真に導く者   作:挫梛道

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ホイミンがヒロインになっていく…?


新しい道

「ば、馬鹿な…あのキングレオが敗れるとは…?貴様達は一体 何者…?

も、もしや地獄の帝王を滅ぼすと云われる伝説の勇者…?そんな馬鹿な?

勇者なら、デスピサロが殺した筈だ!」

 

姫さんのラリホー(物理)で寝ていた魔法使いは、勝負が付く少し前に目を覚ましていたらしく、"魔物キングレオ"が、"人間のキングレオ王"に戻る様を見て戦慄きの声を上げた。

拙いな…今は まだ、ソロの事を魔族サイドに知られるのは芳しくない…。

そう思い、魔法使いの顔に槍を向け、

「さて、とりあえず死ぬ?」

「「「「おいおいおいおいおい?」」」」

すると、ライアンに回復呪文を唱え続けているホイミン以外から、一斉に突っ込みが入った。

「あんた、いきなり何を言ってんのよ?」

「まだ、勇者の存在をバラす訳にはいかないだろ?」

…てゆうか、隣で寝たふりしてる大臣を、問答無用で消し炭にしようとした お姉さんにだけは、言われたくはない。

 

「確かに そうかも知れませんが、フィーグさん、厳重に口止めするだけでも…」

甘いよクリフト…

進化の秘宝の完成の為なら、人の命を平気で奪う輩だぜ?

「信用出来るかよ?

少なくともコイツは…な!」

そう言って、マジに槍を殺る気で振るが、この魔法使いは それを紙一重で避け、

「くくく…舐めるな?小僧!」

そう言うと、その顔を、爬虫類の様に変化させた。

 

 

「な…?魔族?!」

「くくく…如何にも儂は、神官カロン。

くっくく…まさか、其処の小僧が、勇者だったとはな…あの御方に報せなくては…

では、さらばだ…」

カロンと名乗った魔族は そう言うと、壁の中に溶け込む様に消えていった。

「ちぃ、しくった!まさか、魔族だったなんて…!」

「え゙?フィーグ、あんた まさか、あの魔法使いを"人"として殺る気だったの?」

当然。

前世(リアル)では、好きなコミックはデス〇ート、好きな言葉は悪即斬!!…だったし、兵士長のジジイや傭兵の親父からは、兵法だけでなく、悪に対して迷いを棄てる覚悟や信念も叩き込まれているんでね。

残念だけどさ、そっち方面に躊躇躊躇いは一切無いよ?

てゆうか、もう1回言うが、キレて大臣を焼け木杭にしようとした、マーニャさんだけには、絶対に言われたくない。

 

「そんな事より、ソロの身がバレてしまったな…面倒くなりそうだぜ…」

「フィーグさん…」

「「「「…………………………。」」」」

俺の台詞に皆が黙り込む

 

「まあ、バレてしまった事は仕方がない。

どーせ何時かはバレる事柄だったんだ。」

 

そう言って、話を前に進める事にした。

 

 

「おらぁ!」

ドガっ!

とりあえず、未だに目を覚まさないキングレオ王の顔に蹴りを放ってやる。

 

「うっ…痛い…?一体 何が…

…はっ!此処は…?思い出せん…私は今まで何をしていたのだ…?」

目を覚ましたキングレオ王が何やら戯けた事を言っているので、

ドン!

「おいおい、随分と都合の良い記憶喪失だな?え?ゴラ゙?」

槍を床に打っ付けて、まるで893な如く怒鳴りつけた。

 

「ひっ、何だ貴様達?何者だ?」

先程までの、その名の如く獣王としての威厳は欠片もなく、いきなり目の前に賊が現れたかの様に脅えるチキンな国王。

「マジに記憶が無いのか?

それなら仕方ない…こっちに聴くか…

タイガー…ショーット!」

「ひぇっ!」

スコ…

キングレオ王同様に、寝てる大臣を蹴り起こそうとしたら、避けやがった。

「ちっ、やっぱり寝たふりだったか…」

ドガっ!

「ギャー!!」

そんな大臣の顔面に、改めて、喧嘩キックを浴びせやった。

 

あー、これこれ、其処の皆さん、そんなにドン引いたりしない。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

どうやら、国王の方は、マジに記憶が無いみたいだった。

大理石の床の上にSEIZAしてる国王と大臣。

 

「しかし、力に執り憑かれ、魔族と契約したのは覚えているよな?」

「…はい。」

「な・ら、その後に、散々やらかしてるのも想像は点くよな?

記憶が無いにしても?」

「……はい。」

国王の尋問タイムがスタート。

総合進行役は、勿論 俺。

 

「あんたが記憶無いにしても、大臣?あんたは国王が、そして それに便乗して、自分がした事は当~然、覚えているわよね?」

そう言いながら、大臣の首筋に剣を当てて尋問してるのは、今回アシスタントになってくれたマーニャさん。

 

「とりあえず、死ぬか?

それとも、先にテメー等がやった事を時事通に広めてもらって、世界レベルで公にするか?

国際裁判で、改めて死刑は確定だな。

なんせ魔族と通じていたんだ、弁護士も着かないぞ?(笑)

国も解体だな?

位置的にエンドールとスタンシアラが共同で管理するか、モンバーバラ辺りを新たに都にして、王制でなく、共和制の国に作り直すかになるだろうな…」

「「ひぃいいいいぃ!」」

 

「…フィーグさん、凄い活き活きした顔をしてますぅ…。」

ホイミン、それは褒め言葉と解釈するよ、ありがとう。

お礼に ちゅーしてあげよう、5年後に。

 

「頼む、出来る事なら何でもするから、助けてくれ!」

SEIZAの儘、DOGEZAする国王。

 

「そうか、それなら…」

 

俺達が条件に出したのは…

 

①マーニャさん達の国王暗殺(未遂)犯人として記しているブラックリストの解除。

②ハバリアを始めとする、キングレオ領内全ての港の解放。

③アッテムトの復興援助。

④税制を先代国王レベルまでの引き下げ

⑤バルザックが王権を得た際に行った暴虐非道な政の国民に対する賠償

⑥不当に逮捕した者達の釈放、及び賠償、不当処刑した者達の遺族への賠償

……等々。

更に、

⑦マーニャさん達の父親を殺害したバルザックを犯罪者と承知で匿い、王権を与えた件

⑧先代国王の不正幽閉、及び殺害。

…等々の数々の悪事に対する口止め料(笑)

 

 

「フィーグさん、それは流石に…(笑)」

「黙れ、ソロ。嬉しそうに言うな。」

 

…最終的には約100近い事柄に対し、OHANASHI合った上で、「はい」と言って貰った。

特に口止め料に関しては、最終的には本当に「お前は悪魔か?」…と言われても仕方がない様な額で、無理矢理に合意させた。(笑)

「さて、国王は、こんくらいで良いだろ?

次は大臣だな?コイツはマジに生かしても意味がないから殺っとくか?」

「ひぇえ!」

((((((え?今までのは大臣関係無かったの?))))))

何やら殆ど全員が、何か言いたい顔をしてるが無視。

 

「ま、待ってください!

とっておきの情報があります!

憎きバr「バルザックがサントハイムに居るのなら、知ってるぞ?」

「「「「!!!!!」」」」

この台詞に、大臣はもとより、お姉さんズや姫さんとクリフトも驚きの表情を見せた。

 

「フィーグ、どうして それを…?」

「この件は後で話すよ、だから、姫さん達も落ち着いて。」

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

結局、大臣は この場で即死刑or全財産没収の上でクビ、家族一族揃って放逐…を、俺は提案したのだが、泣く泣く許しを乞うので、口止め料を更に上乗せで手を打ってやった。

 

 

「良いな、下手な行動を起こしたら、どうなるか分ってるよな?」

「「はいぃぃい!」」

一通りのやり取りが終わり、城を出る前に、国王と大臣に脅し…もとい、念押し。

思わぬ臨時収入(笑)を得て、城の外の馬車に戻り、トルネコの旦那に ある程度の顛末を話した上で、城から戴いたゴールドを預けた。

あまりの額に、旦那が先程戦った獣王以上の歓喜の雄叫びを上げたのは、別の話。

 

 

そして…

 

「改めて、流石は勇者殿!

お見事でしたぞ!

しかし、今の魔物共さえ、世界を破滅に導く悪のほんの一端に過ぎますまい。

これで戦いが終わった訳では御座らぬ!

世界を破滅から救う為、このライアン、勇者殿の お力になりますぞ!」

 

バトランド王宮戦士のライアンが仲間に加わり、導かれし者達が(一応は)、全て揃い踏みしたのだった。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「「「さて、どーゆー事か、きちーんと話して貰おうかしら?」」」

 

王都キングレオを発ち、コーミズ村に向かう馬車の中、俺はマーニャさん達に事情聴取を受けていた。

早い話、何故にバルザックがサントハイムに居るのを知っているのか、どうして それを話さなかったのか?だが…

 

「アッテムトでシンちゃんから受け取った、『姉さん達の仲間』宛ての手紙に書いてあったんだよ。」

そう、アッテムトを訪れた時にシンちゃんから受けた手紙には、バルザックはサントハイム城に居るが、より強力な力を得ており、力を備えぬ儘に乗り込んでも返り討ちは必至…伝説に在る天空の勇者達との協力を得て、力を身につけるのを最優先とせよ…的な事が書かれてあったのだ。

その手紙をマジマジと読み込むマーニャさん達。

「まあ、そういう事だよ。

あの時に直ぐ、手紙の内容を言った日にゃ、姫さん含めてキングレオなんか放り投げでサントハイムに突撃しようとするのは判ってたからさ…

姉さん達も、ソロも、そして俺も…まだまだ弱い。だから黙っていた、ゴメン。」

 

尤もバルザック云々は原作知識があったのだが、だからこそ現状が、例えライアン加入したのをプラスしても、戦力不足なのを理解しているからこそ、黙っていたのだが。

あの場で大臣が、余計な事を言おうとしなかったら、未だ黙っていた筈。

クソ、あの大臣、やはり あの場で悪即斬しとけば善かったぜ。

「オーリンの言いたい事も解るけどさ…」

「マーニャさん、だったら尚更だよ?

姉さん風に言うなら、少し頭冷やそうぜ?…って感じ?」

「う…」

サントハイムに乗り込む話は、後で皆と、ゆっくり話す事にした。          

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

コーミズ村に到着。

マーニャさん達は実家の脇にある、父親の墓に現状を報告と、隣のおばちゃんに引き続き、愛犬の面倒を見てもらう様、頼みに行った。

その間、俺達は村の民宿に完備してる大衆食堂に。

 

「フィーグさん、僕達が弱いというのは、僕も解りますが、実際に これからの計画とかって考えているのですか?」

ソロの問い掛けに

「うん、一度ブランカに戻って、祖父っちゃんに鍛えなぉ「丁重にお断りします。」

以前、襤褸雑巾にされたのが地味にトラウマになっている様だ。

「まぁ、ライアンも勇者ソロと無事に合流出来たと、バトランド王に報告しないといけないだろ?

とりあえずはバトランドかな?」

「うむ、そうして戴けると有り難い。」

「その前にモンバーバラだな。

ホイミンに新しいリュートを買ってやる約束だしな。

ついでにマーニャさんが、劇場に紹介してくれるって話になってるんだろ?」

「はい!例え前座でも、モンバーバラの劇場ステージに立てるのなら、凄く嬉しいです!」

「でも それって、とりあえず座長さんの前で、一曲披露した後に、ステージに立つに相応しいかどーかって話だよね?

何か曲、あるの?」

姫さんの質問にホイミンは、

「ふふ…♪」

凄~く、自信アリ気な含み笑いで返したのだった。

 

「ふむ、この儂は詩は良くは分からんが、ホイミンなら大丈夫と信じておるぞ。」

「は、はい!ありがとうございます、ライアン様!」

 

そうそう、ライアンとホイミンの事だが、ライアンは既に、彼女の正体はキングレオと戦っていた時には見抜いていたそうだ。

あの戦闘の後、「立派になったな」とライアンが言うと、ホイミンは嬉しさの余り、泣き崩れたりしたから、後が大変だったぜ。

ついでに さり気に聞いてみたが、最初に同行していた時点で、『雌』と分かっていたらしい。

俺がホイミンの正体を識っているのには、2人共驚いたのだが、勿論、他言する気は全く無いのはキチンと伝えおいた。

 

「それにしても、ライアン様でさえ、ボクが最初から女の子って分かってたのに…

フィーグさんとソロさんとクリフトさんは、凄く失礼です!」

…それについては、マジにゴメンナサイ。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「あ、ボク、フィーグさんのリュートで良いですぅ♪」

「ヒヨッ子が使いこなせる代物か!」

「じゃ、ボクがメジャーになったら、ご褒美にください!」

「麻呂やロレンスのレベルになったら、考えてやるよ!」

「絶対ですよ!」

マーニャさん達と合流して、コーミズ村から東のエリアに停めてあった船に戻り、其処から海路でモンバーバラから南にある港町に向かう途中の会話。

デッキで俺がリュートを弾いてるのを見て、吟遊詩人の卵な少女が話し掛けてきた。

俺のツインネックのリュート、『天国と地獄(ヘヴン&ヘル)』を見て、いきなり欲しいと言ってきやがる。

実はこれ、俺も詳しくは知らないが、かなり昔の時代、伝説と云われる楽器職人が作った最高傑作、『THE SEVEN』の1つで、通称レヴィアタンと銘付けられている逸品だとか。

やはり『THE SEVEN』の1つ、通称ルシファーの銘を冠す竪琴の持ち主、マローニと、通称アスモデゥスという銘のフルートの所持者であるロレンスが言っているから間違いないのだろう。そんな伝説級の逸品が、何故に自宅倉庫にあったのか…?

多分、親父が何処ぞの遠征の際に、入手したのだろうが…

倉庫で見つけた時、「欲しい」と言ってみたら簡単にOKしてくれたくらいだから、親父も その価値を判ってなかったんだと思う。

 

「モンバーバラで新しいの買ってやるから我慢しろ、このチビッ子!」

「う~、そのチビッ子の おっぱい触って喜んだロリコンの癖に…」

「だから、あれは事故だから!…ってか、断じて喜んで等いない!!」

スケベと言われても否定はしないが、ロリは全力で否定させてもらうぞ、俺は。

 

「どうかしらね~?フィーグって、あの手の事故が多過ぎやしない?

ぶっちゃけ、ワザとやってるとしか思えないんだけど?」

「え?そうなんですか?

もしかして、ボクの時も本当は女の子って知っていて…」

「その可能性大ね。」

「フィーグさん、不潔です。」

お願いです、お姉さんズは黙っていてください…。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

モンバーバラの南に位置する港町、レグルスに到着した。

 

今回はフルメンバーで、此処からモンバーバラに向かう事に。

道中で何度か魔物と遭遇したが、何故かトルネコの旦那が積極的に戦闘参加。

パインウインドが雄叫びを上げてモンスターの動きを止め、其処で旦那が十露盤を振り回して蹴散らすコンビネーションで、俺やライアン、姫さん達の出番は殆ど無く、モンバーバラに到着した。

 

「うわぁ…」

ショーウインドゥに飾られているトランペットを、店の外からガラスに張り付いて見つめる少年の如く、ガラス越しに並べてあるリュートを凝視する少女が1人。

 

「良いから店ん中に入ろうぜ。」

「は、はい!」

 

 

店に入った瞬間に

「ボク、これが好いです!」

ホイミンが指差したのは、真っ白なボディにブルーのラインが入ったリュート、天翔∀(あまかけるターンエー)。

キングレオ城で、ホイミンが いきなり襲ってきたペド野郎に向けて、リュートクラッシュを喰らわせて壊れたリュートと同じモデルだ。

 

「えへへ…♪ありがとうごさいますぅ!」

「もう、ケンカで壊すなよ(笑)」

「はい!」

そういえば俺も、初めて買ったリュートは真っ白の天翔∀で、買った その日にケンカで壊したんだよな…とか思い出した。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「ふむ、素晴らしい!

流石にトリには、まだまだだが、これならセミでもイケるな!

だが、お嬢ちゃんは経験を積むという意味でも、とりあえずは前座でスタートが一番かも知れないな!それでも良いかい?」

「は、はい!ありがとうごさいます!

よろしくお願いします!」

モンバーバラのメイン劇場楽屋での、ホイミンのトライアウトとでも言うべきか…

結果から言うと、見事に合格。

彼女が座長の前で歌った詩、それは…

 

悪魔に憑かれ、国を破滅に追いやろうとした王の詩。

それを何処からか現れ、魔物と化した王を討ち、国を救った勇者と仲間達の詩。

 

…って、それって先日の俺達の王城での戦いじゃねーかよ!?

 

「まるで、その様を実際に その目で見たかの様な臨場感だ!実に素晴らしい!」

座長が手放しでベタ誉め。

いや、その様を実際に その目で観てるんで

す、このロリッ子ボクっ娘は。       

「暫く前座で経験を積み、次第に上のステージに立っていくも良し、ステージを見た詩人協会の人間にスカウトされて、世界に出るのも良いだろう。」

「ちょ…座長、それって少し、誉め過ぎじゃない?」

「いや、マーニャよ、私が芸に対して妥協や嘘が無いのは、お前も知っているだろう?」

「ま~ねぇ…」

 

兎に角、ホイミンの新しい進路は決まったみたいだ。

ホイミンは劇場に住み込みで活動となり、早速、明日から前座でステージに立つ事に。

実を言うと、「ボクもライアン様に付いていきます!」…とか言ったりしないか心配だったが、一安心と言う処か。

 

この やり取りの中、旦那は自分がオーナーとなっている船の船長カノンの父親であり、現在、劇場のメインを務めている お笑い芸人パノンに挨拶をしていた。

 

座長の計らいで、この日は舞台袖でパノンのライヴを見せて貰ったが、マジに『神』だった。

マーニャさんが真剣に、モンバーバラの踊り子達のポジを危惧していたよ。

「更に彗星の如く現れた吟遊詩人の美少女に、その座が脅かされていくのだった…」

「ミネア、マジに聞こえるから止めて!」

「えへへ…「美」少女…♪」

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

この日は、モンバーバラの宿屋に泊まる事に。

ええ、ホイミン含めた男女別々で2部屋、取りましたよ。

その夜、ホイミンの劇場デビューの祝いと お別れ会を兼ねた形で、軽い宴を。

 

次の日の朝、ミネアさんの顔が、何となく通常の8割増で暗かったので、マーニャさんに「何かあった?」って聞いてみたら、

「昨日、ホイミンと一緒に、お風呂に入ったんだけどね…あの子の胸を見て…」

ああ、納得。

 

分かり易く?対比説明してみると…

白髪の猫娘≦ミネアさん<眼鏡の生徒会長<ホイミン≦金髪のシスター

…な感じ?

ミネアさん…どんまい!

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「では、ライアン様、皆さん、お元気で。

偶にはモンバーバラに立ち寄って、ボクのステージを見てくださいね♪」

「うむ、達者でな!」

「「「また会いましょう。」」」

「元気でね!」

「頑張れ~!でも、踊り子に対しては手加減してくれたら、嬉しいかなぁ~(笑)」

「いつか俺に、「サインください」って言わせる位になってみろ!

その時は、俺のレヴィアタンをくれてやるよ!」

「ホイミンよ…すまぬな、儂には月並みだが、これくらいしか言葉が浮かばん…しかし、言うぞ、頑張れ!

お前は既に1つ、大きな夢を叶えている!

でも、それは それで終わりでなく、更なる夢の始まりだろう?

だから、その夢に向かって頑張れ!」

「は、はいぃ…!

皆さん、また何時の日か…!」

 

皆の、特にライアンの言葉で顔を見せたくなくなったのだろう…。

泣き虫少女は劇場に、自分の道に向かって走って行った。

 

「…ほんの短い付き合いでしたが、こうなると、少し寂しいですね。」

「ん?ソロ~?もしかしたら~?」

「ま、マーニャさん、いや、そういう意味でなくてっ!」

「そういえば お前、妹属性だったよな?」

「フィーグさん!それは誤解です!

あー、もう!

早くバトランドに向かいましょう!

そうですよね、ライアンさん?」

 

ソロ、ナイス地雷だよ♪(笑)

俺とマーニャさんのソロ弄りも終わり、俺達は次の目的地バトランド目指し、旅を続けるのだった。

 

 




次回から新章突入
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