魔法少女リリカルなのは DOUBLE STANDARD 作:トータス
私としてはこうなるのではないか、こうするのではないかと、想像して見た結果、この様に成りました。
後々、再度ご登場願う次第です。
爺ちゃんから、精密検査するから帰って来いって!
まだ蟠《わだかま》りは有るけど、これからを考えると・・・
丁度、なのは姉様と、フェイトお姉ちゃん。
ミッドに行くって!
何でも、訓練学校の短期履修コース? それを受けに行くって!
その事を、アリサお嬢様に相談した!
そしたら、お閑? 貰った!
その代り、なのは姉様達の写真・動画、頼まれた!
だから、潜入捜査? 敵情視察?
・・・ ・・・
武装隊第四陸士訓練校
なのは姉様達の居る学校に侵入後。
暫くしたら、品の良いお婆さんに見っかった!
「あらあら、何処から入って来たの?」
【エット、アット・・・アッコ!】
そう言って指し示すのは、延々と伸びる高い塀。
「まぁ! 凄い所から入って来たのね!」
エッヘン!
「それで、何をしに来たのか、聞いても良いかしら?」
【エット、内緒?】
小首を傾げつつ、口元に指を当てる。
「あらあら、それは大変!
どうしましょう?
・・・じゃあ、私の秘密を教えて上げるから。その秘密、教えて頂ける?」
【・・・エット、ナノハ姉様トフェイトオ姉チャンノ様子《ヨース》、アリサオ嬢様ニ送ルノ!】
「あらあら、そのアリサお嬢様って、貴方の何かな?」
【ンット・・・オ世話ニナッテルオ家ノオ嬢様!】
「そう。じゃあ、私の秘密を教えて上げるわね。
私は、ここ。武装隊第四陸士訓練校の校長なの」
【??? コーチョー?】
「そう、ここで一番偉い人なの。
だから、私と一緒に居れば、隠れながら行動しなくても良いわよ?
どう? 一緒に居る?」
【・・・ン! 居ルー!】
「そう、じゃあ、自己紹介しましょうか。
私は、ファーン・コラード。あなたは?」
【デュオ! デュオ・S・鮫島!
今ハ・・・エット、第97世界ノ地球? 日本ノ海鳴ニ居ルノ!
今ハ、里帰リ?】
「あらあら、そうだったの」
そんな事を話していると、
「あ! 学長! 不審者が紛れ込んだようです!
・・・えっと、その子は?」
「ああ、この子は、見学に来た子ですよ。
この子は私が責任もって面倒見ますから、貴方達は不審者を捜して!」
「は! 了解しました!」
そう言って、急ぎ捜索へと向かった!
【・・・良イノ?】
「ええ。偶には、こう言う刺激が有っても良いと思うの。・・・どう思う?」
【・・・刺激ハ大事! 退屈ハ敵! ダカラ、偶ニ(?)ハイタズラスルノ!】
「ええ! 私も同意見!」
どうやら、イタズラがお好きな様だ・・・
「さて、これから私もお仕事だから、その見学して見る?」
【ウン!】
「じゃあ、一寸だけ腕慣らしに付き合ってね」
【オー!】
・・・ ・・・
ホンの少しの筈が・・・
結構な時間が経っていた・・・
仕掛けられては、逃げ。
仕掛けては、逃げられた。
その繰り返しが続く。
最初は手加減されていたが、次第に(技術的に)本気になって来た!
「ふふふ! こんな楽しいのは、久しぶりね!
それに、こんなに心躍るのも!」
【アーン(ファーン)婆チャン! スゴーイ!
オッツケナイ!】
交わしきれないが、それでも遊びとしてしか見ていないせいか、楽しんでいる!
片や、自分の行いを、水でも飲むかの如く吸収して行く子供を前に、その事を面白がって伝えて行く。
日頃の訓練もモノを言い。
危なくなったら、即逃げる所が気にいられた様だ。
それでも、相手の方がずっと上手だが・・・
遊びながら、遊ばれながら、様々な事を教わる。
「ふふふ! でも、今日はココまでね!
次の子の面倒も見ないといけないから」
そんな事を言っていると、
「あ! デュオ!? どうしてココに居るの!?」
「え!? デュオ? もう、検査は良いの?」
そんな事を言っている間にも、次の生徒が来たようだ。
【ア! ナノハ姉様! フェイトオ姉チャン!
検査ハ良イッテ!(=大嘘) エット、今ハオシゴト!】
「??? どんな?」
【エット、アット・・・オ写真、撮ルノ!】
「えっと・・・私達の?」
【ウン! デ、送ル!】
「・・・何処に送るのかな?」
【アリサオ嬢様! 御所望! エット、モモモママモ!】
「えっと、その位なら、大丈夫かな?」
「でも、許可取らなくても大丈夫かな?」
【アーン婆チャン、良イ?】
「ええ、構いませんよ。
その代り、問題が無いかだけ、確かめさせてね」
「え!? えっと、校長先生なの!?」
「そ、そう言えば! デュオ! 何処から入って来たの?」
サッと指差す先は、延々と伸びる、高い壁。
「アレを、越えて来たの!?」
コク! エッヘン!
「ふふふ、将来有望ね。
もう少ししたら、是非ウチに来て欲しいわね。
あらあら、そう言えば、あなた達の稽古を付けるのでしたね。
では、二人掛りで来て頂戴」
・・・ ・・・
【ナノハ姉様、フェイトオ姉チャン。大丈夫?】
へたり込み、息も絶え絶えな二人。
「ふふ、一寸やり過ぎてしまったかしら?」
デュオは、そんな様子も余さず納めている。
「あ、ありがとう、ございました!」
「ありがとう、ございました!」
何とか立ち上がり、礼をしようとするが、立ち上がる事も出来ないようだ。
「でも、二人とも。真っ直ぐ過ぎる様ね。
もう少し余裕が持てると、もっと良くなるわよ。
この子みたいに」
そう言って、肩に手を置かれた。
「え? デュオってそんなに凄いんですか?」
「確かに、凄かったけど・・・」
二人とも、イタズラする時の凄さは身に染みている?
「いいえ、魔法で凄い事は出来ないけれど。
限界が判っているから、その分、色々な事に手を伸ばしているわね。
それを応用している所が良いわ」
何となく、褒められている事が判る分、嬉しそうだ。
・・・ ・・・
そんなこんなで、日が暮れた。
今から帰るには遅すぎる。一人で帰すには心許ない。
そんな訳で、泊らせて貰う事に・・・成りそうだった。
「こんにちは!
お邪魔します!
デュオが、此方に来ていませんか?」
デュオより少し年嵩位の金髪で、碧の目の少女が訪れた。
「はい、来ていますよ。
貴女のお名前は?」
「あ、私は、アリア・S・テトラロッソ《偽名》と申します!
デュオの姉で、迎えに来たんですけど・・・」
【ア! アリア姉! モウ起ッキ出来ルノ?】
「うん! もう大丈夫だって!」
途中から、話に加わる二人。
「あれ? デュオ。お姉さん居たの?」
フルフル!
【居ナカッタケド、出来タ!】
「えっと、デュオのお爺さんと私の母が一緒になって・・・
一応、姉と呼んで貰ってます・・・」
「・・・あ、そっか。急にだったんだね」
なのははそれで有る程度の察しが付いた様だ。
「はい。それで、私も寝込んでいて、起きたら・・・」
「・・・そうなんだ」
年齢的に、イキナリ甥っ子が現れるのは、微妙・・・
その辺りが妥協出来る所だったらしい?
「で、検査を逃げ出した弟を探して、ココへ来たんです」
「そ、そうだったんだ・・・」
「にゃはは、それにしても、良く分かったのなの」
「ええ、一応の目星を付けてましたから。
さ、帰るわよ。もう皆心配してるんだから」
「あ、でも、もう遅いから明日の朝じゃ、駄目かな?」
フェイトお姉ちゃんがそう提案してくれた!
【! ソーシヨ! アリア姉!】
「もう! そんな事言って!
・・・でも、良いんですか?」
「えっと・・・」
そっと全員でそちらを伺うと、
「ええ、今はまだ余裕が有りますから、良いですよ」
受付に居た方は、そう快諾してくれた。
そんなこんなで、急遽お泊り会に・・・
「えっと、アリアさん、で良いの?」
「・・・あ、はい! えっと、フェイト・・・さん?」
「あ、私の事は、フェイトで良いよ」
「私は、なのは。よろしくね」
「ええ! 宜しく! フェイト! なのは!」
・・・ ・・・
パジャマ・パーティ?
部屋のベッドを片付け、床にマットレスを頭がそれぞれの方へ向く様に設えた。
昼間の疲れからか、早々に深い眠りに付いたデュオ。
なのはも疲れが出たのか、うつらうつら・・・
それでも、二人は話が弾む!
「・・・それで、今はハラオウンのお家に引き取られたんです」
「・・・そっか、大変だったんだね。
聞いて良いのか、判らないんだけど・・・
それで、元のお母さんの事、どう思ってるの?」
アリアは、一寸聞き辛いのだが、そこだけは聞いておきたいと考え、尋ねた。
「・・・どう、何でしょうね? まだ、何とも言えないんですけど・・・
恨む気持ちは、無いんだと思う」
「そうなのかな? 私だったら、そんな事が有ったら怒るかな?
私の妹に、そんな事しないでって」
一寸おどける様に、本気で怒って言い放った。
その事に驚きを隠せないフェイト。
「え?」
「あ、忘れて!
私にも、妹が居たみたいなの。
でも、お母さん。妹を手放しちゃったんだって・・・
私が眠ったままだったから。その事が、辛かったから・・・
ノイローゼになっちゃってたの。
今は、大分落ち着いたんだけど・・・」
「そうなんですか・・・」
「でも、お母さんは私の願いを叶えてくれたけど。
私は、お母さんの願いを叶えられなかったんだ」
「え? それって・・・」
「私ね、ずっと眠っていたの!
本当は、ずっと年上なんだ!
ホントは、デュオのお母さん位!」
「でも! そんな、筈は・・・」
フェイトの頭の中では、ある疑惑が芽生え始めた。
「そう思うでしょ? でも、本当なんだ。
だから、今言った事は、全部夢だと思って、忘れて・・・」
「それって・・・」
「うん。私の、本当の名前は、アリシア・テスタロッサ。
プレシア・テスタロッサの娘で、フェイトのお姉ちゃん」
アリシアは、その手に持ったライトをフェイトへ向け、スイッチを押した・・・
・・・ ・・・
翌朝・訓練校・寮
「アレ? 何か大事な事を聞いた気が・・・」
「あ! おはよう! フェイトちゃん! デュオもおはよう!」
【オアオウ・・・ 眠イ】
「ふぁぁあ! おはよう! フェイト! なのは! デュオ!」
「おはよう! アリアちゃん!」
「・・・おはよう、アリア!」
訓練校を離れて行く二人。
【・・・イイノ?】
「・・・うん。ありがと、こんな機会を作ってくれて。
それに、おじさんも、これが有れば大丈夫って・・・」
その手にするのは、一時的に、相手の記憶を混乱させる装置。
夢現で有れば、それはまさに夢としてしか、認識が出来なくなる。
「さって! 後はおじさんがする研究の手伝いが待ってるのかぁ・・・
あれ、終わるかな?」
その機械と引き換えに、手伝いをする約束となっていた・・・
後に、その事がプレシアの耳に入り、大喧嘩したとか・・・
スカリエッティ VS プレシア・・・犬も食わない。
誰も関わりたくない!
だからデュオは逃げる!
逃げ切れないが・・・良く巻き込まれる!
どっちが正しいか、どっちが好きかを引き合いに・・・
論点は徐々にズレ、どっちが如何に好かれているかに・・・
どちらも孫は可愛いと、考える質らしい・・・
血の繋がりは何のその!
可愛ければそれで良いらしい・・・
当人は嬉しいが・・・有難迷惑。
・・・ ・・・
思い浮かぶがままに、思い描けるがままに・・・
そんなに出番があるわけではないのですが、私はこうして見たいと思ったがままに、思い描けるがままに・・・
他の場ではそんなに楽しんで頂けないモノでしたが、私はこんな風にして見たいと考える質なもので、そのまま形にして見ました。