真に導く者   作:挫梛道

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久々の更新!

でも、内容が いきなりアレです(笑)。

もしかしてR15ぶっ飛ばしてR18?


英雄の戦友

「フィーグ、もう朝だよ?

早く用意しないと、またミネアが煩いから、早く起きよ?」

「う…もう少し、休まして…」

                  

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

スタンシアラで天空の兜を入手した翌日。

前日、芸の披露の際、すっかりとスタンシアラ公に気に入られた俺達は その夜、宴に招かれただけでなく、王の計らいで、場内にて宛てがわれた部屋で、各々が一夜を過ごした。

因みに俺とマーニャさん以外は個室、俺達は…まぁ、そういう訳だ。

王が頼んでもないのに、勝手に気を利かせてくれたのだ。

心の底から ありがとう。

…となると、折角の御好意に甘えるのは当然な訳で、必然的に吸った揉んだな事もあり、後から この、かーなーり大変な事になっているベッドシートの後片付けをするであろう、顔も名前も知らないメイドさんに、心の中でゴメンナサイと思いながら、冒頭の会話に繋がる。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「姉さん達、遅いわよ!」

「ゴメンゴメン、コイツが起きなくてさ!

全部、コイツが悪い!」

謁見の間の手前の控え室、既に皆が集まっている中、限界まで絞り穫られ、恐らくは窶れ果てた顔をしてるであろう俺を差し出し、『私は悪くない』と言い張る、凄く艶っぽい顔のお姉さん。

ぶっちゃけ、マーニャさんが もう少しだけ、スタミナを残していてくれたら、幾分は早く起きる事が出来たと思う。

旦那が憐れみと、微笑ましさを合わせた様な目で俺を見る。

自分と重ね、察してくれた様だ。

そして、姫さんとクリフト以外は、ジト目で俺達を見る。

姫さんは何があったか解らないと、きょとんとした顔で周囲に『?(クエスチョンマーク)』を撒き散らし、クリフトは何を妄想したか、鼻を押さえて身を屈めている。

 

皆が揃った時点で、城を発つ前に国王に挨拶し、港へ。

                  

モブ船員達が「自分達も宴に参加したかったっす!」とか言ってるがスルーして、出航の準備。

 

次に目指すはスタンシアラから見て西側に位置する国、メダリア。

原作(ゲーム)で言えば、メダル王の城がある地域だ。

メインの目的は当然、恐らくは国内の何処に隠されているだろう、天空の鎧の入手だが、順調に船旅を進めた場合、到着予定の少し後に、この国の王都で大きな大衆イベントが3つほど立て続けにあり、これを見たい、または参加したいと、マーニャさん、姫さん、そして旦那がノリノリなのだ。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

海の上、デッキで時事通信を読んでみると、ミントスの武器屋がリニューアルしたという記事が。

この記事に、ライアンが喰い付く。

結局、メダリアに着いたら、皆でキメラの翼を使って行ってみようという事になった。

 

航海は特に大きなトラブルも無く、予定通りにメダリア港に到着。

王都の宿屋に皆がチェックインして、その日は皆がそれぞれ、街をぶらぶらと店の品揃えのチェックをしながら歩き回った。

 

「ねー、変と思わない?

こ~んな大きな街に、カジノが1軒も無いなんてさー!?」

「はいはい、酒場は沢山あるから、それで我慢しよーねー?」

「う~!」

…で、俺は今、まだ日が高いにも拘わらず、街の酒場で大きな子供の酔っ払いな お姉さんの御機嫌を取っている。

「姉さ~ん、フィーグさ~ん!」

そこにミネアさんとソロがやってきた。

その時、

ガタッ!!

「小僧、その鎧、何処で手に入れた!?」

「ええっ!?」

カウンターで酒を飲んでいた、ガタイの良い、見た目30代半ばから40代前半な戦士風の男がソロに詰め寄った。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「成る程…俄には信じられんが…嘘としては事情を知り過ぎている…」

 

このブランクと名乗る強面男の893の如くな迫力ある問い詰めに、あわわ状態で何も言えないソロの代わりに、俺が割って入り、アネイルでの戦士リバストとの やりとりを話すと、最初は疑うも、当事者でしか知らない筈の話も知っていた為、此方の主張を信じて貰った。

 

戦士ブランク…嘗てアネイルの魔物襲撃事件にて、魔物を撃退した戦士リバストの仲間の1人。

そして、力尽きたリバストを看取り、彼の最後の言葉に従い、リバストの着ていた天空の鎧を何処かに封印した者の1人である。

 

「いや、すまなかったな、てっきりアンタ等が、あの教会から鎧を盗んだと思ってな…

よく考えてみたら、そんなだったら直ぐ、時事通の記事になるわな。」

謝りながら、酒を飲むブランク。

 

「う~、ごめんですんだら、けーびへーはいらねーんらずぉ?

わるいとおもうなら、ここのだいきん、ぜんぶはらえ~!

…って、なんら、みねあ、どこにつれてゆくきらぁ?」

酔っ払いな お姉さんが絡んで収集が付かなくなってきたので、妹さんの手によって、強制退場して貰いました。

 

「ブランク、天空の鎧のある場所を教えて貰えないか?」

最初はソロの鎧に目を付けられての言い掛かり…しかし結果、この街の目的の1つである、探していたリバストの仲間に すんなりと会う事が出来た。

本当は、酒場等で情報を集めるつもりだったが、正直、手間が省けた。

この縁を逃す心算は無い俺は、この時とばかりに、ストレートに聞いてみた。

 

「ふむ…教えてやっても良いが、実は その場所はな、俺達も実際に その場に足を運んで知ったのだが、超強力な魔物が潜んでいる、危険な所だ。

嘗てはリバストと同行し、それなりに腕に覚えのある、俺達が全然、歯が立たないくらいのな。

そんな危険な場所を無責任に教える訳にはいかん。

そうだな…今度、開催される格闘トーナメントに出場してみろ。

優勝しろ…とは言わんが、其処で実力を示し、俺を納得させてみろ。

そうすれば、天空の鎧が封印されている場所を教えてやる。」

「よし、分かった。

ソロ…お前も出ろな。」

「…はい。

いきなりアリーナさんと当たって、瞬殺されない様に祈りますよ…。」

実は姫さんにとって、メダリアでの最大の関心事は其れで、今頃は爺さんの制止を無視して、運営サイドに選手登録を済ませている頃だろう。

彼女が ああいったイベントに出場する…イコール、サントハイムの生き残りの存在が いよいよ世界レベルで公になると云う事だが、決して悪い事ではないだろう。

魔族に対しては、既に勇者ソロが生きているのがバレてる筈、今更、姫さんも生きてましたでも、大して変わらない。

 

その夜、宿屋の食事処で、昼間の酒場での出来事を話すと

「え?ソロとも闘えるかも知れないのね!

凄く楽しみになってきたわ!

ねぇ、ついでだから、フィーグやライアンも出ましょうよ!」

「いや~、俺は ちょっと…」

「ふむ、儂は遠慮しとくよ。」

…と、目を輝かせ、更には勝手に俺等を巻き込もうとした お嬢さんが居ましたとさ。

 

 




次回はミントスの買い物回の予定。

感想よろしくです。
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