きっと女神様みたいな清楚な女の子がモンスターに襲われている処を、俺が颯爽と駆け付け、その場をスパッと鎮め、
『なんて素敵な人…』ってゆー展開にn
「フィーグ…キミは一体、洞窟(ダンジョン)に何を求めているんだい?!(汗)」
「ん~、ボンモール第2王子リック様とエンドール王女モニカ様、ご成婚!…ね。
バルログ、どんまい(笑)」
サントハイム城集団神隠しから1ヶ月…
当初は様々な憶測が飛び交いつつも、時の経過と共に徐々に人々の会話に出なくなってきた頃…
いつもの酒場で時事通信を読みながら、昼食を採っていると
「やあ、フィーグ」
「ロレンス…?」
吟遊詩人が現れた!
⇒たたかう
にげる
「キミ…何か頭の中でボケてない…?」
「別に~(笑)」
飲友の詩人ロレンスがやってきた。
そして、その後ろにはマツ〇・デラッ〇スみたいな体格のヒゲのオッサンが…
「フィーグ、こちら、レイクナバから来られた商人のトルネコさん。
トルネコさん、彼が、先ほど話していたフィーグです。」
「どうも、トルネコと申します。」
「あ…はい、どーも。」
やっぱりトルネコだった!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「つまり、その洞窟攻略の助っ人を…と」
「はい、お願い出来ませんでしょうか?」
「頼むよフィーグ、私の魔法だけじゃ、厳しいと思うんだ。」
城下町を出てから北に向かった先にある洞窟に、凄いお宝があるという情報を得た成金富豪からの洞窟探索の依頼を引き受けたらしい。
商人て、そんな仕事もするんだ?
北の洞窟…
女神像のイベントかな?
つまり俺は、今回スコットのポジション?
「報酬は…とりあえず同行で……
更に依頼達成の際は、プラスの………
こんなもんで如何でしょうか?」
十露盤を弾きながら交渉を進める商人。
「もう一声欲しいなあ~?」
「う…では、今のテーブルの上の食事代、私が払いましょう。」
「よし、契約成立だ、トルネコさん!」
「(フィーグ、絶対にそれ、最初から狙っていただろ!)」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
翌日。
「おはようございます。」
「ど~も~♪」
「今日は宜しく御願いします。」
城下町北門で待ち合わせていた3人は北の洞窟を目指す。
「~♪」
「フィーグ?
何かキミ、ご機嫌だね~?」
「お?分かるか?ホレ!」
これ見よがしに取り出したのは真新しい朱紅色の長槍。
「実はあれから、泊まってる部屋に、俺が通ってる鍛冶屋ん処の使いが来てな~」
注文していた武器が完成したと報告が来たので受け取りに行ったらしい。
「ほう…少し見せて貰えますか?」
武器商人の目が輝く。
「ん~、少し重いから気を付けてね~」
渡された槍をマジマジと見るトルネコ。
「ふむふむ…これは…
鉄製の数打ちとは全くの別物ですね…
鋼の造りですか!
非力な人では使いこなせないでしょうね。
使い手を選ぶ我が儘な武器です。
柄の中心部にもグリップがありますから、心得ある人ならば両手持ちに中片手持ち、ありとあらゆるスタイルに、その威力を遺憾なく発揮出来るでしょう。
素晴らしい!業物ですよ、これ!」
「「お~~~~~~♪」」
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
見事な解説に思わず拍手な2人。
「特注なんでしょ?銘とかあるの?」
「ふっふっふっ…♪
名付けて、ルージュ・オブ・ケイジだ!」
「「……………………………………。」」
目が点になる詩人と商人。
「何でだよ?!」
「ごめん…元ネタ分からないよ…」
当然だが、この世界に小説・一夢庵風流記は出回っていない。
商人が尋ねる。
「因みに値段は…?」
「あぁ…これは…」
「「な、何だってーーーーーーーー?!」」
驚きの御値段だった。
「ど、どこに、そんなお金が!?」
「あ~、この前の武術大会でな…」
先に行われた武術大会、実は出場者には優勝時のモニカ姫との婚約権利だけでなく、初回出場に限り、2人抜き以上した者にはファイトマネーが支払われていた。
当然、勝ち抜き数が多い程、高額が支払われる。
フィーグの場合、2人抜きだったが、それでも最安値の部屋であるが1ヶ月以上、エンドールの宿屋に泊まっても、お釣りが来る程の金額だった。
4人抜きしていたサイモンが如何程の額を貰ったかは想像つかないが、ウハウハなのは間違いないであろう。
経済大国エンドール、恐るべし。
因みに5人抜きしたデスピサロは賞金を受け取る前にコロシアムを去っている。
「フィーグ、この1ヶ月、ニート?」
「んな訳ないだろ!
旅人のガードとか、色々とやってたよ!」
そうして会話しながら進んでいると
カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ…
「「「「シャッシャー!」」」
「「「!!!」」」
草むらからモンスターが現れ、襲いかかってきた!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
土わらしx3匹
鶏冠蛇 x1匹
土わらしx2匹
⇒たたかう
にげる
「戦うに決まってるだろ!
行くぜ、ルージュ・オブ・ケイジ!」
ズシャア!
「クギャーッ!」
おnewな槍で鶏冠蛇を瞬時に斬り払う。
「ん。悪くない。」
「キミ、また脳内で何かボケなかった?
ギラ!」
ボォウ!
「ギャギャーッ!」
掌から放たれた炎の帯が3匹の土わらしを焼き尽くす。
そして…
チャリーンチャリーン…
「覇ぁ!」
サァァァァァァ…
トルネコが先端に十露盤を象った錫杖で地面を数回叩き念を込めると、残る2匹の土わらしは光に包まれ、あたかも最初から其処には居なかったかの様に消えていった。
「凄いな…」
「噂は聞いてましたが…
これが正義の十露盤…」
「はい、破邪光(ニフラム)の概念が込められている、魔法の杖です。
不死(アンデッド)や、今みたいに生命力の小さなモンスターなら、大抵は退ける事が出来ますね。」
そしてフィーグ達は、この後も数回の戦闘を経て、お宝…女神像が隠されていると噂される洞窟まで辿り着いた。
「毒だね。」
「毒です。」
「毒ですね。」
女神像が隠されているという洞窟まで着いたは良いが、その入り口は、まるで侵入者を拒むかの如く、広範囲に渡り、禍々しいまでの紫色な毒の沼地に囲われていた。
「しょうがないね…『Toramana』!」
フィーグは沼地に手を翳し、ダメージ地帯回避の呪文を唱えると、沼地は光り出し、毒素は一時的ではあるが浄化され、只の広い沼地に変わっていく。
「急ごう、俺の魔力は小さいから、あっという間に元に戻るぞ。」
入り口を目指し、一行は走り出した。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆エンドール北部に位置する洞窟…洞窟と言っても、その内部は石造りの壁と床、そして水路により構成される、明らかな人工物。
ここには、銀の女神像というお宝コレクターにとっては極上の品とされる一品が眠ると噂されている。
だが、過去から幾多のトレジャーハンター達が洞窟に挑むが、未だに女神像の存在は証明されてない。
「それにしても、フィーグが魔法を使うの初めて見たよ。
てゆうか、魔法、使えたんだね。」
「戦闘時に使える系は持ってないからね。
見せる機会がなかっただけさ。」
「でも、あの呪文は助かりましたよ。
帰り道も安心ですね。」
「いや、もうMP無いから。」
「「な、何だってーーーーーーーー?!」」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
フィーグ:レベル??
最大HP:??
最大MP:3
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「覇ぁ!」
正義の十露盤が放つ破邪光(ニフラム)でメラゴーストの群れが消えていく。
「ふぅ…キリがないな…」
「先に進む階段が見つかりませんね。」
「階段なら水路の向こう側に見えるんですがね~、どうやって行くのやら…」
「(確か、筏津(イカダ)で進んだりする筈だったけど、それらしいのが見当たらないな…
ゲームとリアル?とは違うって事かな?)」
「フィーグ、どうかしたの?」
「い、いや、何でもない。」
キキー!
「「「!!」」」
吸血蝙蝠の群れが襲ってきた!
「ちぃ、マジでキリがねー!」
…と言いつつ放つ乱れ突きで群れを一蹴。
「ふぅ…」
「この水路が曲者なんだよね~?
…って、うわっ?!」
「「!!」」
ロレンスが水路を覗き込んだ時、水の中から4本の蛸の様な触手が襲ってきた。
バシィ!
鞭の様に撓り、石の床を叩きつける触手。
「うらぁ!」
ズバァ!
フィーグが槍で斬り落とすが、触手は蜥蜴の尻尾の如く、瞬時に再生する。
「そんなのアリかよ!?」
「これって、本体を叩かないと終わらないパターンですかね?おっと、危ない!」
ブンブーン…
「うわ…また別のモンスターが来たよ!」
触手の猛攻を躱し続けていると、戦闘の騒ぎに反応したのか、1匹の蝿男が触手の応援の如く参戦してきた。
「な…何だか私だけを狙って攻撃してませんか?…ぬぉっ?!」
ドン!
集中攻撃は単なる偶然だろう…
触手を避けた瞬間に蝿男に体当たりされたトルネコは、その場に尻餅を搗いてまう。カチャ…
「「「かちゃ…?」」」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「うぉ?」
「な…何です?」
「地震ですか?」
数秒間、フロアが軽く揺れた。
「トルネコさん…そこの床…」
「はい?」
ロレンスが指差す先、トルネコが尻餅を搗いた床の部分をよく見てみると、そこには小さなスイッチがあった。
「なるほど…今のゴゴゴは、コイツを押したからか…せぃやあ!」
ズバァッ!
触手の攻撃を捌き、そのまま返す刃で蝿男を斬り落とすフィーグ。
「んで、ゴゴゴの後は何が起きるんだ?」
「フィーグ、水が!」
徐々に床の高さギリギリまで張っていた水路の水の水位が下がって行き、最終的には水は全て何処かに流され、底がハッキリ見える様になった。
ハンギャー!!
そして其処には先程から襲っていた触手の本体、2本の牙を持つ巨大な蛸…
エレフローパーがハッキリと姿を現した!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「ええい、冗談ではない!」
次々と襲ってくる触手。
どうにかして本体である頭部に攻撃を当てたいが、前方4本の触手が攻防一体の陣の如く、近づくのを許さない。
「ロレンス、魔法でアタマ焼けないか?」
「やってみる!メラ!」
ボン!
ロレンスの指先から放たれた火の玉が大蛸の頭部に命中。
「動きが鈍った?
やっぱりアタマが弱点か?
よし!ロレンス、ガンガンいけ!」
「う、うん!…メラ!」
再び火の玉がエレフローパーの頭部に命中し、更に動きが鈍くなった処にフィーグが邪魔な触手を斬り落としながら、再生する前に懐に入り込む。
「中に入れりゃコッチのもん…てね!
どっせぃ!」
斬!
大蛸の特徴的な象の鼻の様な口を薙払いで斬り落とし、更に眉間に相当する部位に
「牙突!」
ズドン…
牙突が決まったと同時に、今まで猛威を振るっていた触手が落ちるかの様な勢いで床に平伏し、動かなくなった。
「俺に勝ちたいなら、せめてマッハ20で動くべきだったな、タコヤロー…」
「「まっはって何?」」
参考までに、この世界には音速(マッハ)という単位は存在しない。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
水が抜けた水路を進む一行。
「うわ…あちこちに骨が落ちてるよ…」
「あのタコに襲われた冒険者でしょうね…
もしかしたら私達も…」
「強者共が…か…
もしかしたら、生きて帰れた連中の方が少ないのかもしれないな…」
石の床を進み、階段を降り、ついに最深層の扉を開く…
「「「おおおぉ…!!!!」」」
そこには銀色に輝く女性の姿を象った像が何者かを待つかの様に静かに佇んでいた。
「これは…」
「美しい…」
「これはなんとも素晴らしい…
と、兎も角、早く持ち帰りましょう。」
「おおーっと、そこまでだ。」
「「「!!?」」」
「ぐへへへ…そのお宝は俺が戴くぜ!
死にたくないなら早々に去りな!」
「「「「ひゃひゃひゃひゃひゃ!」」」」
現れたのは厚っ苦しい程の筋肉質なボディにマントと一体型となった覆面を被った海パン男。
右手には巨大な手斧を握っている。
そして、その子分っぽいチンピラ風な男が4人。
「トルネコさん、コイツ等蹴散らすのは別口っすかね?」
「出来れば最初のアレに想定内として含んだ形なら嬉しいんですけどね~?」
賊を無視して商談を始める2人。
「コラ、俺等ぁ無視ってんじゃねーぞ!
そんなにヒャッハーされt「ギラ!」
「ギャーッス!」
言い寄って来たチンピラAにロレンスの呪文が炸裂。
「すいません、今、取り込み中ですから後からにして貰えますか?」
そして優しく?諭す吟遊魔法詩人。
「貴様等、舐めてるな?
この大盗賊カンd「おいコラ、オメー等、アニキをガン無視するたぁ、随分と いい度胸してるんじゃねーかぁぶれらぁあ?!」
海パン男の台詞を遮り、しゃしゃり出たチンピラBが自分のボスにぶっ飛ばされる。
そんな中でフィーグが一言。
「あ、思い出した。
お前、あの時の「あじゃぱー」だ!」
「!!?」
「あじゃぱーサン…ですか?」
「ああ、前に話したろ?
武術大会の時に控え室でデスピサロに〆られた奴…コイツだよ。」
「おぉ…!」
掌をポンと叩く吟遊詩人。
「あじゃぱーサン、話は聞いてますよ。
このフィーグは貴方の謂わば命の恩人じゃあないですか?
この様な恩を仇で返す様な真似は止めた方がいいと思いますよ、あじゃぱーサン?」
事を穏便に解決しようとするロレンス。
念の為に言っておくが、本人には火に油を注いでいる自覚は全くない。
純粋に、本当に純粋に人の道を諭しているつもりなのである。
「き、き、き…」
拳を握り締め、身体をぷるぷると震わせている覆面の大男。
「貴様等、巫山戯るな!
俺の名はカン「覇極流千峰塵!」
「「「あじゃぱー!!!」」」
フィーグの朱槍がチンピラC、Dと一緒にあじゃぱーを吹き飛ばす。
「先手必勝…てね♪」
「フィーグ、いきなり暴力はダメだよ!」
「話し合いが通じる相手に見えるか?」
「「いや、全然!」」
トルネコも一緒に同意。
「うおおおおおおおおおおおおおおお!」
あじゃぱーが立ち上がり、突進してくる。
「げっ、アレ喰らって立ちやがった?!」
「うがああああああああああああああ!」
手斧を両手で持ち、頭上高く大きく振りかぶり、叩きつける。
「「「危ない!」」」
ドガァッ!
強烈な一撃は各々が回避。
斧は使い手の足元の石床を叩きつけ、その場を破壊、大小の破片を撒き散らす。
そしてその飛び散る破片の中、比較的大きな欠片がトルネコの足に直撃し、その場に倒れこんでしまう。
「あ痛たたた…」
倒れたトルネコを最初の獲物と決めた海パン大男が迫る。
再び斧を頭上高く掲げ
「冥途の土産に覚えておけ!
俺の名はカ「えい!」
シュパッ カランカラン…
ロレンスが投げたナイフが大男の体に掠り傷を付け、床に転がる。
「………?!」
その瞬間、覆面男は、まるで金縛りに遭ったかの様に動かなくなる。
「ロレンス、これは…」
「ふふ…武器を新調したのはフィーグだけじゃないんだよ?」
「ほう…?」
床に落ちているナイフを拾うトルネコ。
「これは毒蛾のナイフですね。
刃に仕込んだ神経性の毒で斬りつけた敵を麻痺させる事が出来る優れものです。
まだ、本の少ししか流通してない貴重な武器な筈ですが、ロレンスさん、よく入手する事が出来ましたね?」
「「おお~~~~~~♪」」
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
見事な解説に再び拍手な2人。
「それにしてもロレンスさん、本当に助かりましたよ。
正に今のナイフ、ナイスですね!」
「「…………………………………」」
その時、その空間にマヒャド級の寒波が押し寄せた…気がした。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「さて、コレどうする?」
「ん~…」
「せっかく動けない木偶(デク)状態だから、トドメ刺すついでに開発中の新技を試してみようかな?」
「それは流石に非道いと思うよ?」
「冗談だよ。
でもな~、このままって訳にも…」
「ロープか何かあるんだったら、縛り付ける事も出来るんだけどね?」
「ロープならありますよ。」
そう言って、トルネコは背中に背負った大きな荷袋から長いロープを取り出した。
「「(あるんだ…!)」」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「おし、これでOK…と!」
海パン男と子分4人を纏めてロープで縛り上げるフィーグ。
「街に戻ったら兵士団の人達に知らせますから、それまで待っててくださいね?」
一緒に外に連れて出るつもりは皆無、置き去りにする気満々である。
子分達が何か文句を言ってるが、そこは聞こえないフリで押し通す。
因みに海パン男は未だに麻痺したままで両手を上に上げたままで縛られている。
当然、物騒な武器は没収。
「おっ、コイツ等、キメラもってるぜ!」
キメラの翼も没収する。
「これで外に出た後に沼地を強行突破しなくて済みますね。」
強奪には誰も突っ込まない。
子分達が何か文句を以下同文。
3人で他にも使えそうなアイテムを持ってないか、身体検査を始める。
ハッキリ言って、やってる事は悪党だ。
「あ、あじゃぱーサン、モニカ姫の肖像画(プロマイド)を持っ「寄越せ!」
フィーグが強奪した肖像画には、ペットの猫に頬を寄せて、嬉しそうに微笑んでいる金髪おさげの美少女が描かれてあった。
フィーグはモニカの肖像画を手に入れた。
「ん~、改めて、どう見ても、やっぱキャミイだよな~♪」
「キャミイって誰だよ…?」
ジト目で突っ込む吟遊詩人。
「さあ、皆さん、後は女神像を持って帰るだけですよ!」
トルネコが目的の女神像を手に取り、背中の荷袋に入れる。
「さあ、お宝ゲットするまでが洞窟攻略じゃないですよ!
街に戻るまでが、洞窟攻略なのです!」
「良い事言ってはいるんだけど、それに納得出来ない私が居るのは何故だろう?」
「いや、フィーグさんの言う通りですよ。
とりあえず、外を目指しましょう。」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
その場、3人は外に出るまで数度の怪物との戦闘をこなし、外に出るとキメラの翼を使ってエンドールに無事に生還。
トルネコは依頼主に銀の女神像を渡し、報酬を受け取る。
フィーグとロレンスも、それぞれがトルネコから報酬を受け取った。
「これで、お店を開く資金が出来ました。
フィーグさん、ロレンスさん、ありがとうございました。
お店が出来たら、今度はお客さんとして、よろしくお願いしますね!」
こうして数日後、エンドールの一等地に新しい武器の店が看板を上げるのだった。
※※※※※※※次回予告!※※※※※※※
奥様の名前はХХХХ
旦那様の名前はХХХХ
ごく普通の2人は
ごく普通に恋をし
ごく普通の結婚をしました。
でもただ1つ違っていたのは
奥様はХХХХだったのです!
次回、真に導く者:奥様はХХХХ!
乞う御期待!