それと、これ一番言いたかった・・・
「UA1000人&お気に入り者10人!!!!!マジでありがとう!!!!!!!!!」
はい。文字稼ぎ乙とか思った人、腕立て伏せ10回。
これで素直にやった人、さらに10回。
それはさて置き、まさか1ヵ月も経たない内に、二つの快挙を成し遂げてしまうとは、思ってもみませんでした。見て下さった皆様、お気に入りして下さった11名の皆様、真に、まっことに、ありがとうございます。
ツェンが来てから一週間。ここらは人通りが少なく、人目に付くことも滅多にない為、彼女の運動にはもってこいの場所だ。
競走馬種の速度は人間では到底追いつくことの出来ない速度なので、ついていっても、十数秒で見えない距離まで行ってしまう。それと、運動後のケア、マッサージは、主に
ツェンが来てからは、居間で食事はせず、キッチンを改装し広くしてもらい、そこに置いた木製のテーブルで食事をしている。ツェンが居間に座ると、普通の人間とはそう身長の大差無い二人に比べ、結構差が出てしまうのだ。なので、無理をさせぬよう、普通に立ってでも食事が出来る洋風のテーブルに変えたという訳である。
話は変わって、時刻は丁度15時。夏場である今日、まだ、太陽は煌々と朝霞市、紋章町の初音家を照らし、地をジリジリと焼いていた。
「じゃぁ主くん、今日も行って来るよ」
いつものように水の入ったペットボトルを持って家を出ようとするツェンに、ちょっと待って、と優紀が声をかける。どうでもいいが、今日の仮面は、曲輪と出会った時のようなうすら笑いを浮かべた凹凸のない白い仮面だ。
「丁度食材が枯渇してて」
と、止めた理由を言うと、ツェンは、成程といった顔を作り、歩みを止める。
「僕が買ってくるよ!」
言って優紀の持っていた緑色のマイバッグを取ろうとすると、優紀が首を横に振った。
「皆で行ってみませんか?そういうの初めてですし」
クスクスと笑いながらいう。
「あ、あの、私、夏に外に出ると・・・」
クーラーの効かせたリビングでニュース番組を見ていたユキが申し訳なさそうに顔を出す。
彼女は雪女族のユキ。大体先月にやってきた二人目の他種族だ。彼女の種族、雪女族は、体温が0℃程ではあるが、その代わりに今のような夏はとても弱いのだ。
「そうでしたね・・・どうしましょうか・・・」
なんとか皆で行きたいと思っていた優紀にとっては、思ってもみない誤算だった。というか、人間とそう変わらず接してきたせいで、夏が天敵というのを忘れていた。
「それなら、日傘を差して出かけてはどうしんしょう?」
ユキと共にテレビを見ていた曲輪が声をかける。
六本の蜘蛛の脚と、虫腹を持つ彼女は、初めてやってきた女郎蜘蛛族の曲輪だ。
「そ、それなら大丈夫だと思うんですが・・・」
「時々涼しませてもらいんすけど」
曲輪がクスクスと笑う。暑い時、ユキの体温はアイスのようになっているので、曲輪を、ツェンを、そして優紀を誘惑するのだ。
「やっぱり・・・」
諦めたようにユキが溜息をつく。
「あぁ、そういえば墨須さんからもらってましたね」
ポンと手を打って傘立てへと目線を向ける。彼女をホームステイさせる時、同時に外出用にと、番傘風の日傘を貰った筈だ。
二人が下駄を履くと、ユキは日傘を差す。
「大丈夫ですか?」
念のため優紀が効くと、ユキは軽く首肯した。
「良かった。では行きましょうか」
いうと、皆一斉に「おー!!」という掛け声とともに握り拳を上に上げた。ユキは控え目であったが。
優紀の家から少し歩いたところ、十字になっている道を左に曲がれば
ユキはというと、日傘と、周りの住宅に生えている木や、塀のお陰で殆どを影に入って移動出来たので、溶けることはなかった。というか、曲輪が抱きついた時の反動で日傘の外に出そうになったことの方が多いくらいだ。
「いやぁ、やっぱりいいですね」
昔から住んでいるこの街の商店街は、毎日活気に溢れている。今日は平日だというのに、客も多い。
「こんなところがあるとは知らなかったよ。活気に溢れているね」
ツェンが言うと、皆が歩みを始める。
「わぁ!仮面のおじちゃんだ!」
買い物をしながら、歩き、丁度真ん中に差しかかろうという時、女子の小学生が可愛い声色を上げる。そんな少女の他にも、6人、計7人の小学生らしきグループが、こちらに目を向けていた。
少女達は、ここから少し先の小学校に通う小学生だ。ここに行く時は、高確率でこの子たちに会う。
「おじちゃんじゃないと何度言ったら・・・」
「だったら仮面の下見せろよー!」
少女の隣にいた、少し肥満気味の男子が、どうだ!と言った顔を作る。こう言われると、なんも言い返せない。仮面を取る訳にも行かず、昔、火傷があると説明したのだが、全く聞く耳を持っていないのだ。
「学生証なんて持ち歩いてないしなぁ」
ふぅむと腕を組む。
「そっちはおじさんの彼女さん達?」
「いっぱい連れてるよ?」
「全部彼女なの?」
「浮気?」
7人中、4人が3人の他種族と優紀との関係をキャーキャー言いながら考えている。
「元気な子供達でありんすね」
曲輪が軽く笑みを作りながら呟く。
「変な誤解が生まれてるけどね」
呆れたようにツェンが呟く。
「あ、あの、あなた・・・」
誰が本命?と呟きながらユキ達を見る子供に耐えかねたのか、優紀の方を見る。
「困りましたね」
言ってうむぅと唸る。
「おや?」
逃げたら余計噂が広がる、しかしどう言い訳しようか、等と考えていると、少し向こうの曲がり角から、柄悪の男女が現れる。
二人ともいやに多いピアスを顔の所々に付けたり刺したり、さらに、サロンで焼いたのか、褐色の肌、男はくすんだ黄色、女は金色と、いかにもなヤクザカップルだ
「お!?馬女がいるぞ!」
こちらに気づくなり、ツェンに向け、男が大声を上げる。
「ウッソー!蜘蛛もいるんですけどー!」
続いて女の方が曲輪に向けて、大声を上げる。
「こっちの女は生きてんのか!?真っ白だ!すぐ死んじまうんじゃねぇのか!?」
男がユキの方へと指を差す。三人と優紀は勿論、子供たちさえも、嫌悪感を抱いていた。他種族間交流法に言葉による侮辱等は該当されない。そして、こっちの他種族が暴力を振るったならば、他種族の方が罰を受けることになる。
二人が反撃を受けないと確信し、三人の侮辱をし、大声で笑い声を上げる。
気づけば、周りで店をやっていた人も、客も、皆がこちらへと目を向けていた。
三人は今にも殴りかかりそうな気持ちを、必至に抑え、怒りか、悲しみか、目に涙を浮かばせていた。
「てめぇらがいていい場所じゃねぇんだよ!
男が三人を指差し、見下すような体勢を取り、大声で告げる。
「・・・」
流石にこれにはもう耐えれない。三人は、それを言われても耐えていた。そちらを見てから、一度子供の目線まで屈む。
「いいですか?あんなクズ人間になっちゃダメですよ?」
「仮面のおじちゃん?」
「それは直らないんですか・・・残念です。それと、よく耐えましたね」
三人に落ちついた声をかける。
「うっわ!あの仮面かっこづけてやがる!!キメェんだよ!」
十分に三人を嘲笑うと、優紀へと大声を上げ、再び優紀も含めた計四人に嘲笑を再開する。
「てめぇらが一番きめぇわ猿」
首を左右に傾け、鳴らしてからドスの効いた声を上げる。
「あぁ!?」
嘲笑を止め、ギロリとした目を優紀に向ける。
「わぁわぁわめくな。猿でももっとオツムはあるぞ」
首に次いで、腕をゴキゴキと鳴らしながら呟く。
「やろうってのか!?」
「違ぇよ」
声をその場に残して、優紀がそこから消えた。勿論二人は何処へ行った?と声を上げ、周囲を見渡す。
「一発KО」
消えた優紀が呟く。二人の真下で。
「うおっ!?」
男が変な声を上げ、優紀の方を向くと、そこから、血が出るのではないかという程握った拳が二人の顔目がけて飛んできた。
その拳は、右手は男を、左手は女を捉えており、避ける反射神経など持ち合わせていない二人の身体を上空へ突き飛ばした。
「てめぇらに反撃なんてさせねぇよ」
アニメで知ったかっこいい台詞を、優紀の目の前に失神状態で落ちて来た二人目がけて吐き捨てると、周りから歓声がぶわっと湧きあがった。
「よくやったぞ仮面!」
「あいつらをよく懲らしめた!」
どうも、ここらでは札付きの悪カップルだったようだ。
「あ、あはは、どうも」
さっきの声が嘘だったかのように元に戻り、恥ずかしそうに後頭部を掻きながら、ペコリとお辞儀をする。
「って、いった・・・っ」
どうやら、先程顔を殴った時にこちらも相当痛めてしまったようで、両手の指の付け根辺りを見ると、少し赤く腫れている。
「とりあえず、一件落着」
それを確認した後、腰に手を当て、むふんと鼻から息を吐く。
この後、家に帰って両手を治療&料理を作ってもらったのは言うまでもない。
「なんでこうも締まらないんだ・・・」
「原作でも色々としまったのにねぇ」
「墨須さん、メタ禁止です。後、勝手に家に上がってこないで下さい」
ありがとござましたー!
今回、超スカッとしました。私は。ハハハハーはぁ。
それと、今回番外編を作ろうって考えたんですが、諦めました。なにしたらいいかわかんねぇべや。しかたねぇだよ。作ったことねぇんだから。
あそうそう、次回はまだ決まってませんが、最初のリクエストの娘を出そうと思っています。その次にN娘を・・・、リクエストで次々回は変わると思いますが、次回は最初のリクエストの子です。(多分)
感想、評価、リクエストお待ちしておりま~す。
リクエストは活動報告、メッセージでお願いします。申し訳ありません。