言ったかと思えば神霊じゃねえなんてぬかしやがる。北欧の英霊だろうが、それ以上はこれっぽっちも分からねえ」

 

「ミョルニルだと……?成る程、確かに妙ではあるな。北欧神話においてミョルニルを手にするのは、所有者たる雷神トールと製造者たる黒小人(ドヴェルグ)の兄弟のみ。冬木の聖杯では神霊の召喚は不可能であるし、残る兄弟は英霊の器とは言い難い」

 

「しかもヤツはミョルニルそのものを持っていた訳じゃねえ。供給がどうとか言ってたが、恐らくそう呼ばれる何かと接続しているんだろうな」

 

 二人はアインツベルンのサーヴァント、バーサーカーについての考察を続ける。ランサーは強者との再戦に焦がれながら、言峰綺礼は新たな愉悦の予感に高揚を覚えながら。

 

 

 

 

 

 

 

 夜が明ければ聖杯戦争は一時中断だ。

 魔術師にとって神秘の隠匿は最優先事項の一つであるため、人気の多い日中には戦闘を行わないのが暗黙の了解なのだ。

 そんな訳で夜まで暇な雷神トールは、冬木の街へ繰り出していた。イリヤも一緒に来ている。イリヤ曰く、『サーヴァントが一緒なら危険も無いし、行ってもいいでしょ?ていうか行きたい!行きたい行きたい行きたいーーー‼︎』とのことだ。

 誰に対しての弁なのか、またその人物がどのような反応を返したのかは割愛する。

 

 

 ところで、雷神トールとイリヤが街へと繰り出している筈なのだが、この場に雷神トールの姿はない。代わりにイリヤの隣には彼女の教育係であるメイド、セラの姿があった。

 

 その理由は出発前まで遡る。

 

 

 

 

 

「ただ出かけるってのも味気ねえな……変装でもしてくか?」

 

 『監督役への挨拶』という大義名分を盾に外出の許可を何とか勝ち取った雷神トールは、ふとした思いつきを口にした。

 

「変装?」

 

「おう。変装ってか変身だけど」

 

 雷神トールが扱う魔術の中には、『女性の姿に変身する』というものがある。トールが奪われたミョルニルを取り返すため、女神フレイヤに変装して巨人スリュムに近づいた逸話によるものだ。本来は霊装を用いた魔術なのだが、サーヴァントとして現界した際に変身スキル扱いになっている。

 要は、そのスキルを使って変装しようということだ。

 

「スキル扱いだから魔力も使わねえし、正体隠すのにも役立つしな」

 

「面白がってるだけでしょ」

 

「まあそうなんだけどな」

 

 そう言いつつも、なんだかんだイリヤも気になっている様子だ。

 トールは自分の知り合いの中から、変身する人物を探す。

 

「さーて、誰がいいかなっと……ミコっちゃんか、メイド聖人か、ブリュンヒルド=エイクトベルか……大穴でオティヌスってのも……いや、ないな。あの格好はない」

 

 ちなみにメイド聖人は近衛侍女であって堕天使エロメイドではない。

 

「マリアンも格好がアレだし、レイヴィニア=バードウェイは小さすぎるし………フロイライン=クロイトゥーネ………?」

 

 知っている女性が変人ばかりのトールの思考はどんどん迷走していく。

 

「…………いっそのこと『投擲の槌(ミョルニル)』ってのは………アリ、なのか…………?」

 

投擲の槌(ミョルニル)』が焦ったようにガタゴトと身体を揺らすが、雷神トールは気づかない。

 

 と、ここでイリヤが口を挿んだ。

 

 

 

「セラでいいんじゃない?」

 

「それだ」

 

「ッッ!!!!??!!!!!?????」

 

 即決だった。

 

 

 

 

 

 

「何だかセラじゃないみたい」

 

「実際違うのですから多少は仕方がないのでは?」

 

「口調を似せても何か違う」

 

「あの堅苦しい雰囲気は私には真似しきれません」

 

 セラの姿をした雷神トールは、本物のセラがいつも被っているフードを取り、髪を下ろしている。それも手伝って、イリヤはどうにも違和感を感じるらしい。

 

「それにしても人が多いのね。こんなにたくさんの人を見たのは初めてだわ」

 

「今日は日曜日ですから。普段はもう少し落ち着いているかと」

 

 とりとめのない会話をしながら、二人は街を散策する。

 

 

 

「あら?」

 

 ふと、イリヤが足を止めた。

 

「どうかしましたか、イリヤ?」

 

 似せようとしているのか微妙な口調でトールが尋ねる。イリヤは答えず、小さく笑って足を進める。

 

 

 その先には一人の少年がいた。赤銅色の髪に、琥珀色の瞳をしている。一体何人なのかとトールは疑問に思ったが、青髪(ランサー)もいることだしこの世界じゃ珍しくないのか? などと思い直す。

 そんな少年にイリヤは近づいていき、すれ違いざまに一言告げる。

 

 

 

 

「早く召喚しないと死んじゃうよ、お兄ちゃん」




黒イリヤ誕生(大嘘)
セラとリズの出番が少ない。もっと増やしたいんですけどね。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。