平凡魔導士の下剋上   作:東雲 颯

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平和な生活

「んん…もう朝か、あんまり眠れなかったな」

 

起きた冬真は目をこすりながらリビングへと向かうとそこには…

 

「あ、おはよう!今日は起きるの早いね」

 

「おはようございますマスター。今日も面白い顔をしていますね」

 

「おはよう!いや、面白い顔って…これが普通の顔だわ!」

 

いつも通り、制服の上にエプロンを着た水城が朝ごはんを作ってくれていた。その横でエクスも料理の手伝いをしていた…同じ制服姿で

 

「…て、なんでエクスが制服着てるの!?」

 

「…?わたしも挨拶に行くと言ったではないですか」

 

確かに昨日、エスクはユリス校長に挨拶に行くと言ってはいたがまさか剣の姿でではなく人の姿でいくとは思っていなかったため冬真は少し驚いていた

 

「じゃあ今日は3人で登校するのか?」

 

「はい。良かったですねマスター、女の子に囲まれて登校できて」

 

「お前は剣だろーが!女として意識した事なんてないわ!」

 

その後何やかんや言い争っていたが朝ごはんができたら二人とも静かになった

 

「じゃあ片付けも終わったし学校行くかー」

 

「そうだね、じゃあそろそろ行こうか」

 

そーして3人は自分たちの家を後にした

 

「…なぁ?なんか俺たちすげー見られてないか?」

 

「そうかな?別にいつも通りだと思うけど」

 

水城はもともと剣姫の名が付くほどの魔導士なので学校では入学早々注目されているのだ

 

「まー水城からしてはこれが普通なのか…」

 

水城とパートナーになってから、嫌でも他人には注目をされるようになった桐生も今回だけは昨日よりも注目を集めている事に気がついていた

 

「すいません!一枚よろしいでしょうか!」

 

「え!?」

 

突然前からカメラを持った女の子が飛び出してきた。見た目は桐生や水城たちと比べてかなり小さいが制服を着ているところを見るに同い年だと推測した

 

「なんで写真?」

 

「あなた達を撮りたいからです!」

 

「その理由は?」

 

「昨日の模擬戦、初試合にして初勝利!そして何よりランキング上位の間宮選手を下した特待生!これはかなりのスクープです!」

 

注目されている理由がわかった。模擬戦でランキング最下位の特待生がランキング上位の間宮を負かしたのだ、注目されるのも納得できる

 

「えっと…ところで君は誰?」

 

「あ!失礼しました!私はあなた達と同じ一年生の篠原光と申します。新聞部に所属しています!」

 

新聞部に所属しているから俺たちの写真が欲しいという事か

 

「という事で、早速インタビューを開始したいのですがよろしいですか?と言ってもただ質問に…」

 

「あ、あれは風紀委員長の…」

 

水城がそう言うと、急に篠原はビクッとし急に顔色が悪くなった

 

「お、おい大丈夫か?」

 

「す、すいません…私は用事を思い出したのでこれで失礼します…」

 

そう言い残し、走ってどっかに行ってしまった。すると後ろからまた話しかけられた

 

「よう、特待生!それに水城!この前の模擬戦いい戦いだったなー」

 

「え、あ、はい。あの…どなたですか?」

 

その人は見た目は結構な長身だが髪は長くスタイルもすらっとしていてた

 

「あぁすまない、私はこの学校の風紀委員長で2年の戦場漸離だ!よろしく頼む」

 

「風紀委員長!?水城そんな人とも知り合いなの?」

 

「まー、私は剣姫だからね」

 

やはり水城はすごい…有名人なだけあって先輩の知り合いも多いみたいだ

 

「あ、水城に話があるんだった…ちょっと水城借りてくよー」

 

「え!?わ、ちょっと先輩!私歩けますから降ろしてくださいー!」

 

そう言うと、戦場は水城を担いで歩いて行ってしまった

 

「なんだったんだ?…まーいいか、行こうぜエクス」

 

「はい。校長室まで案内お願いします」

 

やはりエクスと歩いているせいか、注目されている。

 

「なーエクス。校長室まで剣の姿で行かないか?」

 

「いいですが、よろしいのですか?こんなとこで変身しては余計注目を集めるだけかと思いますが」

 

確かに…こんなところで変身されたらそれこそ質問やら注目やらされてしまうだろう。冬真は注目されながらも校舎に入り校長室の前まで辿り着いた

 

「着いたぞエクス、ここが校長室だぞ」

 

「そんなの見ればわかりますよマスター。私を馬鹿にしないでください」

 

そう言うと、エクスはノックもせずに扉を開けた。だがそこにいたのは校長ではなく一人の女子生徒だった

 

「あの…すいません。校長知りませんか?」

 

「離れてくださいマスター。この者はなにか危ない気がします」

 

エクスがとっさに冬真をかばうように前に立った。突然のことに冬真も混乱していた

 

「ふふ…さすが聖剣エクスカリバーだね。少し殺気を出しただけで戦闘体制に入るとはね、でも今は戦闘するつもりは無いよ?それに…」

 

その少女はニヤリと笑った

 

「もし勝負したとしても、勝敗は決定しているよーなものだしね」

 

「…そうですね。失礼いたしました」

 

「あ、ごめんね?少し意地悪し過ぎたかな?許してね」

 

冬真は二人の会話についていけずに混乱していた

 

「あの…貴方は誰ですか?」

 

「あ、名乗って無かったね。僕はこの学校の生徒会長をしている火雷鈴音です!これからよろしくね?特待生の桐生冬真君」

 

火雷の言葉にはなにかを感じた。

 

「あ、そうそう。ユリス校長は今は学校にはいないよ!」

 

「あ、そうなんですか…じゃあ仕方ないクラスに戻るか」

 

冬真とエクスが校長室を出ようとした時

 

「あ、そうだ。もう一つ用があるんだった」

 

急に引き止められ要件を聞くことにした

 

「桐生くん、明日の放課後僕と模擬戦をしてもらうよ。今回はシングル戦でね」

 

「え!?」

 

まさか模擬戦を挑まれると思っていなかったためかなり驚いた

 

「なんで俺と模擬戦をするんですか?」

 

「んーそうだね、強いて言うならば…期待の新人の力を見たいからかな?」

 

期待されてるのは嬉しいことだが模擬戦をやったばっかりなのでそこまでやる気になれない

 

「それに、君の幼馴染が君を強いと褒めていたからね」

 

「え!?草野が!?」

 

この学校に来てからまだ一度として会っていない草野が模擬戦を見て俺を褒めてくれたらしい…かなり嬉しかった

 

「というわけで、よろしくねー」

 

冬真たちは校長室を後にした

 

「…どうするのですかマスター。今のままでは結果は見えますが」

 

「特訓あるのみだ!絶対さらに強くなって勝ってやるぜ!」

 

この時からまた少しの間の猛特訓が始まったのだ

 

 

 




どうもみなさん、東雲颯です
今回は投稿が遅くなってしまい申し訳ありません
今回は戦闘シーンはありませんが新たなキャラが登場しましたね
次回の話も呼んでいただけるとありがたいです
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